私、セシリア第二王女は、ワガママ放題のアメリ第一王女に、子供の頃から、お世話係として尽くしてきた。
それなのに、酷い仕打ちばかりを受けてきた。
暴力的な虐待を受け、自由を奪われ、下女以下の扱いを受けてきたのだ。
国王夫妻である両親に
被害を訴えても、「お姉さんは可哀想なんだから我慢しなさい」と言われるばかり。
隣のヴァロ帝国に生贄として差し出される運命だから、姉は〈救国の聖女様〉と称され、崇められていたのだ。
ところが、いざ生贄になるときが迫ると、妹である私に押し付けて逃げ切ろうとした。
その結果、私は婚約者を奪われた挙句、家族によって濡れ衣を着せられ、姉である〈救国の聖女様〉を殺した犯人に仕立て上げられてしまった。
おかげで、王国の民までが、私に石をぶつけて嘲笑う始末。
しかも、弁明できないよう、舌を切られ、口も利けなくされてしまう。
そうした悲劇的な状態で、帝国への生贄として送り出されてしまったのである。
しかし、帝国に赴いてから、私、セシリアの逆転劇が始まった。
私は帝国の若き皇帝に直訴したのだ。
「実家である王家ごと、我が祖国を滅ぼしてください!」と。
※ざまぁ系のストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-26 12:10:00
28594文字
会話率:19%
伯爵令嬢でありながらお化粧も社交も苦手なオリヴィアは、仕事しかできない。
だから、〝氷の宰相〟と呼ばれる侯爵アーサーの右腕として、仕事に生きていこう――と思っていたのに。
「結婚する気がないというのはわかった。では、俺と結婚してくれないか
?」
「……はい?」
「承諾してくれてありがとう」
突然のアーサーからの求婚は、どうやら仕事上必要なことであるらしい。
(氷の宰相と呼ばれるアーサー様だもの、結婚すらも道具にするのだわ)
これは偽装婚約だと納得したのもつかの間、アーサーの態度はどんどん甘くなっていく。
「アーサー様にはもっとふさわしい方がいらっしゃるはずです」
「俺に必要なのは君だけだ」
ある日、戸惑うオリヴィアたちのもとへ、とある男爵令嬢がやってくる。
男爵令嬢はオリヴィアの嫌がらせをでっちあげ、アーサーに直訴するが……?
実は両片想いな仕事人間のふたりが、周囲を焦れさせながら無自覚に惚気まくるお話です。
ストレスフリー&陰謀もサクッと解決です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 14:30:28
70273文字
会話率:39%
最強種族である魔族の国、マレディレント魔王国を束ねる最強の魔王にして魔族の始祖マレディレント・ゼーレ・デンハイトはある日、何の前触れも無く人類への侵攻を開始する。
魔王の息子デュリックは平和を愛するはずの父の裏切りに憤慨し、直訴するも退
けられてしまう。
もはや武力行使しか手がなくなったデュリックは人間の国、フィーネ王国へ潜入して勇者の資格を得、親譲りのチート能力で魔王に対抗する。
果たして世界の平和は守られるのか!?
