視線を左右へ振り、踏みしめる地面を確認して空を見上げてみる。
おそらく快晴といわれる東京の薄灰を刷いた様な青空がそこにある。
「はは…この空を懐かしいと思うとは思わなかったな」
俺は片方の口元を苦く歪め(悪い癖なのはわかっているが)て小
さく吐息をついた。
砂埃で白くなったジーパンのポケットに手を突っ込み、指先に触ったフィギュアのついた鍵を引っ張り出す。
「よくもなくさなかったもんだなぁ……」
いつ失くしてもおかしくない状況の連続を奇跡的?に潜り抜け、やっと帰ってきた。
まぁ、帰ってきたことが本当に良かったのか…それは、はなはだ疑問だけどなぁ(苦笑)
異世界転移でひと仕事終えた卓は、元に世界に帰還した…はず。
待っていた恋人の美玖と再会して…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 07:57:10
43339文字
会話率:40%
蜜柑があまり好きじゃない華菜、共働きの両親、蜜柑好きなおばあちゃん。
冬。おばあちゃんはコタツで一人蜜柑を食べる。
しかし、突如起きた地震によって街は瓦礫と砂埃に包まれた。
そんな中、おばあちゃんは言った。
「家に帰って蜜柑を食べよう」
最終更新:2024-10-23 16:22:45
3389文字
会話率:47%
物置き小屋と化した蔵に探し物をしていた青年・山本颯飛は砂埃に塗れ、乱雑に山積みにされた箱の中から一つの懐中時計を目にした。
それは、不思議と古びているのに真新しく、底蓋には殴り書いたような綴りが刻まれていた。
特に気にも留めずに、大切な
彼女の笑いの種するべく、病院へと歩みを進めていった。
それから、不思議な日々を送ることに……?
アルファポリス様にて投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-11 21:32:02
23601文字
会話率:36%
かつて列車強盗を主戦場に、あらゆる悪事で大金を稼いだ大悪党、ザギール。果ては町を丸ごとその手に収め、支配者として振る舞っていた。
しかし、それに異を唱えた流れ者のガンマンが現れた。彼はザギールに決闘を申し入れ、ザギールは見せしめにせんと
それを受けた。無論、毒を盛る、決闘前夜に手下を差し向け怪我を負わせようとするなど小細工は欠かさなかった。
しかし、彼はそれを難なく押しのけ、決闘の時を迎えた。
距離を開け、向かい合う二人。見守る町人たち。風が砂埃を巻き上げ、静寂が広がる。しかし睨み合いはそう長くは続かなかった。風が止んだ瞬間、先に動いたのはザギール。ホルスターから銃を引き抜くと同時に、引き金に指をかけ、そして――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 15:00:00
739文字
会話率:16%
【二言で分かるあらすじ】
・『売国奴』呼ばわりにぶちぎれて、本物の『売国奴』になったおじさんが、何故だか王様の次に偉い軍神貴族『剣聖』に任命される。
・それを羨み妨害してくる貴族・騎士共を、権威と自らの実力で、おじさんが一人残らずボコボコ
にする話。
【あらすじ】
ロードバイト・ウラヌスは総勢一万を超える大傭兵団の棟梁である。
彼は元騎士団員ながら反政府勢力に身を売った『反逆者』であり、王国全土から『売国奴』として蔑まれながら、騎士団相手に血みどろの戦いをする日々をなんだかんだ楽しんでいた。
そんなある日、ウラヌス傭兵団の本拠地に一人の女騎士が現れる。
そして、自らをアストン王国騎士団団長と名乗るその騎士が、何故だか『売国奴』である彼を、王国で三人しかいない軍神貴族に推薦すると言い始め、彼の生活は一変する。
砂埃だらけの小汚い住まいは、塵一つない宮殿へと変貌し、挙句の果てには、自らを僻地へと追いやった軍部最高指導官や、冤罪に冤罪を重ねてきた元号員議長まで自分にこびへつらってくる始末。
地位をひがんで襲い掛かってくる貴族や、あらぬ噂を信じ込んで命を狙ってくる元弟子たちも、一発殴れば、次の瞬間には大人しい忠犬へと早変わり。
やはり武力は全てを解決する。
そんなことを考え浮かれる彼だったが、ある陰謀へと巻き込まれていって...。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-08 12:05:15
1497文字
会話率:16%
中学までやっていたバスケをやめた陽彩は、目標を失い、なにをしていいかわからずに、退屈な高校生活を悶々と送っていた。ただ漠然と、なにかいいことないかな~と、思っていると、突然、巨大な光に包まれて、気が付くと荒廃した焦土に佇んでいた。
異世
界に招喚された? なら勇者になって大活躍できるんじゃないのか? と期待に胸躍らせるが、そんなスキルはなく、得体の知れない砂埃に追いかけられ絶体絶命のところシュアンと名乗る美女に救われる。
彼女が住む町カガミハラは、コンピューターが管理する近代的で平和な世界だったが、なにもかもコンピューターが決め、疑いもなく従う人々に違和感を覚えた。
出会ったアサギと言う美少女は、その町では迫害されている超能力者だった。親しくなるものの、彼女は自分の能力が他人を傷つけてしまうと、一人で町から去ってしまう。
