強すぎる薬は、毒になる。──王の血統が絶え、新たな王家を決める争いのさなかにある、ミロシュ王国。聖域『花の谷』は、神の花ロザの栽培と加工、そしてロザの力を引き出し薬にする花聖女の力で、独立を保っていた。花聖女ルティーダは、王候補レークと婚約
していたが、結婚式で突如として力を狂わせ、神殿中のロザを枯らしてしまう。彼女は聖域を追放され、妹のシアーシャが代わりに結婚した。──それから三年。もう一人の王候補であるトルフォンは、山奥の旧修道院で暮らすルティーダを発見した。力を抑えるため顔に染料で紋様を描いた彼女は、まるで魔女のよう。ルティーダに興味を持ったトルフォンは、あれこれ理由を付けて彼女を客人として連れ帰る。レークの元婚約者としての自分を利用しようとしているのでは? とルティーダは警戒しつつも、二人の距離は少しずつ縮まっていき……。そんな中、三年前の結婚式の裏側で起こっていたことが明らかに。力が狂った原因は、妹のシアーシャ!?/12時と20時に更新、25日夜に完結予定で全9話予約済です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 20:00:00
23872文字
会話率:45%
「染料のpH値は色素の吸着度合いに影響を与える…」
飛び級の理系少年・柊原奏多が出会ったのは、青藍色に染まった指を持つ不思議な少女だった。
化学実験室の窓から差し込む陽光の中、彼は思いがけない誘いを受ける──
「工芸研究部に参加してみませ
んか?藍染は化学変化の生きた教材なんですよ」伝統と科学が織りなす青の世界で、
少年の心に染み込んでいくのは、
研究への情熱?それとも──
化学の天才×藍染の魔法使い、
今、青春グラフの反応が始まる──!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 12:00:00
14743文字
会話率:53%
とある町で荒くれ者達に絡まれていた老爺を助けたプラチナスパイキーヘアの青年、カイン・アインザームドラッハは『彫士』と呼ばれる刺青を具現化させ戦える戦士だった。
彼は背中の龍を具現化し、荒くれ者を追っ払うと絡まれていた彫師の老爺、ジャック・ア
イアンハートに或る男に会い、刺青を消して貰うという旅の目的を話す。
するとジャックは、荒くれ者達が要求した刺青を掘る為の染料であり、カインの刺青にも使われた染料、『魔生泉』について知っている限りのことを話した。
カインはジャックの孫であり、魔生泉の入った刺青が透けて見える不思議な目をしたレベッカを渋々旅に同行させることにし、その話と追っ払った荒くれ者のリーダーの情報を頼りにバイクに跨ると、目的の男を探しに走り始めた。
目的の男を探すうちに明かされいく秘密、集まる仲間、果たして最後にカインを待ち受けているものとは‼折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 00:38:01
27661文字
会話率:72%
時は2019年。日本は第二次世界大戦を勝利し、軍事国家として成長を遂げていた。
圧倒的な武力にて日本が栄華を掴んだのも束の間、世界思想は平和への歩み寄りを始め、日本もまた安寧の時代を迎えた。
そして約20年前、日本帝国は少子化によ
る学舎減らしと、学生の戦術考察力、作戦行動力強化の為に「学徒戦闘法」を制定した。
学生は定期的に学校同士戦闘を行い、負けた学校の生徒を捕虜にする。学生が0になった学校を廃校とし、勝った学校は人数を増やし、戦績を上げた生徒ほど良い成績が付くようにした。
血も涙もない戦争行為が行われる学校生活を、蛹直≪さなぎ なお≫は出来るだけ穏やかに生活しようと試みるが、、、
ルール
戦闘は
・全校生徒 対 全校生徒にて行われる
・戦場は学校舎を基本とし、どちらの校舎を使用するかはクジで決める
・攻撃は染料にて行い、胸と顔のプレートどちらかを着色された兵士は戦闘不能とする。
・戦闘不能となった兵士は相手側の捕虜となり、通学先変更を行う。
・学生が0になった学校を廃校とする。
・学業両立のため、定期テストは必ず実施する出来ない場合は、学校として認めないこととする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-27 05:54:34
19122文字
会話率:58%
