蜘蛛の妖に取り憑かれた娘、蜜(みつ)。
妖に取り憑かれた刀を持つ侍、鐙(あぶみ)。
呪われた運命と戦う2人の時代劇風ダークファンタジーロマン。
■■■■■
大陽大社を(おおひたいしゃ)を参拝する客をもてなす町、世輪(せわ)町。
小さな旅
籠『矢橋(やはし)屋』の女将として、17歳の蜜は質素に暮らしている。幼少から蜘蛛に取り憑かれている蜜は、その力で妖(あやかし)を倒し、人知れず町を守っていた。
ある日、藤鷹 鐙(ふじたか あぶみ)が矢橋屋を訪れる。鐙は将軍家直属の『祓い役』を務める武家の嫡男だった。祓い役とは、人々の邪気を祓う儀式を行う高等役職である。藤鷹家に代々伝わる儀式用の刀は妖に取り憑かれており、鞘から抜こうとする者の命を奪う。鐙はこの『呪抜刀(じゅばつとう)』に取り憑いた妖を解く方法を探す旅をしていた。
蜜は鐙に妖を祓う力があると見抜き、『大陽様から与えられし力を受け継ぐ者、祓い師』としての訓練をするよう奨める。
祓いの才能を開花させていく過程で、鐙は蜜の隠された秘密に近付いていく。
「貴女に憑いた蜘蛛もきっと祓ってみせます」
自分も普通の娘として生きられるのではないかと、蜜は鐙に淡い期待を寄せる。それはやがて恋へと変わっていく。
しかしその想いは、蜜の中で眠る蜘蛛を呼び起こす餌でもあった……
〈妖とは、若い女のことよ。お前も妾(わらわ)に喰われるがよい〉
■■■■■
2024年2月に開催・終了した個人様企画『イセコイ冒頭ミュージアム』参加作品
企画参加時は、異世界恋愛ジャンルとする予定でしたが、文芸(アクション)に変更しました
1話あたり5,000字以下
不定期更新
長期予定、1年はかかる見通し
挿絵あり。登場人物イラスト、簡易地図、図解等折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 21:30:00
35678文字
会話率:46%
(c) 2017 甲斐八雲
彼は仕えていた主君を追い、腹を切った。
殉死を許される名誉を手に入れたのだから、悔いはない。
悔いは無かったが……強い未練は残った。
『義父の様に天下にその名を轟かせたい』と、心の中でずっと思っていたのだ
。
そして彼はその記憶の全てを、腹を切り介錯される瞬間までの記憶を抱いて生きている。
これは異世界へと渡った剣豪武蔵の養子ミキと、その溢れる才能を垂れ流し気味な自由奔放な娘レシアが出会いと別れを繰り返し……破滅の淵に立つ世界を救う手助けをする為に、仲間たちと共に絶望的な戦いに挑む物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-15 18:00:00
1054042文字
会話率:50%
酔い覚ましにと夜道を歩いていたはずの小柄兵衛(こづかひょうえ)、朔月幻一郎(さくつきげんいちろう)、服部蔵人(ふくべくろうど)の3人組、ふと気付けばそこは見知らぬ森の中。妖(あやかし)と呼ばれるモンスターが跳梁跋扈する江戸時代風の世界に迷い
込んだ3人は妖と戦いながら日々の糧を得て暮らしてゆく。
※この作品は以前投稿していた妖斬り、参る!の再スタート版となります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-31 21:00:00
5795文字
会話率:64%
薬屋カラリは風変りな店だった。怠け者の店主と勤勉な店員がいるその店には変わった客が訪れる。今日もまた薬屋のドアベルが鳴らされるのだった。
主人公側が暴力を振るいます。相手がどうあれ、暴力を振るうのはよくないので、良い子は真似しないでください
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-01 17:00:00
113632文字
会話率:60%
徳川十一代将軍・家斉の治世。鳴沢家のひとり娘・鈴姫は、家のために結婚する前に、生き別れた妹の幸せを確かめに市井へ出て行った。
昔の時代劇風のお話です。
最終更新:2023-06-24 00:00:00
13224文字
会話率:44%
リリアーナは、表向きは淑やかな公爵令嬢。
しかし裏の顔は、泣く子も黙る、王都を牛耳るマフィア『花《フィオーレ》』のボスなのだ。
この王国は、政治腐敗が蔓延している。
王族でさえ犯罪に走り、権力や金でそれらをもみ消している。
警察でさえ賄賂がまかりとおり、正常に機能していない。
正義が通じない社会。であれば、悪の力で世を正すしかない。
リリアーナはマフィアのボスとして、知略を駆使して三人の王子を断罪し、最後には国王にも挑む。
「さあ、毒を以て毒を制しましょう!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-18 10:27:00
67650文字
会話率:49%
今日も仕事、明日も仕事。
ブラック企業で働くゆきは毎日に疲弊しきっていた。
働いても働いても楽にならない生活・・・一体何の為に生きてるんだろう。
そんなゆきが酔っ払って落ちた落とし穴の先はなんと霧島家当主時継(ときつぐ)様の御屋敷へと繋
がっていた。
テレビで見た事あるような時代劇風の世界での生活に戸惑うゆきだがどんな時も優しく味方になってくれる時継様に次第に惹かれていく。
しかし時継様には許嫁の千代という女性がいた。
千代は時継様に優しくされるゆきを見て嫉妬心からゆきに凄惨な仕打ちを仕掛ける。
果たしてこの恋の行方は!?
