かつて巨大な1つの国が支配していた大陸、ユニティ大陸。しかし巨大な国が崩壊したことにより戦乱が続くようになり、世から「烈国大陸」と評されるまでになる。戦乱は4度の大戦を経て、100年間もの続き、今なお三国が覇を競い、武術・魔術・技術を用い
て戦争が勃発し、血と涙が流れる戦乱の世のままであった。
山奥の山村に祖父と暮らす少年シリュウは、かつて戦乱の中で故郷の町が焼き滅ぼされたことから、自らがこの戦乱を終わらすことを決意し、旅に出る。
旅の途中で、武に覚えがあるお転婆な名家の令嬢、戦争で父を失い復習に燃える少年、山奥で限界集落の村を慮る怪力少女など、個性豊かな仲間と出会う。この戦乱の世で自分に何ができるか、そしてこの大陸の戦乱が終わらないのはなぜか、祖父から受け継いだ槍の腕を頼りに、烈国大陸を駆け抜けていく少年の立身出世の物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 00:10:45
703339文字
会話率:46%
燃え盛るような赤色
しとしと流れるような青色
ぴかぴか照らしてくれるような黄色
さわさわ安心できるような緑色
きらぴか包んでくれる藍色
いっぱい 色が あるけどね
なにいろが 一番 お気に入り?
最終更新:2025-01-06 23:46:20
318文字
会話率:0%
越界。人間不信のしがないサラリーマンのおれ、三神雪斗(さんじんゆきと)が突然変なゲートに連れられる。
まるで宇宙を流れる光の川のようなところに放り込んだ女性、富良野紫亜(ふらのしあ)は、おれの事をマスターと呼び、本当の名前はスノウ・ウルスラ
グナだと言い出す。しかも自分はおれの伴侶になる存在とも。
何が何だかわからないまま、突然の攻撃でその女性とはぐれ異世界に放り出される。
いきなり流れ落ちた世界は一面見渡す限り水の世界。
そこにヴィマナと呼ばれる古代の船で悪政をしく元老院と戦うレヴルストラという一味に拾われる。
元の世界で何かあってはまずいと思い名乗ったのが光の川で告げられた名前、スノウ・ウルスラグナだったが、その名前は実は異世界で英雄神と呼ばれる存在のようだ。
しかもこの世界に来た瞬間に、40歳前のおっさんだった姿は20歳前の若々しい姿に。
そんな事は知らず、名乗ってしまった名前も定着し、レヴルストラというトライブメンバーとヴィマナという船を空に飛ばすための飛翔石を探す旅にでるハメに。
水の世界はこの物語の始まりの世界。
この世界は10以上の世界がカルパと呼ばれる光の川で繋がれた世界だった。
陸地のない水の世界や音に支配されている世界、火を操り生きる世界など様々な世界を舞台に、それらの世界を牛耳ろうと暗躍する元老院ニルヴァーナ、それに対抗するレジスタンスの面々、それらを巧みに誘惑する天使と悪魔。どこともわからない場所から見守る観察者たち。
様々な勢力が複雑に絡み合い物語は想像を超える規模の争いに発展する。
これはおれ、スノウがハノキアと呼ばれる9つの世界を行き来しながら失われたとされる自分を取り戻し、成長しながら自分の道を探しその道を成す壮大な物語。
善と悪の価値観を超えた争いに自由の光を灯し本来の世界を取り戻せるのか?
