新章、突入!
美濃の武士・斎藤利三(としみつ)は、自分への暗殺未遂事件を機に明智光秀と知己の仲となり、光秀が目指す世の実現のために尽力することを決意する。
光秀が夢見る世とは、亡き斎藤道三が目指した「武」「富」「和」の力が揃った世。現状
、それを実現させられるのは、尾張の織田信長ただ一人。この信長の覇業を支えるため、光秀も利三も行動を開始する。
光秀は、京の将軍家に近づき、美濃平定後に行われる信長の上洛の下準備を始める。一方、利三は、美濃に在って信長の美濃平定のための調略を進める。だが、そこには、利三が考えていたより遥かに厚い、美濃の旧体制・旧秩序の壁があった。
利三は、織田家の美濃調略担当官で「人たらし」の才をもつ木下秀吉、古今稀有の謀才をもつ竹中半兵衛と共に、その壁に立ち向かうのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 17:41:49
61097文字
会話率:40%
異界が出現し、幻想に過ぎないはずだった生物や現象が人間の世を侵食して50年余りが経過している世界。
この世界では、"アイテム"と呼ばれる奇跡の品が、倒した敵から、探索した土地から、はたまた異界の住人からの贈り物として入手
でき、人間の世界に混じるようになっていった。
だが、その多くは使い方や効果が分からない代物で、異界の住人からの贈り物という形以外では、偶然判明といった場合を除き、その解明が進んでいなかったのである。
しかし、春野巫咲という一人の女性が現れ、解明されるようになった。
だが、彼女はマイペースで進めるため、その"アイテム"の解明は中々進まず、皆がやきもきしている。
彼女の担当者になった冬崎信護は彼女に振り回されることがありながらも、その"アイテム"にまつわる話に、今日も彼女と共に関わり、事件の発生と、真実に迫っていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-08 22:55:36
101199文字
会話率:40%
俺はまた死んだらしい。そして99回目の転生を決める担当官とある約束をする。次までは男子でいいがその次は必ず女性に転生する事。その為に、少し慣れが必要という事で「ほんのちょっと綺麗で可愛いい」男子として異世界へ転生する俺。これは愛と友情の異世
界冒険ファンタジーである(はずだ)!多分!さあ!剣と魔法の冒険がはじまる(はずだ)!王子や貴族の息子、そしてイケメン共とパーティを組み、この世界を旅をする俺は!俺(男)だ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-16 18:31:11
29138文字
会話率:7%
岩田は死んだ。次に目を覚ますとそこは死後の世界だった。
新しい生を受けるため、魂を管理している魂魄管理局で手続きをすると、特殊転生の対象に選ばれた。
特殊転生者は、使命を受けて異世界転生をする者のことだった。
だが、その使命は難度SSSのハ
ードモード。
担当官に、そのまま転生させるのはまずいということで鍛えてもらうことに…。
だが、鍛えても鍛えても課題をクリアすることが出来ない。
果たして、岩田はいつになったら転生できるのだろうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-28 19:00:00
7052文字
会話率:18%
水の州(くに)シンシは水運交通が発達した地方である。
大学に通うエクリ・チュールは残暑厳しいある日、指導担当教官のイツヅから呼び出される。
研修であれこれあったエクリは書庫の整理を依頼される。そこで彼女は古めかしい冊子と栞を発見する。
整理の報告をして、他の雑品と共にしおりを司書官に渡し肩の荷を下ろすエクリは翌日またしてもイツヅ指導担当官に呼び出される。栞がなくなったのだ。エクリの思い付き通り栞はあの冊子に戻っていた。あの栞にはかすれてしまっていたが文字が書かれてあって、すっかり興味をもったエクリは栞と冊子の内容を調べ始めると、かつての詩の可能性が出てきて。
