――自動生成魔法具。
魔力を持たない人間でも、簡単に魔法を再現できるアーティファクト。
自動生成魔法具の誕生と共に、魔法は魔力を持つ人種――“ウィズ”だけの特権ではなくなった。
ラトラル=ラドファイアは魔法学院に通う生徒。
魔力
量が少なく、魔法使いとしての才能に乏しいウィズの少年である彼は、同じく学院に通う“純人間”(魔力を持たない純粋な人間の俗称)の貴族達から蔑まれる日々を送っていた。
ある日、上流貴族の生徒、ジェルマン=キスカーレが最新式の自動生成魔法具を使い、ラトラルと仲の良い女子生徒、ハルカゼ=ノアの魔法を勝手に模倣する事件が起きる。
最新式の自動生成魔法具は、対象の魔法を読み取り・分析し、簡単に奪う事ができる上、高価な魔晶(魔力を生み出す結晶)を用いて元の創作者以上の威力を発揮できる。
自らの魔法を奪われた上、ジェルマンに“旧型魔法使い”“素材”などと侮蔑的な言葉を投げ掛けられるハルカゼ。
そんな痛々しい彼女の姿を見過ごせず、ラトラルは怒りからジェルマンに決闘を申し込む。
ラトラルが勝てば、模倣したハルカゼの魔法を削除し今後指一本触れない。
しかし負ければ、学院はおろか王都からも去らなければならない。
圧倒的な性能を持つ自動生成魔法具を相手に、才能の乏しいラトラルが勝てる見込みはゼロに近い。
何か、勝機は……。
懊悩するラトラル。
そんな彼に突破口を与えたのは、下町で出会った一人の“エルフ”だった。
「良い方法がある」
事情を知ったエルフが提案したのは、驚くべき修行方法――。
――その果てにラトラルが手にしたのは、現代には存在しないロストテクノロジー……《古代魔法》の力だった。
これは、魔法の利権を奪おうとする人間達から旧型と揶揄され、才能も乏しく、それでも魔法の高みを目指す一人の少年の、叛逆の物語。
※残酷な描写ありは念のため。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-26 07:10:00
45957文字
会話率:37%
仕事の減少、報酬の低額化に苦しむ老いた殺し屋。口うるさい妻から逃れるように家を出て、マネージャーに仕事を取って来るように促す。最後に大きな仕事をして引退したいのだが、マネージャーが持って来た仕事は、少額の報酬で、若い女をターゲットにするもの
。仕方なく引き受けるが、ターゲットの女を尾行する際、依頼者が女にストーカー行為をしている現場に遭遇する。老殺し屋は依頼者をぶちのめして仕事を放棄する。しかし、それが契機で老殺し屋と女の交流が始まる。女は、実は死にたいと思っていた。老殺し屋は、女に生き甲斐を持たせようと、絵のモデルをさせたり、「突破口」と題する奇妙なインスタレーションを作って見せたりする。そのうち、思いがけず高額の仕事が舞い込んで、老殺し屋は、張り切って銃を入手し、仕事に赴くのだが。
失業状態にある老殺し屋の、バッドエンドストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-03 12:30:11
59496文字
会話率:61%
不運に見舞われた失業者、森 裕太は、就職面接で「目覚者」ではないことが理由で断られるという絶望的な連続に陥ってしまいます。落胆し、突破口を求める絶望感にさいなまれる中、裕太の人生は好奇心をそそる特異な仕事のオファーを受けることで思いもよらぬ
方向に向かいます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-17 18:26:01
107331文字
会話率:43%
まだまだ見えそうにないけれど
キーワード:
最終更新:2024-07-03 19:36:23
294文字
会話率:0%
イベントを妨害する。連絡が遅れたり覚えてない奴がいるとそこが突破口になる。
最終更新:2024-05-29 22:00:00
1889文字
会話率:70%
伯爵令嬢フローレンは、侯爵家の三男であるサージェルにベタ惚れだった。フローレンは伯爵家の一人娘。婿を迎えなければならない。侯爵家の三男であるサージェルは条件にぴったりだ。彼をお婿に出来ればどれほど素敵か……。しかし、サージェルは貴族令嬢から
大人気。ライバルは多い。一方、フローレンは童顔で自分に自信が無い。でも、どうしても彼を諦めたくない……。
そんな時、フローレンは偶然サージェルの秘密を知る。これだ! フローレンはそこに突破口を見出し、彼を婚約者にすべく邁進するのだった。鍵は、モフモフだ!