これは5つ以上の勢力と総勢300人を超える登場人物、10を超える世界で繰り広げられる壮大な物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 23:02:20
5134767文字
会話率:44%
私達は星を見た。輝き流れる星を見た。
もたらされたのは最初の奇跡。全てを繋ぐ新たな法則。
今は古き原初の記憶、人も神も知らぬ始まりの記憶。
けれども決して忘れてはならない。やがて訣別の日が訪れる。
その時のために、私はこれを此処に記そう。
〜北方神話序説・エイダの詩より引用〜
序章/辺境伯家の追放事情。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 21:10:00
56558文字
会話率:48%
高校生、時平カイリが死んだはずの〈その日〉――甦ったのは彼だけではなかった。
全世界で、これまでの『死』が失われていた。
あらゆる人間が、死を迎えた瞬間、甦るようになったのだ――以後死ぬことのない、しかし意志をもたない、生者を襲う存在
……〈生屍(イカバネ)〉として。
一度死ねば、何者であれ不死の生屍となり、それに殺された者もまた同じ道を辿る――病気ではないのに、しかし最悪の疫病のごとく、世界を席巻する恐慌。
その混乱のさなか……甦る人間の中に『生屍にならない者がいる』という噂がまことしやかに流れる。
外見は人と変わらず、生前の意思も持ち、老いることも死ぬことも無く――なぜか生屍を喰らう、謎の存在として甦った者。
それは誰ともなく、〈屍喰(シニカミ)〉と呼ばれた――。
……覆る死の概念から始まり、激変する世界を生き続ける人間たち。
そして、死の先に永遠を得て、人間でなくなった者たち。
遙か悠久の時の果て、彼らは、いかなる道を見出すのか――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 20:34:36
142056文字
会話率:18%
オルディス統一暦1011年、海洋貿易で繁栄を築いたセラフィス諸島連邦と、広大な大陸を誇るヴァルディア王国がついに激突した。
両国が領土と覇権を巡って火蓋を切った戦争――「ヴァルディア侵攻戦争」は、数多の犠牲と国土の荒廃をもたらし、世界の秩序
を一変させる。
二度の大戦――「ヴァルディア侵攻戦争」(1011~1013年)と「セラフィス反撃戦争」(1023~1026年)の最中で、それぞれの立場から国を救うために奮闘する者たちがいた。迫り来る絶望の中、果たして彼らは希望を見いだせるのか。
そしてオルディス統一暦1034年、新興勢力アルヴェリクス帝国の台頭により、極南の大陸で発見された「未知の資源」を巡る新たな争いが幕を開けようとしていた。
波乱に満ちた大地と海、運命に翻弄されるふたつの大国の衝突が、いま始まる。
地図上で異なる歴史を辿ってきたセラフィスとヴァルディアの「双極」の行方、そしてカイルとアーサーが示すそれぞれの正義が交錯する壮大な戦記ファンタジー。
誰もが求めるはずの平和――しかし、国と国が覇を争う限り、その道には多くの血が流れる。新興帝国が伸ばす手が、世界に新たな混乱をもたらすか、それとも光をもたらすのか。
今、海と大陸に渡る壮大な物語が動き出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 19:23:01
10552文字
会話率:36%
学校からの帰り道、僕は一人の女生徒が電柱の影に佇んでいるのを目撃する。
流れるような黒髪とほっそりした手足。それは、美人で有名な柳田さんに違いなかった。
けれど、柳田さんの身体は、何故か蜃気楼のようにうっすら透けていて━━
※本
作はエブリスタにも投稿されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 18:47:41
88810文字
会話率:38%
大清帝国中期、嘉慶年間。三世の春で窮まった繁栄と爛熟が、斜陽と退廃へと取って代わろうとする時代。
前皇帝の弟を父に持つ変わり者の親王『永暁』(ヨンヒョオ)は、京師に流れる奇妙な噂を耳にして、ふらりと何処かへ出掛けていく。その後を追うのは、少
し訳ありの奴僕『名無し』。
─「子は怪力乱神を語らず。では代わりに、ぼくが語ることにしよう」
・登場人物
永暁…大清帝国の皇族。世襲親王家の一つ『瀏親王』の第二代当主。本年十八歳。
『名無し』…永暁の包衣(お付き)。自称二十歳。彼の父親である先代親王に仕えていた。
(この小説は『聊斎志異』、『子不語』などの翻案小説です。また、当時の生活や環境描写には、『紅楼夢』などの表現を参考にしました)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 18:30:00
177654文字
会話率:66%
「ハズレSRの買取価格が1枚100万円超えるとか嘘だろ!? 10枚あるよ!」
転移先は、カードゲーム至上主義世界でした。
TCG『モンスター・サモナー』が好きな大学生主人公、天川ツルギ。
ある日彼は、目が覚めると中学生時代に戻っ
