種子保管所を出たヒューマノイドは西へと歩み始める。
旅はこんなふうにつづられる。
町その一。無人。死骸なし。〈カンバヤシ・モーターズ〉で酔電液を見つけ、ほろ酔いになった。
町その二。無人。パニックルームに死骸。こめかみに穴、
手には拳銃。コンピューターを立ち上げたら、チェス・ソフトに0勝999敗の成績が残っていて、ログを読んだら、凄まじい罵倒の数々。
町その三。無人。死骸なし。〈フェラーラ・オート〉の自動車のエンジンから酔電液を抽出してほろ酔いになった。
町その四。無人。死骸なし。この町は植物もなかった。全て枯れ切っていて、この強力な除草システムの発生源は〈ビッグ・エンジン〉というガレージからだった。酔電液でほろ酔い。
町その五。無人。死骸あり。ふたり:死因は餓死。そのうちのひとりが手記を残す。
――やれと言われたことをやっただけだ。世界がそう言い訳する人間ばかりになった結果がこのざまだ。もし、このメモを地球外生命体が手に入れて、しかも、地球の言葉が分かるのであれば、全人類を代表して言おう。おれたちはとんでもないバカだった。やり直す機会は何度もあったのに、そうしなかった。このメモがヒューマノイドの手に入ったのなら、なぞなぞを出そう。『なかにタネが入っている楽器はなーんだ?』
こんなふうに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 11:05:44
14191文字
会話率:18%
AIが人類滅亡を予言した時、核が発射された。
人類連合が停戦を何度も訴え続けたが、耳を傾ける国は半分にも満たなかった。
残された道は武力介入するしかなかった。全てはAIが導き出したシナリオ通りに……。
そして戦争は終わり環境が破
壊された地球が残された。生き残った人々は現実から仮想の世界に移住する。
そんな仮想の世界で起こった事件を担当するのが電脳組対四課だ。クラッカーたちと壮絶な戦いを繰り広げ、世界を一歩ずつ良いものにするのが任務。
人類は生き残れるか? それとも滅びの道を行くのか?
※残酷表現・暴力表現があります。
※他サイトにも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-06 21:36:48
212378文字
会話率:47%
箱舟に乗せる人を考える話。(※重複投稿作品)
最終更新:2023-02-25 06:00:00
2439文字
会話率:7%
滅亡世界バスカット・グラスの箱舟。その船が死にゆく場所から無事に飛び立つためには、誰かが残って守るしかない。(※重複投稿しています)
最終更新:2023-02-24 23:00:00
898文字
会話率:0%
滅びた未来に転移した主人公。しかし使命があるわけでもなく戸惑った彼が出会ったのは安価スレだった。もう既に詰んだ状況であるはずだったが安価スレに従い突拍子もない行動を取り続ける主人公のせいで全ては変わっていく。敵に化け物と勘違いされていくのを
面白がったスレ民は最強兵装や情報を惜しみなく供給し始め事態は更に加速していく。「何故この場所が分かっタ、『最後の英雄』!」「安価スレに従っただけなんです……」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-04 01:24:20
96205文字
会話率:49%
これは、遠い遠い未来の話。
壊れかけのロボットと不老不死の兎の友情?の物語。
最終更新:2022-06-11 21:00:33
3350文字
会話率:36%
教会の地下、棺桶の中で目を覚ました少女は、そこで優しい死体と出会う。
少女は自分にドロシー、死体にトトの名を付け荒廃した世界を歩き始めた。
ドロシーは「悔いなく死ぬため」に。
トトは「ある物語の続きを読むために」
ozと名の付いたAIに導か
れながら2人の進む先で待ち受けるのは……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-06 03:01:52
12425文字
会話率:23%
ごく普通な男子高校生である、時越零仁〈ときえ れいじ〉と、主人公にベタ慣れのトカゲのルージュはある日、剣の師匠であるひいおじいちゃんの家へ行った。
するとひいおじいちゃんの部屋に隠し部屋があるのに気がついた。
中には何やら怪しげな装置
…。
絶対押すまいと思った矢先、不慮の事故で起動させてしまった…。
次に目が覚めた時には————。
——この物語は一人の男と一匹のトカゲが成す物語である。
*こんにちは!カエデウマです。
この作品が初の作品なので暖かい目で見てください。
ちなみにこの物語は自分が実際に見た夢をベースにして作りました。
なんせ初心者なんで暇つぶし程度に見てくれた嬉しいです。
更新速度は自分の出したい時に出すので遅めかもです…。
精一杯頑張るんで、
よろしくお願いしまーす!!*折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-03 22:14:09
8357文字
会話率:39%
世界は終わった
突如地球に飛来した隕石。その隕石に付着していた未知の生命体が人に寄生することで産まれた【ミュータント】。
ミュータントは徐々に世界中に蔓延し、やがて国交の断絶、医療機関の崩壊、それに伴う人々の混乱を招いた……。
動乱の世界に
放り出された一人の少年は、狂気に墜ちていく……。
世界は変わった
崩壊した世界で一人の青年は旅をする。
骸と化した東京で食料を求めてさまよい歩き、黒猫に導かれた彼は一人の少女と出会う。
人肉を貪るミュータント共を白銀(しろがね)の義手と銀の銃を使ってなぎ倒し、そして彼は知る。
この世界に潜んでいた本当の狂気と、狂気に彩られた己の運命について……。
交差する二つの物語は、やがて一つの真実に収束する----。
