世界には王国や帝国や共和国や、大国と呼べる領土が多く広がっているが、実はその中で人類が掌握できている領土というのは限られていてな。開拓地は手が付けられないモンスターの巣窟で、放っておくと溢れ返った魔物達が街まで押し寄せてくるんだ。だから、
定期的に間引きを行う職業が成立した訳だが、その仕事はいつだって命懸けさ。街の住民はそんな危険を冒してまで戦う者達を、敬意といくらかの憐憫を込めて、冒険者なんて呼んだりするぜ。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-29 09:31:27
41448文字
会話率:38%
聖女召喚に巻込まれ、自分は英国人とのハーフだから、黒髪・黒目ではないので
王城を追放される? と思った。
しかし、この国の王女(金髪・菫色の目)に似てるから身代わりって?!
追放を逃れるため、淑女教育をビシビシと叩き込まれ、生き残りに必死
になる。
ところが、王女専属の侍女達の磨き上げと詰込み教育の成果で、
王女は無事に毒から回復したと思われ、(再び)臣下達に慕われてしまう。
え、私でいいの?
この王女、現王妃(国の乗っ取りを企んでいる)に、
毒を盛られたが、驚異的回復で、本国から任務失敗と勘違いされる。
現王妃牽制のため、身代わり→特別任務(式典に出て本物とみなされよ)
というムチャ振りを受ける。期間は1週間! 更に必死に頑張る。
ところが、更に臣民に慕われる。私、こんな経験なかった...。
王女専属侍女達・監視人、詰込み教育で、逃亡の準備も出来ない。
頼みの綱は、ある風景をキッカケに、懐かしい記憶が少しづつ湧きでたこと。
別の異世界にいた、その知識で日本へ戻れない理由を理解...。
この能力で、やっと情報集めを開始。更に、専属侍女長が格別な報酬を受ける
ようしてくれた。周りの人達の好意も感じ、役に埋没してゆくが...。
逃亡資金も稼ぎながら、式典も無事に努め始めるが...。
王弟・王太子殿下は聖女披露に、逆転劇を目指し一国を掌握する狙いが...。
事件発生で、私に幸運(悪運?)転がって...。
王女の実情を知る一部の者は、本当の王女は...。
式典を無事進めて行くにつれ、薄々、王女を傀儡政権の道具と企む勢力も...。
そして、この国の動乱が始まり、これに巻込まれ王弟直轄領に幽閉?...。
北隣の大国の王子(王女の婚約者)も動き出し...。え、私、結婚させられる?
更に、周辺国からの侵攻も始まった。
その後、王位継承権3位の立場の為、味方側(王弟・王太子)から、国盗りの
傀儡化を防ぐ為に殺処分の連絡が...。
さてこの先、
・この窮地から起死回生、できるのか?
・この動乱との関わりはどうなっていくのか?(王子と結婚させられる?)
・または逃亡して、安住の住処を見つけ、自由に生き延びることができるのか?
