「礼に始まり、礼に終わる。それが茶道だ。だが、うちの茶道部は違うッ!
礼の前にまず筋トレ!茶碗を割らぬ握力、湯を操るための集中力、そして何より気合いィィッ!!」
叫ぶのは、主将の鬼堂(きどう)先輩。和服姿にサラシ、そして腕立て伏せ500回
が日課の男。
一見してラグビー部にしか見えない彼のもと、茶道部は今日も「作法」と「根性」の融合に挑む――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 07:00:00
17897文字
会話率:38%
高校入学から2ヶ月。
毎朝誰よりも早く登校して、誰もいない教室で静かに過ごすのが日課だった“自称・陰キャ”の俺、渡瀬徹。
なのにある日、美少女クラスメイトに話しかけられ、生徒会長には命を狙われ、しかも精霊界の王様扱いされて…って、何この展開
!?
巻き込まれたのは、“1万年に一度”現れるという精霊の王をめぐる超スケールの騒動。
暴走する謎の陰キャ、飛び交う巨大カマと銃撃戦。
唯一“精霊でも人間でもない”俺だけが、鍵を握ってるってマジ?
「……ちょっと、俺の静かな高校生活、返してくれませんか?」
世界を救うのは、ただの陰キャ高校生と微妙に強い超能力!?
今、冴えない少年が“王”を探す冒険に巻き込まれる!
トンデモ美少女×陰キャ×超展開の学園バトルファンタジーここに開幕!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-07 07:30:00
85998文字
会話率:77%
ある家族のある一日を描いていきます
家族の人たち
祖父(父方):山本 勝(やまもと まさる)
75歳。元小学校の校長先生で、穏やかで知識豊富な「おじいちゃん」。趣味は読書と盆栽。子どもたちには物語を語るのが得意で、夜になると孫たちに自作
の冒険譚を語ることが日課。
祖母(母方):山本 澄江(やまもと すみえ)
72歳。おっとりとした性格で、家族を陰から支える「おばあちゃん」。刺繍が趣味で、家中に彼女の手作りクロスが飾られている。料理が得意で、家族みんなが大好きな「澄江特製シチュー」は冬の定番。
父:山本 翔太(やまもと しょうた)
46歳。地元の工場で管理職を務める父親。家族想いだが、仕事で忙しくなりがち。休みの日には必ず家族との時間を設けるよう心がけており、子どもたちとキャッチボールをしたり、一緒に釣りに出かけたりするのが楽しみ。
母:山本 結衣(やまもと ゆい)
43歳。地域の小さなカフェで働く母親。朗らかで家庭の中心的存在。忙しい日常でも、家族一人一人に気を配り、悩みを察する天才。趣味は家庭菜園で、季節ごとに収穫した野菜を使った料理を振る舞う。
姉:山本 愛(やまもと あい)
17歳、高校3年生。芯が強く、自分の意見をしっかり持つタイプ。将来はデザインの仕事を目指しており、イラストを描くのが趣味。弟には少し厳しいが、学校の友人には見せない優しい一面を持っている。
弟:山本 海斗(やまもと かいと)
10歳、小学5年生。自然や動物が大好きで、家族の庭に小さな「動物の家」を作っている。いたずら好きでお姉ちゃんに叱られることも多いが、その純粋な気持ちは家族の癒し。祖父母が大好きで、休日には一緒に昔の写真を眺めるのが好き。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-24 06:00:00
275968文字
会話率:49%
「本当の願い事ほど、叶わないものだ」
不登校となり、鬱屈とした日々を過ごしていた青年、葉村明日太(はむら・あすた)。
そんな彼は、ある日、日課の散歩中に迷い込んだ神社で不可思議な出来事に遭遇する。
「この体を返してほしかったら、絵馬
に書かれた願い事を叶えてよ!」
現れたのは、愛犬の肉体を乗っ取った、カミサマを名乗る存在だった。
向日葵畑に消えた恋人。
凍てついた記憶に蹲る少女。
そして、幼き日の、忘れられた約束――。
願い事を巡る、ひと夏の物語。
※VocaDuo2025参加曲「ねがいの灯火」/Story Teller をイメージして執筆した作品になります。
楽曲→
原案:Story Teller
構成・執筆:さんささん
