断崖大陸アーマンに浮かぶ天空島のひとつであるヴァーミア天領にひとりの少年がいた。
少年の名はルッタ・レゾン。
彼は『この世界のものではない記憶を持つ』という特異性を有してはいたが、地位も名誉もない、魔力も一般人並みにしかないただの子供
であった。けれどもハンタークラン『風の機師団』のメンバーのひとりであるリリ・テスタメント、そしてアーマーダイバーと呼ばれるロボットの量産機である『ブルーバレット』と出会うことで彼の運命は変わっていく。
敵対するのは悪徳ハンターの専用機や敵軍のエース機、アーマーダイバーのオリジナルたるオリジンダイバー、或いは遺跡から発掘された決戦兵器、そして最強の魔獣たるドラゴン等等。
対して人並みの魔力しかないルッタが乗れるのは量産機のみだが、前世の記憶を元にした圧倒的なプレイヤースキルによって愛機ブルーバレットとともに次々と大物喰らい(ジャイアントキリング)を実行し、やがて大陸全土にその名を轟かせていくこととなる。
量産機こそが至高のマスプロダクションロボットファンタジーがここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 22:00:00
389564文字
会話率:50%
人類が宇宙への進出を果たした頃、第三次世界大戦に使用されたウイルス兵器により、地球は生物の住めない惑星になってしまった。時は流れ、人類があたりまえにスペースコロニーで暮らす時代。戦争の代わりにVSAという人形決戦兵器による決闘で世界の覇権は
左右されていた。学園コロニーのVSA操縦士養成学校の学生、都原カイトとその友人達は、ひょんなことから学園コロニーの地下研究所で進められていた、地球復活の計画を知ってしまう。そんな折、学園コロニーで謎の殺人事件が発生する。カイト達もその事件に巻き込まれていく。そして彼らは治癒の力を持つ少女、篤国沙耶に出会う。その出会いが、カイト達を全宇宙を舞台にした地球復活を賭けた戦いへと導いて行くのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 15:26:47
20560文字
会話率:40%
見知らぬ森に突如放り出された。
身体はゲームのマイキャラクターに変わり果て。
暫定異世界で蜂の巣の魔人ゲルドアルドとして彼は生活する。
ある日彼は元の世界に帰還する方法を思いつく。
そして彼は帰還した。
彼がプレイしていたVRMMORPG【
アニメートアドベンチャー】の世界に。
ログアウトは出来ず、母なる地球はとても近くて遠かった。
魔法と機械のゲーム内国家で、彼は巨大ロボットと蜜蜂に囲まれて生きる。
第一章【見慣れぬ異世界編】終了。
第二章【見慣れた遊戯世界編】終了。
第三章【決戦兵器編】終了。
第四章【スーパーレガクロス内戦編】終了。
第五章【遊戯世界からの蜂巣X編】連載中
主人公に魔法を使わせたい。ロボットに乗せたい。異世界に行かせたい。人外にしたい。そんな感じで書いています。主人公は蜜蜂達の主なのでハーレムです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 23:09:30
495221文字
会話率:16%
『神話生物殺害生主』『探索厨』『別ゲーの人』『シンプルサイコ』等と後に呼ばれる少女は、奇妙な目的を持ってあるPVPがメインのゲームを始めた。
そのゲームは戦闘エリアに転移、或いは降下し、最後の一人になるまで"剣と魔法で"
;殺し合う『銃ではなく、剣と魔法で戦うバトルロワイヤル』を売りにしており、断じて彼女のような"対モンスター専用決戦兵器"が推奨されるようなゲームでは無く。
……それは"外注したストーリーやマップ"の攻略がまるで進まず、明らかにおかしな現象が起きる……"なんてことは起きない、させないため"、PVE専門構築は日の目を見ることのないゲームである。
どこか狂っていて、気味が悪いほど勘がよく、自身の感情の決定をこよなく愛すその少女は、今日も歪な世界に理不尽を求めて冒険する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 12:00:00
564506文字
会話率:31%
豆腐メンタル系の最強ヒロイン × メンタルがタングステン合金製の頭脳派主人公!!
【 ヤンデレあります! 無双あります!! ヤ ン デ レ あります!!! 】
メンタルだけは強い青年が突然巻き込まれた異世界との戦争。
祖国の国境線は断絶
され亡国の危機に。
救えるのは自分だけ……
敵は強靭な肉体の化物、魔法を使う亜人、狂暴な天使、カッコいいロボット。
青年と同じ境遇の少女が出会った時、亡国になりかけていた日本の快進撃が始まる!
