「ファーレス」、それは世界の運命、戦争の形を大きく変えた革新の結晶。
2031年に日米共同で開発されたその人型兵器は戦争という行為を一方的な殺戮へと変えた。その圧倒的な力の前に侵攻してきた各国の軍を壊滅させ、甚大な被害を与えた。
20
38年に戦争が一時終結した事で世界は「自由共和連邦」と「新世界統合同盟」へと二分された。
幼い頃に母を亡くし、軍人である父と共に暮らす少年「祈上晴人」は父の仕事の影響で世界各国を巡っていた。父「雄一郎」は日本国防軍大佐として自身の所属する大隊と共に同盟国である「ヨーロッパ統一連邦」の一州となったドイツにて行われていた第五世代ファーレスの完成セレモニーに出席していた。
当時13歳だった晴人はセレモニーの間自身と同年代の軍人の子女と軍施設内で交流を図っていた。セレモニーは予定通り進行していたが、突如会場近くの軍港が襲撃される。
直感的に第五世代を狙ったテロであると判断した晴人はすぐさま会場に向かうが既に爆撃されており、炎の中何とか父の元へ辿り着き、父のファーレス操縦用の認識端末と第五世代の奪還を託され、ドックに保管されていた日本軍に提供される予定の第五世代機に乗り込み、非正規兵とは思えない動きで敵を圧倒し、父の最期の願い通りに敵機を破壊。その後、救助隊が到着するも既に息を引き取っていた。
緊急時かつ本人から託されたとはいえ他者のパスを利用する事は違法行為であり、軍人の子息であろうと罪は免れない。しかし、晴人の類まれなる操縦技術を見込まれ、非公式に軍に入隊し、戦果を挙げる事で放免とするという形に落ち着いた。
新たに創設された特殊任務部隊に入隊。二年間「特務少佐」として活動し、あらゆる戦況において勝利を収め、その功績をもって無罪放免となったが、両親や友人もおらず軍にしか自身の居場所を見いだせなかった晴人は上官の勧めで士官学校に入学する事に。
元軍人である晴人は当然の事ながら他の追随を許さない成績で案の定主席として入学する事となった。
横田にある「第一国防軍士官学校」に入学する事になった晴人だが、父が軍人であった事が災いし、学内のいざこざに巻き込まれていくことに。しかし、学園生活の裏では世界各国の思惑が複雑に絡み合い、日常が日常ではなくなっていく。
晴人の学園生活は一体どうなってしまうのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 00:56:47
74466文字
会話率:42%
この物語は、ふたつの異なる世界の大空を颯爽と駆け抜けた、とある若き大空のサムライの、戦いと生の記録である。
時ハ昭和二十年八月ノ終戦直前
動乱ノ異世界ニ導カレシ帝國海軍ノ撃墜王
降リ掛カル過酷ナル運命
押シ寄セル未知ナル敵機
侵略者ヲ向
カフニ回シ
大空ノ侍ハ異空ヲ戦フ
スベテハ――――
生キテ再ビ祖国ニ還ルタメニ
※旧題「蒼穹のティルガライザー」で以前連載していた作品を、若干改稿して再掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 01:00:00
812256文字
会話率:46%
ロシア帝国がシベリアに残存し、日英同盟が存続された世界を中短編の連作で描く仮想戦記
史実よりもバブリーな日本と引き篭もりなアメリカが世界を狂わせる。
九六式榴弾砲搭載自走砲が唸りを上げ、マーリン搭載三式戦が空を駆け、松型駆逐艦が海を埋め尽
くす……陰でタービンライトがこっそりと敵機を照らし、密かに航空巡洋艦が量産される。
基本、毎週土曜日0時に更新中
登場兵器他の詳細設定は筆者HP「茨城駐屯地・改」
http://rockwood.web.fc2.com/index.html
にて公開中
すべての戦争の、すべての戦死者に捧ぐ。どうか、どうか汝らの魂に安らぎだけがあらんことを……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 00:00:00
3674081文字
会話率:8%
2018年7月、第二次日露戦争が勃発。日本本土に上陸したロシア兵達を迎え撃つ為、東北地方某山中に潜伏していた陸上自衛隊の狙撃手、穂村景昭(ほむらかげあき)と観測手、剣崎明人(けんざきあきと)