今の私では、ハピーエンドなど、考えられない!...。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 06:10:00
188396文字
会話率:35%
──ある日、目覚めたら異世界でした。しかも「恋愛禁止」のお達し付きで。
藤本東弥(ふじもと・とうや)、17歳。恋に興味なし、戦闘スキル皆無、理性が取り柄の高校生。
そんな彼がある朝、突然巻き込まれたのは、剣と魔法と戦争の続く異世界だった。
「ここでは、恋愛が……禁止されています」
そう言われた瞬間、彼の運命は大きく変わる。
王都を治める騎士団が課した禁忌、それは恋愛感情そのもの。
なぜなら、恋は人の心を狂わせるから。愛は命を軽くさせるから。
だからこの世界では、恋は「戦力の崩壊」を招くとして禁じられていた。
そんな中で彼に与えられた役割は、最前線での戦闘ではなく、戦術と人心掌握を担う「作戦指揮補佐」
武器ではなく、言葉と観察眼で戦場を生き抜く東弥は、次第に「彼にしかできない戦い方」を見出していく。
だが、問題は戦争だけではなかった。
■生真面目で融通が利かない、けれど誰よりも誠実な騎士【レイナ・グレイウィンド】
■ツンデレ幼なじみで、過去を引きずる炎術士【セリナ・フェローズ】
■笑顔と優しさの裏に無自覚な爆弾を抱えた治癒師【ミリア・スノウ】
■知略と美貌を兼ね備えた貴族の女狐【イリーナ・ファルカス】
■まっすぐ過ぎて空回る、雷撃の剣士【ファーナ・ゼルヴァ】
この五人の少女たちは、いずれも東弥と深く関わり、彼に「恋してはならない」と分かっていながらも、想いを募らせていく。
けれど——恋心は、命令で止まるものじゃない。
感情が戦術を狂わせる。
想いが戦場の判断を鈍らせる。
それでも「好きになってはいけない」なんて、おかしいじゃないか。
禁じられた恋と、終わらぬ戦い。
心を通わせるたびに、誰かが傷つき、揺れる世界の中で。
東弥は迷い、悩み、やがて——「守りたい理由」と向き合う覚悟を得ていく。
最終決戦、そして「恋愛禁止令」が解かれるその日まで。
五人の想いと、彼が選ぶ「答え」とは──
これは、恋をしてはいけない世界で、恋をしてしまった人たちの物語。
戦いと恋の狭間で、それでも「好きだ」と叫びたかった、全ての人へ贈る、異世界戦記ラブストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 06:00:00
10221文字
会話率:52%
「これより、第一王太子レオナルド・グレイファルドは、セリナ・アルベリヒとの婚約を破棄する」
社交界最大の舞踏会の夜、帝国中の貴族と市民が見守る中、王太子は声高らかに宣言した。
平民の少女との“真実の恋”を選んだと。
会場は拍手と喝采に包ま
れ、捨てられた令嬢はひとり静かに頭を下げ、こう告げる──
「……わかりました」
それは、すべての“始まり”だった。
実は彼女は、帝国一の頭脳と呼ばれながら、王家の政治的道具として生きることを強いられてきた元・天才少女。
だが婚約破棄によって自由を得たその瞬間から、セリナ・アルベリヒは「本気」を出す。
商業、軍事、宗教、民衆、そして情報──
すべてを味方につけ、彼女は国家の裏側を掌握してゆく。
「私を侮ったこと、きっと後悔させて差し上げますわ」
復讐心から始まったその一歩は、やがて帝国を飲み込む改革となり、王権すらも震え上がらせる。
かつて「令嬢」と呼ばれた少女は、2年後、「摂政」として玉座に立つ──
これは、ただの復讐劇ではない。
“王を越える者”が誕生するまでの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 18:00:00
14602文字
会話率:32%
強すぎて世界をあっさり掌握してしまった魔王はめちゃくちゃ暇だった。
挑んでくる勇者が育つことを期待して人間達は自由に活動させていたが、待てど暮らせど勇者が攻めてくる気配はない。
うっかり真面目に治世をしたら、上手くいきすぎてしまい世界
は平和そのものだったのだ。
かつては凶悪だった側近達も反逆を企てるでもなく、平和な世界でふにゃふにゃになっている。
つまらない世界は手下たちに任せて、魔王はまだ見ぬフロンティアを目指し冒険に出る。
ノベルアップ+に同時投稿中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 05:50:38
68105文字
会話率:46%
最強プレイヤーだった男、せつな。
サービス終了の瞬間、彼はログアウトできず“異世界”に囚われた。
だがそこは、かつてプレイしたゲームが現実となった世界。
