西暦二〇五〇年。世界では、急激な人口増加に加え、止まらない温室効果ガスの増加で平均気温が上昇。内陸部では、気温が五〇度を超える日が増え、死者が毎年のように出ている。各地で森林火災や砂漠化も起きている。沿岸部である日本では、周囲の海水温度が少
しずつ上昇することによって、熱の逃げ場がなくなり、亜熱帯気候へと変貌を遂げた。天候も毎年のように大洪水を齎す豪雨が起き、陸の生活は以前より難しくなっている。この異常気象に人類は、暮らす場所を求めて月面移住計画や、火星移住計画といった宇宙産業に手を伸ばしていた。しかし、ここ一〇年は、災害の多発で予算が回せず、難航している。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 17:01:52
96834文字
会話率:60%
諸国が統一、平和を謳歌してから約500年。
突如、稀に見る大寒波が押し寄せ、この世の諸国は飢饉となった。
以来、平均気温があまり上がらず、大地の力は衰え、食糧難は慢性化していく。
それに伴い、大国内でも利害が相反し次々に分裂。
諸
国は大いに争い、戦乱の世となっていた。
統一歴560年――。
三か国を治めるオーウェン連合王国国王カールは、二万を超える大軍を率いて西上。ガーランド商国に襲い掛かった。
この時。若き傭兵シンカーは、オーウェン連合側で参戦。
この時の縁で、彼は連合王国に仕官することになった。
彼はそれを足掛かりに出世していく。
そして、小さいながらも領地を得、妻帯となり、癖のある家臣たちを募る。
戦で荒廃した世界で、彼とその仲間たちは、はたして生き残ることが出来るのだろうか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 00:03:01
368616文字
会話率:35%
物語開始の5年前である西暦2125年。
世界は地球寒冷化により、氷河期へと向かっていた。
下がり続ける平均気温。年々増す降雪量。
政府や国々の努力も虚しく凍え続ける世界に、突如としてイエティが現れた。
そのイエティは何を求め、何処へ向かうの
だろう……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 00:00:50
9327文字
会話率:64%
一昨年生まれたばかりの五月を巡って、父親の十一月と母親の三月の間で揉め事が起きた。五月の平均気温が、父親の自分と似てないことに気がついた十一月が、妻の三月の不貞を疑ったらしい。
最終更新:2024-02-13 03:25:41
1043文字
会話率:10%
ある日、未来の子供から届いた一通の手紙。その手紙は明らかに封筒に書かれた宛先の文字から読み取れるのは幼き子からのものだった。封筒に押された消印は2035年、地元の郵便局で押されたものだった。それは時たま送られてきた。
書かれていた内容は、今
生きている私たちへの感謝を込めた言葉ばかりが記されていた。しかしそれはまた、私たちにとっては残酷なほどに、厳しい現実と向き合い、とてつもない勇気ある決断を迫られていることを暗示するものであった。
今こそ、私たちはその感謝の想いを真摯に受け止め、行動に移してくださいと悲痛な悲鳴にも近い嘆きにも聞こえてきた。私たちが何気なく暮らしているこの便利な日常が、どれほどの深刻な現象を引き起こしているのか、強く考えさせられるものであった。
地球は今も刻一刻と大気中の温室効果ガスの濃度は高まるばかりであり、年間平均気温は上昇を続けている。このまま平均気温が上昇を続けると、地球上に生存している3/4以上の生物は絶滅の危機に晒されると言われている。ましてその前に食糧危機により各地で紛争が勃発する可能性が差し迫っている。
私たち今を生きる人間は、もはや戦争などやっている暇はなく、直ちに未来の子供たちにこの地球を素晴らしいものとして、また輝く未来を描ける社会を残してあげるための手立てを今すぐにとらねばならない。
感謝という言葉の裏に決めた大いなる現代社会への警鐘であり、生きる責務なのかもしれない。そして未来の子から送られた感謝の真の意味を現代社会を生きている私たちに、もう一度原点に立ち返って考えるきっかけを与えてくれたのだった。
小さな島のある男の小さな想いと生きざまを通して、それを改めて深く、真摯の考えさせてくれる物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-07 17:19:58
32711文字
会話率:19%
春の定義は?
オオイヌノフグリ。ヒメオドリコソウ。カラスノエンドウ。
覚えてる? 小学校で習ったでしょう。
そういうね、誰のものでもない野花たちがひっそりと息づき始める頃かなあ。
それが春。
日照時間とか平均気温とか、地球の
公転周期、そういう話じゃない。
私たちの思い描く春、それは何っていう話。
あの子の答えはというと、いつも想定のずっと斜め上。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-12 13:11:46
121849文字
会話率:24%
辺境の惑星アイス
すべてが氷に覆われた白い星。
年中ブリザードが吹き荒れ、平均気温はマイナス30度、ここで生まれた生命体はいない。そこに私はいる。
生命の息吹はないかわりに希少な鉱物資源があるため採掘場が作られている。私はそこの監視、メン
テナンスをする仕事に就いている。
防寒具なしでは外を出歩けない危険な星、そんな場所で働きたいやつなどおらず、高い給料のわりに求人倍率が低く、簡単にこの職につけた。
たしかにこのまっさらで真っ白で何もなく、動くものは採掘機しかないが、ここはどこよりも静かだ。この静けさは代えがたい。あと好きなのは防寒具なしで呼吸をすれば、すぐ肺が凍り付き、出血し、血が肺に溜まって死んでしまう、防寒具ごしにヒリヒリ感じられる生死の差を彷徨うスリル。これは癖になる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-27 02:35:07
483文字
会話率:0%
これは男の女神エリスと共に数多の世界を駆け渡り、やがて地球へと帰還を果たす事になる男の物語。
・第一章 エリスの世界 エリスはデウスの侵攻は許してしまうものの、世界崩壊の危機を
何とか脱することとなる、やがてハルト
と出会い、再びデウスに
立ち向かうことになる。
・第ニ章 デウスの世界 デウスと同盟を結んだハルト達はデウスの世界を救う旅へ。
止まらない温暖化の影響で全世界の平均気温がついに100℃を突破、
機人以外の種族は全滅してしまう。
果たしてハルト達はデウスの世界を救えるのか。
・第三章 地球への帰還 ハルト達はついに地球への帰還を果たすが、そこは異世界からの
大魔王に支配された世界だった。
ハルトの異世界転移と前後してやってきた大魔王、
エリスの世界の崩壊危機は大魔王とも関係しているらしい。
ハルト達は大魔王から地球を救えるのか。
・第四章 再びエリスの世界 地球を救ったハルトは異世界まったりライフを送るため、
エリスを連れて再びエリスの世界へ帰るも、
同盟を結んだはずのデウスは行方不明で、偽の神扱いされている。
またエリスの方も民を見捨てて逃げた女神扱いされてしまっている。
二人が留守の間に何が起こったのか?