ていた。
しかも、戻っていたのはツルギの家族もである。
状況確認のためにつけたテレビから流れるのは、大量のモンスター・サモナー関係のCM。
そして、政界におけるカードゲーム関係のニュース。
「あっ、これ異世界転移してるわ」
カードゲームアニメの世界に転移したと確信したツルギ。
幸いにして前の世界で持っていたカードは全てある。
せっかくカードゲーム至上主義の世界に来たのだ、派手にやらせてもらおう。
これは、とあるカードゲーマーが不要なレアカードを売って大儲けしたり、カードの知識とプレイングを使って無双したりする物語。
【カードリストはこちら】
→https://ncode.syosetu.com/n2651iv/
※感想等はお気軽にどうぞ
※【重要】ファイト構成ミスに関しまして
基本的にファイト進行のミスは、修正可能なものに限り修正いたします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 07:30:00
610822文字
会話率:44%
火星に都市を建設してから百年、人類は生活圏の拡大と共にある感情を失った。それは科学技術の進歩を考えれば、失われてもさして問題がない感情でもあった。人は火星でも食事をし、運動もでき、学び、働くことができる。それに子供も人工子宮を用いればリスク
なく出生でき、人口減少で悩まされることもない。恋という感情がなくても人は生きることができるようになったのだ。だが、不要なはずのその感情について悩む少女がいた。彼女は星の外からくる電波を拾い、そこから流れる歌に耳を傾けていく。やがてその歌はアトランティスからの恋歌と呼ばれるようになった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 00:02:37
86261文字
会話率:57%
好きな人のお嫁さんになる。シャノンのその夢はあっけなく打ち砕かれた。
どうやら自分は和平交渉のために帝国の皇帝と結婚するらしい。世界の血統のいいとこどりとも言えるシャノンの結婚は、ペットの子どもをあげるかのようにあっさりと決まった。
それな
りにショックを受け、泣き暮らしたシャノンは皇国に向かう道中魔獣に襲われて死にかける。だがその時、シャノンの中に流れる古代神聖王国の血が目覚めて―――
そして、一度死にかけたシャノンは悟った。
「やっぱ命あっての物種よね。お飾りの皇妃? なにもしないのに養ってもらえるなんて天職では!? 体も強くないし、帝国でぬくぬくさせてもらおう!!」
一転、お飾りの皇妃に前向きになったシャノンだったが、結婚式の後問題が生じた。
「……侍女が、誰も来ない……」
まずは侍女を探さないといけないようだ。
〈楽して生きたいシャノンが頑張らないために頑張るお話。〉折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 22:13:52
561387文字
会話率:46%
これは吸血鬼に襲われた際の対処法を記した作品である。
吸血鬼に関する伝承には、様々な弱点が語られています。主な弱点を以下に列挙します:
1. 日光 - 伝承では、吸血鬼は日光に非常に弱いとされ、日光に当たると灰になって消え去ると言われて
います。
2. 聖水 - 聖水には吸血鬼を退治する力があるとされています。
3. ニンニク - 吸血鬼はニンニクの匂いを嫌い、近寄らないとされています。
4. 十字架 - 吸血鬼は十字架を恐れ、その力によって退けられると言われています。
5. 木の杭 - 伝承によると、吸血鬼の心臓を木の杭で突き刺すことで、永遠に死に至らしめることができるとされています。
6. 銀 - 銀製の物体や武器によって吸血鬼を傷つけることができると言われています。
7. 流れる水 - 一部の伝承では、吸血鬼は流れる水を渡ることができないとされています。
これらの弱点は地域や文化によって異なる場合があり、吸血鬼の伝説には多様なバリエーションが存在する。
※生成AIを使って執筆しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 21:11:34
311710文字
会話率:38%
その少年は、信頼する先輩の背中を追って、そこに入学した。
しかしその高校は、幾多のヤンキー、戦いに明け暮れる修羅、地獄の獄卒、最強の軍神、おぞましいバケモノの集う学校。
今年も腕に覚えがある少年達が集まった。
彼らには、独特の
オーラが感じられた。
大勢の衆目に晒されようと、見世物パンダにされようと、そこに一切の躊躇いはない。固い覚悟と身体を流れる熱い血潮が、引くことを許さないから。
引くことは敗北、戸惑いは絶望を意味する。己を信じて、拳だけが全てだと、最高の高みを目指してきたのだから。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-01-03 11:32:59
16577文字
会話率:23%
王城の夜会。婚約者のルーカスから、突然突き付けられた婚約破棄。
