改暦2100年。人類は死という事象の恐怖に怯えていた。
本来、死とは事象。目に見えぬ死神の鎌であり、それらは平等に人間の首を刈る。
しかし、1000年前に通称・『デーモン』という新たな死が顕現したことで死の形は歪められていく。
故に人類
は『デーモン』を討つべく、『魔王討伐』を開始するも、未だに『デーモン』を討てずにいる。
一方、『デーモン』と渾名された男——シック・ディスコードはただ延々と自身を殺そうとする者達から手から逃れるが、彼もまた“病”を抱えていた。
虚無と死への憧憬。そしてもう1つ彼が永遠に理解出来ぬである愛という病。
加えて、死という万象ゆえに死ねないその身を引き摺って、彼は今日も世界に生かされる。
しかし、ある少女——ルタ・エーデルシュタインと出会うことで彼の終焉はやってくる。
シックがルタが手に取った瞬間、彼女もまた運命から生贄であることを強要される。
はたして、ルタの思惑とはなにか。
そして、シックの抱えた“病”とはなにか。彼の死への切望に隠された裏とはなにか。
これらが暴かれるとき、死という事象を元に戻すべく神が降臨する。
同時に、シックが『デーモン』と化した断罪者との過去、シックが未だ人間であった頃の記憶が明かされるのだ。
宣言しよう。これは救済劇ではない、魔王が定めた自身の末路。
なにより、花嫁たる彼女が望んだ楽園。
「再度問おう、汝こそ我が花嫁いけにえなりや? であるならば、汝こそ我が生贄に相応しい」
その宣告と共に、1000年前に交わされた2人の男女の約束も“オワリ”を成す。
これこそ、魔王の終焉。
死ねず病を抱えた憐れな男へ手向けた花嫁との物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 20:00:00
67457文字
会話率:30%
就活に失敗し、横暴な社長の不動産会社で、ブラックすぎるバイト生活を送る負け組だった(と思っている)主人公。
転生しても理不尽の連続だった!?
彼は天界から追放され、地上で自由に暮らそうと決意するが……。
「何の準備もしないで追放
されると、また負け組だぞ、スカタン!」
ある日、彼は、地上で理想のスローライフを送るために、最適な領地を作ろうと思いつく。
天界では、地上に領地を持ち、貢ぎ物を得たり、売買により儲ける、投資投機ブームが到来中。
地上へ追放されたい彼は、前世の知識を駆使して、土地転がし、インサイダー取引など、思いつくままに悪事(だと思うこと)を重ねる。
しかし、なぜか、彼の思惑とは違う方向へと進んでいく?
どんな命も奪う死神の鎌を持ち、特殊なクリーニング魔法を使う、見た目は暗殺者のような主人公。
口は悪いが、担当した転生者が自分のような負け組にならないよう、完璧なサポートをしていく。
実は、転生師としての適性や能力が高いことに、彼だけが気づいていない……そんな彼の物語。
(注)ウンコに嫌悪感のある方は、序盤お気をつけください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-28 20:17:42
534995文字
会話率:44%
皮肉屋で、自分勝手だった私。
勤め先は倒産、彼氏は事故で意識が戻らない。
私は現状を打開しようともせず、不幸な私を受け入れていた。
勤め先の最終日の営業時間が終わり、「三つ編みおさげ徹底ルール」と「ショッキングピンクの制服」から解放され
た私は、家路に就こうとしていたんだけど……その途中で雷に撃たれ、緊急搬送。
それ以降、私には死神の姿が見えるようになった。
驚く私に事の顛末を教えてくれたのは、1人の死神。名前はブラック。
彼は元々人間だった。本体はどこかの病院のベッドの上。
他の死神に魂を半分削られた結果、死神にされてしまったらしい。
ブラックはそいつから自身の魂を取り返そうとしていた。
死神は自らが生き返るために人の命を刈る。
でも誰かの命と引き換えに生き返って、それでいいの?