フワッとした感じに書き上げられた、ゆるキャラ達の織り成すハートフルほんわかギャグストーリー!
LOVE満載!
前半はノリと勢いで駆け抜けております。
中盤以降になると主人公の本性がだんだん明らかになります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-26 07:00:00
663376文字
会話率:22%
西暦5012年。突如として地球にエイリアンが襲来し、侵略を開始。人類はエイリアンと彼らが繰り出す兵器「機械生命体」の手によって地上を追われ、月への退避を余儀なくされる。
生き延びた人類は奪われた地球を取り戻す為、アンドロイド兵士による抵抗軍
を結成。衛星軌道上に設置した基地群から反抗を開始するが、十数回に渡る大規模降下作戦を経てもなお決定的打撃を与えることができず、戦況は数千年に渡り膠着していた。
この状況を打破するため、人類は決戦兵器として新型アンドロイド兵士「ヨルハ機体」を開発。それらから成る「YoRHa(ヨルハ)部隊」が編成され、戦線へと投入されることとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-22 19:34:31
12226文字
会話率:0%
余計なお世話で『英雄扱い』となり、裏目展開で『最終汎用決戦兵器』を装備する事になった男の、モブから始まる英雄譚。
旧タイトル 株式勇者
*株はほとんど関係無く、知識も必要無いので改題しました。ジャンルもコメディからハイファンタジーに変更
しました。ただしモブな勇者の日常の章は、熱いバトルもありますが、コメディ比率高めです。
序盤の主人公コンビはモブの為に見せ場はほとんどありません。ごめんなさい。他の勇者達の出番です。また最初の山場は城塞都市防衛戦ですので、その最後まで見て頂いてから判断して頂けると幸いです。主人公の大活躍?は勇者の祭典編から始まります。
モブな勇者の日常の章は、コメディとパロディが8割で、熱いバトルが2割のイメージなのでお気軽に見てくれると嬉しいです。僕の夢編からSFチックな話が増えます。
魔族領侵攻の章は、熱いバトルが7割で、コメディとパロディ3割の予定ですので、ジャンル変更しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-14 13:53:32
328042文字
会話率:57%
オレには前世がある。異世界転生ってやつだ。(推測)
前世はおっさんだったような気がする。エリートセクシーガイだったのだろう。
丸い緑のリニア線、真ん中とーるは新幹線。成田からアポロの定期便、人型決戦兵器が人造人間で世界はデスゲーム。
そう、
そんな科学が絶頂した世界から来た――んだとダレかが囁いた。虫の知らせってヤツだ。
今は張りのあるポヨンポヨンで女性も羨むスベスベ手触りとナイスな透明感、HIP-HOP顔負けのリズミカルな躍動を誇るスライムさんだ。
健全なスライムさんは健全なスライムさんに宿る!
人類なんぞハナホジリレベルで超越してるんだぜ?
これから織り成すのは。
スライムさんであるオレ、いやさオレ様がポヨヨンな進化に至れない進化停滞生物やナンかよくわからんモノとのふれあい広場的抒情詩なのだ。
ノリと勢いだけのオツムの出来具合を真剣に心配されてしまうオフザケ話です。
@不定期きまぐれ更新。忘れたころにやってくる。かもしれない。
※この物語はフィクションなので全てが適当でいい加減です。
※すいません、現実の一切合切とは全く関係ありません。ホンとすいません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-13 02:03:02
89998文字
会話率:36%
勇者が魔王を打ち倒し、世界の脅威は過ぎ去ったかに思われた。数年後、元勇者の女性は奴隷を六人買い付ける。それは、強力な戦士を育てるためだった。総数が不明で、数多の世界を食いつぶし続ける無限蟲の軍団を倒すためには、六人の戦士と強大な決戦兵器が
必要なのだ。
少年少女は世界を救うために、平和な生活のために、戦いに身を投じる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-13 21:51:59
21008文字
会話率:51%
強大な魔法を操り、人族の領地を奪おうと戦いを挑んだ魔族。彼らの戦いは数十年に及び、ついに人族は聖剣の力を引き出せる勇者を生み出した。人族は決戦兵器として、魔王退治のために勇者を送り込む。勇者は仲間と共に巨大な銀竜を倒すが……彼は魔王ではなか