世界を股に掛けた無駄に壮大な親子喧嘩、ここに開幕!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 19:15:58
210648文字
会話率:33%
唐傘お化けの半妖、折笠直仁は十八歳を迎えたその日、持ち主に福を呼ぶとされる妖怪ケサランパサランを拾う。
その夜、折笠は不思議な夢を見る。半妖たちが集い『高天原参り』なるものに挑むらしいその夢は妙な現実感を伴っていた。
気になった折笠は
高天原参りについて調べ始めた矢先、陰陽師から命を狙われる。
本来は好戦的ではないはずの折笠が謎の高揚感を持って陰陽師との殺し合いに応じようとした時、どこからともなく助けが入る。
陰陽師からの逃走を助けてくれた少女、黒蝶は夢に出てきた半妖と瓜二つだった。
天津神が座す高天原へと参り、願いを直訴する高天原参り。
半妖、妖怪、陰陽師、様々な思惑が絡む戦いへ、折笠たちは否応なく巻き込まれていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 08:00:00
274498文字
会話率:37%
「どうしても皇帝陛下にお会いしたい!」
父親が騙され没落寸前の采華(サイカ)。皇帝陛下に直訴するため、後宮の下級妃になる。
ところが、皇帝は後宮に一度もやってこない!これでは実家の薬屋がなくなってしまう。
追い込まれた采華は、弟で仙術士の提
案で「会えないなら召喚術で喚んでしまおう!」と賭けに出る。
ところが──
「人違いだった!」
召喚術で現れたのは皇帝陛下の側近。冷酷で容赦がないと噂の仁蘭(ジンラン)だった。
ずぶ濡れで今にも死にそうな仁蘭を助ける采華だったが、普通に考えればこれは誘拐である。まずい、かなりまずい。
「ご迷惑をおかけいたしました!!!!」で済む話でもなく、実家を救うどころか仁蘭によって処罰されるリスクが増えてしまう。
どうにか見逃してほしい。そして実家も助けてもらいたい。
何でもします!の精神で取引を持ちかけたところ、仁蘭から『後宮で消えた女官を捜せ』と命じられる。
聞けば後宮では女官や宮女が行方不明になる事件が発生しているらしい。
采華は女官と身分を偽って、疑惑の妃が暮らす宮へ潜入することに。
「死んだらそれまで。何かあっても助けが来ると思うな」
「人でなし!」
一般人にそんな無茶な! でも私は私にできることをするしかない!
鬼上司と化した仁蘭のもと、采華は持ち前のたくましさでスパイ活動を始める──。
●名前はふりがな付きです。お気軽にご覧ください
●コメディです。時代背景などゆるめです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-08 20:00:00
131950文字
会話率:38%
辺境伯令嬢リーゼロッテは頭痛を堪えていた。原因は自分をほっぽりだして男爵令嬢に構う婚約者ダレスのこと。一人でパーティー参加ほど惨めなものはない。リーゼロッテは総領娘のため、ダレスを婿にするわけだが、浮気する婿など不安しかない。
何とかして婚
約解消したいが……と思ったとき、自分と同じように一人で壁の花になっている令嬢を見つける。どうやら問題の男爵令嬢はダレスの他にも粉をかけていたらしい。リーゼロッテは、彼女たちに話をしてみることにした。すると驚くほど話が合うではないか。皆、浮気する婚約者に不満タラタラ。婚約解消したがっていた。そこで、リーゼロッテは令嬢たちの愚痴からとあることを思いつく。「ここは一つ、陛下に直訴してみませんか?」
★テケトーに描いた地図から内政話を書いてみよう、という思いつきからできたお話です。恋愛要素薄め。挿し絵はすべて地図です(笑)
★細かい言及がない部分はふんわりご都合主義です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 17:00:00
36693文字
会話率:40%
※※旧・題名「気がついたら魔王になっていたので自分の安寧のため、ひとまず世界征服する事に決めた。」からレベルアップしたイフ版、新暦verです※※
気がついたら記憶を失ない魔王になる運命に立たされていた主人公。
彼は勇者に倒されることを恐れて
自分のため、そして魔族のために世界征服を誓い平和を目指すことになる!
これはそんな男の勇気と希望・愛に溢れるサクセス青春冒険活劇譚である!………………………………………………………………なんて事がある訳も無く主人公は記憶を代償・担保に神に直訴して転生特典を上乗せさせて魔王を嬲り大魔王に成って代わると魔王軍を支配下に置く。
そして次の魔の手は瞬く間に魔界全土に広がって行き、ちゃっかり(しっかり?)何故か統治してしまう。
そして次の標的は自分と同じように転生している勇者達を全滅させる事へと向かって行き!?
