19世紀の地中海南岸(エジプト、アルジェリア、モロッコ)を舞台にした架空の物語。
幼さ残る褐色の肌の踊り子は、顔を隠したミステリアスな雑貨屋の店主に淡い想いを抱いていた。だが、男は彼女に残酷な未来を告げる。それを神が望みたまうならば。
薔薇
が香る。子宮の奥からわき上がる恍惚と、官能と、突かれるような胸の痛みと共に。
咲かなかった恋の花。
「覆面作家企画」(2006年)に参加したものに加筆・推敲したものです。
個人サイト「茅葺き屋根の家」および「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-01 04:09:26
7768文字
会話率:31%
人魚姫の姉から見る、妹の物語。
遺跡の石を喰みながら、五の姫は亡き妹を想い、涙する。
✴✴✴✴✴✴
2022年GW期間中に突発的に始まった、覆面作家企画への参加作品です。
最終更新:2022-05-07 00:11:42
3505文字
会話率:49%
地面に手が生えていた。
*覆面作家企画8参加作品。
*探偵の皆さんからは「隠す気ないだろ」と言われたとか言われなかったとか。
最終更新:2020-08-23 23:33:53
1896文字
会話率:39%
真夏のパニック・ディザスター。
アイスランド・スルツェイ島の破局的壊滅噴火をきっかけにユーラシア大陸中央部に生まれたマイナス八十度の超巨大寒気団。偏西風に押されたそれがシベリア東部に移動を開始したその頃、ごく普通の会社員・湊ユキは、工場施設
の養生のため家を出ようとしていた――。
「覆面作家企画8(2018/05)」提出作品の微修正版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-08 08:44:53
6705文字
会話率:8%
同期自転惑星ウレスの環状巨大都市国家は、相次ぐ摂動による永久凍土の崩壊で、都市機能を失いつつあった。一つ前の摂動で崩壊寸前の〈東の海〉に薬を運ぶため恩赦と引き換えに暗夜航路をゆくことになった密輸屋ティエリー・アモンは、相棒の竜とともに六時間
の翔破に挑むが、途中で予期せぬトラブルに遭遇する。
※この作品は「覆面作家企画7」提出作を修正したものです。企画サイトにも修正前の作品が掲載されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-07 01:55:26
8051文字
会話率:42%
青い空、白い雲、美しい珊瑚礁の島々。そこで暮らす人々の生活に、ドキュメンタリー番組風にズームイン☆(覆面作家企画6提出作品。作者による修正版です。)
最終更新:2015-06-14 01:51:23
7014文字
会話率:27%
すべてが白と黒の世界で、失った色を探す老婆アンナ。彼女が見つけた『色』とは……。
数年前、覆面作家企画5に参加させていただいた時の作品になります。自サイトにも掲載済。
最終更新:2019-08-21 03:43:47
7408文字
会話率:20%
辺境の孤城に幽閉された一人の巫女姫と、彼女のもとに通う一羽の妖魔の、とある一夜の物語。
※覆面作家企画8提出作品。自サイトにも掲載しています。
最終更新:2019-08-04 19:08:07
6174文字
会話率:53%
学校から帰宅途中の俺、高木清丸は、わかりやすく浮かれていた。……んだけど。
これ、何? まさか現実?
※覆面作家企画5参加作品。
※覆面作家企画5(http://maskwriter.web.fc2.com/5/)および個人サイト『Rec
ord B』(http://k-box.xii.jp/)からの転載作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-16 17:00:00
5796文字
会話率:51%
歯車の芸術、機械細工――美しさと精巧さを誇る工芸品に魅入られたライザは、右の腕が機械義手の職人、クリフォード・J・スミスに弟子入りする。
作品こそ美しいが、クリフォードはかなりの堅物。
他に弟子を取らなかったクリフォードがライザを弟子
にした理由は。
そして、機械義手に込められたクリフォードの誓いとは。
徐々にクリフォードに惹かれていくライザ。しかし、クリフォードは一向に距離を縮めようとはせず……。
親子ほど年の差のある二人の時間は切なく流れてゆく。
お互いの気持ちに気付いたまま……。
※月水金の昼12時更新予定。
※覆面作家企画8提出の同名作品を長編化したものです。
※カクヨムにも掲載予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-20 12:00:00
91240文字
会話率:34%
機械細工に魅入られたライザは、職人クリフォード・J・スミスのアトリエへと赴く。
彼の右手が機械義手だと知ったライザは一瞬たじろぐが、弟子入りを志願した。
無骨な手で作られていく作品とクリフォードの人生は、どこかもの悲しさに包まれていた。
※
覆面作家企画8参加作品。
※カクヨム版→https://kakuyomu.jp/works/1177354054885766598
※長編版→https://syosetu.com/usernovelmanage/top/ncode/1261138/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-10 18:31:44
6005文字
会話率:31%
いつもの通学路を自転車で走っていたら俺の目の前で子どもが転んだ。
信号無視をして侵入してきた自動車に愛車をぶつけて、子どもを助けた。
らしくもない勇気を出してしまった。
このまま人生が終わるのなら、天国に行きたいものだ。
って、目覚めると
異世界にいた。
まるでRPGのような世界の中で勇者と呼ばれる。
正直、勘弁してほしいと思った。
俺は平穏な世界を愛しているのだ。
「覆面作家企画8」に提出した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-17 20:18:53
5094文字
会話率:21%
気難しいところのある旦那様ことエミールとそれに仕えるティカがお祭りに行く話。
