人里離れた深い森の中に、人ではない生命が暮らす里があった。長い耳を持ち、草木の体を持つ長命の人々。そこへ訪れた純白の御髪に薄紅色の瞳を持つ、世界を旅する少女、ハル。
彼女は、この世界のことをほとんど知らない。広大な異世界でハルは失い続ける。
友人も、感情も、人間性も。
ハルは知りたかった。この世界のことを。世界は神秘と謎に満ち溢れている。ハルは知らないのだ。この世界のこと、そして自分自身のことを。
旅は世界を渡り、否が応でも多くを知る。彼女は歩き続ける。彼女の寿命が尽きるまで。
一つ一つの物語を通じて、少しずつ主人公の謎が解き明かされていく話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-17 20:51:11
167931文字
会話率:52%
高校生二年生の真白紡(ましろつむぐ)は成績優秀、品行方正、容姿端麗と絵に描いた様な優等生。そんな彼女は問題児として有名な同級生の少女、高坂紅葉(こうさかくれは)に特別な想いを抱いていた。紅葉と仲良くなりたい紡は毎日アプローチを試みるが素っ気
ない態度を取られてしまう。
ある夜、ふと目が醒めた紡は妙な胸騒ぎを覚え、学校の屋上へ行くことにする。するとそこには、異形の怪物と対峙する紅葉の姿が…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-27 03:26:57
14418文字
会話率:47%
薄紅色の満月の夜。
港町の高台に住むテオ・ロッサは、まだ見ぬ結婚相手の来訪を待っていた。
『精霊の子』であるその相手は、果たして男なのか女なのか、そもそも人間なのか。
そんなテオの前に現れたのは、人間の形をした可愛らしい少女マリオンだった。
一瞬にして恋に落ちたテオは、マリオンとラブラブほのぼの新婚生活を送ることになる……と思いきや、マリオンの体には秘密があって……
秘密っていうか、タイトルでネタバレしてるんですけどね。
日常系のファンタジー新婚さんストーリーです。
【ゆっくり不定期更新です】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-07 22:39:15
45018文字
会話率:40%
その指先はするりと内側に忍んで
わたしの知らないわたしの傷を癒やしてくれる
その指先はするりと内側に触れて
あなたも気づかないわたしの傷跡を増やしていく
刻まれていく痛みに
浸っていたいと望む限り
この傷も
この温もりも
ただ募るばかり
なのでしょう折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-29 07:00:00
443文字
会話率:75%
俺の名前は、田中ヨシヒロ。社会人5年目で渋谷のソシャゲ会社で『魔王コレクション』の運営をやっている。
突然、前任のマネジャーが失踪して、俺はプロジェクト・マネジャーを任されることになった。
しかし、管理職とは名ばかりでやっているのはマスター
データの更新からお知らせの作成、デバッグとやっていることはプランナー時代と何も変わらない。
ある日、深夜にハイパーインフレした『クァンタム・スーパーレア』のガチャのお知らせを更新しようするが、意識を失い眠りに落ちた。
目が覚めると、そこにいるのは薄紅色の髪色のロリ魔王だった。
「…おい。何をそんなところで呆けておるのじゃ」
「ここは……ダンジョン? それにしてもボロボロじゃないか」
「こっ、このダンジョンは開発中で…マグマ床もこれから発注する予定……なのじゃ」
1ヶ月後にやってくる勇者。完成しないダンジョン。終わらないデスマーチ。
これは、現代のプロジェクト・マネジャーがダンジョン開発をし、勇者を迎え撃つ物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-05 23:05:36
44194文字
会話率:37%
私、瀬能 陽妃(あきひ)は日本生まれの日本育ち…だった。
人と違うのは霊能力があること。
でもずっと、私を護ってきてくれた守護霊に突然異世界ガーネジアに連れてこられた。
そこは魔法が存在する世界。そして私の魂はここから来て、守護霊はこっちの
世界のお父さんだった。
私はある理由から、母のお腹に宿った時に命を狙われ、両親は持てる魔力を駆使して、私を地球に飛ばした。
黒髪黒目のはずだった私の髪は、夜になると薄紅色の髪になる。こっちの世界の母と同じ色。
この髪色になるのは自分の霊力で張った結界の中と夜だけ。
そして、私はこの世界では魔法が使えない。使えるのは霊力だけ。
でも私が命を狙われる理由って、何?