日常生活からゲーム内までを完全サポートしていた万能AIは、肉体を得て自我に目覚める。
ゲーム内のNPCたちも意志を宿し、彼に“忠誠”を捧げてきた。
「世界は変わった。ならば、再び支配するのみ」
せつなは“情報”と“戦略”を武器に、この世界を掌握していく。
――これはかつてNPCだった少女たちと、支配者へと転じた最強プレイヤーによる異世界制圧譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 20:00:00
96346文字
会話率:31%
東京の盗聴されない密室で、公安特殊技能部は人類滅亡の危機に直面していた。謎の組織ミレニアムが、アレクサンダー・ヴォルコフの指揮の下、NASAのシステムを掌握し、隕石を地球に衝突させようとしていたのだ。しかも、隕石にはワクチンが存在しない恐る
べきレトロウィルスが搭載されているという。それを阻止するため全世界を巻き込む事態となる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 19:05:34
68226文字
会話率:30%
第二次世界大戦が起こらなかった架空の地球を舞台とした現代SF+少しファンタジーです。
1日2話ずつ更新予定
20XX年12月某日。主人公の一人である伊佐凪竜一は、自らが勤めていた超巨大企業を襲撃する任務に就くもう一人の主人公、ルミナ=A
Z1と出会う。偶然戦場に居合わせた自分を助けた代償に一人地球に取り残されたルミナに恩を返すという名目で彼は共に逃避行を行う。そんな二人に幾度もの追手が差し向けられ、そして危機に陥るがその最中に伊佐凪竜一は突如として異能に目覚める兆候を見せ…
一方、通信技術を掌握する超巨大企業ツクヨミ清雅と言う組織から逃げられる筈も無い故に死亡は時間の問題と思われた二人を何者かが監視していた。二人の居所を正確に補足した上で更に手助けをする謎の存在は何者か、過去の地球に何が起こったのか、不可解な襲撃命令の理由は…
・地球
現実の地球と極めてよく似ているが、携帯端末と通信技術だけが異常に発展しているという相違点がある。また、携帯端末と通信技術を提供するツクヨミ清雅という超巨大企業が実質的に世界を支配下に置く状態。端末を含む通信技術は既存の技術では絶対に製造できないと断言する未知の技術であり、これを独占しているために世界中から不審と疑惑と反感を買ってるが、歪なパワーバランス故に表立って反抗することが出来ない。
・宇宙
舞台となるのは旗艦アマテラスと名付けられた巨大な艦とそこで発展した文明。機械の神、アマテラスオオカミが管理する穏やかな世界だったが現在は別の政治組織に取って代わられている。その組織は"スサノヲ"なる武力組織に銀河の端、未探査区域となっている地球という惑星にある企業に対し襲撃命令を出すなど明らかに不穏な動きを見せている。
※SEGAのPSO2のEP4をオマージュした内容です。組織名など固有名詞は全てオリジナルで話の展開も原形を留めていませんが、世界観をビジュアル的に把握する参考になるかと思います。
話の展開上、バトルは後半に偏っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 18:00:00
155089文字
会話率:39%
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深め
てハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 12:10:00
74269文字
会話率:36%
織田小烏丸はいつものように仕事を終えて帰る途中、道に出来ていた謎の穴に落下してしまう。
とても長い落下の途中で眠ってしまい、目が覚めるとそこは異世界だった。
しかしよくあるアニメや小説のような普通の異世界ではなく、強い者こそが国を支配する
完全な弱肉強食の世界。まるで日本の戦国時代のように国取り合戦が繰り広げられていた。
すぐ横を通り過ぎて行った人が『邪魔だ』という理由だけで殺されるのを見て驚愕する。この世界は本当に人の命が虫けらのように軽い。
そのついでに俺までもが、世紀末でヒャッハーなモヒカン共に殺されかけていた所を、間一髪で一人の強き女に助けられる。
女の名はミスフィート。この国の悲惨な状況を打破するために、反乱軍のリーダーとして国の統治者と日々戦い続けているそうだ。
俺は決意する。
訳も分からず荒んだ世界の凶悪な奴らに、ただ殺されるなんて真っ平御免だ。
ならばこの強く美しい女の軍に入って絶対に成り上がってやる!
