かつて神様は龍の姿をしていた―――そして数千年後、神様がいなくなった世界には「理力」という神の力が宿り、人々はその身に理力を持って生まれ、不思議な力を操ることができた。
国立理力研究所で教授として働くリーリート・ロラインは、ふたまたに分かれ
た尾を持つ「理力の使えない」ゾアルの男と、幼児期に初めて口にした言葉が「理詰め」であるようなギンケイの男とともに、新しい「理力術」の開発に挑んでいた。
この世界には理力によって人生が決まる不平等や人種による差別、国を襲う疫病、そして戦争があった。頭脳と理力をもってしてリーリート・ロラインは人々の為に生きていく。けれど大いなる希望には対価が伴う。差し出した犠牲は彼女の魂を縛りつけ、輪廻し、巡り、途方もない果てで、彼女は彼と出会う。初めましてと笑う。差し出された手の先にいる貴方に向けて―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 08:10:00
547702文字
会話率:40%
――これで何度目になるでしょうか。
幾多もの転生を繰り返し、多様な人類種として生きてきた少女。今回も例に漏れず転生したがどうも様子がおかしい。
気がつけば周りを固い壁に覆われているし、頑張って出てみればフワフワの柔らかい壁が待ち受けているし
、手に違和感があるかと思えば指がない。と言うかこれは羽毛!?正面のはお母様!?私人間じゃなくなったのですか!?あれ、スキルが使えない!?
これはポヤポヤしてたり、武術がつよつよだったり、ちょっと闇があったりする、人だった少女が鳥になって、何かを成し遂げるかもしれないお話。
拙作ですがよろしくお願いします。見切り発車です。タグは必要に応じて追加します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 07:47:21
534298文字
会話率:34%
平穏に暮らしていた女子高生、神納木《こうのき》ほたる。
いつもの塾の帰り道、不審な存在に遭遇したのをきっかけに彼女の“いつもどおり”が終わりを告げた。
突然連れ去られた先は吸血鬼達の世界。
訳も分からぬまま裁判にかけられ、難を逃れた後に宣
告されたのは自身の余命。
生き残るためには、ほたるが過去に関わりを持ったある吸血鬼を探さなければならない。
しかしその吸血鬼は罪を犯し、追手から一〇〇年逃れ続けている大罪人。
罪人を捕まえたい組織と、彼を見つけなければ死んでしまうほたるの利害が一致し、組織の執行官・ノエと共にほたるはその男を探すことに。
その道中で起こる体の変化。刻々と迫る命の期限にほたるの心は弱っていく。
唯一の味方は、利害関係でのみ結ばれた男・ノエ。そんな相手を完全には信用してはいけないと、ほたるの過去のトラウマが蘇る。
だが現実は、ほたるの決意を嘲笑うかのように残酷で――
死の恐怖に翻弄される【前篇】
生きるために奮起する【後篇】
まるで操り人形のように自由のない吸血鬼達の世界に、ほたるの選択が変化をもたらす。
■とりあえず毎日更新■
※下記完結済み作品の改稿版です。大筋は変わりませんが、文字数的には倍の情報量になっています。(ヒロイン一人称縛り→三人称に変えたので改稿前に書けなかったこと全部詰め込んでます)
『マリオネットララバイ 〜がらくたの葬送曲〜』
https://ncode.syosetu.com/n6519hi/
※誤字脱字等言葉の使い方に関するご指摘はありがたいですが、その他部分につきましてはこちらからお願いしない限り不要です。
©2025 丹㑚仁戻折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 07:20:16
179156文字
会話率:48%
佐藤大吉は転生者である。
彼は前世から夢見た一流召喚士になるためサモナースクールに通うことになる。
だが彼が召喚できる魔物はクトゥルフ神話の魔物だけ!?
彼の夢には敵だらけ……彼は何を得て、何を失うのか。
それは
あぁ、窓に!窓に!
