日本の地方都市で探偵をしていた夜宮三六はある日、家の中にあったナイフのうち、果物ナイフだけが抜き去られていることに気づく。その上、多少の血が部屋のカーペットに点々と点在していることにも気づき、その血はある一定の方向に向かって、一粒一粒落ちて
いたのだった。
その終着点はベランダだった。狭いアパートのベランダに似つかないほど美しい、血だらけの、色黒のバニーガールがそこにいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 19:40:42
2423文字
会話率:27%
世界初のVR RPG 「HUG」
バグが多いので通称「BUG」
5年ほど前に発売された初期のVRに昨日、新たなアップデートが施された。
キャラとの会話を楽しめる「キャラトークAI」。
勇者となってさっそく新たな機能を試していく。
しかし
、今さら普通にキャラトークを試しても面白くない。
そこで初日で通常EDを目指す「初日通常EDチャート」をRTA形式で走る。
序盤をまとめると以下のようなものだ。
・まずは仲間の姫に死んでもらう
・死んだ姫にお茶を投げつけて称号ゲット(後で重要)
・皮のなくならないバグリンゴをひたすら剥き続ける
・魔王城は王城の異空間から自然落下で一分の位置
・地団駄を踏むことで高速移動する変態
・果物ナイフは最強武器
・魔王を拾ってバグで増殖させる
・姫の魂は二つに分かれる
・横に落ちて城を脱出
・裏ボスは置物なので実質投擲武器
それではカウントダウン。
3,2,1折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-17 16:01:54
27985文字
会話率:46%
市職員のユカは仕事で、市が開発したミニ商業地区にある喫茶店「アップル」に出向くことになり、そこでこの店のマスターの死体の第一発見者となった。
死体となったマスターの首の後ろには果物ナイフが刺さっていたのだが、発見時の喫茶店は密室状態にあり、
しかもこのとき、ユカはいるはずもない女性の声を聞く。自殺なのか、他殺なのか、あるいはこの世のものでない者によるものか、推理物の本格ミステリーとなっています。
週2回投稿。39話完結。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-16 09:08:59
70405文字
会話率:54%
「お前みたいな奴は、何処に居てもお荷物なんだよ!」
毎回そう言われ、毎日違うパーティーを転々と移動するエデンはGランク冒険者。つまり最底辺の初心者Fランクよりも下の、見習い冒険者だった。
エデンの実力は最底辺の中でも下の下。1番弱いと言
われるスライムの討伐にも3時間は掛かる程の強さだった。
上から下へと剣を振り下ろそうするとそのまま剣の重さで後ろへ倒れ、槍を持って突こうとしても槍先がブレて簡単に相手に避けられ、大盾を持って相手の気を惹こうとしても身体の小ささからか無視される、etc……。
そんなエデンが武器にするのは、よく路地裏で捨ててある錆びついた果物ナイフ。
孤児で働き口もまともに無いエデンにとって、冒険者だけが生き残る唯一の道だった。
そんなエデンはある日、ダンジョンの入り口付近で地面の切れ込みに果物ナイフを入れる。誰もが素通りする入り口でも戸惑うエデンだったからこそ、入った切れ込みだった。
果物ナイフが入ると、ダンジョンの床は光を放った。
それからエデンの最強への道が拓かれた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-12 20:09:57
31957文字
会話率:31%
戦後。敗戦国のこの国は連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の統治下に置かれた。GHQによる財閥解体が進むなか、三栗谷財閥の令嬢である美琴が何者かによって胸をナイフで刺された状態で発見される。警察による最有力容疑者は美琴の義兄である時雨。し
かし、美琴の母である久恵が時雨は無実であると訴え、探偵に調査を依頼する。 一体、誰が・なぜ・何のために美琴の命を奪ったのか……。 それを解明するため、東京から蒸気機関車でやって来た鮎川舞花が陀鬼の町に降り立った――。 **週に一回か二週に一回の亀更新になります**折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-22 22:38:09
76469文字
会話率:46%
異世界に召喚された勇者、元弘(もとひろ)は、召喚されて5年ものの月日を経てついに魔王を倒した。
そして、魔王をその手で切り倒した瞬間、目の前にいたのは元の世界で恋人だったさゆりの死体。
そして右手には、身に覚えのない果物ナイフ。
そして、彼
はその現場から逃げるが、またしても彼は異世界へと戻ることになる。
はたして、彼のいる本当の世界はどちらの世界なのか。
これは二つの世界の狭間で翻弄する主人公が、戸惑い、苦しみ、次第に狂っていく物語り。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-12 11:43:46
3777文字
会話率:35%
果物ナイフが俺の武器だ。何故かって? そりゃあ万能だからでしょ? 違うの?