ついに大魔王は命令を下す『勇者殲滅計画を決行する』
全ては脅威に成るかもしれないタネの可能性を徹底的に"摘み"握り"潰し"根絶やし"にするためだ。
安寧ののち、自堕落にのんびり暮らして生きたいという身勝手な極まりない真実を果たさんとするために。
野望に誘われるように悪魔の所業も辞さないと心に誓いながらも彼は思う「案外、魔王も仕事しなきゃいけないのか~」
ため息ε=(。・д・。)フー
この物語は主人公の所為で四苦八苦する魔族と魔界。
勘違いで成り上がって崇拝していく部下たち。
主人公の妨害でいまいち活躍出来ない勇者と滅亡へとカウントダウンを早めてしまう人類サイドの上層部たち。
その慌てふためく様子を見て嘲け足蹴にする人を捨てた真の魔王に成った男。
主人公の悪行を綴った無慈悲な冒険譚である(笑)
※※以前の更新は停止して、こちらから再始動しています※※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-13 02:00:00
107752文字
会話率:14%
気がついたら記憶を失ない
魔王になっていた主人公は
勇者に倒されることを恐れ
自分のため、そして魔族のために
世界征服を誓い、平和を目指すことになる!
これはそんな男の勇気と希望・愛の溢れる
サクセス成り上がってた?
青春冒険ストーリーで
ある!
なんて事がある訳は無く
記憶を代償・担保に
神に直訴し転生特典を上乗せさせ
魔王を嬲り大魔王に成って代わると
瞬く間に魔界を支配してしまう
そして自分と同じように転生した勇者達を
全滅させるために彼は命令を下す
『勇者殲滅計画を決行する』っと!
全ては自分の脅威になるかもしれないたねを、
可能性を徹底的に摘み握り潰し
安寧ののち、自堕落にのんびり暮らして生きたいという身勝手なモノを
必ず絶対に!
達成し得るための所業によるためだった
この物語は主人公の所為で四苦八苦する魔族と魔界
勘違いで成り上がって崇拝していく部下たち
主人公の妨害でいまいち活躍出来ない勇者と滅亡していく?人間(王国)の慌てふためく
のを見て嘲け足蹴にする
人を捨てた真の魔王に成った
主人公の悪行を綴った無慈悲な冒険譚である(笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-05 05:00:00
315392文字
会話率:25%
下賜された豚に混じっていたもの。
夏のホラー2023参加作品です。
最終更新:2023-08-24 09:00:00
885文字
会話率:12%
王太子の婚約者候補であるオルタンシアは、華やかなお茶会の席でいつも一人で過ごしている。何故なら他の四人の候補者達と違い、王太子であるアーサーがオルタンシアにだけ冷たくあたるからだ。そんなに冷たくするなら候補者から外してくれればいいのにと思
うが、国王へ直訴してもいつもはぐらかされてしまい、アーサーの塩対応も変わらない。いい加減我慢の限界にきていた頃、帝国の皇太子が訪問することになりオルタンシアは案内役を引き受けることになる。最初は緊張したものの、きさくな皇太子達のおかげで楽しい時間を過ごすオルタンシア。しかし皇太子が帰国してしまえば、またアーサーから冷たくされる日々が続くと落ち込んだオルタンシアは、今度こそ本気で婚約者候補から外してもらうため動き出す。
ヒロインはハッピーエンドです。ヒーローは……。最後まで読んでくださると嬉しいです。よろしくお願い致します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-04 19:12:27
11184文字
会話率:31%
優秀だったがワーカホリックで自分の人生は失敗だったと落ち込む大賢者は、女神の計らいで辺境伯の三男坊として転生する。
しかし、スローライフを目指すあまり、無能を装ったがために暗黒の森へと捨てられてしまう。次々と魔物に襲われる大賢者だったが、前
世の知恵を生かし、魔物を食べて生き残る。
こうして大賢者は魔物の力を次々と獲得しながら強くなり、最後には暗黒の森の王者、暗黒龍に挑み、手下に従えることに成功した。しかし、この暗黒龍、人化すると人懐っこい銀髪の少女になる。そして、ポーチから出したのはなんとiPhone。そして、世界の管理者の龍も紹介され、明かされる世界の真実に大賢者もビックリ。なんと、この世界はコンピューターによって作られた世界だった。
そして、生まれ故郷がスタンピードに襲われる。大賢者は自分を捨てた父から家督を奪い、次男に継がせ、押し寄せる魔物を倒す。