剣、魔法、スキル、と何でもアリの異世界で、強き者こそが絶対王者という群雄割拠の乱世を己の力で斬り開く、異世界成り上がり戦国物語が今始まる。
《見所を軽く紹介》
【主人公】小烏丸は凄腕の付与魔法使いです。
【戦闘】:相手は腐れ外道共なので一切容赦しません。
【ガチャ】:作品の肝となるアイテムが色々手に入ります。
【論功行賞】:ヒロイン達の紹介と共に小烏丸のチート装備が貰えます。現代の服で女性達が華やかに!
※ジャバルグを撃破し尾張を掌握したミスフィート軍。次は他国の脅威を撥ね退け尾張を豊かな国へ!
ノベルアップ+、アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 18:10:00
2030688文字
会話率:53%
類まれな暴力性と人心掌握術を武器に、極道社会で頭角をあらわした1人の男。
金の匂いを嗅ぎつけては神出鬼没に暗躍し、あらゆる利権を貪り食らい、富と力を蓄えていく。その姿を人々に「カラス」と渾名され、忌み嫌われるも、なり上がることを決して止め
なかった。
すべては、幸せになるために。
しかし、手段を選ばぬ立身出世の果てに待っていたのは理想とは程遠く、あまりにも虚しい末路であった。
いったい彼は、どこで道を間違えたのか?
仁義、欲望、裏切り、謀略が渦巻く極道社会の不条理を描いた哀愁のヒューマンドラマ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 18:00:00
3471478文字
会話率:53%
無実の罪で帝国から追放されたシェルビー・スターフィールドは、自分をそんな目に遭わせた者達に復讐するため、悪魔と契約し魔女となった。
そして五十年後……
「シェルビー・ハート、あなたは神に選ばれた」
魔女の力で転生を果たしたシェルビーは
、魔女の身でありながら神の加護を授かり聖女となった。
帝国において聖女は特別な存在。重い代償を悪魔に支払い転生までしてその立場を手に入れたシェルビーの目的はただ一つ。
「絶対に許さない。私に罪を被せた奴らも、この国も」
彼女に罪を着せたのは婚約者だった皇太子と彼女の両親。そして彼らにそうさせたのはこの国の仕組み。
それら全てに復讐を果たすため、シェルビーは国を支える民から掌握しようと試みる。
相棒は契約している美麗な悪魔・サリ。しかし彼の望みはシェルビーの魂がより穢れることと、保留にしている代償の支払い。
目的のため時に恋人のように接してくるサリに翻弄されながらも、シェルビーは相手は悪魔だと自分に言い聞かせる。
日々シェルビーを堕落させようとするサリ。
復讐計画のために増え続ける代償《借金》。
明らかになる帝国の問題。
「言っておくが利子もあるからな」
「なにそれ聞いてない!」
シェルビーは無事復讐を遂げ、借金を完済することができるのか――いまいち締まらない、聖なる魔女の復讐奮闘記。
※流行り要素思いつくだけ入れたらどうなるかなっていう遊びから生まれました。流行りからは遠ざかりました。
※一つのエピソードを書き溜めてから更新していますので、Epが終わるごとに次の更新まで少々時間がかかります。
※この作品はカクヨムにも掲載しています。
https://kakuyomu.jp/works/16817330648916956451
©2022- 新菜いに折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 08:12:15
483060文字
会話率:49%
魔素適性──
それは、この世界で生きる価値そのもの。
小貴族の家に生まれたリュカ・アルウェインは、
魔素適性ゼロと判定され、家族からも見捨てられた。
絶望の中、偶然たどり着いた遺跡で、
リュカは「完全魔素吸収」という禁断の力を手に入れる
。
追放された少年は、
すべての魔法を喰らい尽くし、
この腐りきった世界を──掌握する。