最終更新:2025-05-16 07:00:00
60951文字
会話率:37%
普通に生きたかった。
ただ、それだけだった──。
砂場隣(すなば となり)は、表向きはごく普通の高校生。
だがその正体は、生まれつき「異能」と呼ばれる特異な力を宿す、少数種族の末裔だった。
幼い頃から、力を隠して生きることが隣の日常だっ
た。
異能を持つ者は、社会から恐れられ、疎まれ、排除される。
それが、この世界の暗黙のルールだったからだ。
自分を抑え、誰にも迷惑をかけず、波風を立てず──
そんな静かな日々を守ろうとしていた隣だったが、
ある日、仲間の少女「アオ」が不良たちに絡まれる事件をきっかけに、
抑えていた異能が暴走し、ついに【白化】を起こしてしまう。
白く染まる髪。高まる身体能力。失われる冷静な理性。
──そして、異能の必殺「黒爪(くろつめ)」の力。
隣は知ることになる。
この力はただの武器ではない。
それは、「檻」だ。
自分を縛り、苦しめ、時に、大切なものを傷つけるかもしれない呪いなのだと。
隣は誓う。
この檻に囚われたままでは終わらない。
己の力を、己の意志で制御できるようになるために。
そして、守りたいものを守るために。
これは、
力に囚われた少年が、
己の檻を壊し、
「本当の自分」を掴み取るまでの物語──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 06:00:00
57955文字
会話率:30%
保有する魔力量で扱える魔道具に縛りがある世界。
魔力0で生まれた主人公は全ての魔道具を使うことができなかった。
だが、彼には隠している能力があった。超能力である。
注)この作品は、副題無しの作品名【魔力が0だったので超能力を】で作者がカク
ヨムに先行で投稿し、連載中です。
カクヨム版からこちらへ投稿する際に、細部の文言に修正を入れていますが、内容の変更はありません。
カクヨム版でこのサイトのブクマに相当するフォロワー数が7500を超えている作品ですので、一定以上の面白さが保証されているかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 05:20:10
736436文字
会話率:14%
【あらすじ】
今日も道具の配達を終えたタカトとビン子。その帰り道、幼女の蘭華と蘭菊に襲撃され持ち金を奪われる。それを見かねた修行僧コウエンが二人に食料を渡すのだが、なぜかタカトはその食料を持って病院へと向かった。その病院はブラックなことで超
有名なツョッカー病院!そんな病院の屋上でタカトは立花どん兵衛とエロ本を読みふける。だが、そんな破廉恥なことは許されるわけもなく、当然に秘密警察が乱入!命からがら地下へと逃げるのだが、そこには首をなくしたゾンビが暴れていた!危ないタカト! というか……ビン子はどこに行った? そう、そのころビン子はさらに地下の空洞に作られた祭壇で縛り付けられ生気を吸い出されていたのである! 危ないビン子!
ふざけた下ネタの裏に見え隠れするタカトとビン子の素性……が分かるかも。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 20:39:50
117007文字
会話率:15%
エルセリア王国の伯爵令嬢オリヴィアは、幼い頃から外交官を夢見ていた。だが、訪問先のレグナス王国で待ち受けていたのは、執着心の強いウィンターガルド公爵令息のローランドだった。
彼はオリヴィアを花嫁にするべく、あらゆる手段で彼女の心を縛り付けよ
うとする。
「君を手に入れるためなら、何だってする――」
迫りくる執着の愛と、自らの夢との狭間で揺れるオリヴィア。
果たして彼女は、望んだ未来を掴み取ることができるのか?