しかし、予測されていなかったタイミングで現れた敵
機械化大隊の進撃を目前にした2人は濃霧の中でお互いを見失ってしまう。一寸先をも見通せぬ霧の中で崖から転落してしまった穂村が目を覚ました場所。そこは現代とは切り離されたもうひとつの日本、秋津洲だった。
※他サイトにも投稿した作品になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 17:33:00
266336文字
会話率:30%
―――世界は、いくつも存在している。
『右上方に新たな歪み!!リース!』
「分かってる!」
敵の攻撃を搔かい潜り、機体に斬撃を浴びながらもT.O.D.L.Fの首を斬り落とす。
「はぁぁぁッ!!」
―――魔法が存在する世界、異能力が
存在する世界、機動兵器が存在する世界…
「兄…さん?どう…して…?」
リュージは強く抱きしめ、背中を鮮血色に染めていく。
「…ヒメカは俺が守るって…約束…したもんな…」
ーーー…どの世界も残酷だ。
「私は…!」
「ははははッ!散々殺してきといて、最後は良心の呵責かしゃくに苛さいなまれるかァッ!」
敵機はこちらの攻撃を尽ことごとく躱かわすと、急接近して首を掴み、壁に叩き付けた。
「きゃぁッ!!」
「ヒヒッ!」
すぐ目の前に、銃口が突き付けられる。
「お前はもう用済みだァ!ユーリア・アシスティィッ!」
―――どんな微かな希望でさえも、最後は絶望へと変わり、打ち砕かれる…
「あ…あぁ…」
血が止まらない。
「そんな…何で…!」
支えているアメリアの体から血が溢れ出し、大きな血溜まりを作っていく。
「…そんな…顔…しない…で…?」
微笑みを向ける彼女の手が、ユウキの頬に触れる。
「…助け…れて…良かった…」
「い、今絶対に助けますから…―――ッ!!」
―――自分のせいで、かけがえのない人を死なせてしまう…
「…ね…え…」
―――また、目の前から消えてしまう…
俺は、本当に無力だ…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-03 20:00:00
99265文字
会話率:43%
失敗作ですが、色々参考になる部分はあるかも?
最終更新:2024-03-03 15:35:44
208文字
会話率:0%
西暦2215年の未来。
地球人類は人類史上初の対異星文明からの敵対的コンタクトを受けていた。
アンインバイテッドと呼称した敵性異星文明に対し、拙い宇宙戦力を集結し対決した人類は、一度目の大規模戦闘で、彼我の技術力格差を原因とする多大な
被害を被りながらも、敵機を鹵獲し、その技術を転用して、宇宙戦力の早期増強を図ろうとしていた。そして、その技術を用いた最初の宇宙戦闘機の配備を機に、反転作戦を計画する。
それは敵戦力から奪った可変機能を持った人型と航空機形態を使い分ける、ナイトラインと名付けられた友人戦闘機4機、電子戦を専門とする、グランカイトと命名された無人宇宙早期警戒機1機による部隊による、切込み作戦であった。
そのナイトラインと呼ばれた戦闘機は、敵機の技術をベースとして開発されたため、地球文明の機体よりも、アンインバイテッドの機体に酷似しており、その中に、無傷で鹵獲されたアンインバイテッド機体が混ざっていても、同型機として扱われていた。
地球がナイトラインとして扱った敵方機体を奪取したパイロット、ジエイ=カーソン。
彼は、その機体を別の名で、呼んだ。
レスティーヴァ。それが、アンインバイテッドから鹵獲した、機体の機種名であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-05 20:00:00
100318文字
会話率:39%
西暦二一一六年。領域を侵犯する敵機に向かって月面から緊急発進するムトウとフジタ。
任務を終えたムトウは、帰投命令に従わず地球に向かう。
それを止めるべく、フジタは追尾するが……
カクヨムにも掲載しています。
最終更新:2023-11-21 21:52:52
4315文字
会話率:51%
ラバウル航空隊に所属し、数多くの敵機を撃墜し、敵•味方ともに一目置かれたとある海軍パイロットの物語。彼はどのように戦い抜いたのか...