短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 06:46:56
14625文字
会話率:19%
どうかどうか、お願いします。
最終更新:2023-08-28 11:12:16
706文字
会話率:0%
プロ作曲家として初採用をもらった時のエピソードを赤裸々に綴りました。
最終更新:2023-06-16 22:08:54
3301文字
会話率:2%
結論を言おう、魔王は倒された。
総勢300名のチート魔法使いやらチート剣士やらが城を囲んでは、聖なる炎やら、聖なる雷やら。聖なる手榴弾やらを、文字通り雨あられのように城に降り注いだ。
そうして、一秒も待つことなく城は崩れ、その三秒後に
手榴弾は破裂した。
瓦礫の上で勇者達が「魔王は何処だ」と瓦礫をどかし「邪魔だ」と叫んでは逃げ惑うゴブリンを虐殺した。
そして遂に瓦礫の中から魔王を見つけたかと思うと勇者たちは「俺がトドメを刺す」「いや俺だ」「どうぞどうぞ」と全員が血眼になりながら一斉に剣を突き刺した。
魔王は体に28箇所も剣を突きさされて倒れたが、かろうじて意識は残っていた。
「なるほど……お前たちの姿を見て分かった。 私が死んだ後だ、私の死後に混沌がこの世界を覆いさるであろう」
そう言い魔王は消滅した。
勇者たちは「どんな敵が現れようとも俺たちが力を合わせれば敵ではない」と声高々に剣を掲げた。
そんな感じで物語は平和に終わったと思っていただろう、そう僕を除いて。
僕は転生したその瞬間から人を信用していない。
人を信用して僕は死んだ。だからこそあの魔王の言った言葉の意味がわかっていたんだ。
しばらくして。
かつて仲間だった男に僕はこれから殺されそうになっている。
この状況、鼓動の音が大きくなる、緊張で口の中が乾き、自分が焦っているのを自分が一番理解できる感覚。
目の前の男は手をこちらに向け攻撃の準備をしている。
血流が早くなり、脳に血が回った結果、この状況を打開する突破口を思いついた。
僕は右手に持った自衛用のナイフを思いっきり自分の左肩に突き刺した。
※注意※
※当作品に書かれている知識には危険を伴う物がございます。
絶対に真似しないようお願いいたします。
※作者は科学の素人です。
理系の友人から添削してもらっていますが、間違った場所があるかもしれません。
ご了承ください。
※当作品は『カクヨム』にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-01 07:00:00
66146文字
会話率:37%
異常達が集った刑事課特別部署ーー【異常調査部】
警察犬訓練士の蔡茌紾は、突然の移動命令により異常調査部・副長兼監視係になってしまう。
廃校舎事件から数週間、昔の後輩に会い過去の出来事から胸を痛める紾。そんな時、怪しい青年達を捕まえるも突然
出てきた捜査一課により、青年達は逮捕された…何かあると睨んだ黎ヰは、邪魔をしようと突破口を探すが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-01 06:52:11
154781文字
会話率:45%
突破口を見いだせ! モテモテ先輩女子を口説き落とすんだ!