ヤンデレ公爵令息と囚われの伯爵令嬢が織りなす、執着と甘さが交錯するラブストーリー。
※本作は全10話で、すでに全話執筆済みです。5月15日より毎日投稿していきます。最後まで安心してお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 18:56:41
5322文字
会話率:23%
かつて、英雄たちに選ばれることを夢見た一群の若者たちがいた。しかし、運命は彼らに微笑まなかった。彼らは選ばれず、別々の道を歩むことになった。
ユリス、かつて「勇者の器」として期待されていた少年。だが、最終的に選ばれなかったその心は、強い自
尊心と共に砕け散った。仲間たちと共に過ごした日々は、今では遠い過去となり、彼は自分の存在に疑問を抱きながらも、ただ生きることだけを続けていた。
ラザン、無口でクールな男。過去に深い傷を負い、孤独を選んでいたが、その瞳の奥には何かを背負っている。ユリスとは偶然出会うことになるが、何か大きな力が動き出していることを感じ取っている。
ミィナ、優しさと強さを併せ持つ少女。彼女もまた、勇者の候補として選ばれることを夢見たが、その運命に翻弄され、今は別の道を歩んでいる。彼女の過去には、深く傷つけられた思い出が隠されており、その影響が今も彼女を縛りつけている。
フロレンツァ、かつての魔法の使い手で、世界を変えるような魔法を創り上げた女性。しかし、信念を持って進んだ結果、恐ろしい宗教に利用され、名誉も力もすべてを失った。彼女の心は傷つき、深く悔い改めたものの、過去の罪は簡単には消せない。
そして、舞台役者だったカイル。華々しい勇者像を演じ続け、誇り高く生きてきた。しかし、その演技が本物であることに疑問を抱くようになり、やがて本物の勇者像とは何かを見極める決意を固める。
彼らは、偶然に一堂に会し、過去と向き合わせられることとなる。傷ついた心と、重い過去を背負いながらも、それぞれが新たな希望を見出し、互いに支え合いながら前に進んでいく。
「選ばれなかった勇者たち」の物語は、仲間たちが自分を乗り越え、未来を切り開く。世界に選ばれた勇者だけが本物ではない。誰もがそれぞれの方法で英雄になることができる。
この物語は世界を救う物語ではなく、主人公たちが世界と ”向き合う” 物語だ。
全32話 書き上げ済折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 17:28:52
10941文字
会話率:21%
時は2020年。外語大三年生の松本初穂は新型コロナウィルスの拡大により留学を断念せざるを得なかった。初穂は悲しみに暮れるが、渡航に反対だった家族や親族はこれ幸いと喜び、今のうちに初穂を結婚させ、日本に押しとどめる計画を立てていた!
「憧れ
て憧れて、色んな言葉を覚えたのに、コロナのせいで一生日本に縛り付けられるなんて絶対に嫌!」
初穂は家を飛び出し、車で空港に向かう。スマートフォンを片手にチケットサイト開き、唯一運航している「エレスネシア」行きのチケットを手配しながら……
旅行好き言語オタクと植物学者の凸凹コンビが巡るちょっと変わった異世界探訪記!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 16:30:00
433136文字
会話率:60%
「私はね、聖女になんかなりたくないの」
ガーナ・ヴァーケルは笑った。
まるで当然のことを主張するかのように笑っていた。
「帝国の為なんかに死にたくないもの! 私の大切な友人たちを傷つける帝国なんて大嫌い。運命? 宿命? そんなものなんか
で私を縛り付けられると思うのが間違いよ!!」
それは、少女の誇りだった。
「いいわ、かかってきなさい。死ななきゃいけないなんてバカみたいな話、絶対に許さないんだから!!」
――正義を掲げる「転生者」と悪であることを厭わない「英雄」は衝突する。
帝国には七人の始祖がいる。
彼らは長い年月を生き続け、帝国を危機から救い続ける運命を与えられている英雄だ。
物語が始まる百年前。
それは英雄たちの運命が変わる瞬間だった。
聖女が帝国を裏切った。
聖女は帝国の基礎となる魔方陣を狂わせ、その命を投げ捨てた。
聖女の裏切りにより与えられた平穏は百年後に幕を閉じる。
皇帝ミカエラ・レイチェルと交わされた契約により帝国に縛り付けられていた始祖たちの解放でもあった。
聖女の死から百年後。
十六歳の春、ガーナは聖女の転生者である可能性を告げられる。
聖女である可能性を誰にも打ち明けることができないまま、ガーナは日常を過ごすことを選んだのだが、それも長くはもたなかった。
帝国には危機が迫りつつあった。
その危機は瞬く間にガーナの日常を壊してしまう。
※以前、公開していた作品のリメイク版です。
※アルファポリス、カクヨムに投稿をしています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 09:00:05
396741文字
会話率:29%
オルブライト伯爵家の一人娘であるカサンドラ・オルブライトは、女伯爵として家を継ぐ予定だった。
父の親友であった勇者の残した一人息子――義弟のマイロが、家に来るまでは。
父の愛情と将来を奪われたと義弟を憎みつつあったカサンドラだが、女
神の神殿でこのままでは破滅するという啓示を受ける。そして――、
「おめでとうございます! あなたはこの世界の聖女ガチャでSSRを引きました」
数年後、魔王復活の危機に現れた聖女は、自称・縛りプレイ上等のやりこみゲーマー。
義理の弟たち「攻略対象」と魔王をあっさり倒した後、あっさり元の世界に帰って行った。
好感度を最大に上げたままの義弟と、攻略本を残して。
――白鳥の聖女は跡を濁していった。
※この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 07:12:18
10670文字
会話率:37%
カラオケでは、アニソン縛りにしたい。
最近の、流行りは知らないので(爆)
最終更新:2025-05-14 00:11:46
200文字
会話率:0%
金縛りっていうのは、良いのも悪いのもあって。
今回は、良い方でした。
最終更新:2025-01-21 23:07:18
200文字
会話率:0%
就寝しようとしていたら、全身に巻き付かれた感じが。
へびどしの心霊現象。 金縛りにあいました。
最終更新:2025-01-12 23:44:37
200文字
会話率:0%
『結婚をしよう』
彼は突然そんなことを言い出した。何を言っているのだろう?