その後、次々と厄介なことに巻き込まれて、あげくレジスタンスの仲間に間違われるなど、危険な目に遭うハメになり、命からがらカガミハラから脱出する。
外の世界にも町はあり、そこで陽彩と同じ世界から来た老女サクラに出会い、ここが異世界ではなく、500年未来の日本だと知る。陽彩はタイムスリップしてきたのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-28 23:00:00
163577文字
会話率:40%
自転車を買い替えようとしている若者のお話です。
最終更新:2023-11-19 13:52:47
809文字
会話率:0%
「砂埃に喉元を裂かれた夏のそよ風が、人影を映したカーテンを靡かせる頃、僕は雨粒の模様が刻まれたベランダで浅い深呼吸をした。麦茶の香りがほんのりと風に乗せられて、僕はそっちの方へと手を伸ばす。鉛筆削りって何だろうね? 夕日が落ちていくように、
僕らは僕らだけの地平線を見つめるんだ。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-20 22:19:24
1325文字
会話率:60%
ある夏の朝、僕は家を出て仕事に向かった。駅に向かって急いで走っていたその時だった。入道雲がものすごい勢いで形を変えていく。鼓膜を破るほどの轟音が耳に突き刺さり、周りの人々が耳を抑える。僕は自分の目を疑った。入道雲の隙間から見えたのは巨大なミ
サイルのようなものだった。僕は命の危険を感じた。走馬灯さえ見た気がする。ただ、そんなことよりも、僕はただ走っっていた。近くにあったシェルターに僕は間一髪飛び込んだ。ドーン、と大きな音を立て、シェルターの窓は砂埃に覆われ、景色は無と化した。耳鳴りがする。頭が痛い。僕の意識はゆっくりと遠ざかっていった。
これは平凡だった僕がこの世界の謎を解く物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-14 22:52:32
5694文字
会話率:54%
明治時代の旧制中学校から続く歴史を持つ、京都府立須弥山(キョウトフリツスミヤマ)高校。
その旧校舎の屋上へ出る扉と柵が破られ、高校生「松田主(マツダツカサ)」は転落死していた。
警察の捜査では屋上に誰かと争った形跡はなく、積もった砂埃
には足跡が片道分しか検出されなかった。
ほどなくして松田の死は自殺として処理されるも、生前の彼を知る五人の後輩生徒たちはその結果に疑問を持ち、独自に捜査を始める。
何者かによって校舎の掲示板に貼り出された、松田殺害の犯人を名指しした告発文――
松田の死の三か月前に首吊り自殺した生徒――
その生徒が残した「赤い部屋に殺される」という謎の言葉――
旧校舎の七不思議への見立て――
謎が謎を呼ぶ中、彼らをあざ笑うかのように新たな事件が起こり、五人は不可解な「密室殺人」に直面することとなる。
地上最強の生物とまで称される、生きた伝説を師匠に持つ空手部員。
少女漫画好きの純情可憐な癒し系美術部員。
ハチャメチャでロックなお調子者の軽音部員。
歴史ある名家のクールなお嬢様文芸部員。
ありとあらゆるゲームを極め尽くす物ぐさ帰宅部員。
果たして、個性豊かなメンバーは協力して真相を暴くことができるのか? 青春ラブコメ本格ミステリー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-06 07:58:04
164946文字
会話率:50%
赤茶けた大地に砂埃が舞う、カウボーイやガンマンがいる世界――『西部』。
十六歳の少年レナード(レン)・マーシュは、開業医の父親を手伝っている医者の卵だ。
ある日レンは、見たこともない異様な乗り物に乗った人間たちに襲われ、父親を連れ去ら
れてしまう。
父親の知り合いらしい女賞金稼ぎのTBと出会い、父親奪還の旅に出るレン。
それは、隠されていた世界の秘密を解き明かす旅でもあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-08 22:26:27
137479文字
会話率:51%
ー砂埃混じるその街で、ふと色の着いた風漂う。
その風が運ぶは『管楽の音色』
誘われる様に足を運ぶ男は音の元へ只々進む。
奏者は唄う息を吹き込み、患いながら。ー
何故、男はこの子と旅に出たのか。
「私は皆が私を忘れる為に演奏するの」
1
人の男と独りの女の子のたった一つの特別な楽譜を
創る為、大陸を旅する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-28 22:58:59
5107文字
会話率:51%
僕は暑い暑い夏の日に親友2人と学校から帰っているといきなり砂埃が舞って、気がつくと黒色の空間にいた!
そこの中でいきなり声が聞こえて『異世界に行くからスキルを選んで』って言われる。
いやそれだけじゃわからないよ!
しかも地味に女子になってる
し...
はぁー、それにメイドだし...まぁ、同じく転生してきた親友2人がいるから大丈夫だよね?