レポートが詩編になってしまう腕前のエクリ・チュールが見つけ出すものは……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-29 10:00:00
92629文字
会話率:55%
異世界アジリスタからゴミ捨て場として認定された街。
空からは定期的に異世界からのゴミが降ってくる。そのゴミに混じって、異世界から使えない人間、役に立たない人間――通称、ゴミ人間も捨てられてくる。
異世界のゴミの体臭が消えない主人公遠藤達也
(えんどう たつや)は、とあるきっかけから政府行政の管理担当官とし、ゴミ人間たちを『分別』するバイトを行うことになる。
あるとき、異世界から捨てられた、魔法が使えない魔女のリーシャを達也は担当し、現代社会で社会復帰できるよう援助することになる。リーシャは粗大ゴミ不燃認定を受けており、政府からの給付金で遊び惚け、何のやる気も見せない。あるとき、粗大ゴミ不燃のゴミ人間を日本から捨てる法案が決定し、魔法が使えない魔女リーシャは大焦りすることになるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-20 22:17:26
113362文字
会話率:38%
あらゆる所から「何か」が出現する『特異点』と呼ばれる場所に、家土地ごと出現したタクミ。そこは元いた世界とちょっぴり似ていてかなり違う世界。タクミとそのお目付役の担当官、二人の上司にあたる魔女たちとの、ゆるくてちょっとバイオレンスなお話。恋愛
のようなナニカもあったりなかったり。
ゆっくり気ままに進行します。
ノベルアッププラスより転載。ノベプラ版は全編挿絵ありで公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-22 20:00:00
142655文字
会話率:41%
冒険者ギルド財務執行担当官で僧侶にまつわる宗教のお話。
「近くの教会に悪さがされてるらしいのよ」
「よし行くか」
最終更新:2022-02-03 19:00:00
5591文字
会話率:31%
僧侶でありながら冒険者ギルド財務執行担当官をやっている変わり種がいる。
息を吸うように荒事をこなし、わりかし適当に生きている男の話。
キーワード:
最終更新:2022-01-21 00:00:00
12097文字
会話率:41%
平成9年6月21日、岸田洋殺害の訃報が入る。早朝、坂本太一郎、磯部珠江、岸田幾よ、吉岡刑事らは伊勢警察署に向かう。約3か月前、岸田洋は伊勢に行くと言って消息を絶っていた。
伊勢の岸田邸で岸田洋の葬儀が行われる。数日後、今度は四日市警察署
から中村作二が保護されたとの連絡が入る。彼は磯部作太郎の嫁とめが伊勢に移った後、中村健太郎との間に生まれた。平成9年1月に殺害された磯部幸一とは義弟に当たる。
坂本太一郎、磯部珠江、吉岡刑事らは急遽四日市署に向かう。担当の刑事から、中村作二は衰弱が激しく、緊急入院させたという。2時間ばかりの事情聴取はすでに行っており、中村作二の口から驚愕すべき事実が明らかとなった。
彼は磯部幸一や岸田洋らと共に磯部家の財宝探しに奔走しており、磯部幸一死後、脅迫電話がかかったり、身の危険を感じて、四日市に身を潜め、岸田洋と秘かに行動を共にしていた。
その彼が、磯部作次郎を殺したのは、磯部幸一、その片棒を担いだのが岸田洋と主張。
四日市署にの担当官から、岸田洋が夫磯部作次郎殺害に関係していたと知らされた時、磯部珠江の衝撃は大きく、以後彼女は伊勢の生家に閉じこもり、2度と常滑に帰る事はなかった。
一方、常滑に帰った坂本は、磯部家の財宝探しに精を出す。
磯部作次郎の資料から常滑の常石神社が磯部家の財宝の在り処を解く鍵だと知る。ただし磯部作次郎に資料はここまでで、後は、坂本は手探りで財宝探しに専念する事になる。
坂本は常石神社関係の資料から、昔は常石と書いてとこなめと読んでいた事を知る。応仁の乱後、古社は、常石神社、大善院、神明社の3社に分祀されたという。その理由として戦乱で神宝が失われるのを防ぐためとあるが、それだけの理由ではないと直感する。