時代劇✖️異世界転移✖️ラブストーリー
☆アルファポリス、カクヨムにも掲載しています。宜しくお願い致します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-15 12:21:58
102495文字
会話率:43%
妖怪×歯車パンク×時代劇!
江戸幕府が倒れて時代が『明機』になってから五年。
付喪神を憑かせた自律回転する歯車を動力源にして、日ノ本は大きな発展を遂げた。
歯車を埋め込んだ機械甲冑や重機が闊歩する街で、日雇い労働者の『歯車使い』烏合喜三
は妹とともに、貧乏ながらも平穏に暮らしていた。
だが、ある日、喜三は政府陸軍に追われる少女を助け、事件に巻き込まれてしまう。
それは、隠してきた喜三自身の過去と向き合う事件でもあった――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-27 07:00:00
100022文字
会話率:45%
人斬りの剣客を自称する悪霊・無迅に啓蒙されて、別の世界の日本らしい地を旅したリオ少年。
この異なる日の本の首都たる天丘という地にて、
悪霊・無迅とそれの宿っていた妖刀・澄水、そして右手までを失った。
一度は喪失を味わったリオは二代
目無迅を名乗り、
失った右腕を謎の霊薬にて取り戻し、今度は澄水を直すべく八天将の弟子・緋天と歩む。
八天将・蒼莱と合流した一行は十矢という町を訪れる。
「僕は二代目人斬り無迅。
天下にその名を轟かし、泣く子ははしゃぎ、悪党は小便ちびって腰をつく、天下無双の大剣客、二代目無迅の名は――誇りだ」
舞台は江戸時代っぽい、日の本っぽい世界。
歴史考証はさほど重要視しちゃいません。
人斬り無迅シリーズ
『人斬り無迅と悪夢を見る少年』 https://ncode.syosetu.com/n3677ga/
『人斬り無迅と妖刀シャガ』 https://ncode.syosetu.com/n8378gs/
『人斬り無迅と三途の使徒』 https://ncode.syosetu.com/n3947hg/
『人斬り無迅と神秘の赤花』 https://ncode.syosetu.com/n5066hp/
上記の続きものなので先に読まないと分からないところも多いかと。
キーワードで察してください。
ゆるい雰囲気で書きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-24 19:00:00
60299文字
会話率:56%
人斬りの剣客を自称する悪霊・無迅に啓蒙されて、別の世界の日本らしい地を旅したリオ少年。
この異なる日の本の首都たる天丘という地にて、
三途の使徒と激しい戦いを繰り広げ、とうとう澄水が砕け、悪霊・無迅も消えてしまった。
無迅も、澄水
も、そして右腕まで失ったリオを救ったのは旅の女医・巴。
やるべきことも目的もないリオは、彼女の探しものへ協力してともに旅をすることとなる。
巴の求める神秘の赤花なる霊薬を巡り、一行の前へ現れたものは……。
「僕は二代目・人斬り無迅です。
人斬り無迅は天下無双の大剣客を自称してるんです。
だから、ちょっと死なないだけの化け物にビビってちゃダメかなって……」
舞台は江戸時代っぽい、日の本っぽい世界。
歴史考証はさほど重要視しちゃいません。
人斬り無迅シリーズ
『人斬り無迅と悪夢を見る少年』 https://ncode.syosetu.com/n3677ga/
『人斬り無迅と妖刀シャガ』 https://ncode.syosetu.com/n8378gs/
『人斬り無迅と三途の使徒』 https://ncode.syosetu.com/n3947hg/
上記の続きものなので先に読まないと分からないところも多いかと。
キーワードで察してください。
ゆるい雰囲気で書きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-30 13:12:03
59181文字
会話率:55%
人斬りの剣客を自称する悪霊・無迅に啓蒙されて、別の世界の日本らしい地を旅するリオ少年。
この異なる日の本の首都たる天丘という地にとうとう訪れるが、
三途の使徒と名乗る危ない三人組に遭遇し、無迅の宿る妖刀・澄水を奪われてしまう。
神
器と呼ばれる特別な武器や道具を蒐集する蛇の目。
その幹部たる血途の一颯に執着されるリオ。
信念とは。誇りとは。使命とは。魂とは。
無迅に頼れぬ状況下、少年の想いとは。
「世の中なんざァ、思い通りになることの方がよっぽど少ねえんだ。