お題として『樹海』『悪魔』『染料』の3つを元に書いた掌編です。
キーワード:
最終更新:2023-07-10 00:54:28
1009文字
会話率:0%
秋の風物詩。見目麗しいヨウシュヤマゴボウのお話なのです。
最終更新:2022-09-27 14:07:14
1260文字
会話率:0%
宇宙は広大で、無数の星が存在する。
宇宙の中央部には、「セントラル・リバー」と呼ばれる星域があり、星域の数は誰にもわからない。
もし「セントラル・リバー」という星域が円形なら、その中心には青緑色の惑星があり、レグルス星という。
この
惑星には、人間、獣、魔物、幽霊、鬼などの高次の存在が住んでいる。 魔物以外は全て地表の上で住んでいる。 ごめんなさい、陳腐な話の始まり方だよね。
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地底、魔界。
灰色と暗い地下世界の中央の領域には、そびえ立つ山がある。地下魔界に住んでいる悪魔は、山の近くに寄る勇気はない。 なぜならここが魔族の王、魔界の魔帝の宮殿であるのだ。山頂の最高地点には、3つの豪華な宮殿が三角形の形で、その中心は未知の建物がある。
その時、この奇妙な建物から轟音が聞こえてきた。
"この星域にはまだ残した昇天台はお前たちの惑星だけだ、早く破壊しろ、さもないと新しい仙人が神国へ昇天して私の業績に影響を与えるぞ。そうなるとお前たち3人は一生この狭間で土を食べる覚悟をしろ、 このゴミクズどもめ"
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荒狂海、海底の深いところには巨大な姿が動かずに蟠踞し、まるで太古の巨人のように恐ろしい姿で、深海の大型海獣もこの辺りに出没する勇気はないほどである。 巨人の体の下で、黒いインクのガスがゆっくりと飛び出すが、巨人の姿からあまり離れられないので、巨人の体の周りを、ちぎったり泳いだりしながら、不思議と予測不可能な方法で戻ってくる。
クリック、クリック、クリック。
突然、黒い糸が熱湯に投げ込まれた染料のように、混沌と激しく泳ぎ回り、さらに一瞬のクリックの後、巨人の下から4つの黄金の光がはじけ出て、瞬く間に四方八方に飛び去り消えた。 この時、黒糸は先程の静けさを取り戻し、まるであの光景がなかったかのようにゆっくりと巨人の周りを泳いでいた。
"愚か者め、俺様の魔力を使い果たせというのか!!この手伝いは最後だ"。 もう千年しかない、仕事がうまくいかないなら、お前らの尻を洗って、魔豚に刺されるのを待つんだな!!。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-23 17:33:02
2788文字
会話率:0%
それはちょっとした意趣返しのつもりだった
紫雲蓮司は長年幼馴染である鶴姫舞華に召使いのような扱いを受けていた。
社長令嬢である舞華と、その社員である親の格差をそのまま受け継ぎ、彼女の言葉に耐える日々
それに耐えられなくなった蓮司は絶縁を言
い渡すが、舞華は嫌だと縋りつき、挙句の果てに金で買収してくる始末
なけなしのプライドを刺激された蓮司は、そんな舞華にある言葉を返すのだった
―――幼馴染料金を払うなら今の関係を続けても構わない、と
そういえば、きっと愛想を尽かすと思っていた。離れていくと思っていた。
所詮金で繋がるだけの関係。これまでの年月とは相反する間柄になれば、彼女も変わると思ってた。
だけど、そうではなく
蓮司の意思に反して、舞華はその関係にのめりこんでいく。まるでホストならぬ『幼馴染狂い』のように―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-15 18:30:29
27916文字
会話率:24%
液体鏡とは従来の鏡とは全く違う組成の新しい鏡。人体には影響がないと言われており、タトゥーなどの染料に多く使われる。
最終更新:2019-05-09 19:10:41
4951文字
会話率:41%
ごちゃごちゃした文の説明よりも、絵が描けた方が多くの人に伝わる。
その考えに同調した彼は、絵のあるべき姿を求め始めた。そしてそこには、色づけるための染料という液体が付きまとう……。
液体の姿を探求する彼のまわりで、おかしな出来事が起こり始
めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-07 18:02:48