彼は身分がある人。私は親に売られてきたので身分なんてない。
愛人っていうこと?
いや、その前に大きな問題がある。
彼は14歳。まだ、成人の年齢に達して
はいない。
そして、私は4歳。年齢差以前に私、幼女だから!!
今、思えば私の運命はこのときに決められてしまったのかもしれない。
そんな私は16歳を迎えた。成人となる年だ。そして、私の前に一つの試練が与えられる。
自由を求める私。
何が何でも縛り付けようとする国の組織。
私の未来に待ち受けているものとは。
*表現に不快感を持たれました読者様はそのまま閉じることをお勧めします。
*プロローグは長いです。見切り発車です。
*誤字脱字は見直していますが、いつもどおりです。すみません。
*他のサイトでも投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 11:00:00
920072文字
会話率:43%
神々の計略により、グレイプニルによって縛り上げられた大狼Fenrir。
ラグナロクの日、彼が神話界へと舞い戻るまでを描いた再訳の物語。
「今度は、俺が狩る番だ。」
自らを束縛する戒めを壊すため、彼は自らの複写を、一匹の狼として、異世界へ
産み堕とす。
時は9世紀初頭。降り立ったのは、第2階層、ミッドガルド。
ルーマニアのカルパチア山脈周辺はブルガリア帝国の支配下にあり、地方的な領主たちが自治的な領域を形成していた。
黒海に睨まれたコンスタンツァ寄港有するドブロジャ地方の無名小国ヴェリフラートは、絶えずブルガリア帝国とビザンツ帝国による支配権の争奪に晒された傷跡を残しながらも、交易港として発展を遂げる。
しかしながら、ドニエプル川を通じて黒海方面に進出し、スウェーデンよりビザンツ帝国へと南下する過激なヴァイキング勢力の侵攻により、次第に彼らの略奪に晒されるようになって行った。
出逢ったのは、神様によって、ヴァイキングによる侵略戦争の火種として妻を殺された青年シリキ。
「復讐が、したくは無いか。」
互いに、利用し合えそうじゃないか。
こいつは、嗅ぎ覚えのある臭いをしている。
そう、あいつと同じ臭いだ。
優しかった大狼は、もういない。
底知れぬ人間の憎悪が、神々への報復の手段をより歪んだものへと変えていく。
唯一心を許してしまった裏切りの友には、どんな死が相応しいだろう。
そして、彼が決して神話界で味わうことの無かった、同じ大きさの、普通の狼同士の触れ合い。
群れを率い、番を持つようになること。
その全てが、ずっと、なりたかったもの。
初めから、ありさえすれば、そう悔やんでも、もう遅いのだ。
最後の日、彼が齎し、そして迎える死とは。
最愛の我が狼が、どうか納得の行く最期を迎えられますように。
前作、「Wolfhound ウルフハウンド ―神話に殺された狼のやり直し―」の続編になりますが、単作としてお読みいただけます。
狼や人外が好きで堪らないという方、是非読んでみてください!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 07:20:00
138606文字
会話率:16%
少し想像力が強くて、考えすぎが癖の高校生
籠夏草(こもり なつくさ)は、人と人を隔てる見えない壁、
自分を自分に縛り付けるものが何なのかを問い続けるが、
答えのない問いに呑まれ、自分を見失ってしまう。
そんな二年生の夏休み明け、夏草は同じク
ラスの少女
涙川となり(なみかわ となり)の雰囲気が
全く異なっていることに気づく。
錆びてしまった夏草の心は、となりと新しい友人たちそして夏草自身によってとがれてゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 21:45:29
23841文字
会話率:28%
国に満ちた瘴気を浄化するため、聖女として異世界に召喚された少女、ミミ。
初めは驚き怯えていたけれど、今ではすっかり帰る気なんてなくなってしまった。何故なら、転移先の炎を操る騎士、グレンに一目惚れしてしまったから!