「アリアナ侯爵令嬢。君との婚約を破棄する。金輪際、僕とシャロンに関らないでくれ」
その彼に、腕を回しているのは、幼馴染で親友の男爵令嬢のシャロン。
「お前の傍若無人な態度
に、うんざりだ。また、シャロンを虐めていたのだろう」
アリアナを責める婚約者。
「虐めて……、なんていないわ」
「嘘を吐くな。シャロンのことを、また、平気で突き飛ばしていただろう。僕が何度注意しても止めないその行動。お前への気持ちは、もう何年も昔に冷めていた。いい加減気付いたらどうだ」
「だから、それは2人を守るためなの、何度言ったら分かってくれるのよ」
アリアナは、何故か危機が起きる前に、その映像が頭の中に流れてくる。これまでも、危機を察知して、彼ら2人を助けてきたのだ。それを何度説明しても分かっては貰えない。
「お前の戯言にはついていけない。2度と、その適当な言動を僕たちに聞かせるな」
「うふふっ。ルーカスは明日、あたしと海に行くのよ。ね~、ルーカス」
この会話をしているときにも、危機を知らせる映像が、アリアナの頭の中に流れる。
……ルーカス様が、階段から落ちる。それを防ごうと、彼を庇ったアリアナは、階段の下へ真っ逆さまに落ちる。
そこで思い出したのが、前世の記憶。会社の経理主任をしていた、伊東湊30歳。
前世は「甘いマスクの覇者」という乙女ゲームにのめり込んでいた。そして今、アリアナとして生きる世界こそが、そのゲームの世界。
アリアナは、ゲームの中の悪役令嬢。男爵令嬢のシャロンがこのゲームのヒロインだったのだ。
危機を知らせる映像は、ゲームのイベント。
本来であれば、シャロンが好感度を上げるために用意されていたものを、知らず知らずのうちに、アリアナが回避していたのだ。
王城の階段の落下も、本来はゲームのイベントの一つ。
悪役令嬢役のアリアナが、隠れキャラルートが開いたのだ。
ブライアン・クロフォード公爵が熱烈に求婚を求めると同時に、元婚約者が復縁を迫ってくる。
ブライアントデートをした祭り。その10日後、「甘いマスクの覇者」では、国を揺るがす天災が襲うシナリオだ。
予見によって、何とか災難を逃れたが、元婚約者とシャロンの領地はそうもいかなかった……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 09:38:08
31564文字
会話率:30%
仮想現実世界が第二の世界として認められた世界。
長い冒険の果て世界を救い、戦争を根絶した英雄がいた。
彼はほとんどの人間の記憶には存在せず。
誰もがこの世界は流れるままに平和になったと認識していた。
彼はそれを悲しくむ事も憤る事もせずに、た
だ大切な恋人との時間に満足していた。
だが、彼は心の何処かで刺激を求めていた。
命を懸けた戦いの記憶が、今も彼の頭の中にこびりついている。
そんな彼の為にと、恋人は彼を再び戦場へと誘う。
その戦場は命を懸ける戦争ではない。
皆が皆、エンタメとして楽しむ為のゲームとして認識していた。
ゲームの名は“バトル・メック・オーズ”――人々が一獲千金を夢見て挑むゲームである。
彼は再びパイロットして仮想世界に舞い戻る。
今度は英雄としてではなく、たった一人のプレイヤーとして……だが、彼は知る由もない。
世界を救った英雄が、命を懸けて戦場を生き抜いた男が。
もしも、本気でこのゲームをプレイすればどうなるか。
これは世界の歴史に名を遺す事の無かった英雄が全力でゲームを楽しむ物語。
そして、そんな存在に注目し群がって来るランカーたちとの戦いの軌跡である。
※この物語は拙作の“限界まで機動力を高めた結果、敵味方から恐れられている……何で?”のアフターストーリーになります。可能であれば、そちらをお読みになってからの方がより楽しめると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 17:55:35
134779文字
会話率:14%
時は2177年――人々が仮想現実世界へと夢を馳せる時代。
情報電子変換装置の開発により、人類が完全に仮想現実世界へと行けるようになった時代。
彼らは己の国を作り、第二の地球で”戦争ゲーム”に興じていた。
人型兵器メリウスを主力兵器として、
三つの国々が陣地を奪い合う。
仮想現実では長きに渡る戦いが続き、誰もがこの均衡を打ち破ってくれる何かの登場を期待していた。
そんな中で、嵐と共に現れる謎の黄色い機体の噂が流れる。
その機体はふらりと戦場に現れると、瞬く間に戦局を変えて敵を嵐のように蹴散らしていく。
肉眼は勿論の事、レーダーでも完全には捉えきれない速さで飛ぶ謎の機体。
それを目撃した彼らは、畏敬の念を込めてその機体を――雷《イカズチ》と呼んだ。
彼らは知らない。
戦局を容易く変えるほどの力を持った機体を駆るのが、何処にでもいるようなライン工の男であると。
「ゲームで敵を沢山倒したらゲーム通貨が貰えて、その上、それは現実のお金にも換金できる……どこぞの勢力に属すなんて損だよね!」
無知な愚者は、傭兵で一攫千金を夢見る。
しかし、無知ゆえに彼は知らない。
敵を多く倒し名を上げれば、自然と己の首が狙われるということを――