最終更新:2023-11-20 00:52:13
1390文字
会話率:0%
その少女たちは恐怖を駆る。
[A.F.N.O.I.D.02]―戦間期改良型汎用作業機マル二型。通称アフノイド。
全高十メートルにも及ぶ戦闘ロボット。それには大きな秘密があった。
「操縦には人間の恐怖を必要とする」
そして戦場に駆り出されたの
は年端もいかぬ少女たちだった。
「人間の恐怖は生存本能へ直結し、ありとあらゆる局面において有利に立てる」
ここがどこなのか。なんのために戦うのか。
何一つ分からないまま敵機を殲滅する日々を送っていた。
「もしも、ここから出られたのなら」
淡い希望を抱きながら戦う日々。
それぞれの抱く暗い過去が交差し、やがて訪れるミチノミライ計画。
彼女たちが硝煙の先に見たものとは…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-01 23:07:57
63896文字
会話率:38%
地球連合宇宙軍中佐エテルナ・ラバウルは開発中の戦闘機の飛行訓練用仮想敵機のパイロットとして惑星ザキヤに赴くが……。
初出:WWWA『REVOLUTION』Vol.4〜Vol.8
最終更新:2023-05-01 12:00:00
95297文字
会話率:39%
主人公は機動歩兵による宇宙での哨戒任務中、敵機の攻撃を受けてしまう。
このままやられるくらいなら、と眼下の惑星に降下するが……
ウバクロネさまのイラスト「ピースフル」をイメージしました。
キーワード:
最終更新:2023-02-24 20:35:44
2968文字
会話率:2%
帝都を守るオデットという名の戦闘用機械人形。
その操縦士のスミレは、今日も上司のミズキと共に襲撃してきた敵機を撃墜した。
しかし敵機のコックピットから出てきたのは人間ではない。
AIで動く自動人形の少女サクラだった。
困惑する二人をよそに
、サクラは満面の笑みを浮かべ、スミレを「ママ!」と呼ぶ。
身に覚えなんてまったくない。しかしサクラはスミレから離れたがらない。
仕方なく一緒にいる事になったのだが、好意全開で懐いて来るサクラにスミレもだんだん絆されて、何だかちょっと楽しくなっている。
そんな中、スミレ達の周囲で不穏な動きが見え始め……。
※ロボット同士の戦闘シーン等が出て来ますが、だいぶふんわりとしています。
ガッツリとしたものではありませんので、予めご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-13 20:00:00
89171文字
会話率:39%
あなたの欲しい機能をその装備品に──
そんなキャッチコピーでオーダーメイド装備を主力商品にする、冒険者向けの大型店ジュンビシヨー屋。ここにやって来た冒険者の少女二人、ミレイとエイミー。彼女たちはここで運命の出会いをする。
揺れる乳に憧れる心
は、それを目にして揺れに揺れ……。
「ビキニアーマーたわわ補正付き」のミレイ側ストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-10 20:10:51
4044文字
会話率:29%
バーラタ共和国航空士官学校の候補学生フレミング。ヒメシステム第3世代戦闘機のAMF-75Aに搭乗して敵機と激しいドッグファイトを繰り広げる。
最終更新:2022-01-21 16:28:12
288193文字
会話率:56%
突然の空襲。
敵機から落とされた焼夷弾が直撃…と思ったのに、気が付けば山の中にいた。
死後の世界?それとも神隠しに遭った?
言葉も文化も違う異世界で、自分らしく生きていきます!
最終更新:2021-09-08 22:35:37
246410文字
会話率:30%
謎の戦闘機が海中から出現し、都市を空爆する。
それを迎え撃つのは、女子高生の空軍少女特務テレワーク部隊。
彼女達は、タブレット、ヘッドセット、小型操縦桿で遠隔から無人戦闘機を操り、敵機を迎撃する。
最終更新:2021-01-27 06:50:21
8977文字
会話率:44%
『死霊』と呼ばれる人知を超える機械生命体の襲来により崩壊した世界。
敵と遭遇すると必ず頭痛を起こす颯(はやて)は、敵の存在をいち早く察知するため、レジスタンスの作戦指揮官に重宝される一方で、所属する対死霊精鋭部隊においては、頭痛でろく
に動けない事を理由に『指揮官お気に入りの役立たず』と揶揄され、疎まれていた。
そしてついに、事件が起こる。作戦行動中のミスに見せかけた仲間の策略により、片腕を失う深手を負った颯は戦闘不能と判断され部隊から追放されてしまう。それどころか敵の捕虜収容施設を奇襲するための自爆要員にさせられ、敵地のど真ん中に単身で放り出されるのだった。
