目を、覚ます。
暗く澱んだ空気は重く、容赦なく肺を穢していく。
視界に広がる景色は、まるで天上迄続いているかと錯覚してしまう程窓が立ち並んでいた。
此処は彼等の最期の砦、至上の地獄。
この世界に希望は無い。
この世界は未だ、夜が明
けない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 21:48:40
225549文字
会話率:46%
クラスを超えて学校全体でマスコット扱いされてる珍しい少女、悠那岐契禊姫。少女は暇つぶしの為に買った「Another・under・World」をプレイする事に。彼女はその目で何を見るのか……
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「はい。異世界転移は無理でしたのでVRゲームで」
「のんびりと進めていこうと……それはシロクロの気分次第ですね……」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 01:03:53
1894538文字
会話率:59%
青龍桜ノ巫女姫はこの都、そして国にとって重要な雨を司る巫女であった。太陽を司る朱雀朱乃ノ巫女姫と並び、青龍神の加護のもと気候を操り、国のすべての厄災を流し、人々を幸せにする事がその指名。この巫女姫が存在する限り都に災難がふりかかろうとも流さ
れるという逸話がいつしか伝えられ、それが故に人々の信仰もあつく、青龍家は都、つまりこの国の長を担う存在となっていた。
青龍桜ノ巫女姫が歌を呟き、舞を舞えば雲が沸き、一時の間、都を優しい雨が包み込む。木々や花、作物に青龍の恵が行き渡り世界が輝く瞬間。人々は禊ぎとばかりに天を仰ぎ雨を全身に受け止める。
しかし、当の桜はそんな生活に嫌気をさしていた。
姫と家臣。そして四神4家の守護神達が織りなすファンタジーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 11:40:14
2585文字
会話率:42%
恋じゃなくなる日
現実と違って幼馴染という関係性には心躍りますね。
最終更新:2024-04-15 05:00:00
1952文字
会話率:0%
たくさんのどうぶつが暮らす森の中にあるのは、ハリネズミのチックが営む小さなカフェ。
そこへやってきたのは一匹の黒猫、ニックでした。
失敗をして自信をすっかり無くしている様子。
そんなニックに「このお店で働かないか?」と誘います。
どんな料理
でも作れる、まほうのスプーンがあるようです。
それを使えば自信の持てないニックでも簡単に料理をすることができます。
ある日そのまほうのスプーンがうまく使えなくなってしまいました。
どうやら魔法が解けかかっているようです……。
自信の持てないニックがまほうのスプーンとチック、そしてお客さんとの交流を通して自信を取り戻していく物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-15 23:23:07
9644文字
会話率:41%
闇の魔法少女ダークプリンセスことルシエラは、正義の魔法少女アルカステラに成敗され、辺境のド田舎送りにされてしまう。 それから五年、健全健康で残念な田舎娘となったルシエラは、紛失した魔石"プリズムストーン"を回収し、その悪
用を防ぐために都会の魔法学校へと入学する。 途中、ルシエラは魔法少女アルカステラこと天宮ミアと再会、彼女と協力して魔石から生み出される魔物を撃退するうち、そのまま心折れていた彼女に依存されてしまう。 宿命のライバルと不健全なライバル関係になりそうな中、ルシエラは禊を果たすために奮闘するのだった。 残念な人々が織りなすコメディタッチの百合魔法少女バトル。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-09 18:23:14
637850文字
会話率:49%
東京の大学で電子工学部に通いながら再受験のために勉強していたジェームズ・ナナモは念願の医学部に合格できたが、在学生受験証明書を提出せずに受験したことを穢れとして悔いていた。もしそのことで合格が取り消されたらナナモに課せられたもう一つの定め
である王家の継承者になるための学びもできなくなる。しかし、ナナモは医科大学の学生寮の中で目覚め、寮母に入学式に行くように促された。ナナモは入学を許されたのだと喜んだが、それも束の間、在学生受験証明書の件は何一つ解決していなかったことを知らされる。
ナナモは王家の継承者の学び舎であるカタスクニでの講義のことが気になってはいたが、寮生は何らかの武道を行わなければならないと言われ、仕方なく剣道部を選んだ。竹刀を買い求めるために訪れた場所でナナモは神の託宣を伝えるコトシロの代弁者であり自らの意志を持つカタリベに会い、カタスクニのリモート授業を受けるように言われる。
忙しいが様々なことがナナモに課せられながら学生生活が過ぎて行く中、夏休みに入り全国医学部剣道大会に出場するために京都に来たナナモは、初めての公式戦に緊張し、戦わずして意識を失った。と同時にオンリョウの異世界に誘われる。