った。
人族と魔族の争いに関わらなかった、圧倒的強者である竜族の王の首を落としてしまったのだ。目覚めたばかりで寝ぼけていた竜王は、配下に復活の予言を残して事切れる。
――これは魔王を退治にしに来た勇者が、間違えて竜王を退治した人違いから始まる物語である。
【同時掲載】アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、小説家になろう
※2023/09/13――連載開始折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-30 22:35:08
65581文字
会話率:41%
勇者が魔王を封印して千年後の今日。魔王の封印が解かれる日。
最終決戦都市ミレニアムに世界中の英傑が集った。
全ての職種の全ての種族が世界を救わんと魔王への決戦に挑む。
その決戦前の百日間。決戦都市ミレニアムにて一人の呪いの騎士が一
人のネクロマンサーの少女と過ごし束の間の平穏。
騎士と少女、二人が過ごす百日間。その出会いから八十五日目の話。
少女に連れられ、騎士は魔法使い達を訪れる。そこには少女の友である赤い魔女が居た。
※最終決戦都市ミレニアムの百日編の時系列では六番目の初めのパートです。
※全パート順不同で好きな様に読んでもらって構いません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-18 23:11:09
5946文字
会話率:43%
勇者が魔王を封印して千年後の今日。魔王の封印が解かれる日。
最終決戦都市ミレニアムに世界中の英傑が集った。
全ての職種の全ての種族が世界を救わんと魔王への決戦に挑む。
その決戦前の百日間。決戦都市ミレニアムにて一人の呪いの騎士が一
人のネクロマンサーの少女と過ごし束の間の平穏。
騎士と少女、二人が過ごす百日間。その出会いから三十日目の話。
※最終決戦都市ミレニアムの百日編の時系列では三番目の初めのパートです。
※全パート順不同で好きな様に読んでもらって構いません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-30 00:30:26
6148文字
会話率:44%
勇者が魔王を封印して千年後の今日。魔王の封印が解かれる日。
最終決戦都市ミレニアムに世界中の英傑が集った。
全ての職種の全ての種族が世界を救わんと魔王への決戦に挑む。
その決戦前の百日間。決戦都市ミレニアムにて一人の呪いの騎士が一
人のネクロマンサーの少女と過ごし束の間の平穏。
騎士と少女、二人が過ごす百日間。その出会いの日の話。
※最終決戦都市ミレニアムの百日編の一番初めのパートです。
※全パート順不同で好きな様に読んでもらって構いません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-18 23:04:18
6375文字
会話率:44%
※ 「新鋭艦隊のポンコツ旗艦の提督と戦乙女たち」の続きの物語です。
クロノスとの戦闘終結から、1年10か月。その7か月前から連盟側の星である地球(アース)065の星系内に突如、10万隻もの「白い艦隊」が大挙して押し寄せてきた。連合と連盟
は共同でこの艦隊と対峙し、これを撃退。以来、「ウラヌス」と呼ぶその白い艦隊との小競り合いが続く。
全長3200メートルの小型戦艦オオスを旗艦とする地球(アース)001、第8艦隊1000隻は、地球(アース)065にて白い艦隊の警戒にあたる。空間中からエネルギーを得ることのできる魔石機関を5基搭載する旗艦オオスには、この魔石を「暴走」させることで強力な破壊力を得ることができる、直径50メートル級の大型特殊砲を備えるが、その魔石暴走のために、レティシア以外に4人の怪力魔女、通称「戦魔女団(ウィッチーズ)」が集められた。
そんな魔女達に、獣人族の幕僚補佐官、手羽先を偏愛する店員など、新たな戦乙女らを加えた第8艦隊の、謎の集団「ウラヌス」との戦いの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-04 06:34:19
562038文字
会話率:58%
記憶を失った少女シルヴェーヌは、旧パルティア王国の旧都イブニスへと向かった。帝国が残した遺失物調査の為である。
しかし旧パルティアを再興しようと企んでいるパルチザン部隊の襲撃に遭遇する。
共和国の調査部隊とパルチザン部隊の間で戦闘が