3965文字
会話率:3%
「美しくないものは、許されないの」
花の名を自らの名とする里〈花玲苑〉に、記憶を失った少年が現れる。彼が出会ったのは、染料となる花の名を持つ剣士の少女。彼女は自らを〈裁庭師〉と名乗った。
異なる世界の風習に戸惑いながら、少年は心を通わ
せていく。どうして記憶を失ったのか。彼女はどうして、刀を振るうのか。
美しくなければ花ではない。枯れた花は、切らなければ。それこそが花のテーゼだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-16 18:25:04
8803文字
会話率:27%
虫が染料になると言う
最終更新:2016-11-28 10:00:00
231文字
会話率:100%
炎・電気・水などを自在に操る事の出来る物質――魔染料(カラメント)。
人々は生活の一部とした。
主人公の珠洲之音巧(すずのねたくむ)は魔染料を学ぶ学校の高校生。
幼馴染――陽炎鏡華(かげろうきょうか)、巧の妹――珠洲之音三葉(すずのねみつ
ば)、学年末テストで出会った同級生――クリスティーナ・F・カーターの三人と共に、魔染料が絡む事件に巻き込まれる。
◯第一章あらすじ
2年生のクラスを決める学年末試験。
そこで巧は魔染料を使って戦うスポーツ、魔染料決闘に挑む。
お互いの色を打ち消し打ち消される攻防の中、クリスティーナの発動した魔染料が突如暴走。けが人や会場の破壊など、大きな被害を出してしまう。
そんな危機を、巧は秘められた自身の力でクリスティーナの魔染料を消滅させるのだった。
◯第二章あらすじ
被害を出してしまったクリスティーナはイジメられていた。
それを救い出した巧は彼女を抱きしめて安心させようとするが、その場面を鏡華が目撃してしまう。
偶然が重なりイジメの対象が鏡華に移ってしまうが、不審に思った巧がまたしても救出。
しかし鏡華とクリスティーナの間には、恋敵という名の亀裂が生まれてしまうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-07 05:14:35
67465文字
会話率:40%
壊れたラジオから流れてくるのは過去の記憶でした。真夜中のビッグバン。万有引力の法則を発見したのはベートーヴェンですが、母なる河ガンジスを飲んだのは私です。ひゅううう、ごろろ。私はヴァレリー。ピアノは染料ではなく友達です。
キーワード:
最終更新:2016-06-30 14:00:00
6038文字
会話率:30%
潮の匂いに目を覚ますと、そこは海風が通り抜ける真っ暗な森の中だった。わけも分からぬまま誘拐された少女は、本能に導かれながら闘争と逃亡を開始する。成長、恋愛ありの冒険譚です。
最終更新:2016-03-01 21:23:02
836258文字
会話率:39%
紫の染料をめぐる古代史の謎。自分のサイトからの転載です。
最終更新:2013-09-23 03:33:20
319文字
会話率:0%
5つの国の王と、その王の血族によって治められる52の国では、かつての神との約束により、王の血筋以外による統治が禁忌とされ、それをやぶったものは偽王として激しく非難されていた。
かつて知らずに偽王となっており、今は王座を追われ国境付近の小
さな村でひっそりと染料を作り暮らしていたディラの元へ、ある日2人の男性が訪ねてくる。
「偽王、ディライエータ・デューベンス・ドニタ。貴様をヘイズハルト王国の彫師(ほりし)誘拐の容疑者として捕縛する!」身に覚えのないディラは否定するも、疑いは解けずに王都へと連行されてしまう。
偽王であったディラに味方や協力者のあてなどおらず、このままでは無実の罪で処刑されてしまう。死ぬ気などさらさらないディラは、自分を捕縛した2人組をあの手この手で言いくるめ、仮初めの協力者に仕立て上げ、真犯人捜しに乗り出す。果たしてディラは真犯人を見つけて、元の生活に戻れるのか?
「犯人とか、ほんとはどうでもいいけど、死にたくないし。とにかく家に帰らせて、引きこもらせて…」 そんな人嫌いで引きこもり体質の、ちょっぴり変わった女染料師(元・女王)が主人公のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-22 01:10:33
1005文字
会話率:45%