ナナモの穢れへの憂いがオンリョウを導いていると考えたカタスクニの面々は、異世界での使命を与えた。そこは平安の京の都だったが、ある巻物をある屋敷の主(あるじ)の元に届けるという簡単な役目だった。平安の貴族の装束に身を包んだナナモは、牛車に乗せられると苦も無く巻物を届けたが、その巻物に書かれているはずだった物語がすべて消えていることを知らされた。ナナモ自身が持ってきたから巻物も穢れてしまったのかもしれない。物語を復活させるため、そして、その物語に振り回わされている姫を助けるために、禊ぎを受け、穢れを祓い、清き水を得ることが必要だと知ったナナモは、格子状に築かれた都の通りを、そして都から離れた聖地を牛車に導かれながら移動し、度重なる難題を解決しながら、その得られた清き水で文字を綴り、最後には物語を蘇らせた。ナナモは物語の秘めたる意味を知るとともに、王家の継承者として、穢れに立ち向かう覚悟を改めて誓う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-07 17:00:00
441447文字
会話率:40%
舞台は中央大陸西部、ただ一つの宗教によって統治されるエレフス教導連合。悪魔を嫌悪する教会によって魔術が禁じられたこの地で、唯一公的に魔術が行使できる身分を黒騎士と呼ぶ。
黒騎士の一人であるノアは、己の定めた正義のみを行動指針とする。理不尽で
残酷なこの世界で、彼はどこまで自分の信条を貫き通せるのだろうか……。
※キャラクターのビジュアルや状況描写の為に挿絵を入れています。お見苦しいですがどうかご容赦ください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-27 22:47:37
62578文字
会話率:55%
このアカウントでも投稿しています。
「アルファポリス活動名:禊海斗 https://www.alphapolis.co.jp/novel/286373244/436825845」
タイトルのとおりです。
読んだら分かります……
最終更新:2023-11-24 14:30:53
2723文字
会話率:8%
お前は神を知っているか?
人と神、高次に住まうこの輩は我々とは違い純粋な存在だ。純粋であるが故に強大。最も美しく汚れのない存在と言えるだろう。
では、人が至るにはどうすればいいのか。
身も心も禊ぎ、全てを一つに捧げれば良い。ただ一つ
の概念を包含してこそ、人はやっと高次に至れる。
……ただ、どうあろうとするかは我々が決めなければならない。人の歩む道がいかに困難と苦悩に満ちていようとも足を止める訳にはいかない。
我々は己を削ぐことによって、この形相をもって浄土に辿り着く。禁忌を犯そうとも、私は天理を掌握する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-30 07:36:00
1756文字
会話率:22%
僕の心は生乾きの洗濯物みたいだ
最終更新:2023-09-04 21:51:00
206文字
会話率:0%
今から50年くらい前、コインロッカーに嬰児を遺棄する事件が続いていた。その当時、国鉄職員だった私が経験したコインロッカーに纏わる怪談。
最終更新:2023-08-11 16:41:26
7821文字
会話率:22%
回転寿司チェーンでの醤油さしペロペロ賠償問題。
それに伴いタレントによる『皿洗いさせれば』問題。
これってある事と構図が同じだよねぇと思ったお話。
最終更新:2023-06-13 17:04:52
1027文字
会話率:0%
試験も終わった、課題も出した。あとはバイトでもして充実した春休みを過ごそう。大学三年生の太田ヒロキはふと思い立って地元の神社を訪れる。しかしそこで彼を待っていたのは不思議な違和感と突然の怪異だった。
タイムスリップにも似たその現象に戸惑
いながらもなんとか部屋までたどり着くと、今度はそこに女の子。よもぎと名乗るその娘は神社の結界に庇護されていた幽霊だった。
波長が合ったから。憑いてきた理由をその一言で片付ける彼女の生前は女子高生、幽霊と言えども深夜に女の子を追い出すわけにもいかずヒロキは彼女を受け入れることに。思わぬ展開にドキドキの毎日だが、やがて二人に魔の手が忍び寄る。
見えない敵に困惑するヒロキの前に「見える人」を自称する一年後輩の女子大生、神子薗可憐が現れる。シロと名付けられた一五〇〇年を生きる天狐に護られた彼女は初対面のヒロキのみならず、よもぎのこともこれから起きるであろう災厄のことまでも知っていた。
可憐は未熟な二人にエクササイズと称した修行をさせる。順調にスキルを積む彼らだったがホワイトデーのその日、彼らはついに敵と対峙する。強い霊力と複数の霊体を引き連れた相手に怯む彼ら三人を前にして天狐シロは「知恵を出し三人で協力して臨め」とだけ告げて姿を消してしまう。
ヒロキはハーレム男と名付けた敵からよもぎを守らんとするが、しかし相手の方が遥かに上手だった。男の背後には妖狐九尾が憑いていたのだ。