果たしてハルト達はまったり異世界ライフを取り戻せるのか?
大団円。
・外伝/後日譚 エリスの世界でのまったり異世界ライフおよび二人の子供たちが主人公の話。
※あらすじの予定は未定です、初心者の上にノープロットで見切り発進しますので、
果たして無事着陸できるのでしょうかw
拙作の今後を生暖かい目で見守って頂けると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-27 23:39:27
134015文字
会話率:53%
~守るべきは、狂っているこの世界の未来か……それとも人類の歴史か~
2121年の地球……そこでは、数々の世界大戦と度重なる環境破壊によってオゾン層が完全に消滅。地球温暖化は爆発的に加速し日中の平均気温は悪化の一途を辿った。規格外の強烈な
紫外線や、有害な放射線を含んだ太陽光線は地表に壊滅的な打撃を与え、陸地はそのほとんどが砂漠化。北極と南極の氷も次々と溶け出し、海面は数百メートルも上昇。化学物質によって汚染された川や海には絶えず毒物が流れ、食物連鎖のループにより地球に生きる全ての生命が本来の活動を維持することがもはや困難となってしまったのである。
そこで政府はある研究機関に依頼し、最新型のスーパーコンピュータ【ユニバース】を使ってある計算をしてもらった。すると、そのコンピュータが1つの悲惨な結末……そう、この地球がもう後10年ほどで人類が生存することがついに不可能な環境にまで陥るという驚愕な事実を弾き出してしまった。
この由々しき事態を重く見たジパング諸島共和国政府は世界第一位を誇る最先端の科学技術の粋を集め、この状況を打破するためにいち早く計画に乗り出した……その計画こそ、地球全人類を丸ごと別の惑星へと移住させるというものだった。その極めて高い重要性と、緊急かつ過酷なミッションのために集められた男女数人のメンバーは最新鋭のスペースシップに乗り込み、地球人の新たな移住先を見つける調査隊として宇宙に出るのだった。
長い旅路の果て、ようやく見つけることができた新しい惑星。次々と明るみになっていく政府の思惑。やがて一行は、想像もしていなかったその星の真実と、自らが置かれた驚異の現実に直面する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-27 00:00:00
20428文字
会話率:40%
暑いですね。
そろそろ、真夏は平均気温30度の世界が来るんじゃないでしょうか。
そのうち、夏の平均気温40度も当たり前になったりしてね。
最終更新:2018-07-21 22:02:45
593文字
会話率:0%
全球平均気温が摂氏20度になった未来世界。南大島(ミナミオオシマ)と呼ばれる島に暮らす少女・ハナは、イルカの遺伝子が混じった海棲人類(マリーニ)たちと、生態系の保全活動に従事している。担当生物は、サメ。
台風が通過したとある日のこと、そ
んな生態系保全班に、小さなビッグニュースが飛び込んでくる。第一種保護対象・ジンベエザメの発見である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-17 20:00:00
12247文字
会話率:10%
西暦2029年8月、コスラエ島に隕石が落下、コスラエ島が消滅した。
その後、コスラエ島があった場所から半径約60キロの範囲に隕石の粒子が渦をなし、超大型低気圧となった。平均気温-90℃、風速600w/s、磁場の狂ったこの地を人々は地球の
穴、「ホール・アース」と呼んだ。
そして、翌年2030年この事態を受け国連はNASAやJAXAなどの全世界の宇宙開発機関を統合し、「国際宇宙開発機関(International Space Development Organization)」通称「ISDV」を設立した。
そして、2045年8月15日脅威が動きだす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-30 17:54:57
11390文字
会話率:35%
地球シフトする 重複投稿
最終更新:2014-05-21 18:16:53
9618文字
会話率:53%
これはフィクションであり、現実の事件とは一切関係ありません。
事件の舞台は2200年(作品上の今から408年前)に独立したとある国の都市・間波市です。
この国は夜がずっと明るく、平均気温は20℃です。
なぜかというと、この国は地球上にないか
らです。ある恒星をリング状に取り囲んだ建造物で、その恒星は太陽より少し小さい星で、リング状の建造物の直径は約3億km、リングの幅は1500万kmです。
秒速1200kmで回転しており、遠心力を重力の変わりに使っています。
建造物全体が国となっています。
国の情報
国土面積:1.4京 平方キロメートル
人口:700兆人
首都人口:12億人
人口密度:0.05人/km2
平均寿命:700歳折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-28 00:00:00
1069文字
会話率:0%