ようやく異世界にもなれてきたので、霊力使って占い師でもやってみたら、よく当たると大評判になっちゃった。「◯◯の母」だね。
有名になりすぎて、とうとうお城から呼び出されて、王子様の運命の相手を占いで探して欲しいと頼まれたけど…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-23 00:12:52
101031文字
会話率:47%
眠りについてしまった人類の復活を信じて活動している機械たち。
微弱な生体反応を確認するため、惑星コーラルへ向かったヒト型アンドロイドのマークが廃墟施設で見つけたのは、海と陸地を模した巨大なアクアテラリウムと、その中で生きている薄紅色の髪の女
性・ウル。
彼女は、かつての人類が人魚を造る実験の過程で突然変異した、人間と珊瑚のキメラだった。
マークを「博士」と呼んで親しげに振る舞うウル。
生命保護のためにそれに付き合うマークに対し、母星から指示がくだる。
アンドロイドの青年と人造人間の娘による交流の結末は。
**********
この作品は第2回日本SF作家クラブの小さな小説コンテストの共通文章から創作したものです。
https://www.pixiv.net/novel/contest/sanacon2
他投稿先:pixiv、カクヨム折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-15 13:10:51
10695文字
会話率:26%
梅の季節が過ぎたころ、ボクは、幽霊坂の向こうにある、乃木神社へと向かった。この神社の白梅の強い香りは、邪気を払うとされる。
心霊写真や、金縛りに悩まされていたボクは、それを解決するため、【梅の御守り】を買いに来たのだ。
え・・・売
り切れ?
なんと、まさかの売り切れ。【梅の御守り】の頒布は梅の咲いている時期だけ。もちろん、今の季節に梅が咲くことはない。仕方なく、代わりに購入したのは、薄紅色した【桜の御守り】。
クルクルと、それを振り回しながら、ボクが見つけた横顔は、五分咲きの可愛らしい姿をした桜の妖精。お揃いの【桜の御守り】が、他の誰にも、見つけることが出来ない彼女の姿を、ボクの目に映したのだ。
誰がどう見てもおかしくて、普通じゃない状態。あんなこんなが起こって、生き残った女の子の秘密に迫る。逃げないで・・・あたしを見つけて。
ボクと泰葉は、摩訶不思議な事件の解くことが出来るのか?ボクを振り回す小悪魔な妖精。彼女に巻き込まれ【乃木坂の事件簿】が、今はじまる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-12 23:59:50
102472文字
会話率:30%
*「春の推理2022」参加作品。「桜の木」がテーマでした。
「わたしを わすれないで」――高校卒業から5年後、掘り出されたタイムカプセルには、みんなの思い出の品のかわりに、たった一通の手紙が入っていた。高校2年生で死んだはずの、同級生の手
紙が。当時、高校3年生で編入し、タイムカプセルの埋設・開封に立ち会った佐那は、この謎めいた事件の犯人を見つけ出そうと決心する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-25 16:39:45
7901文字
会話率:49%
電車通学をする高校2年生の美紀(みのり)。彼女が恋に落ちたのは、同じ小説を愛する、車掌の制服に身を包んだ彼。
最終更新:2022-03-24 23:22:21
1975文字
会話率:40%
人はどうして想いを捨てられないのでしょうかね
亡くなった恩師が櫻の木の下でそう嘆いていた朧に
先生には誰か戀をして居たのかもしれない
思う人間凡ての戀が成就すればいいのに
そうしたら悲しみも苦しみもあの櫻の下に埋めなくて済むから
櫻の木は今
年も人の想いを吸って薄紅色の櫻を咲かせる
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-10 17:45:06
3691文字
会話率:0%
舞踏会に颯爽と現れた彼と視線が交差した刹那、私は恋に落ちてしまいました。まるでお伽話のような運命の出会いに胸が高鳴り、頬は夕陽に照らされたように熱を帯びました。勘違いでなければ、あの方も薄紅色に染まった視線でこちらを見つめて下さっていたと
思います。
「イザベラ姫、一緒に踊って下さいませんか? ……」
差し伸べられた彼の手を取って、私は「はい、喜んで」と微笑もうとしたのです。しかし、私の口から飛び出た言葉は……。
「……それより私と房事しませんか?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-10 20:06:04
2337文字
会話率:64%
以前エブリスタで連載していた「桜が…」および「桜は…」を執筆していた宇井滝 萌こと新門憂花です。諸事情により、こちらで執筆を再開させていただきます。
桜の花言葉をご存知ですか?
