口減らしのために人買いに売られた葛葉は、華族令嬢の美津の側仕えをしていた。
美津は傍若無人で気性が荒く、気分によって食事を抜いたり叩いたりと葛葉を虐げていたが、葛葉は立場上歯向かうことはできず。人生を悲嘆しながらも大人しく美津に付き従ってい
た。
そんなある日、婚姻相手が次々と亡くなる冷酷非道と噂の死神帝の元へ嫁げと言われる美津。
美津はそんな噂があるところに嫁ぎたくないと葛葉を身代わりに嫁がせることに決める。
これは身代わりの花嫁となったことで幸せになる葛葉の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 07:23:42
18745文字
会話率:55%
男爵家の双子の姉妹のフィオーリとクリスティナは、髪色以外はよく似ている。
姉のフィオーリ宛にとある伯爵家から結婚の申し込みが。
結婚式の1ヶ月前に伯爵家へと住まいを移すように提案されると、フィオーリはクリスティナへ式までの代役を依頼する
。
「クリスティナ、大丈夫。絶対にバレないから!
結婚式に入れ替われば問題ないから。お願い」
いえいえいえ、問題しかないと思いますよ。
ゆるい設定世界観です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 23:10:38
31918文字
会話率:38%
七体の龍が守護する国・七龍国(しちりゅうこく)。
その内の一体である青龍の伴侶に選ばれた和華(わか)の身代わりとして、青龍の元に嫁ぐことになった海音(みおん)だったが、輿入れの道中に嫁入り道具を持ち逃げされた挙句、青龍が住まう山中に置き去り
にされてしまう。
日が暮れても輿入れ先に到着しない海音は山中に住まう獣たちの餌食になることを覚悟する。しかしそんな海音を心配して迎えに来てくれたのは、和華を伴侶の望んだ青龍にして、巷では「人嫌いな冷涼者」として有名な蛍流(ほたる)であった。
冷酷無慈悲の噂まである蛍流だったが、怪我を負っていた海音を心配すると、自ら背負って輿入れ先まで運んでくれる。
身代わりがバレないまま話は進んでいき、身代わりの花嫁として役目を達成するという時、喉元に突き付けられたのは海音と和華の入れ替わりを見破った蛍流の刃であった。
「和華ではないな。お前、何者だ?」
疑いの眼差しを向ける蛍流。そんな蛍流に海音は正直に身の内を打つ明けるのだった。
「信じてもらえないかもしれませんが、私は今から三日前、こことは違う世界――『日本』からやって来ました……」
現代日本から転移したという海音を信じる蛍流の誘いでしばらく身を寄せることになるが、生活を共にする中で知るのは、蛍流と先代青龍との師弟関係、蛍流と兄弟同然に育った兄の存在。
そして、蛍流自身の誰にも打ち明けられない秘められた過去と噂の真相。
その過去を知った海音は決意する。
たとえ伴侶になれなくても、蛍流の心を救いたいと。
蛍流が心から笑える日を迎えられるように――。
※アルファポリス、魔法のiらんどなどにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 18:20:00
228709文字
会話率:47%
最愛にして最悪の姉が結婚を目前に暴言を吐いた。文句を垂れながらも、姉のためにリリアは海向こうの帝国で身代わりの花嫁となることを決めた。期限は7日、全ては自分の平和のために!! ( 身代わり花嫁 騎士 ) 本編完結済み・番外編続きます。
最終更新:2024-07-07 21:14:50
76351文字
会話率:21%
北部の辺境伯家の次女として生まれたアリス・イーストンは、美しく才女の姉カトリーナの陰に隠れ、いつも比べられ見下される日々を送っていた。ある日、カトリーナがヘンリー王子の花嫁に選ばれるが、結婚式直前に真実の恋人と駆け落ちしてしまう。
激怒した
両親は、アリスを身代わりの花嫁にすることを決め、アリスは強制的にヘンリー王子と結婚させられる。
新婚生活でアリスは、ヘンリー王子から冷遇され、侍女たちからもカトリーナと比べられ見下される日々を送る。
絶望的な状況の中、アリスはカトリーナの駆け落ち相手から衝撃の真実を聞かされる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 20:10:00
4056文字
会話率:28%
「レイミア、加護なし聖女のあんたに仕事よ。穢らわしい半魔公爵様のもとに嫁ぎなさい」「え!?」
両親に神殿へ売られたレイミアは、無能な加護なし聖女だからと、周りの聖女たちから虐げられていた。
そんなある日、大聖女であるアドリエンヌから、冷酷
だと噂され、人間と魔族の混血である、ヒュース・メクレンブルク公爵のもとに嫁ぐよう指示される。
公爵領には魔物が蔓延しており、加護なしのレイミアでは行っても役に立たないのにと憂鬱な出立であったのだが。
嫁ぐ道中、魔物に襲われたレイミアは眉目秀麗のヒュースに助けられその優しさに触れる。すると、ひょんなことから世界で唯一の『言霊』の加護が目覚めたことをきっかけに、ヒュースはレイミアに惹かれ──。
「私は君を絶対に大切にする、絶対にだ」
(まあ! そんなに言霊能力に魅力を感じてくださった!?)