完結まで毎日更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 22:56:55
51790文字
会話率:41%
第1章 元バンドマン編
ロックバンド「音坂ロック」を解散し、カラオケ店で働く日々を送る26歳の女性・高橋由希。ある夜、隣室から天才的なギターの音が聴こえてくる。奏でていたのは、10歳年下で無職の不思議な少年・三郎だった。ベランダ越しの何気
ない会話が日課となり、やがて由希の生活に少しずつ変化が生まれる。
第2章 アマチュア作家編
将来、小説家を目指している15歳の少年・川畑潤之助。彼は「妄想現実化同好会」という奇妙な同好会で三郎と出会い。非現実的で他愛もない日々の中で物語の構想が生まれ、三郎にアドバイスをもらいながらコンクールに挑戦することに。だが三郎は突然退学処分を受け、潤之助は一人で夢を追い続ける。
第3章 推し活ニート編
地下アイドルグループ「りこれくしょん。」のメンバー・御影藍歌に心を奪われた16歳の少年・望月三郎。藍色の瞳と迫力ある歌声を持つ彼女に魅了され、推し活に全てを捧げるが、グループは解散。目標を失いバイトも辞めて、無気力なニート生活に沈む中で、三郎は「音坂ロック」というバンドと出会う。ライブに通うため再びバイトを決意した矢先、電車内で“藍色の瞳”の女性と再会する。
第4章 元アイドル編
かつて「御影藍歌」という名で地下アイドルとして活動していた20歳の少女・中村七海。グループが解散し、普通の大学生として日常に戻ろうとしていた。そんな中、熱狂的ファンの三郎と再会し、当時の感謝を伝える。その後、彼からバンド結成を持ちかけられ、2人は「想像ベンチ」というバンドを結成。手探りで始めた音楽活動が、2人の運命を大きく動かし始める。
第5章 恋するイラストレーター編
イラストを描くことが趣味の15歳の少女・園田萌美。彼女は、バイト先で出会った10歳年上の同性の先輩・辻井瑠奈に恋をした。瑠奈が「音坂ロック」のメンバーだと知り、ライブに足を運ぶ。ステージで輝く彼女の姿を見て、“好き”という気持ちは確信へと変わっていった。2人の距離は縮まっていくが、瑠奈がバイトを辞めることが決まってしまう。
最終章 バンドマン編
ある日、由希は交通事故に遭い、目を覚ますと「音坂ロック」解散当日に戻っていた。困惑の中、「これは、もう一度音楽をやれってことなんじゃないか?」という仮説にたどり着き、由希は再びバンドを始める決意をする。今度こそ本気で音楽と向き合うために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 22:00:00
100113文字
会話率:28%
ここは、月霞市国。日本のどこかに存在する小さな国。
ここには、競争や効率、成果を求める日々に疲れた人々が、静かに移り住む国。
この国には、大きな会社はひとつもない。
誰もが、自分の「好き」を大切にしながら、自然体で暮らしている。
必要以上
にに欲しがったりしない。
花を育てたり、物を作ったり、ゆっくりとお茶を飲んだり。子供達も好きな事をたくさん学べる環境。秩序は親が教える。いじめもない。
そんなふうに、心をすり減らすことなく、優しい時間を生きる人たちの国だ。
ここは、心の澄んだ人だけが辿り着ける、優しい世界。
登場人物
◆ リリカ(27歳・女性)
この国に来て、もうすぐ一年。
ロングヘアーに小柄で華奢な体つき。
フリーのフラワーアレンジメント作家として、自宅横のアトリエで花と向き合う日々。
週に一度、木曜日だけは図書館でボランティアをしている。その帰りに立ち寄るカフェが、最近のささやかな楽しみ。人見知りで恥ずかしがり屋。思ったことをすぐに言葉にできない性格。紅茶と本が大好き。
◆ アオイ(32歳・男性)
この国に移住してきて2年になる。
フリーランスのプログラマーとして働く傍ら、地域のイベント企画などにも顔を出す。長身のイケメン。
柔らかな物腰と、どこか色気のある佇まい。
本心はあまり語らないタイプ。
週に数回、お気に入りのカフェで深煎りのコーヒーを飲むのが日課。
◆ シノさん(カフェのマスター)
月霞市国の図書館近くのカフェの店主。
柔らかな笑顔と落ち着いた声で、誰からも愛されている。
カウンターの奥から、静かに客たちの様子を観察していることが多い。