しかしそれを証明する資料は存在しない。何の為に分祀したのか。坂本は磯部家の財宝隠しと関係があると見たが、彼の前には大きな謎が拡がるのみだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-14 09:38:20
61057文字
会話率:11%
魔力の元となるエネルギーを放出する魔珠。隣国マーラルで魔珠を利用した大量破壊兵器の開発が行われているという情報を確認すべく、リザレス王国の魔珠担当官スイは動き出すが――(自サイト「魔珠」との重複投稿となります)
最終更新:2021-02-27 23:24:51
131087文字
会話率:51%
村下大輔はIT会社のカスタマーサービスをしていて、仕事で立て続けに失敗し自信をなくし医者に鬱と診断される。暫くは投薬で快方に向かっていたが、何を思ったのか首吊り自殺をする。死んで楽になるかと思えば、そうはならず。天界にて審議官により、200
年の奉仕活動に従事することに。奉仕活動とは言う物の、地球で殺した生き物の半生を追体験する事だった。その後、天界で過ごしていたが、奉仕期間が終了したので地球とは違う惑星に転生する事になる。しかし、記憶や人格は転生担当官により、封印される。封印されているが、あるキッカケにより解除されるように設定される。そして、無意識下で前世と今世の自分が対面する。そこで、大輔が人格は消し記憶だけを譲り渡すと言う。それに今世の自分は一緒に生きようと持ちかける。だが、それでは駄目だと大輔は言う。今世の自分が納得しないから、大輔が生前しなかった世界旅行を代わりにする様に願い出る。それである程度納得する。そして記憶が追加され、大輔の希望通りに旅に出るのだった。行く先々で騒動に巻き込まれる……とは必ずしも言えない。言えないが、巻き込まれるだろうし、巻き込むだろう。
****************
会話文多目です。一話の中や章の流れの中に寄り道や蛇足が結構あると思いますが、温かい目で読んで頂ければ幸いです。時系列で書いていくので(一応)、タイトル回収は時々です。
****************
物語を読むにあたり諸注意
転生モノですが、現代日本で用いられている言葉は少ないです。
例)パン、土俵、単位、などです。
理由としましては、異世界なのに同じ言語体系ってどうなのよ?と思った次第です。これは読者視点から言いますと読みにくいの一言で一蹴されます。
ですが、これは私のワガママです。後は、空想モノの定番として登場する、エルフやドワーフなども同様の理由で減らしています。ただ、容姿などは似せている部分はあります。ここも悩みました。定番として存在しているからには、ある一定の想像が思い描かれるということで。それによって読むスピードが鈍る事がないという利点があります。ただ、これも私のワガママです。
造語が登場した際には極力、説明を設けるつもりでいますので何卒ご勘弁を。
以上、諸注意でした。
<ノベルバ>にも同時掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-30 22:27:05
611129文字
会話率:74%
主人公はSF作家を夢見るサラリーマン。
相棒はメイドカフェの美しきメイド長。
この2人が秋葉原で起こる事件を次々と解決するオトナの、オトナによる、オトナのためのラノベ第92話です。
今回は、川底清掃ロボ"海底ルンバ"が盗まれ、秘密の内に
神田川で性能試験が行われます。
ところが、同時期にインドの砂マフィアが秋葉原に上陸、川底の浚渫を始めますが許認可をめぐり謎の水死体がw
誰もがマフィアを疑う中、コンビは犯人が建設局の担当官であるコトを暴いて、秋葉原には平和が戻るのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-17 19:24:49
13893文字
会話率:67%
近未来、すぐそこにある日本。