始まり、調査部隊は壊滅状態となった。パルチザンに連れられ、シルヴェーヌは旧都イブニスへと到着した。彼女がそこで見た遺失物とは、千年前の決戦兵器だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 23:38:28
86205文字
会話率:63%
謎の敵『キュウタァ』と、決戦兵器として運用されている少女『吉野サクラ』との戦いを、サクラの担任である神代ユタカの視点でたどる物語。 いわゆるセカイ系小説。
最終更新:2023-07-13 10:00:00
142048文字
会話率:34%
太平洋の孤島、エドレア。人類が一度洗い流された現代。僅かに残った人間達は、旧時代の技術をサルベージして暮らす人々。孤島に住む少女アンネは、胸騒ぎを感じて目を覚ます。満点の星空の中、孤島の森へ落ちていく星を目にする。明くる日、隕石が落ちた森
へと向かうアンネ。
そこには、地面に突き刺さっている黒と赤が入り交じった物体を発見。その物体は、任務の為この孤島に近づいた人型決戦兵器ファントム。そうとも知らない彼女は、思わず近づく、アンネ。その時、孤島を支配している政府が調査の為やってくる。続々とやってくる政府の研究者と軍人。孤島は、他国によって支配されている為ここで見つかってはいけない。隠れようとした彼女は、足を滑らせ物体に接触。入り口が生成され、アンネは物体の中へ。
目を覚まして、最初に見たのは、自身を覗く機械的な目。少女が驚き、跳ねるように起き上がった事で、球体の機械は宙に浮かび、彼女の周りを一周。少女と機械。機械の個体名、バーガンディによれば彼の相棒であるサイボーグ。ゆかりを治す為に、アンネの力を貸して欲しいと言う。話を聞けば、バーガンディは機械生命体であり、旧時代に多大な戦果を残した人型決戦兵器だという。
彼は、伴侶であるサイボーグ。ゆかりを治す為、エドレアに存在する基地へと侵入して欲しいと抵抗をするが、バーガンディによれば、彼らを狙う者は多く。今外に出れば、彼らと同じ扱いを受けると断言。少女は渋々、バーガンディの補助を受けながら基地へと侵入する事を決断。
バーガンディの力を借りながら、巡回する兵士から隠れながらバーガンディが求める「マナ」と呼ばれる機械を盗み出す直前。基地長である、蟹沢によってアンネとバーガンディは窮地に陥る。少女は拘束され、人々によって避難される。が、そこに基地に収容されていた人型決戦兵器が起動。
動揺する人々の中、彼女は「マナ」を人型決戦兵器へと渡そうと試みる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-12 20:44:43
4824文字
会話率:63%
記憶を失った青年、カマタシラオは剣と魔法の不思議な異世界で目を覚ます。
人を襲い暴れ回る魔族たち、いつの間にか体に埋め込まれていた『食べた相手の能力を奪える』変身異能の力、そして何故かよみがえる自殺の記憶…。
「そうだ…俺、自殺したんだ
った」
様々なものにとまどい振り回されながらも危機を切り抜けた先、やがてシラオは伯爵を名乗る美少女に拾われる。
ところが彼女の国は魔族との戦争でさらなる危機に陥っていて…?
何故記憶を失っていたのか?何故体に異能の力が埋め込まれていたのか?何故自殺したのか?己の正体は何者か―?
記憶を取り戻すために七転八倒!ちょっぴり血生臭いけど、たまに女の子といちゃつける。そんな異世界戦記バトルファンタジー!!
※本作は自殺を推奨するものではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-02 23:55:02
455194文字
会話率:48%
アメリカ国内の混乱により石油の禁輸措置が大幅に遅れ、その間に日本は全力を懸けて軍事産業の成長に力を入れる
混乱により史実より工業的成長が遅れたアメリカと史実以上の工業的成長を遂げた日本
かくして、史実から遅れること一年後の1942年12
月8日
南雲艦隊は真珠湾に奇襲攻撃をかけるが、その裏では山本五十六長官のアメリカ主力艦隊壊滅以上の大きな目的が遂行されつつあった。
二つの国がぶつかり合うとき、今、戦艦大和を越える決戦兵器が咆哮する…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-12 00:00:00
153298文字
会話率:32%
かつて、戦争があった。
神々と覇王と呼ばれた者との戦いだ。その戦争で使われた、決戦兵器ゼミウルギア。ヒトが運命に打ち克つために創造した機械巨人。
お互いの生存のために死力を尽くした戦争だった。