「あの、私、……ずっ
とグレンさんと、お話したいなって、思ってて……っ」
「……良かった。俺はどうも顔が怖いらしくてな、聖女様に嫌われていたらどうしようかと思っていたんだが……杞憂だったらしい。俺も、あんたと話がしたかった……ずっと」
自分は無欲だなんて思っていたのに、彼のことは欲しくて欲しくてたまらない。
元の世界に戻れなくたって構わない、ずっとグレンさんの傍にいたい! けれど……なんと次の満月の日、夜の鐘が鳴るまでに誰かに抱かれないと、元の世界に強制送還されてしまうと魔女から告げられて──!?
「お願い、です……一度だけで、いいから」
「……悪いが、それだけはできない」
勇気を出して願い出るも、すげなく断られてしまい泣き明かすミミ。……でも、他の人にお願いなんてしたくない! その果てに縋ったのは──
「! は、ッやめろミミ、何を……クソ、……ぁ、さわ、るな……ッ」
「……ごめんなさい」
恨まれても、嫌われていても、どうしてもグレンさんと同じ世界にいたい。けれど──忍耐強い彼の様子が、段々おかしくなって……?
「……なぁ、綺麗で無欲な聖女様。俺はきっと狂ってるんだろうな、あんたを一目見た時から、ずっと」
「滅茶苦茶にして、俺のことしか考えられなくしてやりたかった……ああ抵抗はするなよ、人としてまともな生活を送りたいだろ」
「逃すものか、絶対に──何をしてでも、俺に縛り付けてやる……ッ」
え、あれ? 私のこと、触れたくないくらい嫌いだったんじゃないんですか──!?
自分のことを無欲だと思っていた鈍感聖女と腹黒ヤンデレ騎士の、お互いの大きい矢印が拗れまくってすれ違う、媚薬を巡った恋の話!
※R-15は保険です
※アルファポリス様、カクヨム様でも投稿予定です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 19:27:01
53125文字
会話率:33%
「え? あの、い、今なんて」
「ですから〜、ミミ様が元の世界に戻りたくないんなら、次に月が満ちた日の夜の鐘が鳴るまでに、自分より魔力量の多い男性に抱かれてきてください! できなかったら即時強制送還ですよ!」
国に満ちた瘴気を浄化するた
め、聖女として異世界に召喚された少女、ミミ。
初めは驚き怯えていたけれど、今ではすっかり帰る気なんてなくなってしまった。何故なら、転移先の炎を操る騎士、グレンに一目惚れしてしまったから!
「あの、私、……ずっとグレンさんと、お話したいなって、思ってて……っ」
「……良かった。俺はどうも顔が怖いらしくてな、聖女様に嫌われていたらどうしようかと思っていたんだが……杞憂だったらしい。俺も、あんたと話がしたかった……ずっと」
自分は無欲だなんて思っていたのに、彼のことは欲しくて欲しくてたまらない。
元の世界に戻れなくたって構わない、ずっとグレンさんの傍にいたい! けれど……なんと次の満月の日、夜の鐘が鳴るまでに誰かに抱かれないと、元の世界に強制送還されてしまうと魔女から告げられて──!?