異世界で繰り広げられるメイドとメイドとメイドとたまに主人の笑いあり、バトルあり、日常あり、シリアスすこしありのメイド話!
メイドTSが好きなやつ、ここにあるぜ?読んでけよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-25 15:00:00
16203文字
会話率:32%
コンビニ帰りにトラックに引かれて死んでしまった青年、黒鐘奏斗は目が覚めると広大な草原に立っていた。
「あれ、俺死んだんじゃなかったけ?」
空を見上げると爛々と輝く太陽が奏斗のことを照らしている。
「くっ、ヒキニートに太陽は天敵すぎる!」
こ
んな意味も分からない状況なのにアホなことを言う奏斗。
ふと後ろから獣の鳴き声が聞こえ砂埃が舞う
「あれは、、、なんだ?」
段々と小さすぎて見えなかったもののシルエットが見えてくる。
目を凝らして見ると血走った目に獰猛な牙、太い手足の無数のオオカミさんが近づいてくる
「.......よし全力でにげるか ヒキニート舐めるなよ!」
咄嗟に狼と逆方向に走る
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
悲鳴を上げながら死ぬ気で走る奏斗。
これは、最強の力を持ち敵を薙ぎ払う我らヒキニートの物語。
ハーレムあり、チートありの王道ストーリー。
孤高の力を持ち、たどり着く果てにどんな景色が待っているのだろうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-28 22:51:15
20446文字
会話率:46%
『平安陰陽騒龍記』(http://ncode.syosetu.com/n5620ct/)の第二章
京の内で、築地や築島が夜な夜な壊されているという噂話を聞いた葵は、隆善の命で原因を探りに行く。
そこに現れたのは、砂埃を纏い勢いよく迫ってくる
、獣だった……。
自サイト「若竹庵」(http://junhanon.konohashigure.com/index.htm)からの転載小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-28 09:36:18
70049文字
会話率:49%
銃火が閃き、砂埃が舞う。
西部の荒野に蔓延る悪党の間を、流れ風が通り過ぎる。
誰にも付かず、誰にも媚びない。賞金だけがただ彼らを動かす。
最終更新:2016-04-29 23:58:40
1984文字
会話率:44%
緊迫した攻防、交錯する無線、舞い上がる砂埃と焼けた大地。
光学兵器の閃光が、電磁加速砲の弾丸が、誘導炸裂弾の轟音が、情け容赦なく大地へと降り注ぎ、全てを飲み込んでいく。
そして、決死の攻防を繰り広げるストライクギア(人型兵器の総称)が
、この惑星の上を駆けめぐる。
……だが、これは戦争ではない。
ゲームなのだ。
しかし同時に、これは虚構ではない。
現実なのだ。
来たるべき近未来、恐らくは平凡な高校生、天城竜也(あまぎ たつや)の運命は、多分このあたりから動き出した。
×××
第4回オーバーラップ文庫大賞第1ターンの2次選考で落選した作品です。
1次選考の合計ポイント16(5項目5段階評価で「構成」のみ4他は3)、総合評価B。
2次選考の合計ポイントは16(「世界観・設定」のみ4他は3)と、15(オール3)でした。
文章量が多いからメリハリをつけたほうがいい。ご都合主義観がある。本題に入るのが遅い。設定はよかったと思う。
……みたいな感じの評価でした。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-23 19:49:46
112297文字
会話率:34%
一生に一度だけの青春がくれる日々とは死ぬほどかけ離れた硝煙と砂埃が舞い踊る戦いの毎日。
迷宮が隠し持つのはなんなのか!?
ここに、高校生の男女二人組が織り成す傭兵ライフが始まる!
キーワード:
最終更新:2015-12-15 22:27:02
11581文字
会話率:42%
三題小噺、文芸部で書いたもの。お題は「運動部、シューズ、砂埃(ただし主人公が走らない)」。今回は後輩からの提供。何もできない主人公の恋愛もの……もどきです。
「せーしゅん」が買えたらいいのに。ちょっとコンビニで探してみます。
最終更新:2015-05-15 16:36:54
1569文字
会話率:18%
突然、知らない熱帯雨林にいた優璃。
必死になって汗だくで樹海を抜けた先で待ち受けていたのは、砂埃の舞う荒野と海、そして小さな人々が織り成す残酷で美しい世界だった。
無表情の天使のように美しい小人。
いつもお調子者で楽観的な小人。
頑固で真
面目な正直者の小人。
つい意地を張って素直に慣れない恋する小人。
ひたすら平和と日常を守りたい優しい小人。
そして、優璃は知ってゆく。
この世界の事を。
自分の事を。
傍らに並ぶ小さな人々の、ささやかだけど切実な願い。
優璃は自分の世界に帰るために、小さな人々の願いのために旅に出る。
ただ一つ、歌うという自分にできることを信じて歌い続ける。
果たして優璃は自分の世界に帰ることができるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-10 16:39:27
36378文字
会話率:30%