そんな戦いも神話になるほど長い時、一万
年が過ぎた。
古代の遺跡を調査し、様々な物品を発掘する発掘師と呼ばれる者たちがいた。
その一人テーレ=パリカーは、冷凍睡眠していた古代の覇王ミクトル=シバルバを発見する。永い眠りから目覚めた彼の力を借りて、テーレはある悲願達成のために動き出す。
しかし、そんな彼女を妨害する魔の手が間近に迫る。
テーレとミクトルは、迫りくる運命に打ち克つことができるのか。
本作は「カクヨム」でも同時掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-30 07:35:23
149977文字
会話率:42%
長く続いてた人族の繁栄の時代は終わっちまった。
「勇気」のルーンが失われ、勇者はすでに時代遅れの決戦兵器と呼ばれてやがる。
知らねえ奴らがなに言ってるやら。
ふん、だ。
人族の種族特性である「勇気」は、他の特性をも左右するそうで。
人族に残されたルーンは残り3つだけど。
「知力」と「技術」と「多様性」。
しかし、勇気なき「知力」は打算となり、勇気なき「技術」は模倣に終わり、勇気なき「多様性」は不和を生み・・・人族は挑戦を、前進を、発展を止め、同族との権力闘争にあけくれた。
人族は支配をしていた亜人たちに追いつかれ、亜人戦争に敗れた。
それから30年。
今、時代遅れと言われる勇者は、かつての俺の妹たちだ。
虹色の髪をした勇者エンノ様と獰猛な戦姫ソディア様は俺の元妹で、護姫シルディア様は俺の元姉だったりする。
俺は勇者になるどころかそれを支える才もない無能って思われて、子どものころに家を出された。
それで気が付いたら一流の暗殺者って、そりゃ勇者の力にゃなれないね。
なのに、そんな俺に勇者暗殺の命が下って、でも、元姉妹たちを俺は殺せなくて。
今じゃ、赤の他人として従者にやとわれて罪滅ぼしをしてる毎日だ。
そして、人族は勇気の力を一部取り戻して、また、時代は動き始めた。
だけどね。
俺のせいで、勇者様は精霊の加護を失ってしまったわけで、もう、申し訳ないっていうか、償いようもないっていうか。
けど、俺の正体知ってる護姫様には「バカ者、生きて償えい」なんて殴られるし、うかつに死ぬこともできやしない。
それで俺たちは、一年に一度の満月の夜に始まる転生の儀式のどさくさに、精霊たちと話し合おうって、主都に向かってるわけだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-23 14:18:16
24726文字
会話率:47%
かつて、人族が、他種族と覇権を争っていた時代・・・。
本来、肉体的に劣弱で、数的にもそう多くはない人族は、覇権以前に生存そのものが脅かされていた。心身ともに虚弱な人族には「知力」や「技術」、「多様性」という種族的な特性があったが、それを
いかす余裕もないまま弱小種族として消え去るはずであった。
しかし、人族に、大いなる存在が出現した。勇者である。
勇者出現以前と以後では、人族は種族的に変質したと言ってもいい。
ただ一人の勇者が、時に屈強な魔王と戦い、時に無数の大軍を食い止める。その様を見た人族は、勇者に声援を送り、更に勇者を助けるべく自ら武器を取り、ついには自ら勇者たらんと心身を鍛え・・・いつしかその「知力」を磨いて魔術を、その「技術」で開発した武具を、その「多様性」を発展させて文明を手に入れた。それは勇者の「勇気」を手に入れ、失敗を恐れず正しく前進した人族の成長。挑戦を続けた人族の勝利。
いつしか勇者を中心に結束を始めた人族は、多くの種族・・・亜人と言われる・・・に打ち勝ち、覇権を手にした。
更に時が過ぎた。人族は、いつしか支配を当然のものとし、他種族を蔑視するようになる一方、手に入れた果実を失なうことを恐れるようになった。発展した魔術や科学、文明は巨大な産業社会を成立させ、戦いの規模を大きく、組織的にしていったが・・・。
いつしか戦場に勇者は不要になった。
むしろ、清算なき戦いを行う時代遅れの愚者となった。
そして、人族から「勇気」が失われていった。
勇気なき「知力」は打算となり、勇気なき「技術」は模倣に終わり、勇気なき「多様性」は不和を生み・・・人族は挑戦を、前進を、発展を止めた。
今から、30年ほど前、人族に従属していた亜人がついに一斉に蜂起した。彼らは人族の魔術を学び、技術を模倣し、文明を受け入れ、人族を追い越していたのだ。
大陸にあった多くの人族の国は滅び、南方の族長連合、中央の王国、そして北方の帝国だけが残った。守勢に立った人族は、城郭都市を築きあげ、以後30年間、その残された版図を維持することに終始した。