増え過ぎた害獣、減って行く猟師。このバランスが狂い始め害獣による実害が農業、森林業だけでなく一般の人々にまで及ぶ自体に国や自治体は頭を悩ませていた。猟師を増やす為現行の法律・規制を緩和、一時凌ぎ的に猟師は増えた
が規制緩和による猟師の質・モラル低下、殺人、犯罪への猟銃の使用等頭の痛い問題が山積、ここで海外の猟師(ハンター)を採用・受入を決定した国だったが、日本の各規制の強さにかいがいのハンター達は二の足を踏む。使用する道具・銃への強すぎる規制と賃金・住居等魅力の無さが目をついた。国は彼等への最大の譲歩を考慮、再び条件提示により日本へと渡るハンターが少しずつだが増え始めた。しかし未だ十分とは言えない。そこで国は再び条件緩和を図る。16歳以上、猟銃等使用する火器・道具の使用に長けており、必要知識を有する人物を特別狩猟執行官として採用するものだった。早速現地での説明会、スカウトを行う為国より現地採用面接官が組織され各国へと散っていく。アメリカ・カナダの北米地区担当官の1人の新人が現地説明会の中ハンター仲間達の間で流れるある噂を耳にする。
遠距離射撃・速射、確実にバイタルエリアを撃ち抜く凄腕のハンターがいる。然も未だ若い少女なのだと。
ハンター達の話からとあるハンティングガイドサービスに身を置いている事を知った面接官は彼女に会いにクルマを走らせるとオフィスの前で荷物を整備している背の高い長い黒髪の少女を見つける。テンガロンハットを目深に被ったその少女ークラウディア、皆からはクロエと呼ばれていた彼女に事の顛末を話し日本行きを要請するもアッサリと断られてしまう。それでも粘り強く交渉を重ねる面接官。紆余曲折あったものの何とかクロエの日本行き・特別狩猟執行官採用へとこじつけ日本の地へと再び降り立った…までは良かったがそこに待ち受けていたのは…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-16 11:45:12
7668文字
会話率:0%
特定存在と呼ばれる、人にして人でない存在による犯罪行為が発生する近未来。
青年・美作悠弥は特定存在担当官として事件を解決する日々を送っている。
最終更新:2020-02-09 14:59:44
3892文字
会話率:43%
かつて五人の勇者は世界を救った。
それは人々に平和と安寧を与えたが、今や過去の話であり語り継がれ続ける昔話。
そして現在、東部大国アストリアではアストリア警察――サウストリス担当官アナスタシア・ローランが担当する地域で徐々に広がりつつある噂
に一人頭を悩ませていた。
「元勇者が悪の限りを尽くし、数多の事件を起こしている」との噂だ。
その噂の真意を確認すべくアナスタシア・ローランは悪賊勇者と例えられた彼等の監視を開始する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-30 17:00:00
1581文字
会話率:25%
■■作戦要項■■
■機密レヴェル:【極秘】■
■黙読のみ可■
■事案概要■
事案発生時刻は現地時刻1850時。
エマノン共和国〝ENB放送〟マルガナ支局より、反政府ゲリラ組織〝エマノン独立評議会〟が声明を発表。要点は以下の通り。
1.〝ENB放送〟マルガナ支局は、現地時間1850時をもって当該組織が制圧したことを宣言する。
2.同支局の職員については、10名を当該組織が〝保護〟するものとする。
3.当該組織の要求は下記の通り。
(1)平和維持軍と称しエマノンに駐留している有志連合軍は、国内より24時間以内に撤退すること。
(2)上記(1)が受け入れられない場合、および当該組織が妨害行為を認めた場合、〝保護〟対象の安全は保証しない。
■作戦目標■
1.人質(以下、保護目標)の安全確保、並びにエマノン国外への救出。
2.情報担当官による、保護目標の確認。
■重要事項■
※保護目標には、中央情報局への現地協力者が含まれる。当該協力者の身分を漏洩することは、これを許可しない。
※情報担当官2名を随行させ、保護目標を直接確認させること。
・〝エマノン独立評議会〟構成員の安否については、これを考慮しない。保護目標の救出を全てに優先させること。
