サキュバスとエルフを両親に持つ『アダン』と『ツマリ』はかつて『勇者兄妹』と担ぎ上げられ、独裁者によって支配されていた帝国を滅ぼした。
しかし、用済みとばかりに王国から裏切られる形で、かつての仲間たちに包囲され、絶体絶命の危機に陥る。
そ
の状態に観念し、来世でも『兄妹として愛し合おう』と誓い死を覚悟する兄妹。
そこに元帝国軍の『四天王』と呼ばれていた青年『ユマ』と副長の『セドナ』が突如現れ、兄妹を救出する。
兄妹はこれを機に祖国への復讐を誓うが、救出の際のはずみで、妹『ツマリ』のサキュバスとしての意識が目覚めてしまう。
これにより、兄(実際には血はつながっていないが、本人達はそのことを知らない)の『アダン』を徐々に異性として意識し始めるようになる。
サキュバスの特性である『魅了』を兄に無意識に使ってしまう自分への戸惑い。
兄と今までと同じ『兄妹』としていられなくなくなる恐怖。
『エナジードレイン』によって精気を吸わないと生きられないサキュバスとしての飢餓感。
兄に対する異性愛と兄妹愛による様々な思慕の念が入り交じり、徐々にツマリはその精神を蝕んでいく。
一方のアダンも、ツマリとの接触のたびに注ぎ込まれる情愛の念を受け、徐々にツマリを異性として意識するようにあり、自身の気持ちが分からなくなっていく。
双子が思春期を迎えて兄妹から男女として意識する葛藤を描いた、異世界バトルファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-19 16:25:59
167791文字
会話率:53%
僕はフィリエル。魔族のとある領主のお屋敷に仕える、しがない執事だ。
僕がお仕えするサキュバスのルーネお嬢様だけど、ある日とんでもない事件を起こしてしまう。
よりによって、魔王即位を目前にした皇太子様にエナジードレインをかまし、魔力を吸
いつくしてしまったのだ。
先代魔王の臣下たちは一計を案じ、皇太子の膨大な魔力を手に入れたお嬢様をかわりに魔王に即位させてしまった。
「――ということでよろしいでしょうか、陛下?」
「うむ。余はそなたらを信頼しておる、良きにはからえ」
なんだかんだでそつなく、威厳たっぷりの女魔王として振る舞うリーネお嬢様。
だけど……
「ふい~、つかれた~。フィリー、肩もんでー。あと、マポテチとマコーラねー」
「はい、ただちに。お嬢様」
ひとたび部屋に戻ればそこにいるのは、パジャマに着替えて、ゆるーくだらけるゆるだらの化身!
省エネモードで体は縮み、糖分と脂を過剰に摂取して娯楽にあけくれるその様は、ただのだらしない幼女!
こんなのが魔王でいいのか? いいんです!
可愛いから許す!
お嬢様は式典で突っ立って、会議でてきとーに頷いて、書類にハンコを押すだけ!
あとの事は全部僕がやります!
魔王の威厳? 魔族の将来? そんなもん、知ったことじゃない!
僕はお嬢様の怠惰な時間を守り、全力で甘やかすのみ!
だって、可愛いんだもの!!
そんなわけで、ゆるだら令嬢と甘やか執事が織りなす、全力甘やかし魔王コメディ開幕!
※本作はカクヨムサイトに掲載している同作と内容は同じです。
完結済みの第1シーズン分終了までは基本、毎日投稿で行きたいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-04 20:04:12
230270文字
会話率:32%
「過去の抹茶に会いたいなぁ」
ひいらぎのその一言から私まいまいと、あるて、ひいらぎは250年前の過去に行く事になる。
抹茶と言うのは私の恋人ハムレットと共にあるて、ひいらぎの住む精霊世界で250年暮らしていた。
それは抹茶は肉体的ダメージ
が大きく、ハムレットはドラキュラのかけた人狼の呪いで精神と魂のダメージが大きく損傷していて人間界では生きていけない身体になってしまっていた為だ。
ハムレットはある日俺(ハムレット)と抹茶の魂を融合させて人間界に戻れる様に提案する。
しかし、それはハムレットの消失…自らを犠牲にした提案だったのである。
あるてはその申し出を受け法力によって二人を融合し、抹茶は恋人レナの待つ250年前の過去へと帰っていった。
抹茶、ハムレットを精霊世界に連れて来た方法はあるての虚術、それを250年経ってから解いた為、時空の歪みは完全に閉じ切らずに微かに残っていた。
今回の旅はこの歪みを再び広げ、過去世界に抹茶に会いに行くと言う物だが、先見の目を持つ猫神様が既に予言していたのだ。
猫神様はひいらぎに過去世界に行く事になったら共に行く者達を連れてくる様にと前々から言っていたのだ。
今回の物語はそこから始まる。
過去世界で待ち受ける3人の運命はいかに!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-04 13:00:00
126596文字
会話率:49%
あれはいつのことだったか。
ある朝、目を覚ました俺は人の形をしたバケモノへと変わっていた。
いや、バケモノなんて可愛いもんじゃないな。世界をまるごと飲み込む『災厄』だ。
俺の名は『フェイス』。
人は俺のことを、『邪神』と呼ぶ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-26 13:00:00
269417文字
会話率:69%
鬼は闇に住み、人を喰らふ。
令和の世、再び妖異が現れ、鬼が現れる時
鬼喰ふ一族が闇を狩る。
最終更新:2020-01-01 13:29:06
5037文字
会話率:32%
小曽根弘樹は魔皇帝である。
最終更新:2013-12-15 00:00:00
200文字
会話率:17%