ある時、俺たち冒険者パーティーの元に、ある噂が届く。なんでも、伝説の鍛冶屋がいるんだとか。よーし、打ってもらうぞ! 果物ナイフを。
果物ナイフを愛する男と仲間
たちの冒険の一コマ。
※本人の名前は出てきません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-26 19:00:00
10079文字
会話率:38%
チョコレート専門店を営む鳴海は、ある夜、コンビニでひと組のカップルの様子を窺う不審な女と出逢う。
女が手にしていたのは、買ったばかりの果物ナイフ。
「互いの傷を舐め合うような、こんな関係は間違ってる」
不幸な事件によって妻子を亡くしたショコ
ラティエと恋人に裏切られ、極限まで追いつめられた女は出逢うべくして出逢い、互いの中に救いを見いだしていく。
心に深い傷を抱えた男女の、再生の物語――
(アルファポリスにて重複掲載)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-01 21:35:29
76763文字
会話率:50%
不審な物音と共に、私の枕の真上に付き立っていた一本の果物ナイフ。
同級生に聞いた話をもとに、私はその「いわく」のある品を、とある蒐集家に持って行ったのだけれど……。
※前編後編のみの構成となっております。
最終更新:2017-11-13 01:05:04
12483文字
会話率:46%
渡辺雄斗、それがこの物語の主人公。
彼は1日12時間労働+残業という厳しい労働条件の中4年間ほぼ休みなし無遅刻無欠席でひたすらに働き続けた。しかしそんな彼の体は度重なる疲労に耐えきれず電車で過労死してしまう。
しかし突如現れた女神、サターシ
ャによって異世界転生を果たす。
「働かなくても良い」
その言葉に惹かれ雄斗は転生を決意する。
しかしそこで待っていたのはスラム街での貧乏生活であった……………
そんな主人公雄斗がある日偶然拾った果物ナイフで勇者になる…………!?
といった内容の異世界冒険ファンタジーです!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-29 22:30:59
1134文字
会話率:64%
激しい二日酔いで朝を迎えた松山ハジメは、自分の部屋のベッドの下から不可解なビニール袋を発見する。その中には果物ナイフと血に染まった見知らぬ「小指」。
「一体誰が? 何のために? 誰の指を?」
パニックになるハジメ。さらに同日、近隣で何者
かによる謎の殺人事件が発生していたことを知り、彼は混乱から戦慄をすることになる。
なぜならその事件の被害者は自分と同じ大学に通う学生で、さらに小指が切断されていたからだ……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-25 22:19:04
32076文字
会話率:50%
伊宮 碧が病院で目を覚ますと、碧のベッドの隣にある椅子で、彼女の瀬奈宮 明日香が眠っていた。
明日香は碧が起きたのに気付き、眠たげな目を擦り、「おはよう。」と微笑む。碧は、明日香の笑顔に少し赤くなり、「何かありがとう」と言う。
明日香は、「
林檎、剥いてあげる」と言って、慣れた手つきで果物ナイフと林檎をとった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-16 20:07:03
789文字
会話率:35%
最初に見つけた”ゆみこ”と書かれた果物ナイフ。
特に気に留めなかったが、新入社員が入ってから”由美子”と名のついたものが出て不審に思うも深くは追求しなかった。
そんな中…
最終更新:2015-12-02 20:22:32
3023文字
会話率:36%
人の心は分かり合えない。
そんなことも知らなかったのか、と今では思う。
後悔してもしたりない。
おれは、あんなにも近くに居たのに彼女達のことを理解しきれてなかったのだ。
※大学の文芸誌に同タイトルの小説を投稿済み(PNは同じ)。
最終更新:2014-03-11 20:00:00
4095文字
会話率:43%
モンキー武器屋の百二十七代目の主人ことハイル・ライクスは、周囲の武器屋が次々と名のある武器を作りながらも、伸ばせない技術をどうやったら伸ばすことができるのだろうかと考える日々を送っていた。分かってはいた。考えるだけでは駄目なのだと。けれど、
才能が無いのに親から武器屋を継ぐのだと言われて、早五年。作れる武器と言えば、スライムを三撃程しなければ倒せないと思われるショートソードだけであった。強化をしようと剣を叩けば、数秒足らずで壊れる始末。道具を握らなくなってから半年は経とうとしていた。そんなある日、同じく半年振りにお客様が来店されたのだ。感謝感激雨あられとはこのことを指すのだろうが、すぐに天変地異を引き起こす。明らかに貧しそうな外装と容姿をしておられる少女騎士、リーナ・ミュードは小さな果物ナイフを方手に、「ご、強盗なのです! こ、この店で一番優れている剣を……」その、明らかに成っていない扱い。姿勢。その全てを見るまでもなく、ハイルはリーナが武器を握ったことも無い素人だと分かる。そう、ハイルが武器を造ることが出来ない理由は才能だけではない。造る側の武器屋ではなく、使う側の騎士になりたかったのだ。――この物語は、武器をまともに造れない武器屋と貧困少女が織り成す、英雄伝を描いた作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-31 04:29:07
171707文字
会話率:23%
少年は殻を持っていた。ここで言う殻を、心の壁とか、他人との境界線と置き換えても差し支えはない。殻と言うものは、少なからず皆持っているものだが、少年の持つ殻は他人のものよりはるかに高く、堅かった。
その殻は、肉体的で、精神的で、現実で、幻
想だった。殻は少年に向けられたあらゆる作用を遮断し、彼の考えをその身を震わさん程反響させた。そうして、少年は、あくまで他の人にとってはと言う事だが、特異な人間になった。
夏のある暑い日。財布、携帯電話、MDウォークマン、少し迷ってから果物ナイフをポケットに入れ、少年は家を出た。本当の母親に会うために。太陽が少年の姿を照らし、風が少年の影を揺らした。少年にとっては、太陽が無邪気を演じ、風が無関心を装っているように感じられた。まるで道化師のようだな、と少年は思った。いずれ、笑いながら僕達を傷つけて来るかもしれない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-04-16 11:01:57
9728文字
会話率:21%