「お願い、です……一度だけで、いいから」
「悪いが、それだけはできない」
勇気を出して願い出るも、すげなく断られてしまい泣き明かすミミ。……でも、他の人にお願いなんてしたくない! その果てに縋ったのは──
「! は、ッやめろミミ、何を……クソ、……ぁ、さわ、るな……ッ」
「……ごめんなさい」
恨まれても、嫌われていても、どうしてもグレンさんと同じ世界にいたい。けれど──忍耐強い彼の様子が、途中からおかしくなって……?
「……なぁ、綺麗で無欲な聖女様。俺はきっと狂ってるんだろうな、あんたを一目見た時から、ずっと」
「滅茶苦茶にして、俺のことしか考えられなくしてやりたかった……ああ抵抗はするなよ、人としてまともな生活を送りたいだろ」
「逃すものか、絶対に──何をしてでも、俺に縛り付けてやる……ッ」
え、あれ? 私のこと、触れたくないくらい嫌いだったんじゃないんですか──!?
自分のことを無欲だと思っていた鈍感聖女と腹黒ヤンデレ騎士の、お互いの大きい矢印が拗れまくってすれ違う、媚薬を巡った恋の話!
全十六話予約投稿済み。
※R-15は保険です
※カクヨム様、アルファポリス様でも投稿予定です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 20:10:00
8150文字
会話率:31%
「外に出たくない」天才大学生・結城詩音が、卒論のために選んだのは、リアルすぎるVRMMORPG《AltVerse》。
ゲーム知識ゼロ、操作方法も不明。
でも観察力と理論武装があればなんとかなる!
最終更新:2025-05-11 19:00:00
1724文字
会話率:33%
何口裕志(なにぐちゆうし)。14歳、中学2年生。かろうじて学校に入っているが、帰ってきたらゲーム三昧。朝起きて、ゲームして、学校行ってゲームして、寝たと見せかけて夜な夜なゲームして・・・。そんな何口の前にある日突然神が現れ、憧れの異世界に
転生したのだが、能面をつける縛りプレイをすることになって・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 13:52:50
55188文字
会話率:51%
この国の王妃様は、毎日のんきに刺繍をしたりお茶会をしたりして、のんびり暮らしています。
ろくに政務にも関わらず、ただ遊んで暮らしているように見える王妃様は、その人当たりの良さで皆に慕われつつも、残念王妃、と影で呼ばれています。
王妃様に
は一人息子の王子がいます。
この王子、母親を甘く見て、なにやら画策しているようですが……。
短編の王妃様シリーズ(1000文字縛り)1〜5の再録です。
続きの王妃様のお話は、今後連載としてここに追加していきます。よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 19:06:21
7510文字
会話率:46%
無能な王妃様シリーズ5作目です。
婚約破棄未遂後の、王子と侯爵令嬢のまだギクシャクしているお話。
シリーズ一覧
① 卒業式:無能な王妃による婚約破棄未然防止事件
② 無能な王妃のわがままによる保養地散財事件
③ 無能な王妃の失敗作による
間諜陥穽事件
④無能な王妃の昔の話:奔放な令嬢による王子再教育事件
*1作目をなろうラジオ大賞に応募するため1000文字短編で書きました。以降、文章の練習として1000文字短編縛りを続けています。
……待って?
キーワードに「無能な王妃様」が入らない! 前回まで行けたのに!
…………放送禁止用語? 差別用語か!?!?!?
コレ新作表示に載るのか?
……ダメそうなら全体的に改題します……。語呂が良くて気に入ってたのに……。何がいいと思います……?(聞くな)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 08:40:27
1000文字
会話率:54%
無能な王妃様シリーズ4作目です。
今回は、子どもの頃の王様と王妃様の、馴れ初め? の話。
シリーズ一覧
① 卒業式:無能な王妃による婚約破棄未然防止事件
② 無能な王妃のわがままによる保養地散財事件
③ 無能な王妃の失敗作による間諜陥穽事
件
*1作目をなろうラジオに応募するため1000文字で書きました。以降、文章の練習として1000文字縛りを続けています。
*上記応募の都合で一本にまとめられず、短編の積み重ねでやっています。
*短編から連載に設定を変えられないかと思ったらダメなんですね……。いつか別枠でまとめようと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 14:53:07
1000文字
会話率:69%