常連たちの微妙な心の動きを、さりげなく後押ししてくれる存在。
◆ ノノ(28歳・男性)
リリカの高校の先輩で、リリカより一足先にこの国に移住した。
木で器やカトラリーを作る職人。
リリカの家の近くに住んでおり、よくお互いのアトリエを行き来している。
おっとりとした雰囲気の中に、時折鋭い観察力を覗かせる。
リリカの良き相談相手であり、心の支えでもある。
◆ 美月(28歳・女性)
アオイの仕事仲間。主にデザインを担当している。
連絡はほぼ毎日のように取っているが、会うのは2ヶ月に1度程度。
必要以上に踏み込まず、程よい距離を保つ関係。
アオイにとって、仕事のパートナーであり、プライベートには深入りしない存在。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:00:00
47760文字
会話率:24%
腕は立つけどコミュニケーションは苦手。だけど、困っている誰かに手を差し伸べるのは当然のこと。
そんな少女が迷宮配信者になったのは、「探索者は映像記録を公開しなければならない」という制度のせいだった。
少女は迷宮深層を一人で探索し、時には率
先して他の探索者の救助に向かう。
百人前後の視聴者たちに温かく見守られながら、そんな配信を日課としていた彼女のもとに、ある時国内最大の医療法人からオファーが届いた。
「救助活動、やってみない?」
喋ればポンコツ、黙れば最強、やりたいことは人助け。
コミュ障な女の子と愉快なリスナーたちが、助けを求める誰かのために迷宮を転がる物語。
※カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 18:10:00
232136文字
会話率:35%
ぽっちゃり体型でちょっととろいけれど、笑顔がかわいくて愛されキャラの佐藤夏美、20歳。
コンビニでアルバイトをしながら、日常のなにげない出来事から、心の中で物語をふくらませるのが日課。
風に舞うレジ袋、ぽつんと落ちていた梅干し、ピロピロ鳴る
センサー音……
見逃してしまいそうなものたちが、夏美の中では特別な“物語の主人公”になる。
読むとふんわり心がほぐれて、くすっと笑えて、なんだか優しい気持ちになれる。
そんな“妄想の物語”を、ひとりごとみたいに綴るほのぼの1話完結型のショートストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 18:00:00
5975文字
会話率:23%
元・某大企業の「伝説の商社マン(※自称)」が、なぜか今は小さな税理士事務所の所長に。
今日も彼は、誰も頼んでいない自慢話を語り、誰も望んでいない名言を残していく――。
そんな所長を冷めた目で見つつも、適度にスルーするのが日課の職員たち。
ツッコミ担当の椎名、ちょっと天然な森、しっかり者のパート・栄田さん。
カレーが助手席で爆発したり、武勇伝が延々と続いたり、所長の暴走は止まらない!
税理士事務所×ゆるコメディ。
今日もこの事務所は、そこそこ平和です。(※ただし所長以外)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 18:00:00
76321文字
会話率:91%
主人公の増宮拓朗(ましみやたくろう)は20歳のニートである。
祖父母の家に居候している中、毎日の日課の自宅の蔵の確認を行う過程で謎の黒い穴を見つける。
試にその黒い穴に入ると謎の空間に到達する。
拓朗はその空間がダンジョンだと熱気を帯びて興
奮した。
さっそく蔵にある武器と防具で装備を整えてダンジョンに入ることになるのだが……
暫くするとこの世界には異変が起きていた。
謎の怪物が現れて人を襲っているなどの目撃例が出ているようだ。
必ず消すからねと言う声が聞こえた……だが拓郎は無視した。
謎の黒い穴に入った若者が行方不明になったなどの事例も出ている。
そのころ拓朗は知ってか知らずか着実にレベルを上げて世界最強の探索者になっていた。
その後モンスターが街に現れるようになったら、狐の仮面を被りモンスターを退治しないといけないと奮起する。
その過程で他にもダンジョンを攻略した女子高生と出会いダンジョンの攻略を進め成長していく。
初評価を頂きました!!