最終更新:2022-08-26 03:00:00
1517文字
会話率:37%
父親が遊びで犯した女から生まれた学は、忠実な駒を従え、ただ時間が過ぎるのを待っていた。しかし、ある日、事態が急変する。疑惑、裏切り、そして破滅。地獄のような状態の中で、学は戦友の颯人と共に、突破口を目指すが―――そこには立ちふさがる一人の影
があった……。闇色の青春葛藤小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-22 10:41:05
16033文字
会話率:51%
魔物がはびこる世界において、人間は弱すぎた。
魔物に生存圏を奪われ、
小さな集落の中で絶滅を待つだけの人間。
絶望的な状況の中、突破口を開いたのは
排泄物の集積所だった。
――――――――――――――――――――
他サイトでも重複掲載。
https://shimonomori.art.blog/2021/06/18/dragon/
※本作は横書き基準です。
1行23文字程度で改行しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-18 21:00:00
2615文字
会話率:0%
新型コロナウイルスが炙り出したのは、地方経済と企業活動の限界点だった。ベテラン調査員廣井悟は、企業調査のエキスパートとして言い知れぬ不安を感じながらも企業調査に取り組む。ある時、一人の経営者との出会いにより、閉そくした企業活動と地方経済再生
の突破口を発見することになる。倒産は企業の死ではない。そこから始まるドラマがある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-07 14:58:10
6893文字
会話率:78%
会社員だからこそ異動はあると思っていても、急に何の前触れもなく言い渡された「異動辞令」アラフィフ手前で、井戸の中から大海へ放り出されてしまった。令和元年、ベテラン係長から新人係長へ、小さな樽船は流れるままに流されて行く。
最終更新:2020-02-06 22:22:18
3172文字
会話率:5%
友達関係とか、勉強とか、将来のこととか、
考えなくちゃならないこと、いっぱいあるけど、
無理しないで、でもあきらめないで、歩いていけう。
突破口は、きっと見つかるから。
最終更新:2020-01-19 09:32:33
470文字
会話率:0%
ある日些細なことがきっかけでいじめにあった涼は自殺未遂を起こしてしまう。そんな原因を作ったことに幼なじみの絹子は反省する。体が子供のままの涼と、心が男の絹子の恋愛に立ちはだかる困難を描いた話。
最終更新:2019-07-11 02:16:56
804文字
会話率:31%
乙女ゲーム「ブラッディ・ラブ」の世界に転生したアリシャは、婚約者に「婚約破棄」され、ヒロインに「ざまぁ」された後の悪役令嬢だった。
しかも目覚めたら怪我をしていて、何者かに呼び出され崖から突き落とされた後。
アリシャは犯人を探し出す為
に、好感度最低値の状況で候補である攻略対象達を調べていく事に。
命を狙われ続ける危険の中で、アリシャ・ウナトゥーラが見出した「真実を隠すノイズ」とは…。
『――お前が感じるノイズを見破れ。そこに突破口がある』
(※重複投稿しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-06 13:58:17
48032文字
会話率:24%
階段から突き落とされたことで、前世のものと思わしき記憶を思い出したわたし。少女漫画の悪役令嬢に転生しただなんて、よくある話。よくある話ではあるけれど……それが我が身に降りかかるとなったなら、死活問題! 何とかしたいけど……これが噂の強制力
なのかしら……っ……突破口が見当たらないっ。
あ……でも、待って。漫画には名前すら出て来なかった、下の兄ならもしかして──。
わたしは、一縷の望みをかけて、下の兄の所へ突撃訪問することにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-21 02:59:32
68109文字
会話率:46%
大国に呑み込まれそうな、崖っぷち王国ブエノステラ。そこに15人もいる供給過多な王女のひとり、ユゼ。異国出身の母を持ち、顔が派手すぎて国内では価値の低い王女だった。
しかし大国の使者団がブエノステラを威圧的に訪問したとき、使者たちはユゼを「可
憐な姫」と褒め称えのぼせ上がった。
これは…!!突破口になる!?ブエノステラの精鋭たちは情け容赦なくユゼを利用することにした。使えるものはなんでも使う。彼らは国家存続を賭けて、ふらっと生きてきたユゼに次から次へとミッションを課してくる。モテたー!!と喜ぶヒマもない。
国家の生き残りに捧げる、ユゼの青春とド根性と成長のお話。恋愛要素も多少はある予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-10 08:12:34
15684文字
会話率:29%