これは、レイミアの清く無垢な心に惹かれて彼女を溺愛したい半魔公爵様と、言霊の能力を重宝されているのだと勘違いしたレイミアが強制的にヒュースを幸せにしたいと奮闘する、そんな物語です。
短編版日間5位ありがとうございます。
短編から加筆部分もありますので、冒頭から読んでいただけると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-18 06:28:41
84048文字
会話率:41%
新月の闇夜を行く花嫁行列。恩ある商家のお嬢様桜蘭の身代わりに、花嫁を娶っては使い潰しているという良くない噂の金満家、耀源の元に嫁ぐ事になった雪花。雪花の身に不可解な出来事が次々と起こっていく。
【全4話 完結】
最終更新:2023-07-05 07:12:47
15650文字
会話率:46%
没落した男爵家の令嬢、シュカ・セラグラードには双子の姉がいる。
穏やかな性格と、誰もが振り返るほどの美貌を兼ね備えた姉と比べられ、シュカは“美女じゃない方・淑女じゃない方の令嬢”と蔑まれて育った。
ある日、困窮した実家を救うため、金貨と引
き換えに隣国へ嫁ぐことになったシュカ。
縁談の相手は既に11人の妃とその倍以上の子供がいる老宰相だが、どんな境遇でも懸命に生きていこうと政略結婚を受け入れた。
しかし、不運はまだ終わらない。
婚儀に向かう道中で盗賊に襲われ、お頭からとんでもない選択を迫られたのだ。
「俺のものになるか、奴隷市場の競売にかけられて変態共の慰み者になるか、好きな方を選べ」
無茶苦茶な提案を拒絶した結果、シュカは投獄されてしまう。
自由を奪われた檻の中での生活に、日ごと苛立ちを募らせるシュカだったが、
ある時、冷酷で残忍なお頭の不器用な愛情に気付いてしまい……。
人生を狂わせた盗賊への憎悪と、初めての恋。
揺れ動く想いに戸惑いながらも、シュカは脱出の好機を待つ――。
◇
檻の中で始まる、身代わりの花嫁と盗賊の恋のお話です。
最初はダークな雰囲気ですが、作者はハッピーエンドが大好きですのでご安心ください。
元々は短編として書いていたのですが、思いの外長くなったので分割して公開します。
一話ごとの文字数をやや少なめに設定しますので、隙間時間に気軽にお楽しみいただけると嬉しいです!
※R15・残虐な描写ありのキーワードは保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-03 22:20:24
84770文字
会話率:42%
私の歌があなたに届くとき、あなたと手を繋いでいたい。
天使の歌声を持つ王女イザベラは、人質として峡谷の王太子フェルナードと婚姻を結ぶことに。
彼女はある秘密を隠して夫に尽くそうと奮闘するが、冷徹で無口なフェルナードは彼女の存在をいないもの
のように扱う。言葉一つかけてもらえないことに傷付くイザベラだが、ふたりの距離を急速に近づける出来事が……。
スターツ出版様より、「最愛の調べ~寡黙な王太子と身代わりの花嫁~」として書籍化していただきました。
追記。そのときの走り書き原稿を載せてます。私がいかに最初の原稿をザクっと書いているか判明すると同時に、いかに担当さんたちが丁寧にチェックしてくださってるかわかると思うので、書籍を読まれた方はぜひ違いを楽しまれてくださいははは折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-21 04:13:32
105635文字
会話率:19%
負け戦に苦しむ小国の赤毛の妹姫ジュナは、金髪の姉姫の身代わりに、砂漠の彼方から現れた「竜の戦士」と名乗る傭兵の長に嫁ぐことに。だが彼等は金髪碧眼の民以外は市民と認めない、恐ろしく強くて頑固な戦士達だった。
負けず嫌いのジュナは彼等の騎乗する
竜に魅せられ、元気いっぱい、二つの種族をまとめていこうとするが・・・。
ストーリー中自然災害、人や動物が死ぬシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
ドラゴンを描くのが大好きな漫画家が、小説と漫画をコラボできないかと始めた物語。
数年前のコミケで発表したものを加筆、修正しました。
エブリスタにも連載中です。
イラストたくさん。完結まで連続投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-29 08:00:00
194990文字
会話率:26%
クロエ・ノアは魔導士の国の侍女である。
魔道士の姫が人の国の皇子と結婚するということで随行したが、花嫁が従者と駆け落ちしてしまったことで、突然身代わりに仕立てられることとなる。自棄になったクロエは皇子に会う前日、最後の冒険に出た。そこで知り
合った若い男に酔った勢いで泣きつき、うっかり深い仲に――。翌日、自己嫌悪しつつも「生娘じゃないことで破談になればいいか…」なんて思っていたら、クロエを迎えた騎士団の中に、見覚えのある顔が…。
なんと彼こそが結婚相手の皇子だった!
「身代わりの花嫁」とか「一夜の過ち&再会」とか、好みの要素を入れ込んだ、とっても王道な恋愛ファンタジーのつもりです(笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-02 18:59:30
194596文字
会話率:44%
突然浴槽の底が抜けて、全裸で異世界へ召喚されました。呼び出した王子は「妹の身代わりとして氷竜に嫁げ」って、一体どういうこと!? 元の世界に帰るため仕方なく引き受けた花嫁役。ところが実際対面した氷竜は想像と違っていて……。女子高生異世界召喚フ
ァンタジー。(完結。rotoio人外ものシリーズ)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-31 17:00:00
70754文字
会話率:39%
ギルドに寄せられた依頼は「花嫁を盗め」。忠実に遂行すべく、紫苑と昴は動いていたが、花嫁の眠る場所にいたのは身代わりだった!? どういうこっちゃ? 本物はどこ行きやがった!?
最終更新:2010-11-26 16:00:00
11478文字
会話率:57%