「はじめまして! わたしは鵠野(くげの)ユキ! 退魔師(たいまし)として妖魔と戦う巫女だよ!」
「そしてワタシはもうひとりのユキ。『わたし』とひとつの肉体を分け合っている、ヴァンパイアよ」
「わたしたちはある日、絡新婦(じょろうぐも)とい
う妖魔を追いかけていたとき、一人の女の子と出会ったの」
「そいつの名前は津上(つがみ)チヤ……都市伝説に語られるリンフォンを武器に戦う、滅魔師(めつまし)だった」
「わたしたちはわけあって、チヤちゃんと一緒に妖魔と戦うことに。だけれど妖魔はみんな滅ぼすべきだと考えるチヤちゃんとは、わたしたちはなかなか打ち解けられなくて……」
「けれどもそんな中、ワタシたちの町に強大な妖魔が現れる。チヤはその妖魔に、怒りと憎しみを込めてリンフォンを向け、戦いを挑んだ」
「その妖魔との戦いの中、わたしたちは知ることになる。チヤちゃんの過去の、恐ろしい秘密を!」
「ワタシたちは、立ちはだかる妖魔を倒し、チヤの心を開くことはできるのか?」
「「『退魔師ユキちゃんはふたりでひとり!』 みんなもこのお話を聞いていってね!」」
------
原作:無限ユウキ
メインキャラクターデザイン:寺池良春
サブキャラクターデザイン:ゴールデン・ザ・イエロー
スペシャルサンクス:カキカキ_φ(・_・
(以上敬称略)
筆:桜エルフ
※全 30 + 3 話構成です。 2022/07/10 ~ 2022/08/11 まで、毎日 18:00 頃更新予定です。
※この作品は「Nolaノベル」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 18:00:00
165981文字
会話率:27%
此れはあの世の事ならず
苦患(くげん)を受けし人々の
怨みの果てのものがたり
夕焼け雲の赤色は
誰かの流した血の涙
泣いて憎んで身を焦がす
熱き焔の怨涙
早まるのだけはお止しなさい
零れた涙を掬う手で
小さな花をば一輪持って来たりなば
祟りぞここに成されたり
ろくろっ首に絡新婦 鉄鼠 おとろし 一つ目小僧
妖怪使って怨敵を 祟り殺してみせましょう
私は祟り屋 陰陽師
葛葉 紫苑と申します
但しこの事 SNSに UP禁止でお願いします。
小夜鳴市にある小さなカフェ『タタリアン』
この店には晴らせぬ怨みを抱えた人が、虹色の蝶に導かれてやってくる。
出迎えるのは――
触れたものに不幸を齎す『辻神』を使役する、美しき異端の陰陽師、葛葉紫苑
彼女に付き従い、立ち塞がる全てを斬り伏せる護衛-方相氏、不来方相志
幸福を齎す存在『歳神』を使役する、新人陰陽師、飯綱若葉
そして紫苑の式神である、金魚のこんぺい、若葉の式神、三つ目の小狐サン。そして付喪神のクロ。
彼等の正体は、依頼人の怨みを“妖怪”という姿を持った『祟り』へと変えて標的を葬るという、最強にして最悪の名を冠する闇の陰陽師一族、『葛葉』の一門とその眷属である。
彼等の『祟り』は、天を地へ落とす程――と言われ、その長き歴史に於いて、只の一度も仕損じ無しという。
彼らが使う闇の御業――依頼の目印は紫色の花一輪。
今日もまた、夕闇の境に祟りが踊る
(注)
この作品は、作者の完結済小説
『夕闇カフェの陰陽師 ~紅茶とケーキに祟りを添えて~』
https://ncode.syosetu.com/n8232ff/
の続編になります。
此方の雰囲気がお気に召されるようでしたら前作に目を通してみるのも宜しいかと存じます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-26 18:00:00
253694文字
会話率:44%
美味しい獲物を楽に捕まえるため。それが、花の妖精が蜘蛛の魔女――絡新婦に囚われた理由だった。
放っておいても甘い蜜の香りにつられて獲物はやってくる。その中でも好物である蝶の妖精――胡蝶を捕まえることを絡新婦は夢見ていた。
全ては計画通り。胡
蝶が手に入るのも時間の問題のはず。
けれど、花の妖精は言うのだ。このままでは、胡蝶は誘き出せないのだと。
ならばどうすればいい? その問いかけから、絡新婦の計算は狂っていった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-08 18:02:08
