階段から突き落とされたことで、前世のものと思わしき記憶を思い出したわたし。少女漫画の悪役令嬢に転生しただなんて、よくある話。よくある話ではあるけれど……それが我が身に降りかかるとなったなら、死活問題! 何とかしたいけど……これが噂の強制力
なのかしら……っ……突破口が見当たらないっ。
あ……でも、待って。漫画には名前すら出て来なかった、下の兄ならもしかして──。
わたしは、一縷の望みをかけて、下の兄の所へ突撃訪問することにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-21 02:59:32
68109文字
会話率:46%