だがよ、お前がひいこら言いながらあちこち歩いてきた間は愉快だったじゃあねえの。
そんだけでいいんだよ」
舞台は江戸時代っぽい、日の本っぽい世界。
歴史考証はさほど重要視しちゃいません。
人斬り無迅シリーズ
『人斬り無迅と悪夢を見る少年』 https://ncode.syosetu.com/n3677ga/
『人斬り無迅と妖刀シャガ』 https://ncode.syosetu.com/n8378gs/
上記の続きものなので先に読まないと分からないところも多いかと。
キーワードで察してください。
ゆるい雰囲気で書きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-10 17:10:34
43204文字
会話率:53%
冒頭は時代劇風☆
賽(さい)の河原は通常ルートを外れると、もののけたちが蠢く危険地帯だった。
姉の蓮津(れんづ)姫のために金の鱗(うろこ)を手に入れようと井戸に飛び込んだ那津(なつ)姫は黄金の鯉に丸飲みされて霊界に連れて行かれてしまった
。魂が喰われれば輪廻転生叶わす無に帰すと知った那津姫。霊界生物に翻弄される那津の運命は‥‥
(以前投稿した小説の一部分を改稿した小説です。ノベリズムにも長編の一部として掲載)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-14 14:41:53
218795文字
会話率:35%
力こそが全てのこの世界で、才能無しと認定された少年ツルギがいた。
彼には才能は無いが、たった一人の家族である祖父を将来偉くなって孝行するとの夢があった。
そんなある日、謎の組織の手によって祖父を殺される。
嘆き、絶望するツルギは、祖父が遺し
た手紙を読み、自分には世界最強の剣術の血が流れている事を知る。
ツルギは手に入れたこの力で自身から全てを奪った者達へと、復讐を決意するのだった。
世界観は重たいと感じるかも知れませんが、読んで頂けるとそこまで感じない様になっています。
最近は中々王道作品が少ないので、好きな方は是非どうぞ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-06 09:07:58
165849文字
会話率:33%
歴史上の人物をお招きする、不思議な不思議なきつねのお宿の物語。
この作品はpixiv・アルファポリスにも掲載しています。
最終更新:2022-06-02 15:56:54
1867文字
会話率:28%
時代劇の設定で書く1000文字前後の話です
※カクヨムとnoteで書いた物を重複転載しています
最終更新:2022-05-24 23:59:23
5027文字
会話率:34%
リオ伯の妻リーナは女として、一児の母として豊かで平穏な日々を過ごしていた。
しかし、国王の急死と夫の暗殺によって平穏な日々が崩れ、息子共々囚われの身となる。
この恨み、晴らさずにはいられない。女領主となったリーナの復讐劇が幕を開ける。
《
時代劇風短篇小説》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-19 13:40:38
17464文字
会話率:38%
木下源次郎は日本人なのだが、ゲルマン系の彫りの深い顔を持った、
多くの会社を持つ会長だ。
名前は時代劇風だが、まだ若く30そこそこ。
源次郎にはある使命を帯びてここにいる。
そう、それは、源次郎自身が課した試練だったのだ。
最終更新:2022-04-28 10:24:54
1200894文字
会話率:22%
オエンドランドという江戸時代に良く似た世界で定町廻り同心をしている五歳の幼女オンドちゃん。婿養子で冴え無い昼行灯と言われている万年平同心の彼女ですが、その裏の顔はオエンドランドの闇に蠢く悪党をお金を貰って成敗するプロフェッショナルの殺し屋な
のです。
仲間の破戒僧で同じく五歳の幼女「御呪いの悦」と、三歳の幼女「葬祭ディレクター屋のお嬢」と共に、オンドちゃんは今日も市井に生きる力なき庶民に代わって、晴らせぬ恨みを晴らしているのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-29 08:58:26
11342文字
会話率:51%
「我こそは山本五郎左衛門惟高! 流派は無念示現流! いざ、尋常に勝負されたし!!」
そう言って死んでいった戊辰戦争の浪人は、次に目が覚めたら地獄(のような場所)に居た――。
我流剣術、無念示現流を駆使して、VRMMO《ヤマトオンライン》の
世界を駆け抜ける!