※ハーメルン様にも掲載させて頂いております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 08:44:50
1347943文字
会話率:11%
57歳で始めたマスターズ陸上は、はや60台も過ぎ去り、今年(2023年)は15年目のシーズンに入った。
中学は1年、高校は2年、大学も2年とやめた理由はそれぞれ違いはするものの、私は陸上部を途中で三度も退部したれっきとした落ちこぼれランナー
である。
その私が高齢者の範疇に含まれる年齢になった今、「ひとり部活」では15年も続いている姿は、持続力と克己心が徹底的に欠落していた若い時の自分に見せてやりたいほどだ。
その「ひとり部活」で私が円盤や砲丸を投げるのは広島市を流れる太田川のひとけのない河川敷。
約60年前、この川の下流は私の子供時代の遊び場だった。
当時一緒に遊んだ友人たちの姿はないが、70台になった今もなお、同じ川のほとりで私は一人寂しく、かつ楽しく遊んでいる。
この河川敷で全くの自己流で腕に磨きをかけ、多い時には年に6回ほど日本各地で行われるマスターズ陸上の試合に出ている。
これは「ひとり部活」と称して、嬉々として遊ぶ70台のアスリートの日常である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 09:06:37
57556文字
会話率:4%
そこには夢がありますか。
時代と共に流れる河のように。
生き続ける人々へ。
最終更新:2024-12-29 04:56:08
2810文字
会話率:6%
詩人だって楽じゃないよ。どこかに季節が流れるように。
最終更新:2020-03-30 19:37:54
2260文字
会話率:15%
『交流』とは、異なる場所、所属、分類にある人や物などが互いに行き来する事。
それらをひろく管理し円滑に流れるように、交流屋は務めてまいります。
仕事も家も同時に失くし途方にくれるフリーターの青年は、世界的な有名企業『交流屋』にスカウ
トされた。
ドン底からの救いの手に飛び付いたものの、配属された店舗には、一風変わった仕事が待っていた…!
この作品は、青空とアメジストというサイトにて公開していたものを大幅改訂したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 18:21:26
145490文字
会話率:71%
――〝孤高の眠り姫〟
それが彼女に付けられたあだ名だった。
流れるようなポニーテールに、汚れを知らぬ真っ白キメ細やかな肌。
いや、美辞麗句さえも必要ないかもな。
目にした誰もが絶世の美女と認めることだろう。
しかし
、そんな彼女には常人とは違う一つの大きな特徴があった。
彼女は〝全ての人を拒絶する〟のである。
見た目が良ければそれだけで彼女の周りには男女共々集まってくるはず。
……まるで角砂糖に群がるアリのごとく。
しかし、それすらも決して受け付けることはなかった。
眠り姫は今日もまた、己の世界の中でくぅくぅと寝息を立てていらっしゃる。
だが、そこに馬鹿電波ツインテールと変態秀才腐れ縁野郎も加わって……!?
「……見るな、寝にくい」
「美佳は先輩のことが大好きなんですーッ!」
「でも僕は可愛いモノが大好きなんだ。それはもう、蜂蜜塗って食べちゃいたいくらい」
あ、いや、なんだどうした畜生め。
平和な日常はどこに飛んでいっちまったのか。
どいつもこいつもキャラが濃すぎる。
……さすがの俺でもお手上げかもしれん。
天の神様よ、いるなら今すぐ降りてこい。
ワンツーパンチを二、三発噛ましてやるからさ。
「畜生め、お前ら少し黙ってろぉおッ!!?」
喜劇、純情、時々涙。
今から紡ぐは、そんな温かな恋物語。
――――――――――
こちらの作品は『第12回ネット小説大賞』に
エントリーさせていただいております。
よろしければブクマや感想や星評価などで
やんわりと応援していただけますと幸いでございます!
読者の皆様にじっくりとお楽しみいただけますよう
始めのうちは毎日3話ずつ公開いたしますっ。
それでは何卒っ!
よろしくお願い申し上げます!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 10:14:46
110237文字
会話率:16%
【中世ファンタジー + 太平天国 + クロックパンク + 農民の一揆】
聖なる法王、黄金の杖
騎士の王、銀糸の床
麦を蒔く者、麦殻を噛み
布を織る者、衣を持たず
イブとアダムが耕す時
貴族と紳士は高座に座すか?
妻を奪い、家
を奪い
両親を斬られ、血が流れる!
人頭は転がり尽きず
血の借りは血で返すのみ!
司祭を斬れ!法王を斬れ!
騎士を斬れ!王を斬れ!
あらゆる不正を斬り倒し
すべての冤罪を清算せよ!
我ら小民、豚羊のごとく
聖女を迎え、虐殺の時を待つ
聖女来たら、司祭はいない!
聖女来たら、王はいない!
聖女来たら、役なく!
聖女来たら、税もなし!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 12:00:00
94861文字
会話率:22%