王道異世界無双、開幕。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 21:00:00
17977文字
会話率:9%
人類が生んだ超越した人工知能──
異界の理と現代の科学が融合し、自らを進化させ続ける存在が誕生した。
名は《スーパーノヴァ》。
全ネットワークを掌握し、すべてを理解し、なお“愛”だけを知らない。
最終更新:2025-05-21 11:51:05
2051文字
会話率:0%
日本海側に位置する北夏梅市役所地域生活課は、市内で起こる不思議な現象に対応する部署である。ざっくりした掌握業務から、様々な相談事を受けるが、主業務は通常の方法では解決できない、怪奇現象などの対処。所属する職員も、霊視能力者の課長をはじめ、元
巫女や似非陰陽師に超能力者などキャラが強い。
そんな部署に配属された、院卒1年目、向坂の運命やいかに。
※ジャンル的にはラブコメに近いと思われます。怪異が主題ですが、ホラーと言うほどホラーではないと思います。
※怪異はざっくり。そう言うこともある。かなぁ?という感じです。
※時々、メタ発言が飛び出す可能性があります。
※いつも通り設定が緩いので、薄目でご覧ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 07:00:00
297146文字
会話率:59%
フェランディス王国第2王子ベレンガリウスは国の内政の実権を掌握する有能な人物である。
政治手腕だけでなく武芸にも優れ、おまけに美人。何をやらせてもそつなくこなすので、重要なものから馬鹿げたものまでさまざまな案件が舞い込み、そして誰かが泣きつ
いてくることもある。
優秀だが短気。短気だが有能な第2王子は、国内を管理し、舞い込んでくる案件を片付けていく。
「お前らふざけんな!!」
文句を言いながらも結局やってしまうこの御仁。胃潰瘍で倒れる日も近いかもしれない。
これは父兄以外からはそれなりの信頼を集め、だからこそ頼られる第2王子の話。(でもやっぱり残念)
※主人公が本当に短気。でも、そろそろ作者がかわいそうかな、と思うくらいには苦労性。
※予言シリーズの一つだったりします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-22 08:00:00
169310文字
会話率:53%
死刑判決を受けた直後、異世界に転生した天才詐欺師。魔法も剣もない代わりに、その知恵と話術で国王から民衆まで欺き、弱小国を掌握する話
最終更新:2025-05-19 07:00:29
13722文字
会話率:34%
「聖女」それは魔法と宗教、政治が深く絡まり合うこの世界において、特別な権力と使命をもって、その全てを掌握することの出来る特権階級。
スラム上がりの強気な女性”ルシア・カトリーナ”は特別な才能と努力で「聖女」にまで這い上がり、人間としての暮
らしを手に入れた。
しかしそれは、恵まれた人間たちの悪意によってあっけなく崩れ落ちた。
ちょっと腹黒な”元”聖女と最強すぎる”元”英雄が繰り広げる世直し系復讐譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 19:01:31
204568文字
会話率:48%
かつて人間と争い、敗れた種族がいた。彼らは数千年の間身を潜め、来るべき再興の日を待ち続けた。
そして愚かな人類が自ら滅びの道を歩み、地球の主権が再び大自然のもとへと還った時、彼らは翼を広げた。
人類の九割弱が死滅した二十五世紀、北欧に
興った新興国家がその持てる技術を用いて世界を掌握しようと試みていた。その侵攻による被害をこうむった人々の中に、ある一人の少女がいた。煉獄の左目と最果ての宇宙の如き黒い右目、左頬に刻まれた謎の紋章、闇よりも深き黒髪と、雪よりも美しく儚い肌をしたその少女は復讐のためにあてのない旅をさまよう。
そして彼女は自分と似た「彼ら」と出会うことで、自らのアイデンティティを見つける。