・〝エマノン独立評議会〟の現地勢力については、随行する情報担当官より説明を受けること。
・エマノン治安組織および有志連合との交戦については、これを許可しない。
■作戦概要■
1.保護目標の救出任務には、中央情報局特殊作戦グループを当てるものとする。
2.事案の隠密性を鑑み、現地には地上部隊2個分隊を投入する。装備はCQBを基本とし、個々の裁量を許可する。
3.輸送手段として、投入部隊には航空部隊を随行させる。具体的な輸送手段については、随行する情報担当官より説明を受けること。
■補足事項■
※保護目標の秘匿、および安全確保を最優先とする。
・本国はエマノン共和国の暫定政府、並びに有志連合の構成国家群を仮想敵と認定している。しかしながら国際情勢を鑑み、軍および警察を含む治安組織に対する戦闘行動については、厳にこれを慎むこと。
■■End Of File■■
※この物語はフィクションです。
※下記サイトにも投稿しています。
ノベルアッププラス
MAGNET MACROLINK
カクヨム
セルバンテス
LINEノベル折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-15 21:00:00
25354文字
会話率:57%
一人の男が電子の海に溶け出して還って来なかった。
ある電脳装備者は言う。電脳空間へダイブしていると、もっと深く、もっと深く潜りたくなる。仮想の海の真っ白な奥底に、何かが待っているような……。そう思う瞬間がある。
近年になり、長
期間電脳接続中に原因不明の意識喪失状態に陥り、電脳空間からの帰還が出来なくなる症例が報告されていた。電脳装備者達は未帰還者を、広大な海を漂流する者になぞらえて『ドリフター』と呼んでいた。
これは厚生労働省電脳保健倫理委員電脳解析担当官、砂原園の対ドリフター治療に関する報告である。
仮想と現実を行き来し、思い出を自在に編集し書き換えて、自分が何者なのか答えを求める。
仮想世界から誰が還って来て、誰が還って来れなかったのか。電脳空間に溶けて失われて、そして還って来た者は、本当に元の人間なのか。電子の海に溶け出してしまったのは、誰なのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-17 17:00:00
100882文字
会話率:46%
相模湾沖で海上保安庁SSTによる特別な作戦が実行された。目的は米国政府から、その身を追われているCIA担当官の身柄確保。だが、作戦は失敗に終わる。それが、事の始まりだった……。元PMCで危機管理コンサルタントを生業とする男と高校生の娘。イ
ラク戦争を経て、日本の現状を危惧する内閣情報調査室の分析官と過去を持つメキシコ日系人の女性スタッフ。などなど。謎多きCIA担当官を中心に、人々を巻き込み物語は展開します。※サスペンスアクション的な内容ですが、コミカルな部分もあります。現実的な戦略・戦術が基本ですが、少々特異な力も存在する設定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-02 22:17:43
291734文字
会話率:45%
著名な電子機器メーカーである杉電器は画期的な液晶SXVを開発した。その応用技術から派生する莫大な経済効果を見込み、時の宰相立花太郎は自己資産をなげうって援助を与え秘密裏にプロジェクトを組んだ。原材料がアラスカ産のものが最適であることから日米
両国双方の国益となることが予測された。
応用技術の白眉はビルの外壁材にSXVを用いることであった。コンピュター制御でビルの外観を瞬時に変更出来る。換言すればビルは超大型の四Kハイビジョンスクリーンになるのである。
その効果をデモするため、杉電器は新・杉ビルを建築して米国大統領ら通商閣僚をほど近い迎賓館に招き、その歓迎式典にてアピールする計画をたてた。そしてその準備はほぼ完了していた。
これは秘密にされたが、米大統領と立花はハーバード大からの友人で歓迎会でSXVを働かせて大統領に少しの熱戦を浴びせる。これが立花のジョークだった。立花からの親書で知った大統領も是非楽しみにしてるということだった。