恋人のディヴィッドも魂を刈り取られ、死神になっている可能性がある。
昏睡状態の恋人を助けたい私と、死神達の凶行を止めたいブラック。
利害が一致した私達は、人の心を忘れた死神も、生きている人も、どちらも救おうと立ち上がった。
刈り跡には道が出来る。きっと、誰かの幸せへと繋がっていく。
これは死神の鎌で人々を救い、不幸せを刈って、私が変わっていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-11 21:05:16
120337文字
会話率:55%
異世界の邪悪な存在〝星々のもの〟に憑依され、伊捨星歌は〝魔法少女〟と化した。
自分を拉致した闇の組織を脱出し、日常を取り戻そうとするホシカ。
そこに最強の追跡者〝角度の猟犬〟の死神の鎌が迫る。
絶望の向こうに一欠片の光を求めるハードボイルド
・ファンタジー。
「マネしちゃダメだよ。あたしのぜんぶ、マネしちゃダメ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-12 12:45:41
103733文字
会話率:41%
当時、女子高生だった加賀凛は、見ず知らずのオッサンに声を掛けられる。 「君の魂をくれないだろうか?」 そして彼は死神だと名乗りをあげる。 ただの気まぐれ、若気の至りとも言える行動で、自称死神の鎌田尊と交流が始まった。
最終更新:2022-09-08 09:01:40
9186文字
会話率:56%
とある世界のとある魔法学校に通う劣等生、ウィルモット・グレーザー。
彼はずっと変わりたくても変われない自分に辟易していた。
ある日、クラスメイトからの暴力を受けて満身創痍になったウィルモットの元に禍々しい死神の鎌がやってくる。
一振りする
だけで周囲の人間の魂を刈り取れる最強にして最凶の武器。野放しにしておけないお人好しのウィルモットは、他の誰かに使わせないために、死神の鎌と契約をしてしまうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-10 18:00:00
8947文字
会話率:49%
これは少し、貴方がいる世界とは違った地球のお話。
と言っても現世はそれ程変わりはない。
ただ世界の裏、幽世にて。
死神や死神見習い『死介者』が暗躍し魂を救済している世界。
このお話はそんな世界で、水色の鎌を持つ一人の死介者の活躍を見守る、
色が世界に満ちているローファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-11 05:18:56
1954文字
会話率:12%
死神の紅灼(ベニヤイタ)は、職務怠慢から冥界に連れて行くはずだった木場光都の幽体を異世界転生されてしまう。
責任を取って、光都をファンタジー世界まで追いかける事になった紅灼。
死神といえどもファンタジー世界はビックリの連続。
果たして死神の
鎌は、男の心臓に届くのだろうか
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-25 13:02:35
53596文字
会話率:43%
ごきげんよう。世間では私のような人間を悪役令嬢と呼ぶようですわ。たしかに私にぴったりですわね。
ところで、目の前の令嬢に死神の鎌がかかってて生命の危機のようなのですが、私はどうしたらいいのかしら!?
拗らせた無自覚ハイスペック令嬢と死神の
コメディ。
勢いで読むタイプのコメディです。
恋愛要素はあるような、ないような。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-12 20:28:48
6213文字
会話率:33%
遊んでいた死神の手から鎌がすっぽぬけて飛んでいき、ぶつかった少年が死亡するという事件が発生した。
――ふと気づくと、おれは白い空間に浮かぶ八畳間にいた。身動きがとれないと思ったら、自分が黒いモヤモヤとした塊になっていることに気づいた。
なんじゃこりゃ!? 慌てふためいていると、自称神さまがどうしておれがこんなことになってるのかを丁寧に説明してくれた。なるほどなるほど、死神がねえ……ふざけんな! さらには死神の鎌が魂に混ざってしまったからもう元の世界には戻せないと言いだして――
転生した主人公が不本意な自分の名前を変えるために四苦八苦するお話です。
※本編は完結しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-31 16:00:00
3535488文字
会話率:39%
駅前アーケード街に新規大規模ゲームセンターが出店! 麗神高校の美由と由香利は、目指す縫いぐるみをゲットするため、決戦の地に馳せ参じる。
巨大プライズマシンに対して、美由たちのタッグは有効打となるのか?
妖精の森を舞台に行われる、容赦
のないサバイバル。
不慣れな店員へのつっこみと、現れる強大なダークエルフ。
鈍く光った死神の鎌が、シャボン玉を切り裂く!
果たして、勝利の女神は誰に微笑むのか?