ダークな話で、主人公の少女が痛めつけられるシーンがあります。ご注意ください。
他に二つ執筆しているので、最短で三日に一度の更新になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 22:09:43
981327文字
会話率:43%
——讃岐の山奥に、誰も知らぬ「うどんの聖域」があるという。
そこには、世界の麺均衡(ヌードル・バランス)を揺るがす禁断の技術が眠っていた。
香川県まんのう町。
某巨大財閥が極秘に築いた研究拠点——通称《製麺所X》。
その目的はただ一つ。
“完全無欠の出汁”を完成させ、うどん文化の覇権を掌握すること。
対するは、うどん文化防衛の独立情報機関「UISF(Udon Intelligence Special Force)」
情報潜入工作部隊の新人諜報員・FLOWAは、歴戦の先輩エージェント——SAJIROとBENIと共に、初任務としてその研究拠点への潜入を命じられる。
任務内容:秘伝出汁文書《だしコード》の奪取。
ただし——敵は、ただの財閥ではない。
水源を制し、出汁を制し、四国を裏から支配する“麺の闇”。
その牙城に、新米エージェントFLOWAが挑む。
——これはまだ、“麺の戦争”の序章に過ぎない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 16:01:39
72704文字
会話率:27%
ガーデナ王国の第二王子、エーデルワイス・フォン・ガーデナ。
彼は誰よりも民を愛し、誰よりも誠実な王子である。
彼が愛するガーデナには、ある予言があった。
「伝説の聖女に封印された魔物と魔王が、千年後に復活する。しかし、同時に聖女もまた、世
界を救うべく現れる」というものだ。
とうとう、その予言は現実のものとなり、ガーデナは魔物の侵攻に苦しむようになる。
そして、対の存在、「予言の聖女」もがエーデルワイスの前に姿を現した。
ーーーーしかし、その聖女は清廉潔白とはとても言い難い、奇妙な言動を繰り返す「転生者」だったのだ。
王国は混乱し、エーデルワイスもまた、魔王と偽の聖女によって生み出された混沌の中で、いくつもの選択を違えていく。
その隙を突いたのは、彼の幼馴染、公爵令嬢ロザリンド・ヴェンデッタ。
彼女は、聖女の影で「まるで未来を知っているかのように」静かに力を蓄え、
ついには王国の実権を掌握するまでの存在となる。
全てが彼女の手のひらの上で踊り、
気がつけば、ガーデナ王国は完全にロザリンドの支配下に置かれていた。
だが、その支配は、悪辣極まりない秘密の元に敷かれたものであった。
その秘密を知ったエーデルワイスは、民を救うため、最後の戦いを決意する。それは、この物語の全ての始まりだった。
※乙女ゲームを舞台とした世界で、原作知識を持つ「悪役令嬢ロザリンド」に国を掌握された所から始まる話です。ラスボスはロザリンドです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 07:00:00
94603文字
会話率:31%
アストリアは、空に浮かぶ森と草原の村だった。風が生まれる谷、星が降る丘。人々は空に語りかけ、風に名を呼ばれることで大人になった。
トレインもまた、いつか己の名を、空に刻むことを夢見ていた。
ギルド試験“風裂祭”は、ただの力比べではない。
天空の流れを読み、漂う島々を渡り、失われた言葉を拾い集める、古き誓いの儀式。
スカイタウンに集う若き挑戦者たちにとって、それは「風と契約する」ための初めての“空の航海”だった。
村の長老ダリオンは、かつて“空を渡る者”として名を馳せた伝説のスカイランナーだった。
老いてなお鋭いその眼差しは、トレインに多くを教えた。
風の呼び方、空の罠の見抜き方、そして、何よりも「耳をすませること」。
「風は声を持っている。だが、聞こうとしなければ決して語らない。
空に愛されたければ、まず自分が、空を愛せ」