ところが、あと一週間に迫ったある日、意外な出来事が生じ、そのデモを悪用しようとする敵の陰謀が露わになった。ビルにほど近いところで行われた大学駅伝のランナーが先導する警察官とともに背中から湯気をたてて倒れたのである。
プロジェクトの関係者はシステムがハッカーのアタックを受けて変造されていたことが判明した。そのことから敵のねらいはその式典で用いるデモプログラムに便乗してそのクライマックスで大統領に遠赤外線を浴びせて火傷を与えることだと推測できた。
思いが至った関係者は愕然とする。しかしシステム修復にかけられる期日はほんの数日しか残されていない。担当SEは誘拐されており、バックアップも詐取されていた。
プロジェクトのセキュリィ担当官である遠山警視監は科学捜査に実績のある佐野警視を指揮官にし特別捜査本部を立ち上げる。しかし手掛かりが少なく唯一の手掛かりだった男にも尾行をまかれ捜査は暗礁に乗り上げてしまった。そのとき捜査陣にひとりの人物・伊能亮一が現れる。
プロジェクト幹部のエリート達、特別選抜の刑事たち、闇の人材斡旋屋、ハッカー、鬼才と呼ばれるSE、同じくその管理者。ともに個性有る様々な人物が裏に表に交錯し、やがて危機一髪で事件は無事に解決する。その人間劇を天才能力の持ち主である伊能亮一の活躍を軸にした暗闘を描く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-23 11:14:42
120768文字
会話率:48%
宇宙暦四五一八年九月。
自由星系国家連合のヤシマに対して行われたゾンファ共和国の軍事行動は、アルビオン王国により失敗に終わった。クリフォードは砲艦の画期的な運用方法を提案し、更に自らも戦場で活躍する。
しかし、彼が指揮する砲艦レディバ
ードは会戦の最終盤、敵駆逐艦との激しい戦闘で大きな損傷を受け沈んだ。彼と乗組員たちは喪失感を味わいながらも、大きな達成感を胸にキャメロット星系に帰還する。
レディバードでの奮闘に対し、再び殊勲十字勲章を受勲したクリフォードは中佐に昇進し、新たな指揮艦を与えられた。
それは軽巡航艦デューク・オブ・エジンバラ5号(DOE5)だった。しかし、DOE5はただの軽巡航艦ではなかった。彼女はアルビオン王室専用艦であり、次期国王、エドワード王太子が乗る特別な艦だったのだ。
エドワードは王国軍の慰問のため飛び回る。その行き先は国内に留まらず、自由星系国家連合の国々も含まれていた。
しかし、そこには第三の大国スヴァローグ帝国の手が伸びていた……。
王太子専用艦の艦長になったクリフォードの活躍をお楽しみください。
クリフォード・C・コリングウッド:中佐、DOE5艦長、25歳
ハーバート・リーコック:少佐、同航法長、34歳
クリスティーナ・オハラ:大尉、同情報士、27歳
アルバート・パターソン:宙兵隊大尉、同宙兵隊隊長、26歳
ヒューイ・モリス:兵長、同艦長室従卒、38歳
サミュエル・ラングフォード:大尉、後に少佐、26歳
エドワード:王太子、37歳
レオナルド・マクレーン:元宙兵隊大佐、侍従武官、45歳
セオドール・パレンバーグ:王太子秘書官、37歳
カルロス・リックマン:中佐、強襲揚陸艦ロセスベイ艦長、37歳
シャーリーン・コベット:少佐、駆逐艦シレイピス艦長、36歳
イライザ・ラブレース:少佐、駆逐艦シャーク艦長、34歳
ヘレン・カルペッパー:少佐、駆逐艦スウィフト艦長、34歳
スヴァローグ帝国:
アレクサンドル二十二世:スヴァローグ帝国皇帝、45歳
セルゲイ・アルダーノフ:少将、帝国外交団代表、34歳
ニカ・ドゥルノヴォ:大佐、軽巡航艦シポーラ艦長、39歳
シャーリア法国:
サイード・スライマーン:少佐、ラスール軍港管制担当官、35歳
ハキーム・ウスマーン:導師、52歳
アフマド・イルハーム:大将、ハディス要塞司令官、53歳折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-02 12:00:00
132463文字
会話率:25%