8592文字
会話率:29%
〈月華蝶シリーズ第三弾〉
特別な客人が滞在する。その出迎えで何処か慌ただしい月の城に、食虫花の手下である蝙蝠が忍び込んだ。絡新婦の使いである胡蝶・蚕の助力もむなしく、運悪く外へと出てきた蝶は蝙蝠に捕まってしまう。
蝙蝠は強く厄介な存在
。このままでは蝶が攫われてしまう。だが、絶望的なその状況を覆す者は現れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-06 22:00:00
84676文字
会話率:19%
家族関係に悩む少女・レイは、ある時夢を見る。夢で出会ったのは「妖精の王様」を名乗る不思議な青年。徐々に夢に傾倒していき、心が現実を離れ始めた彼女を引き留めたのは、転校生の少年・累(かさね)だった。少年の纏う不思議な空気に触れ、零はいま一度、
自分の在り方を変えようと模索しはじめる。だがそれを遮るように、妖精の夢が牙を剥くのだった。
この作品は、GA文庫大賞に応募し3次で落選したものです。発表しないままではもったいないと思いましたので、こちらで発表させていだきます。
またカクヨムでも同時投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-16 13:02:54
59439文字
会話率:29%
絡新婦や雪女の伝説はいつも悲しい。いつも愛した男に裏切られる。僕は愛した女性を裏切るような男にはなりたくないと思っている。
最終更新:2020-01-02 23:28:26
2357文字
会話率:18%
鬼は闇に住み、人を喰らふ。
令和の世、再び妖異が現れ、鬼が現れる時
鬼喰ふ一族が闇を狩る。
最終更新:2020-01-01 13:29:06
5037文字
会話率:32%
透けるほど白く、新雪のように汚れ無き美しい肌。
膝まで届く、艶やかな黒髪。
冷たさを象徴する切れ長の瞳は、人を殺さねばならない憂いを帯びて……。
九尾の狐、絡新婦と並び、三大美女妖怪の一角を成す雪女。
しかし、助けた男の前にやってきた雪
女はまったく男の想像とは違う姿で。
雪女と認めるか否か。
互いの尊厳を賭けた、雪をも解かす熱い戦いが始まってしまったのでした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-25 22:30:29
3760文字
会話率:30%
隣村まで使いに行った助六は、雨の中最近不穏な噂のある峠を暗くなる前に越えようと急いでいた。下りに入り、調子よく足を運ぶ彼の耳に女の悲鳴が届く。駆けつけてみるとそれは怪しい美しさを持つ女だった。
*****
夏のホラー2018参加作品
最終更新:2018-08-01 20:41:20
5889文字
会話率:28%
推理作家吾妻鑑の住むK県の山間で、二人の男子大学生が遺体となって発見された。当初は、自殺及び事故の見方が強かったものの、県警の小暮警部はその見解を疑問視する。捜査に呼ばれた吾妻を待っていたのは、絡新婦という妖怪の伝承が残る滝のある地を舞台に
した殺人事件だった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-07 05:11:57
18567文字
会話率:54%
蜘蛛の妖魔を先祖に持つ澄田桃華(すみだももか)。彼女は恨みによって鬼になった男を封印している岩を、先祖代々見守ってきた一族。彼女はその一族で最後の子孫であった。本当に鬼は、人を害するのであろうか?
※プロローグから、残酷な表現が入っています
。注意。※ムーンで掲載していましたが、こちらでも大丈夫そうでしたのでこちらでの連載となっております。
※怨霊とのバトルとなっており幽霊の表現が沢山入っています。
不定期となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-16 20:26:58
31610文字
会話率:36%
気が付けば人形は一人きりだった。母は何処にもいない。そうして人形が出会ったのは一匹の蜘蛛だった。いとくり第四話(絡新婦改題)
最終更新:2008-10-19 11:34:56
19187文字
会話率:31%