しかし、ここで世界の元管理者に捕まり窮地に陥る。それを救ったのが管理者の龍。
ところが、月面で祝勝会中に再度元管理者に襲撃されてしまう。何とか宇宙を渡り、一か八かの大気圏突入をこなし、地球に帰還し、この世界を創出しているコンピューターのある星、海王星へと渡り、元管理者との闘いの勝利を確信する。
だが、元管理者は想定外の行動に出ていた。コンピューターを破壊して地球を壊そうと試みていたのだ。
大賢者達はたまたま近くにいた戦艦大和を使って元管理者撃墜の準備を進めたが、それは暗黒流の少女も殺すことを意味していた。地球を取るか少女を取るか、悩む大賢者だったが、泣く泣く撃破する。亡くなって初めて少女の大切さを知り、絶望に突き落とされる大賢者。
そこに、最後の手段を提案する管理者の龍。それは女神に直訴することだった。少女を生き返らせるため大賢者は東京にいる女神へ直談判に行き、試練を超えて少女を取り戻し、プロポーズをして結ばれる。
最後は夢だった妻子とともに暮らすスローライフを獲得し、自分らしい生き方に目覚める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-30 11:00:37
132077文字
会話率:39%
宝永四年、大地震と富士山大噴火のダブルパンチを受けた日本。苛政はますます人々を苦しめた。阿波(徳島)の山村で庄屋を務めていた谷貞之丞は、一揆へと逸る村人を鎮め、藩に直訴に及んだ。
(この作品は「カクヨム」にも掲載しています)
最終更新:2022-08-12 07:57:05
3456文字
会話率:3%
正義のスーパーロボット、バスタージャスティスの足担当である橘 凛子(たちばな りんこ)には切実な悩みがあり、職場環境改善のためリーダーに直訴することにした。
最終更新:2022-04-17 19:49:32
1428文字
会話率:71%
一分掌編。ラーメン屋のお話。
最終更新:2022-03-22 22:33:44
857文字
会話率:10%
木村泰輔は、緑茶高校演劇部の3年生。
最終学年になり、高校最後の演劇コンクールを控え、同級生は次々と役を与えられていくのに、泰輔は何も役をもらえず、下級生に交じって大道具の仕事をこなす日々だった。
そんなある日、泰輔は部長の淳史に、自分にも
役を与えて欲しいと直訴すると、淳史は「与えられた試練をこなしたら、泰輔をコンクールに出演させる」と明言した。その試練とは、演劇部女子の絶対的エース・めぐみを相手に1人芝居を行うというものだった。果たして泰輔は、無事にこの試練を乗り切り、念願のコンクール出演を叶えることが出来るのか…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-29 12:00:00
9940文字
会話率:45%
ランクS冒険者だった、炎術師ロディマスは戦時中の判断で罪を問われ、ギルドを引退する。
大通りから少し離れた場所でバーを始めた元炎術師だったが、やってくるのは冒険者時代の顔なじみばかり。
そして、彼が住む神殿都市の最高権力者、姫巫女が交
代することに。
新しい神殿の長に祝いムード全快の神殿都市だったが、付け火による大火事で負傷者がでてしまう。
冒険者時代に炎術師だったロディマスも、犯人の一人として目を付けられてしまう。
ある日、店の備品の買い出しに市場に足をはこんだロディマスは、姫巫女の行列に直訴をしようとして断罪されそうになる少女を助ける。
彼女は大火事の放火犯として逮捕された男性の娘だった。
ロディマスと仲間たちは真相の究明に乗り出す。
その影には新しく姫巫女を襲名した盗賊王の娘、聖女アデルの姿があった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-29 19:00:00
92248文字
会話率:37%
小糸優香の隣には社内で「モンスター社員」と呼ばれる横山和恵がいた。毎日おしゃべりばかりで仕事に集中できず、優香は上司に席替えを直訴するが――
最終更新:2021-11-19 21:41:28
4536文字
会話率:47%
この物語は、日本が高度経済成長期の昭和四十三年に主人公の松宮隼《まつみやはやと》が、東京・神田神保町にある昭和三十三年に倒産し、再建途上の老舗出版社【敬文館《けいぶんかん》】に入社したものの、その出版社には、【旧社組《きゅうしゃぐみ》】と