「覆面作家企画6」に投稿した作品です。
最終更新:2016-10-28 18:04:42
6281文字
会話率:56%
「吾輩はロボット掃除機である。名前はもうある」
ラック下の基地に棲む、ロボット掃除機ルンタくん。
男一人暮らしのオーナーのため、今日もお掃除始めるぞー。
ロボット掃除機の独白で綴る、ほのぼのユーモア小説。
「覆面作家企画8」参加作品。自サ
イトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-21 00:39:24
3138文字
会話率:34%
図書室のシモン先生を慕う女生徒クレア。
先生の夢を見るようになった彼女は、そのことを親友のメグに打ち明ける。
だけどこの国には夢を見る自由すらなく、クレアの見た夢もメグによって密告されてしまう。
近未来のディストピアを舞台にした、先生と女
生徒の命がけラブストーリー。
※「覆面作家企画8」参加作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-20 18:21:56
5297文字
会話率:32%
シャラシャラリと音を立て、光を弾く踊り子のアンクレット。
年に一度、国の神である龍に舞を捧げる儀式が行われる。退屈でしかなかった見世物で、今年はきっと、その踊り子が選ばれる。
●『覆面作家企画7』参加作品。
最終更新:2018-04-29 20:00:00
5540文字
会話率:24%
幼なじみ、そして、物心つく前からの婚約者。火燐の成人の儀が終わり、二人の婚姻は本格的に動き出す。異能の、血の制御のために決められた婚姻。けれど清司は、それを厭うてはいなかった。
●「覆面作家企画6」参加作品。
最終更新:2015-07-26 20:00:00
6010文字
会話率:34%
覆面作家企画7に提出した作品。
魔王と勇者についてのとあるレポートです。
最終更新:2017-10-15 23:34:31
5002文字
会話率:0%
鬼鳴き山に住むグワンは歪んだ色盲を持っていた。小さな迷い子、千代と出会う。彼女は陰惨な宿命を負っていた。グワンはそれを断ち切らんと、錆びた瞳で刃を振るう。
※覆面作家企画5参加作品でした。和風伝奇です。
最終更新:2016-08-21 12:00:00
6000文字
会話率:31%
これは世界の綻び。これは神々の戯れであり、ただのチャット記録である。
※以前、覆面作家企画6で発表したものです。
覆面なので、普段とは文体を変えています。
最終更新:2016-08-21 00:35:54
5908文字
会話率:0%
雨宿りのため、寂れた博物館へと足を運んだ少女が出会ったのは……?
――「覆面作家企画7」参加作品
※個人サイト「星明かり亭」にて同内容の小説を掲載しています
最終更新:2016-04-18 10:07:50
2827文字
会話率:38%
勇者となった少女は処刑される。
魔王を倒したのに、世界を救わなかった大罪人として。
少年は勇者である事を辞める。
大切な人を守る為に、魔王となる道を選んで。
彼らは、にせものか、ほんものか。
『覆面作家企画6』参加作品『ほんとうの救世主』
と、前日譚『にせものの勇者』です。個人サイト『七月の樹懶』にも同作品を掲載しています。
どちらから読んでも話が通じるようにはなっておりますが、掲載順に読まれると、より皮肉かと思われます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-26 21:46:31
30492文字
会話率:33%
辺境の姫君アンジェリカは、馬車に揺られて嫁ぐ。
老いた皇王との望まぬ婚礼へと向かって。
2009年サイト掲載作品。
『覆面作家企画4』に提出しようとして未遂に終わった物語でもあります。
最終更新:2014-08-15 21:52:46
3999文字
会話率:29%
小学4年生の義希(よしき)はふと気づくと、不思議な空間にいた。
目の前には白い道。そして不思議な子供。
子供に促され、義希は道を歩き出すが……。
2009年、『覆面作家企画4』参加作品。個人サイトにも掲載しています。
最終更新:2014-08-15 21:45:59
4581文字
会話率:26%
「剣を取れ、勇敢なる戦士らよ、暁の女神のもとに!」
戦場の女神と呼ばれた美しき皇女の、たったひとつの望みとは。
覆面作家企画6に提出し、その後サイトに掲載した作品を改題、多少の加筆修正をし、固有名詞を一部変更したものです。
最終更新:2015-06-15 00:17:09
5882文字
会話率:32%
S女史の豊かな胸の内側の暗闇には、赤い火が燃えている。
私がそれを知っているのは、美しくも気位の高い彼女と何か特別な関係にあるからというわけではなく、ある些細な偶然のせいだった。
/※自サイトから転載。「覆面作家企画6「火」」提出短編(企画
会場にも修正前のものが掲載されています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-27 22:09:54
5281文字
会話率:32%
ある美しい王国の滅亡と、竜殺しの勇者の物語。/※自サイトから転載。「覆面作家企画5「色」」提出短編(企画会場にも修正前のものが掲載されています)
最終更新:2013-07-27 13:49:24
5802文字
会話率:14%
覆面作家企画6(テーマ:火)に提出したものを誤字脱字の修正をしました
最終更新:2015-05-08 00:56:30
5219文字
会話率:24%
「覆面作家企画5」参加作品を改稿。
『色』が見える茜と『糸』が見える海が出会って、それから。
最終更新:2013-08-20 07:00:00
5133文字
会話率:20%
八川千尋が死んだのは、よく晴れた夏の昼間だった。
ひどく蝉が鳴いていて、一週間後には河川敷で花火大会がある予定だった。
遺書は、なかった。
覆面作家企画6に提出した短編の再掲です。ジャンルは消去法で純文学を選んでいますが純文学か
どうかは不明です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-12 21:32:13
4735文字
会話率:13%