「ああ、プライズの声が聞こえる・・・・・」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-19 23:24:14
11617文字
会話率:28%
現実世界で普通に生活をしている高校1年生の朝霧紅矢は、幼なじみの川津麗美と共に平凡な学校生活をおくっていた。
ある日、2人の前に魔同士クロンが現れて自分の世界を救って欲しいと懇願される。
訳もわからぬまま、2人は異世界カトリーゼ
に飛ばされ魔法の修行を始めることになる。
カトリーゼの王女であり守り神でもあるイオナ・メルエードをさらいに、敵国ティラミの元王の息子であるルアンが侵略兵器メイドロイドを連れて襲いかかって来ていた。彼女を守れなかったクロンは悔やみ、彼女が残して行った気の精霊の守護の下、新しい主になる人物を探して現代までやってきたのだ。
イオナを愛しているルアンは、彼女を手に入れる為には手段を選ばない。ようやくイオナを側におけた喜びから、そのまま彼女を自分の妃に迎えようと企む。
イオナがいなくなってしまったカトリーゼは、国を維持するパワーが弱くなり結界がとぎれてしまっていた。イオナを取り戻す為に、紅矢と麗美は気の精霊とタッグを組んで向かっていく。
邪魔な2人を阻止する為に、ルアンは再びメイドロイドを送り込み邪魔をさせる。
紅矢は気の精霊の力がある時は強すぎるのだが、センスがなく、それに匹敵する強さのメイドロイドは負けじと死神の鎌のような武器で互角に刃を交わす。
メイドロイドを倒し、ルアンからイオナを取り返せるのか。
カトリーゼとイオナの終わりが、刻々と迫っていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-18 14:51:37
6885文字
会話率:32%
天国に住む15歳の少年少女、佑、ピーター、マリエ。ある日彼らは自分たちが記憶を失っていることに気づく。
怪しげな男に『記憶は地獄にある』と教えられた3人は、不安を抱えながらも「失った記憶は絶対に取り戻さなくてはいけない」という強い思いから、
渡された不思議な鎌をもって地獄へと落ちていった・・。
今ここに、アクションあり、ミステリーあり、友情ありの地獄での大冒険が幕を開ける!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-10 07:10:33
9203文字
会話率:26%
十七世紀末のロンドン。
疫病が猖獗を極め、人々はその死神の鎌に怯える日々を過ごしていた。
疫病被害の資料を集めているダニエルのもとに、自警団から殺人事件の調査の依頼が入る。
ダニエルとその助手とゲイブが目にしたのは、ドラゴンに食い殺された異
様な死体であった。
疫病が日々数千人の命を奪っていく地獄の中で、なぜ男は殺されなくてはならなかったのか?
それともドラゴンが実在するとでもいうのだろうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-17 01:30:17
58947文字
会話率:49%
海辺のカフェに入ったら少しおかしな人がいました。
そんなコントです。
最終更新:2019-10-03 00:00:00
1547文字
会話率:94%
暗殺組織《死神の鎌》に心と感情を壊された少年は神を暗殺しようとする。しかし返り討ちに合い殺されてしまう、心と感情を壊された少年を気の毒に思った神様は、心だけを治し感情を自らのてで手に入れられるように異世界に送り込む。
主人公は送り込まれ
た世界でどう感情を手に入れ、それとどう向き合っていくのか、常識を知らない主人公の生活が始まる。
※初めて書く作品です。所々におかしな日本語や誤字脱字があると思いますが頑張って書いて行こうと思います。
投稿は週一を目標にしていこうと思っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-09 00:24:43
8131文字
会話率:50%
サバゲー界で死神と呼ばれた死神稜(しかみりょう)と坂上咲(さかがみさき)。
そんな二人が入学することになったのが桜町国家育成学校だった。
最終更新:2019-05-06 19:01:19
2342文字
会話率:47%
十数年前。死神は魂集めに急がされる事もなく、天界や人間界を行き来しながら穏やかに暮らしていた。当時まだ幼かった死神のミランは、年上の死神達から そう聞いていた。
しかし 今は、人間界の死人の数が増えたのに対し死神の数が急に激減したらしく、死
神としての仕事についたばかりのミランを含め 他の新人死神達さえも ほぼ毎日 大量の魂を集めるハメになっていた。
それでも、魂を集め 浄化することが出来るのは『死神の武器』を持つ彼らだけ…。
死神達は今日も忙しく魂を集めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-03 13:33:32
31096文字
会話率:40%
死神の鎌であるシックルは、両腕が鎌となっている人間の少女の姿をしている。
持ち主であるリーパーの命令で、毎日種々様々の命を刈り取っているが、当のリーパーにはぞんざいに扱われる日々に嫌気がさしていた。
そんな折に出会った別の死神である崎
から、リーパーから離れないかと誘いかけられる。リーパーが鎌に命を吹き込み、名前を与えていることが、死神の間で問題になっているということだ。
今更持ち主を替えることに気乗りしないシックルだが、元の鎌に戻してもいいと言われ、考え始める。
元の鎌ならば、何も感じることはなく、もう二度と嫌な思いはしないだろう。
しかし、命を吹き込まれてから生まれてしまった自我が、その選択を躊躇させる。
その後、ひょんなことからリーパーと離れることになった際に自身の過去を知ったり、さらにはリーパーに課せられた適性試験を見届けることになった際にリーパーの自身への想いを知ったりする中で、シックルは、自分がどう在るべきかを決断する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-28 20:00:00
65036文字
会話率:41%
七つの大罪。
それはグレゴリウス一世により完成したものであり、人の七つの感情である。
憤怒、傲慢、強欲、怠惰、色欲、嫉妬、暴食。
ある所の博士はこの感情を使い、鬼を作りだした。そして、人間たちは鬼たちに食われていく。
ホラー小説。
あなたの
身の回りも危ないかもしれません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-01 06:28:35
3025文字
会話率:2%