こうして『指揮官お気に入りの役立たず』という疎ましい存在を追放することに成功した精鋭部隊だったが、実は颯の頭痛は『量子共鳴』という敵機動兵器に干渉する超希少因子を持つために起きていたのだった。
因子の開花により、遭遇した敵の超級特殊殲滅兵器と融合した颯は、一人で敵機動部隊を殲滅して尚、有り余る程の力を手に入れる。
世界の行方を左右する程の存在となった颯だったが、彼が選んだのは世界を気ままに放浪する事だった。
一方、颯を失った精鋭部隊は、今までは戦えていたはずの敵に、全く歯が立たなくなっていた。彼等が今まで勝てたのは颯が持つ『量子共鳴因子』の干渉によって弱体化した敵を倒していたに過ぎなかったのだ。さらに簡単な任務すらも度重なる有り得ない不幸によって悉く失敗して行く。
威張り腐るだけで全く勝てない精鋭部隊は、やがてレジスタンスのお荷物になっていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-29 07:34:13
89125文字
会話率:43%
大陸国家、トルサニサ。
科学力と軍事力で隆盛を誇るその国民は、結婚も人生の職業も個人の能力に依って国家が定める。その場合の能力とは、瞬間移動や物体移動などのことをいい、トルサニサ軍は、その特化した能力を最大引き出す兵器を有している。 その
トルサニサ軍、未来のエース候補が揃う士官学校はエフェ島にあり、その島の対面にはシンクタンクもあるため、エフェ島はエリートの象徴の島となっている。
士官候補生のサヤは、そんな士官学校のなかで、万年二位の成績を収めることで有名。それを、トップのナジェルをはじめ、フレイアたち同期に嘆かれる日々。 シンクタンクの人間、テスとの出会い、街のひとを巻き込んだ収穫祭。
そのなかで、サヤとナジェルは互いに惹かれていく。
そうして発表される、サヤの婚約。相手は、ナジェルと双璧を成すと言われているアクティスだった。
反発するサヤに対し、アクティスは婚約を履行する。そうしてナジェルは、ひとり大きな苦悩を持つことになる。それは、ナジェルが持つ、両親とアクティスをも含んだ秘密のせいだった。
距離の出来ていくナジェルとサヤ。
そんなとき、士官学校に敵機が襲来する。それは、宿敵インディの機。
しかし、破壊行動を起こすことはなく。ただ、サヤを連れ去っていく。その混乱のなか、サヤの元へ瞬間移動するナジェル。サヤとナジェルは敵機のなかで合流し、インディの意外な真実を知る。
機械人間ばかりが動き、生身の人間はマジェスティと呼ばれる赤ん坊だけだと告げられるサヤとナジェル。ふたりは、コールドスリープから目覚めたマジェスティの保護と育成を求められる。
仲間の行動により、マジェスティと共に帰国したサヤとナジェルは、他の二名と共に、マジェスティの育成を任されることになる。
奮闘するなか、サヤは大陸国家として名を馳せてきた母国が、海に沈もうとしている事実を知る。
そして、それに対応するものとして、大陸全体にドームを張り、海底国家として生きながらえていく、という計画があること。
海底国家の初日となる日。ドームの発動にエラーが発生し、ナジェルとテスが外へ取り残されてしまう。
サヤとフレイアは、それぞれのパートナーと運命を共にするためドームの外へと瞬間移動。
共に、新生海底国家となる母国を敬礼をもって、見守るのだった。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-08 11:02:34
124511文字
会話率:50%
元ホーランド公国陸軍特務大尉、ウィレム・ファン・ボルスト
曰く、祖国防衛戦争において、十二歳の初陣にして、たったの一人で敵軍五万人を三日三晩の激闘の後に殲滅した。
曰く、わずかな手勢と共に敵の航空基地へと騎兵突撃を敢行し、敵侵攻部隊におけ
る航空戦力の三割を無傷で奪取した。
曰く、生まれて初めて参加した航空戦にて、百機以上の敵機を撃墜し、一日にして撃墜王となった。
――曰く、百倍以上の国力差があり、三日で蹂躙されると誰もが考えた祖国防衛戦争において、三年に渡って抵抗することを可能にした公国の英雄。
世界で語られる伝説を打ち立てた彼は、戦後、その行方をくらませた。
そのことが様々な憶測を呼び、英雄性をさらに高めることになる。
そして、戦争終結から三年。
当の彼はというと、かつての敵国で傭兵業にいそしんでいた。
※過去作品と同シリーズ作品となっていますが、時代設定等異なるため、本作単体で問題なくお楽しみいただけます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-08 18:20:28
10978文字
会話率:40%