ありがとうございます。
応援ありがとうございます。
完結鷺にならないようにしたい
製品版タイトル
七星の世界ノ搭ノダンジョンは顕れいづるようです→チートな武器スキルに魔法に霊に従魔に仲間達と共に世界最京☆彡☆
カクヨムでも投稿を開始しました。
ノベルアップでも投稿を開始しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 17:52:08
684211文字
会話率:26%
その島では、人と、人の形を真似た狼が、ともに暮らしていた。
島の村娘レアリーの日課は、村外れのあばら家で暮らす狼ノアのところへ遊びに通うことだ。
ノアとなんでもない話をする日々だけで、レアリーは幸せだった。
ただ一つだけ、レアリーが気に
していることがあった。
それは狼たちが人から蔑みを受けていることだ。
そんなある日、ノアが村から離れると言い出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 12:12:02
10461文字
会話率:51%
普段はそれほどでもないけど繫盛期になると残業代はきちんと払うから帰る事はゆるさんと言うブラックかホワイトか解らない上司の下で働く本郷美晴さん
10日ほどの地獄週間を越えて帰宅後、明日は休みだからとお酒を飲みながらネトゲの日課を初めて寝
落ちしたのが運のつき。
目が覚めるとそこは見知らぬ場所、その上なんじゃこりゃと叫んでみればなぜか少女の声。
魔王を信仰する者たちによって顕現させられたのは自分がやっていたネトゲのキャラだった。
キャラ性能や持っているアイテムは、この世界で言うとそのすべてが規格外、でも中身はしがないサラリーマンの主人公が戦乱や魔物たちによって不幸振りまかれる世界をのほほ~んと生活していく物語です。
主人公は最強ですが、俺Tueeeeeeeeeeeeeeee!はしませんし、魔王の手下たちと死闘を繰り広げるなんてことはありません。
ただ、ご近所の平和くらいは守ってもいいかなぁと考えながら生活する、ゆるゆるぐだぐだな物語です。
また、例のごとく残酷な表現タグはついていますが念のためなのでそれを期待しないように。まず出てこないので。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 12:00:00
161468文字
会話率:37%
ソードアンドレギオンズというゲームがある。戦略シミュレーション&RPGといったジャンルで戦記物のゲームだ。俺はこのゲームにドはまりして、ここ数年はこのゲームしかやっていなかったと思う。そして今日も日課であるレギオンズを始めた俺は、もはや何十
周目かになる周回プレイを始めようとして……次の瞬間、玉座に座り鎧を着ていた。WHY?
焦りまくる俺だったが、自分がいる場所がレギオンズの拠点である城という事に気付く。ゲームの世界にきてしまった?いやいや、そんな馬鹿な!玉座の間で絶叫する俺、玉座の間に飛び込んでくる人物……その人物は、俺がゲームでエディットした配下キャラだった……。
これは、周回プレイによって得た振り切った能力と、エディットしたキャラたちの振り切った忠誠心を武器に、調子に乗って覇王ムーブをかまそうとするお馬鹿の物語!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 12:00:00
3654354文字
会話率:36%
隣の席の八代くんは今日も死にたがっている。彼の隣に座る麻衣子の日課はそんな八代くんを慰めることだ。
最終更新:2025-07-22 16:57:09
1261文字
会話率:53%
東京の喧騒の中、高層ビルと混み合う電車の間を忙しく生きる人々。その中で、六階の小さなベランダから、静かで優しい物語が始まる。
毎晩タバコを吸うことが日課のサラリーマン レイ。ある夜、隣のベランダから聞こえてきた咳に驚き、思わず謝る。
する
と、柔らかくもどこか寂しげな女性の声が返ってきた——
「大丈夫……ちょうど中に戻るところだったの。」
顔も知らない隣人との、たわいもない会話。
それが毎晩のささやかな癒しとなり、やがて心を通わせていく。
アオイ—— 明るくふるまう彼女の内側には、深い孤独と誰にも見せない痛みが隠されていた。
レイ—— 単調な日々の中で、名前も姿も知らぬ声に心を惹かれていく。
しかし、アオイが“車椅子の少女”であることを知ったとき、レイの想いは試される。
『バルコニー』は、
見えないつながり、傷の中にある優しさ、
そして形のない恋が生まれる瞬間を描いた、
心にそっと寄り添うラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:20:00
21937文字
会話率:49%
日課の1人赤ちゃんプレイ中に毒入り哺乳瓶によって殺された社会人2年目の沖屋はいと。
紆余曲折ありハイファンタジーの世界に転生するが、彼の飲んだ毒入り哺乳瓶は、実はサキュバスのミルクで、彼は幼児退行の呪いにかかっていた。
呪いを解く薬を作るた
めには同じサキュバスのミルクが必要不可欠。