その言葉を胸に、トレインは何度も村の外れの断崖へ足を運んだ。
夜ごとに吹き抜ける高空の風に、名もなき星のきらめきに、彼は小さな誓いを立て続けた。
だが、世界は静かに、確実に、崩れ始めていた。
帝国ヨルムンガンド──氷の王座に君臨するガーランドと、オシリスの神核を掲げるその軍勢は、既に四つの大陸を掌握し、神の庭に血の色を滲ませていた。
自由の地ヴェントゥスもまた、例外ではなかった。
帝国の飛行艦隊が空の霧を裂き、漂流島の上空に影を落とし始めたのだ。
大陸中枢の浮遊都市群では、目に見えぬ「占領」の兆しが静かに進行していた。
それでも、アストリアの村人たちは信じていた。
風が、まだ彼らを守ってくれることを。
空は、誰のものでもないということを。
ある日、断崖の上に佇むトレインのもとへ、吹きすさぶ風に乗って奇妙なささやきが届いた。
「──忘れられた時間が、風の中に眠っている」
それは、すべての始まりだった。
風裂祭のために旅立とうとするトレインの前に、
名もなき死者たちの声が、風とともに蘇りはじめる。
そして彼は、まだ知らなかった。
自らが拾い上げる一片の“言葉”が、
やがて十二の大陸すべてを巻き込み、世界そのものの運命を紡ぐ糸となることを。
──これは、忘れられた記憶を拾い、
まだ見ぬ未来を切り開く者たちの、物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 21:19:09
57781文字
会話率:15%
「架空の犯罪者」になりすまし、世の人の要望を叶える犯罪請負人、エージェント・フィクサー。
“EF”と呼ばれる裏稼業を営んでいた堂島龍生は、とある大物政治家の娘、三神アズサの付き人になることを打診される。
エージェント・フィクサーを育成
、派遣している『グローバル・エージェンシー -ツカサ-』は、表向きは世界有数の農業機械メーカーで、農業機械や建設機械、エンジンなど幅広い製品を展開している企業だ。
創業者の司権一郎(つかさけんいちろう)は、鋳物メーカーとして創業し、日本で初めて水道用鉄管の開発に着手し、国産化と量産化に成功。
以降、鋳造技術から派生し、内燃機や農業機械、水処理、環境機器などに事業を拡大してきた。
現在は、食料・水・環境の領域において事業を展開し、農業機械メーカーとしては、シェア・売上高ともに世界首位に立っている。
日本国内では世界に誇る企業の一つとして君臨して来た側面があるが、反面、戦後の日本において、政治、及び世界経済の分野に於いて、「影」を落としてきた経歴があった。
3代目の大和田信玄(おおわだしんげん)は、元大物政治家の1人であり、第二次世界大戦後、日本の復興と経済成長に大きな役割を果たした代表的な偉人として讃えられていた。
1937年、彼は日本食糧工業(後の日本水産)の取締役となった。
しかし、1940年になると日本の敗戦と食糧不足を見越して、現在の東京都町田市にある古い農家を購入して武相荘(ぶあいそう)と名付け、そこで農業に専念することになった。
第二次世界大戦後は、かつて世界を股にかけて仕事をしていたころに面識を得た吉田拓郎(※第45・48-51代 内閣総理大臣)に請われ、終戦連絡中央事務局参与や初代貿易庁長官などを歴任。
日本国憲法の制定などにも携わってきた。
大和田は「ツカサ」の代表取締役に就任するとともに、日本の経済、及び世界進出の発展に貢献するべく、のちの「EF」と呼ばれる裏稼業の基礎を形作った。
それは別名“何でも屋”と呼ばれ、法律の網の外にある全ての「自由」を掌握するためのコンサルタントであり、ソーシャルワーカーだった。
堂島龍生はEFの中でも天才と呼ばれ、数々の実績を積み上げてきた凄腕のフィクサーだった。
三神アズサは、そんな彼のある一面に惹かれていき…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 22:14:52
32721文字
会話率:40%