男の奇襲に敗れるヒロキだったが、その機会を利用したシロの導きでついに九尾と対決、真の敵を打ち破る。
強敵に打ち勝ったよもぎはシロの提言により成仏する道を選ぶ。そして冥界で目を覚ましたよもぎを待っていたのは管理人を名乗る獄卒と禊と呼ばれる試練だった。
しかしよもぎの功績を評価するシロの後押しで禊に代わる使命が与えられる。ついによもぎはその命を果たすため再び地上に降り立つのだった。
※本作はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
※作中に喫煙シーンが登場しますが、本作執筆当時は飲食店や遊技場などでの喫煙が可能でした。本作ではそれがキーワードとなる場面があるため当時のままとしています。
※本作は2019年に完結した作品のリマスター版で、カクヨムにて公開、完結しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-06 23:00:00
225359文字
会話率:54%
禊の最中、自分が女子高生だったことを思い出した斎王、鷹子。
平安時代とよく似たこの異世界で、斎宮女御として入内するが。
鷹子は、
「私にはまだ伊勢の神がついていらっしゃいますので、触らないでください」
と帝に向かい宣言する。
帝のことは他の妃に任せて、まったり暮らそうと思ったのだ。
久しぶりに戻った都で、おいしいものでも食べたいと思った鷹子だったが、この世界には、現代の記憶が蘇った鷹子が食べておいしいものなどひとつもなかった。
せめて甘いものっ、と甘味を作ろうとする鷹子だったが、なにものかに命を狙われて――。
ただただ、おいしいものを食べてまったり暮らしたい斎宮女御の、平安風異世界転生転移譚。
「晴明っ。
砂糖の代わりになるものを探しに行くから、私に変化の術をかけて~っ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-17 10:39:02
141850文字
会話率:26%
誰かの為に何かをするということ。
自己犠牲。
それで本当に、あなたは幸せになれますか?
天海夕陽、高校2年生。
彼はある時思い立ち、目的の不明瞭な部活動――真理探求部を設立する。
そこに集ったのは癖しかない4人の後輩。
好
奇心の権化、羽狩輪廻。
痴女系アイドル、星宮短冊。
白亜の眠り姫、音無禊。
風紀の守護者、神代破魔矢。
彼女達との邂逅を経て、自堕落なだけだった高校生活が今、変革の時を迎える。
これは、『後輩』の為に『荒廃』する、一人の少年の物語――――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-04 12:54:57
192777文字
会話率:46%
毎月送られてくる新人達に主任のサイカワは辟易していたが、決して仕事を放棄することはなかった。
ある時までは・・・
最終更新:2023-04-12 11:12:21
2587文字
会話率:50%
隣国へ嫁いだ姉は実はチートな精霊使いでした。
そんな感じで異世界恋愛小説の脇役的な立ち位置に立たされた貴族令嬢メリルは、急に180度ひっくり返った世界についていけず、引きこもって生活していた。
しかし、堕落していく妹に業を煮やした兄により
家をを追い出され禊の旅に出ることに。
自分は無能で周囲は全て敵だと思っているメリルの旅が平穏無事で済むはずもなく…?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-24 19:11:23
14913文字
会話率:41%
怒りに身を任せたら、怒りの風。
優しさに身を任せたら、優しさの風。
人は自分でも気づかずに、自分の心根に応じた風を立てています。
だから、人は、自分の風に責任を持たなくてはなりません。
世界中の生きもの、そして環境があなたの気の声を聞いてい
ます。
私の言っていること、おかしいですか。
いいえ、きっと真実です。
ですから、こんな話をひとつ、聞いてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-11 23:56:55
2343文字
会話率:0%
そう遠くない未来の話。
突如として開いた現世と幽世を繋ぐ門が顕現、暗き帳の門より死者の魂が北海道に解き放たれた。
各地に現れた五つの『爆心地』より放たれし『荒魂』はたちまち生命と文明を喰らい尽くすも、力強く生きる人々は神妖と魂拍の力を
もって抗い続ける。
「我らは『荒魂』を滅ぼす者、人の世に安寧を与えるべく魂を滅ぼす者――『荒魂滅師《リベレイター》』」
「私は『荒魂』を清め還す者、全ての者の安寧を取り戻すべく魂を禊ぐ者……魂を禊ぎ祓う者、『荒魂禊師《クレメンサー》』。
そしてある時、『爆心地』から一人の少年が現れた。
「僕は魂を照らし映す者」――三者が創り三様の進む道が示すは、滅びか救いか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-04 20:47:14
84288文字
会話率:45%