とあるマンションに住む女。彼女はここ最近、同じ夢を繰り返し見ていた。
――はあ、はあ……。
荒い息遣いが響く中、ただひたすら雪山を登る夢。夢だとわかっていながらも、その感覚はあまりにもリアルで、冷たさと過酷さが肌に迫ってくる。ピッ
ケルを氷壁に突き立て登り、体を丸めて吹雪を耐え凌ぐその感覚は、無視できないほど鮮明だった。
一人称視点ではあるが、まるで映像を見せられているように自分の意志で動くことができなかった。その息遣いから、登山者が男であることだけはわかったが、それ以上のことは何もわからない。あるのは真っ白な雪ばかりだった。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-01-29 11:00:00
1577文字
会話率:0%
10階建て295戸。ワンフロア30戸。(うち1階はゴミ捨て場等施設の関係で25戸)
二棟、大と小。切り離され、上から押しつぶされたような『コ』の字型のマンション。
敷地をぐるっと囲うようにフェンスあり。中央は公園。
部屋の広さは子持
ち夫婦が暮らすに十分。子供が巣立った後は悠々と。
家賃もお手頃価格。老若男女問わず受け入れる。
単身。二人。親子三人、四人と居住者の笑顔溢れるみんなの家。
子供が笑う。主婦たちが笑う。仕事帰りの彼、彼女が灯りを見つけ、ホッと笑顔になる。
そんな彼らのマンション。
夜中。カツン、カツンと廊下に響くその足音は無意識だが、どこか心の拠りどころ。
熊を恐れ、声を出しながら山道を行く登山者のよう。
これも無意識。つい目がいくのはドアの脇の部屋番号。
――101号室
【アイダショウタ アイダエツコ アイダハルト】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-24 11:00:00
10067文字
会話率:0%
主人公、は、遠い北アルプスの厳しい山々へと足を踏み入れる。自然の美しさと過酷さに魅了されながらも、登山の道中で彼女は予期せぬ困難に直面する。それは、険しい山道だけではなく、同じ登山者たちからの冷酷な言葉や厳しい人間関係だった。
北アルプス
の絶景を望みつつ、彼女は心の中で孤独と葛藤し続ける。自然の厳しさと人の冷たさが交錯する中、彼女に訪れた悲劇とは一体何なのか――。
絶望の中で見つめる彼女の心の旅と、生きる意味を見出そうとする姿を描いた、登山物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-30 16:59:06
3718文字
会話率:33%
登山する人の無知極まりなさにあきれる。
最終更新:2023-11-23 15:38:14
322文字
会話率:0%
今日は獲物に出会えなかった。
夏のホラー2023参加作品です。
最終更新:2023-07-19 13:00:00
692文字
会話率:5%
登山を趣味とする会社員の大介は、大勢の登山者が死にかけ「雪女が出る」と噂される雪山に挑むことにした。
しかし、準備不足か慢心のためか遭難し、力尽きてしまう。
そんな大介の元に雪女らしき女が現れる。
俺はここで死ぬのか……と覚悟を決める大介
。
しかし、雪女は――
「起きてよ! こんなところで寝たら死ぬでしょうが!」
とビンタをかますのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-04 16:35:26
4992文字
会話率:56%
8月の終わり、南アルプスの山から下りて、ゆっくりと露天風呂に浸かっている。
登山者の中に一人、二十代の白人の女性がいたが、コロナのせいか誰も彼女に言葉をかけなかった。
僕は、自分の二十代の頃、一人でヨーロッパを旅したことを思い出す。
一人を
楽しもうと旅に出たけれど、行く先々でいろいろな人から声をかけられた。結局はそれが楽しかった。
誰も彼女に話しかけないなんてホスピタリティの欠如のような気がするが。結局は自分も何もできなかった・
雲一つない快晴だったのに、今は稜線に雲がかかっている。近くに視線を移すと、蜘蛛の巣があり、中心には黒い雲がいる。
その蜘蛛を見ているうちにいろいろなことを考える。山で見かけた白人女性のことを思ったのも蜘蛛を見ていたからだ…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-09 01:07:23
4337文字
会話率:0%
ある名も無い山の中、立ち込める霧の先にある、一件のロッジハウス。
そこに一人暮らしている老婆と、そこに迷い込んだ登山者が話をする。
ただ、それだけの話……
最終更新:2021-07-31 23:19:16
9608文字
会話率:0%
”終了点”とは、山岳登攀において、このルートはここまでで十分価値があると人が判断した「ルートが終わる場所」の事だ。それは例えば尾根の途中、二本足で立てるようになった場所であったり、必ずしも山頂とは限らない。
人生の黄昏を迎え冬の山頂に広
がる雪原を訪れた山岳カメラマンの男。頂上の一角にある避難小屋をその時期に使う者は他にいないはずだった。しかし吹雪の夜、古めかしい恰好をした登山者が小屋を訪れるーー。
文明と隔絶された山の上で出会う人々と男の交流を描く山岳小編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-19 03:31:41
38023文字
会話率:53%
2018年7月、登山者の多い朝霧山で遭難事故が発生した。後に調査委員会から事故調査報告書が公開されたが、そこから考えられる遭難の詳細は極めて異常なものだった。
これはその朝霧山遭難事故をさらに詳しく調査しまとめたものである。
最終更新:2019-07-24 23:11:53
14975文字
会話率:16%
田舎地方の低山山行。小形のスズメバチに出会う。登山者は、別荘風の小屋に紛れ込む。
小屋の内部で、異次元を棲家とする、小形のスズメバチに遭遇する。その異次元はネガ次元であった。
最終更新:2019-01-14 10:51:07
7860文字
会話率:16%
源平合戦、三草山の戦いにおいて、熊谷直実が軍をおいたとの伝承がある金城山頂上の夜。ある登山者が遭遇した出来事である。
頂上でたき火をする武者達に出会う。
武者は、平敦盛・熊谷直実・平資盛(宮本武蔵)・チンギスハーン(源義経・テムジン)
達であった。
この作品はサイト、UROSHITOK作品集にも投稿されていました。改訂して投稿します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-30 14:53:53
9437文字
会話率:12%
山里の近郊に住む人物の少年期の思い出を壊れた山小屋にまつわる少女との記憶とキスゲ畑を侵食するクマザサの脅威を幻想小説にまとめる。
最終更新:2018-07-03 12:51:17
4994文字
会話率:0%
登山者の男は、カレーを食べた。それだけの話。
狐カレー企画です。
最終更新:2018-01-14 01:07:29
4149文字
会話率:4%
小さな山の中ほどにある山小屋かふぇ『かふぇ・あかり』
そこのマスターは赤鼻の、みんなから『山じぃ』と呼ばれる笑顔が優しい老人。
今日もかふぇには登山者達がやってくる。
山じぃは少し哀しい心を赤鼻の笑顔の下にそっとしまい、美味しいコーヒーを淹
れてみんなを迎える。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-28 05:51:16
3163文字
会話率:38%
夜道を己の勘を頼りに進んでいたが、明らかに迷子になっている主人公。人里離れた山の中でお寺を発見し道を聞こうとするのだが……。
最終更新:2014-11-07 00:37:56
455文字
会話率:34%
山羊の骨でできた杖を片手に山路を登っていた登山者は、カッシーニの間隙に思慕の情を寄せました。
最終更新:2013-03-26 21:59:50
423文字
会話率:0%
登山者、雲を食べる。
最終更新:2012-02-13 18:03:28
200文字
会話率:0%
登山者が、登っていく山の物語。
最終更新:2010-04-05 13:25:17
2150文字
会話率:37%