「お前を愛することはない」エラン王弟殿下は、結婚初夜にそう言いました。
彼は学園の頃から愛する人がいたらしく、しかしその方は身分違いで結婚が難しいとのこと。
公爵令嬢との婚約を破棄してまで、その人を選んだというのに……お気の毒な方。
それはそれとして、大公の末の娘のくせして貴族学園に行かず、魔導学園に入って研究研鑽三昧だった私。
急に降ってわいた王族との結婚生活なんて、興味はまったくないのです。
しかも務めは果たさなくていいと。なんて素晴らしい。
ところが。権力使って魔法省の職員の座を維持したまま、私は自由な生活を堪能し……今、身の破滅の危機にある。
夫のエラン、人を殺して魔石を取り出す非道な所業に手を出していました。このままでは私、断頭台に直行です。
しかも王弟エランを売ろうとしたら逃げられました。まずい、後がありません。
そんな私に、末の王妹殿下レン様が囁きました。
「わたくしを処刑し、民の怒りを鎮めなさい」
…………できません。
私は――――――――自らの手で、革命を起こすことにしました。
ずっと共に歩んでくれた、レン様をお守りするために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 07:10:00
15416文字
会話率:28%
下賜された豚に混じっていたもの。
夏のホラー2023参加作品です。
最終更新:2023-08-24 09:00:00
885文字
会話率:12%
王妹殿下を母に持つ公爵令嬢で、次期聖女との呼び声も高い魔法使いのアリーには想い人がいる。しかし彼は一代限りの男爵家三男で魔法も使えないし戦闘も得意ではない。しかし彼には、誰にも負けない美貌があった。
ある時、アリーは親友たちの愚痴を聞き
ながら、ふと名案を思い付く。
「女癖も頭も悪いあの男たちを、まとめて処分できる名目があれば、あなた達は王命の婚約を解消できるのよね?」
親友たちの婚約者は血筋と顔立ち以外に誉める所がない、大人たちですら匙を投げるような男たちだったのだ。今は大きな問題こそ起こしていないが、それは親友たちの影からの根回しがあるからこそ。そんな彼らが大きな問題を起こせば、王命も撤回されるかもしれない。
そんな希望と計画を胸に、アリーは国王を含めた大人たちに一つの賭けを申し入れた。
「学園を卒業しても親友たちの婚約が結ばれたままなら、私も国のためにこの身を捧げます。ですが、もし親友たちの婚約が解消されたら、私たち全員に想い人との婚姻を認めて下さいませ」
そして運命の日、学園の卒業パーティーがやってきた――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-05 00:00:00
3942文字
会話率:49%
大陸中央に聳えるサウア山脈中央部にある小王国アンパタ。
三大国に囲まれながらも、その三国に繋がる山越えの通商路の要所として栄え、三国いずれにも肩入れせず、中立を守ってこの地を治めてきた。
そんな小王国に西隣のグスコ帝国が攻め入り、建国以来の
危機が訪れる。
王妹は、宰相と近衛兵数名と共に都を脱出するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-28 14:11:15
23470文字
会話率:27%
大団円を諦めたその先を、愉しみたいと彼は言う。
転生した王妹殿下は人生を諦めている(https://ncode.syosetu.com/n9119gl/)の旦那さまから見た話。
何も知らない王妹殿下と、おおよそ把握している旦那さま。
最終更新:2020-09-05 17:36:55
13713文字
会話率:5%
数多ある小説のように転生した主人公が、ハッピーエンドを迎えられなかった話。
最終更新:2020-08-30 22:20:31
10117文字
会話率:5%
帝国の星詠みが交代することになり、集められた候補者たちの世話係に任命されたのは帝国の皇子たち。
候補者の相手をすることに気が進まない第四皇子アレクサンドルに、候補者の姉であるラグランジュ王妹殿下は告げる。「妹は七つのころから姿が変わっていな
い」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-19 10:00:00
12337文字
会話率:40%
「ヒルデガルト、お前初めてのおつかいやってみない?」
「ぶっ飛ばされたいようですね、お兄様」
ゼラニウム王国第一王女のヒルデガルトは魔王である兄に呼び出され、冷戦状態の敵国に留学に行くように命じられる。
原因は貴族の令嬢の襲撃。
目的は
敵国の懐柔。
無理難題に辟易しながらも、執事のオスヴァルトと共に敵国、マトリカリア王国へ向かう。
そこで、ヒルデガルトを待っていたものとは。
「ねぇオズ。この国、こんな簡単に懐柔されていいのかしら」
「…こちらの思惑通りに進んでよろしいかと」
妙にヒルデガルトに憧れを抱いている敵国の王子に、魔族大好き教会派お坊ちゃん!?
最難関だと思われた敵国懐柔はサクサク進んで、ついでに恋愛フラグまで立つ始末。
無事に彼女は愛する祖国に帰れるのか!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-27 17:10:25
15883文字
会話率:37%
異端の王妹と、政権交代をなした若き貴族を巡る激動の時代を描いた軽いライトノベル。失われた先史の記録の残滓からは意外な事実が判明する。
具体的には、伝承が指し示すひとつの可能性を検証していく過程で、次第に真実が明らかになっていく。とある国に集
中している古代の遺物や伝承などから、にわかには信じがたい荒唐無稽な仮説が浮かび上がってくるのだが、すでに失われた知識や記録はあまりにも膨大に過ぎた。可能な限り、現在の文明レベルで理解できる真実を模索する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-07 19:08:18
75236文字
会話率:53%
自分は王妹なのだから、きっといずれどこかに政略結婚に出されるのだと思ってきた。
なのに国王である兄は言った。「え?エーファは好きな男と結婚していいんだよ?」
ちょ、ちょっと待ってよ、政略結婚前提だったから、自分から結婚相手見つけようと
なんてしてこなかったじゃない!兄上のばか、そういうことは早く言ってよ!
「エーファ様。あなたをずっと見つめてきた者が目の前におりますのに」
婚活するか、結婚をあきらめるか、それとも。さて、王妹殿下(28)の選択は。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-25 23:56:47
8951文字
会話率:49%
とある国に住む王妹殿下は義理の姉に、「恋をしろッ!! ときめけッ!!」と命令された。
それが、彼女の恋愛ブラリ旅の始まりだった……。
旅、と言いつつ、今の所、旅立つ予定のない王妹殿下のノリ優先なお話ですが、よろしくお願い致します。
※
遅ればせながら、当作品は不定期の亀更新であること、お伝え致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-08 12:58:53
8347文字
会話率:40%
あたしはイーラ・マトス。職業は王妹殿下の侍女。
そんなわたしが何で、近衛兵に剣突きつけられてんのよ?!
H26.4.29前後で、改行や一行あけ、つじつま会わせ等のプチ改稿実施。
最終更新:2013-05-08 21:38:00
45853文字
会話率:27%
少しくたびれた感じの黒騎士さんと天然、一人で暴走気味な魔王王妹殿下のお話。
最終更新:2011-08-08 00:10:51
3055文字
会話率:38%