現代の人族の決戦兵器は城郭都市である。
勇者がついに復活したと言われる今でさえ、それは揺らがない。
勇者は時代遅れの決戦兵器、これは、そう呼ばれる時代の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-30 16:38:19
178769文字
会話率:46%
統一歴390年、それは今から30年ほど前。人族に従属していた亜人がついに一斉に蜂起した。彼らは人族の魔術を学び、技術を模倣し、文明を受け入れ、人族を追い越していたのだ。
大陸にあった多くの人族の国は滅び、南方の族長連合、中央の王国、そ
して北方の帝国だけが残った。守勢に立った人族は、城郭都市を築きあげ、以後30年間、その残された版図を維持することに終始した。
現代の人族の決戦兵器は城郭都市である。
勇者がついに復活したと言われる今でさえ、それは揺らがない。
勇者は時代遅れの決戦兵器、これは、そう呼ばれる時代の物語である。
そんな時、族長連合では一年に一度の満月の日に、異世界よりの才能ある者を転生させる試みが始まった。18年前、17年前、16年前、15年前と4年連続で転生に成功させるしたものの、そのうち一名は有意な才能が認められず、記憶を封じられ、一族から追放された。
猟師の息子として育ったパルシウスは、家族を失い、いつしか人族最強の城郭都市ホルゴスで、街を守る『影守』として、密偵や暗殺に従事するようになっていた。
統一歴421年、パルシウスは、やってきた勇者の一行に密偵として潜入する。しかし、その一行とは、彼と前後して召喚された、勇者エンノ、戦姫ソディア、護姫シルディアの、かつての姉妹たちだった。勇者の仲間は、勇者の復活こそが人族の巻き返しの嚆矢とする陣法師コルン。イケメンだが、意味不明のことわざを連発する魔術師セウルギン。大柄で無口だが人が好過ぎる聖職者キーシルド。ドジでノロマなダメスカウト、ミュシファ。
ホルゴスをめぐる策謀に気づいた勇者たちと、己がかつての兄弟であり、またその仲間を裏切っている密偵である、そういう秘密を抱えたままパルシウスは、仲間ととも暮らし、ホルゴスを救う戦いを繰り広げていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-05 14:59:50
194974文字
会話率:41%
_ 人 人 人 人 人 人 _
> お待たせしました、すごい奴 <
 ̄ Y ^Y ^Y ^Y ^Y ^Y  ̄
彼の名は小林拓郎。
平凡で目立たないルックスと、中の下の成績で甘んじている何処にでも居るようなフツーの高校生。
「う
ーん、今日もフッッツーで平和な一日だった!!」
平凡を愛し、日常を謳歌し、モブなりに人生を満喫していた男子高校生の生活は、とある夢を境に崩壊した。
不思議な夢を見て目を覚ました彼は、トラックに撥ねられてもいないのに別世界の日本に住む コバヤシ・タクロー の身体と入れ替わっていたのだ!
「俺の顔、なんか変じゃね??」
「兄貴の顔はいつも変だよ」
「……変なのはお前もだよ? 頭にピコピコした変なのが付いてるぞ」
母親の遺伝子を100%受け継いで生まれた美少女の妹には猫耳が生え、自分に似て平凡な顔立ちだった父親は何か雑なデザインのロボに変貌し、そして小林自身は人間サイズの 某汎用ヒト型決戦兵器 みたいな怪物と成り果てる……
しかし、彼の苦悩は終わらない。何故なら、小林少年の意識が宿ったコバヤシ・タクローとは!
迫りくる世界の〈終末〉を防ぐ役目を担う人類最後の希望。終末対抗兵器〈OVER PEACE〉だったのだから!!
突き抜けて最強!
何処までも無敵!
そして最強無敵の秘訣は……幼馴染の○○○○!?
「どうしてこうなったぁぁ────ッ!?」
いきなりチートすら生温い最終兵器にされた少年とパートナーであるツインテ美少女、そして愉快な仲間達が織りなすハイテンションSF終末青春\KOBAYASHI/無双バトルコメディー……ここに開幕ッッ!!
ナレーション:立木文彦
※MONSTER飲んで閃いたナニカを勢いに任せて書きました。深いテーマ性など皆無です。
※何だかわからないけど無駄に元気が出るお話をモットーに書いていきたいと思います。
※感想、評価などを頂けると目からMONSTERを溢れさせながら喜びます。
☆改稿作業完了&タイトルを若干変更いたしました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-29 00:08:44
934481文字
会話率:64%