称する倒産前からの社員と再建後に入社した社員との深い溝《みぞ》があり、入社早々の主人公は、社長に伝統的な年功序列制《ねんこうじょれつ》を廃止するなどの【会社改革】を直訴《じきそ》する一方、本人は一向《いっこう》に目指《めざ》す編集者への道が見えずに苦悩する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-03 10:03:48
45549文字
会話率:41%
リリー・ホワイト・アコラサード伯爵令嬢13歳は兄のハスタとハイキングに出かけたとき、異国に住むビエント・アネモス・アストラべーという男性に会い、初めて風魔法を教えてもらう。数時間一緒にいただけで、リリーはビエントの事を好きになった。どうした
ら会えるかと聞くと、笛を渡された。もう一度会いたくて、リリーは飛ぶ練習と風魔法の練習を始めた。リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
今回も辞書を開いた場所の横文字を名前に使っていますが、意味はありません。侍女は今回もメモリーにちなんで、モリーとメリーです。
楽しんでいただけますように。
ブックマークしたいただけると、不定期のオマケはわかりやすいと思います。評価していただけるとポイントがつくので、評価お願いします。やる気に繋がるので、どうぞお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-28 02:20:59
202963文字
会話率:60%
本日12月10日は、田中正造が足尾銅山の鉱毒事件について明治天皇に直訴した日であるらしい。
フーン。足尾銅山か。ここ行ったことあるわ。ゲームの坑道マップを彷彿とさせるような、何かのアニメでトロッコ走らせて逃げるシーンのような、そんな気分
に浸りつつ坑道内部を観光した。
しかし最も印象に残ったのは、観光協会が力を入れている足尾銅山の坑道内部ではなく、高台から見た周りの景色だった。
ここは日本か? 西部劇に出てくるような、広大なはげ山が続く。一見の価値がある。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-10 22:30:48
3062文字
会話率:0%
通報式とは文字と数字を羅列した符号で、様々なデータを一定の規則に基づいて変換したものである。符号化するには思想が必要であり、通報式が共通に利用できれば、言葉や風土の異なる人々同士でも情報をやりとりすることが可能となる。通信が発達した時代に
なっても、その利便性は変わらない。これは、その通報式で世界が一つになれると信じた男の物語である。
西域の空港ホッタイトで働くシムナナムナは、空港の気象予測の充実を願っていた。そのために、独学で気象を学び、ササジー通信という独自の情報発信サイトの運営も行っていた。ある時、意を決したシムナナムナは、大都市オーギュシティにある世界交通機関までやってきて、空港における気象予測の充実を直訴する。
世界交通機関に所属するジェロという男がシムナナムナと面談した。シムナナムナの願いは必ずしも世界交通機関の機能とは一致しなかったが、シムナナムナはそれを理解しない。このため、シムナナムナは情熱が空回りしてしまい、ジェロがその要望に理解を示すことはなかった。
後日、国際交通機関で空港の統廃合プロジェクトが始まり、シムナナムナのいる空港は規模を縮小することになる。ジェロはその説明に現地のホッタイトを訪問して、そこでシムナナムナと再会した。その晩、二人は夜遅くまで話し込み、ジェロは次第にシムナナムナの考えに共鳴するようになる。しかし、プロジェクト自体は淡々と進んでいった。
ホッタイトの空港規模縮小によりシムナナムナは職を失ったが、ジェロの口ききでワンジュという都市で働くことになった。そこには廃港となった施設を利用した天文公園があり、昼間は公園内の喫茶店で働き、夜は天体観測をする生活をシムナナムナは始めた。また、ジェロ自身もシムナナムナと親しむうちに、オーギュシティの暮らしに疑問を感じるようになっていたため、仕事を辞めて同じ街に移り住んでいた。ワンジュの街で、シムナナムナは天気と天体のことばかり考えて暮らし、通報式の発信を続けた。ジェロはそんなシムナナムナとさらに親交を深めていく。
ある晩、二人の住むワンジュの街を過去にない規模の砂嵐が襲った。そこでシムナナムナとジェロは何をすべきか考えて行動をとる。未曾有の災害の被害がそれでなくなりはしなかったが、わずかな報いがそこにはあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-05 12:00:00
113654文字
会話率:67%