そんなこんなで、はいとのサキュバス探しの旅が今幕を開けた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 16:28:07
14168文字
会話率:21%
高校2年である梨花の日課は鏡の前で話しかけること。ある日いつものように話しかけていたとき鏡の中の自分、リカにも自我があることに気付く。しかしリカは左右だけでなく性格も梨花とは反対であった。
人付き合いが苦手な彼女にとって鏡の中の彼女は次第に
よき相談相手となっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 11:00:00
4191文字
会話率:39%
人生に面白味を感じられない、時庭 豊は日課のランニング中、コースの途中にある神社で不思議な白い光を見つける。
誘われるかのように、光の元に向かった豊が目にしたものは、白い花を手にした月白色の髪の少女だった。
少女と出会い、過ごしていくこ
とで豊の日常に変化が起きていく...。
これは北海道のとある小さな町で起きた不思議な物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 20:32:32
273903文字
会話率:55%
定年後、健康のために日課として加瀬山に登るようになった村山(68歳)は、ある初夏の朝、山頂で奇妙な親子を見かける。
母親と小学生ほどの息子は、まるで何かに追われているかのように落ち着かず、景色を一切見ることなく弁当をかきこむように食べてい
た。その姿に違和感を覚えた村山は、声をかけることもできずにただ見守るしかなかった。
数日後、ニュースが報じたのは――
「加瀬山で滑落した女性の遺体が発見」「同伴していた子どもは依然行方不明」。
あの時の親子だと直感した村山は、不可解な出来事に心を引き寄せられる。なぜ彼らは景色を見ようとしなかったのか。なぜあの場にいたのか。そして、あの少年は今――。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-18 19:00:00
8009文字
会話率:21%
長野県の静かな田舎町。山々に囲まれたこの地で、私の暮らしは静かで、平穏だった。少なくとも、ハシビロコウを迎え入れるまでは。
祖父が他界して、私に家を残してくれた。その家は、小さな庭と池がついた、どこか懐かしい雰囲気の場所だった。庭を見
渡せるダイニングで朝食をとるのが、私の日課になった。
その日も、いつものようにコーヒーを片手にパンをかじりながら庭を眺めていた。そのときだった。
「……あれ?」
池の横に見慣れない大きな鳥の銅像が立っていた。灰色がかった羽、どっしりとした体躯、そしてどこか威厳のある表情。
「こんなのあったっけ?」
不思議に思いながらも、特に気にせず朝食を終えた。だが、翌朝になっても、その鳥の銅像は同じ場所にあった。
近づいてみると、鳥は静かに目を動かした。
「もしかして……これ、生きてる?」
それが、私とハシビロコウとの最初の出会いだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 23:56:41
955文字
会話率:46%
俺、鷹城健人は妹の舞のことが好きで好きでたまらない高校一年生。叶わぬ思いのたけをSNS『シャベル』の裏アカウントで書き綴ることが日課になっていた。ちょうどイソップ童話で王様の耳がロバの耳であることを知ってしまった床屋が真夜中井戸に向かって『
王様の耳はロバの耳!』と叫んで気を紛らわせたように。
いつものように妹関連のことをシャベルに書き込んでいると、『ただいま兄貴攻略中』と名乗る人物からDMを受け取った。いわく、「妹と結ばれたいと思ってる人ですよね? 私も兄貴と結ばれたいと思ってます。良かったらこれから仲良くしませんか?」
かくして俺と『ただいま兄貴攻略中』氏あらため『マイ』との共同戦線が始まった。
俺は妹を、マイは兄貴を射止めるため、SNSを通じて知恵を出し合いながら道ならぬ恋の戦いを進めてゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 23:05:50
80233文字
会話率:63%
都内在住の高校二年生、白石茜(しらいしあかね)は、クラス替えをきっかけに不登校になってしまう。茜は家に引きこもり、毎日ネットゲームなどをしていた。心配したシングルファザーの明人(あきと)は、母(茜にとって祖母)に相談する。祖母の深雪(みゆき
)は、夫(茜にとって祖父)を五年前に看取り、今は遠く北海道で暮らす画家である。深雪は明人の相談を受け、茜に毎日課題を送り、制作したり回答したものを撮り返信する任務を言い渡す。毎年夏休みに祖母の元へ一人で行くことをとても楽しみにしている茜は、課題を拒否出来ず、毎日取り組むことになる。面倒だとは思いながらも、自然の中にある美しさや、何気ない日常にある幸せに課題を通して気付き成長していく物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 22:50:40
12402文字
会話率:13%