笑い有り、涙ありの時代劇風VRMMOファンタジー!
※毎週水曜、頑張って更新中!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-05 00:00:00
86827文字
会話率:51%
幼い頃から時代劇が好きだった青年、御剣刀悧(みつるぎとうり)。彼はブラック企業で働いていたことによる過労と睡眠不足でうつらうつらしていたところを、電車に撥ねられて死んでしまう。その後、真っ白い世界で女神と出会った刀悧は、【剣豪】の能力を与
えられて異世界に転移した。
気が付けば見知らぬ森の中にいた刀悧は、三日三晩さまよって行き倒れてしまう。そこに通りかかったのは巫女装束の少女と、忍者装束の少女の二人組。おにぎりを恵んでもらって生き返った刀悧は、彼女らと行動をともにすることになった。
二人は「浪人」という職業の、魔物退治などを請け負う何でも屋だという。二人とともに近くの村まで行った刀悧は、そこで小鬼と呼ばれる魔物を相手に薙刀や苦無を振るい、治癒の術や火遁の術を駆使して戦う少女たちの姿を目にすることとなる。
だがそんな折、想定外の事態が二人の少女を襲う。窮地に陥った少女たちを救ったのは、先刻彼女らの前で行き倒れていた青年だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-27 11:08:22
22151文字
会話率:30%
二人の旅人が、とある村にたどり着いたとき、彼らは異変に気付いた。
村を囲う木の柵はところどころへし折れ、畑は荒らされ、道端には乾いた血の跡があった……。
「ところで姫様、内緒でお城を抜け出してきて、本当によかったんですか」
「そう言いなが
ら、ユートはついてきてくれるのよね」
「姫様を一人にするわけにいきませんから。お城に帰れと言ったって、どうせ聞いてはくれないんでしょう」
世直しをしたい姫と、お付きの宮廷魔術師の少年が事件に挑む、時代劇風ストーリーのファンタジー短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-25 08:11:20
19384文字
会話率:43%
文久二年八月。来客を迎えて談義していた勘定奉行の屋敷に、三人の浪人が颯爽と現れて――
最終更新:2021-10-27 10:00:00
4125文字
会話率:44%
※この作品は、連載中である同タイトル、第1章・第2章の改訂前の段階を保存したものとなります。
※ご興味のある方のみ、お立ち寄りください。
※R-15と残酷描写は念のために表示しております。
※タイトルは、好きな某格闘ゲームから着想を得
ております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-25 03:00:00
97114文字
会話率:37%
戦乱の世も今は昔。この世は天下泰平……だったはずなのだが。
「て め ぇ ら ぜ ん い ん ぶ ち の め す っ !」
「それがしは断じて、見つめ合ってなどいない」
「別にアンタたちのためにやるんじゃないんだから
ねっ。ボクがやりたいから、やるんだからねっ」
「勝負の最中に口数が多いのだ、馬鹿者」
「さぁ、お嬢ちゃん、お仕事の始まりだ。頑張ってくれ」
そこで繰り広げられるのは、侍と冒険者とお姫様が活躍する『時代劇風冒険活劇』な物語なのでした。
※尚タイトルは、好きな某格闘ゲームから着想を得ております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-16 20:35:15
23615文字
会話率:44%