※小学館ライトノベル大賞で一次選考を突破した作品を改稿したものです。もともとのタイトルは「滅亡世界の監禁少女はいつもいつでも願ってる」でした。これはぶっちゃけラノベじゃありません。ラノベの皮をかぶった特殊性癖の暴露本。読んで悶えろ。それは新たな目覚めだ受け入れろ。
毎日昼の十二時に更新予定です。でもお昼ご飯を食べながら読むのは推奨しません。
今は十九時にも更新しています。わちゃわちゃしちゃってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-24 20:00:00
159805文字
会話率:48%
目が覚めたとき、私は何も覚えていなかった。
目の前には、喋ることもできない君一人。二人ぼっちの箱庭で、本当のことを探しに行こう。
これは、神様もきっと知らない、小さな小さな物語だ。
――もう終わった話を、終わらせるための。
最終更新:2020-01-05 22:21:54
32430文字
会話率:35%
2020年に現れた異形の獣。それはノイズ・ビーストことNBと呼ばれ、石の霧を撒き散らしながら地球から人類を駆逐していく。
これは死にゆく人類の最後の抵抗を綴った無常陸(むじょうりく)とソウジュの記録。
最終更新:2018-03-09 18:15:54
13377文字
会話率:36%
少年は四ヶ月前の記憶をなくしている。それは悲惨で残酷な記憶だが、幸せな記憶だった。
そして、ある日、コンクリートの地面に刺さっている刀を発見した。なぜか、それに触れなければいけないと感じたので、少年は刀に触れてみた。
すると、四ヶ月の記
憶は元に戻り、また荒廃した世界──滅亡世界へと足を踏み入れることになった。
*今作は「滅亡世界 前編」の続編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-01 03:14:02
80048文字
会話率:48%
ある日少年は目を覚ましたら生きた人がいない世界にいた。
その世界は自分がいた世界と全く同じ景色だった。
少年はそこで自分と同じ学校に通っていた六人の生きた生徒に会った。
その日、空から二人の神が降りてきた。
少年たちはその神からこの世界のこ
とを聞いた。
その神が言った。
「この世界は人類がいない世界『滅亡世界』と私達は呼んでいます」
と.......
※セリフの前後は一行開けてます。
過去編多めです。
この作品では、皆=みんなと読みます。
前編は完結しました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-30 14:49:01
205942文字
会話率:31%
「僕はーー神だ」知らない少年が呟いた。日常に紛れ込んだ異物に、誰も反応を返せない。時が停められたように音は消え去った。鳥の囀ずりも窓から吹き込む風も、心臓の鼓動も瞬きのために下ろされる瞼の音も、しない。無理矢理に生み出された静謐な空間に、再
び、音が落とされる。「この世界は、終わりだ」ーーと。×××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××
滅ぶ世界の全面戦争《フルコンバット》(ほろぶせかいのフルコンバット)と読んでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-07 23:00:00
17434文字
会話率:32%
西暦2900年、12月31日大晦日、23時45分。間もなく地球は新世紀を迎えようとしていた。
人類は進化をするわけでもなく、退化をしていくことも無く、停滞し続けた世界。
誰もが特別な瞬間を目の当たりにしようと世界中の人は、この瞬間だけで
も一つになっていた。
カウントダウンを終えた地球は30世紀を迎え、人類も何を目標にして生き続けていこうかと模索していた時だった。
人類は新世紀を境に滅亡の道を辿る。
兵器によるものなのか、戦争による滅亡なのか? 人為的な理由で地球に住まう人類は簡単に滅びるような存在ではない。
地球を襲ったのは一つの声――――歌声だった。
歌声に魅入られた人類は狂人となって人に襲い掛かり、それはまるで生物災害のように瞬く間に人類の総人口は三分の二まで減らされてしまった。
事件から数年後、歌声による洗脳の原因は三人のうたいびとと呼ばれる存在だった。
うたいびとの被害者であるロウは、将来を約束された許嫁の仇を取るためにうたいびとを世界に渡り探し続けていた。
そんなある日、ロウの前に一人の少女が現れる。
――私はね、世界中に自分の歌声を聞かせたい。愛を届けたい。
カノンと呼ばれるうたいびとと関わっていく中で、ロウは復讐に手を染め続けるのか、それとも復讐を止めるのかを思考していく……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-04 23:48:19
103644文字
会話率:47%
――世界を滅ぼします。
入学式の自己紹介の時に、波佐間覇照がそう宣言した。ただ、その一言のために、一年後――世界は大きく狂い始める。
突然、出現した異形の怪物により、クラスが学校が町が世界が、理不尽に破壊されていく。
壊されてい
く日常の中、覇照に心を奪われていた相高渡織は決心する。
――お前の滅亡は俺の滅亡が否定する。
滅亡を止めるための滅亡を求めて、渡織は覇照に抗うことを決めるのだった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-20 08:57:23
54450文字
会話率:30%
謎の女神によって異世界へと永久就職させられたケント。そこはかつて魔王によって滅ぼされた剣と魔法の世界だった。
最終更新:2014-07-19 23:29:14
345238文字
会話率:24%