優れた美人・純潔・精神美などの意味を持つ薄紅色のこの花。
「
桜」―彼女はまさに桜そのものであった。
春の訪れを感じさせ、脆さから切なさを思わせる桜。
動乱の激しいあの頃、彼女は何を感じ、何を想っていきていたのか。
桜溢れるような物語をお届けします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-09 13:51:43
6286文字
会話率:43%
タイトルの自作俳句をもとに書いた短編小説です。
最終更新:2021-04-02 17:43:43
1307文字
会話率:60%
忘れられない、記憶。
君と出会ったのは、薄紅色の世界だった。
僕の中に小さく、けれど確かに芽吹いた恋心。
淡い、淡いそれは少しずつ大きくなって、僕の胸の内を占拠する。
……何年たっても君を想う。
僕にその資格がなくても、想い続けて
花を、吐く――
******************************
話の内容的に、嘔吐表現が多数ありますので、苦手な方は閲覧をお控えください。
◆連載途中の「桜吹雪と秘め続ける想い」の友雪君と美姫ちゃんの、別の世界の短いお話です。
ちょっと桜吹雪の方で行き詰っているので、息抜きに別のお話を書いてみました。
登場人物などなど、リンクしている部分も多々ありますが、桜吹雪~とは全く別物だと思って楽しんでいただけたらと思います。
◇PNは違いますが、この作品は「アルファポリス」様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-23 21:00:00
23099文字
会話率:43%
銘尾 友朗 様主催の「夏の光企画」参加作品です。
朝焼けの薄紅色を映した雲が、箒で掃いたように、薄く薄く広がっております。直に白に変わるでしょう。わたくしは身支度を整えて、里芋畑へと向かいます。まじないをするために。
最終更新:2020-08-10 22:59:14
1749文字
会話率:4%
春から大学生になる主人公、佐藤優一は、異世界から来た勇者、猫耳少女と出会い、かつての旧友とも再会する。
勇者の『生死への葛藤』
少女の『儚い運命』
旧友の『薄紅色の愛情』
それぞれがそれぞれの人生を歩もうとする中で、主人公は『正義』
について考える。
これは、日常の変化によって生まれた、些細なる心の変化が書かれた、『あらすじ』である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-06 21:00:00
41598文字
会話率:57%
あたしは高校二年のクラス替えを終えて、しばらく経った四月の終わりごろ、忘れ物を取りに戻った教室で彼女と出会う。
彼女は、誰もいない教室の窓側の席で外を眺めていた。綺麗な容姿が赤い夕日に照らされて、あたしは思わず彼女から目が離せなくなった
。
彼女はあたしに気づくと薄紅色に色づいた唇を開き言葉を紡ぐ。
これはあたしと彼女の出会いから始まるあたしの物語の一ページ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-05 17:24:36
3387文字
会話率:22%
不忍池のほとりで皺だらけの服にゴム長靴、薄汚れた風体の老人と出会う。
薄紅色の桜が舞う中、ベンチに座りぼんやりと池を眺める老人から語られる純愛と哀愁の物語。
昭和半ば、夏盛りのデート。それから四十九年、秋風吹抜ける夜の記憶。
いまは亡き妻と
過ごした思い出。
不忍池を舞台に、一人の男が愛を語る。
「小説家になろう」作家、ライトノベル作家の坂東太郎が、得意のコメディも異世界も封印。
恋愛ジャンルに正面から向き合い、誕生した純愛と哀愁がおりなす追憶の物語。
※NovelJam2018秋 参加作品を改稿した短編です。オリジナルは電子書籍で発売中!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-29 23:00:00
5441文字
会話率:48%
雨上がりの午後の下、オトコは美女の足元に転がる薄紅色に染まった男を見つめる。オトコとオンナ。その出会いはあなたの常識を変え、予想外の展開へと加速する。初投稿、中学時代に執筆していた小説を投稿致します。
最終更新:2018-12-04 23:47:33
1314文字
会話率:0%