地球環境の悪化を食い止めることの出来なかった人類は、物理空間での居住を諦め、電脳空間へ逃げ込んだ。
大半の人類が肉体を捨て電脳空間へ移住した中、退廃の進む物理空間に残った大学生のサトルは、幼馴染のヒカリと、クライアントのお手伝いをする「
手助けクラブ」で活動していた。
寄せられる様々な依頼に奔走していく中で、サトルは物理世界と電脳世界に跨って広がる違和感に気付いていく。
疑惑の果てに横たわる、世界を大きく揺るがす陰謀とは――
長編です。
あと、念のため。このお話はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 12:34:07
142997文字
会話率:29%
現代、同じ悪夢に悩まされる人が続出している。それは、人間とは思えない者たちが激しく戦い、自分もその渦中に巻き込まれるというものだった。
一方、地球を取り巻く環境は予想以上に深刻で、地球より1300光年離れたオリオンのキラは、もう人間には任せ
ておけないと地球侵略計画を進めていた。
地球は一体、誰のものなのか…
宇宙を舞台に、歌舞伎の名作を地球環境、SDGsの視点からハイ・ファンタジーとして描く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 09:49:30
619文字
会話率:0%
田舎の女子高生アリアは東京の大学に憧れながら田舎の高校で退屈な普通の暮らしを続けていた。
ある日、剣道部の顧問から村の神宮のお祭りで募集される巫女の話を聞かされる。
剣道部では代々とある事情で村の神宮とつながりがあり、女子部員の代表2
名が巫女として参加する慣例があった。
夏の神宮での大祭まで残された期日が迫る中で、アリアは巫女としての修行に参加し、村に隠されたとある真実を知り驚愕する。
一方で世界は自然災害や異常気象など地球環境の急激な変化が驚異的なペースで顕在化していく。
人は神をも恐れずに欲望で蓄積させた因果応報の返済を要求されることになった。
アリアは未知の修行や超常的な教えを通じて、徐々に人が置かれた終末的な状況を理解し、巫女の修行の重要性を悟る。
アリアは人の革新による永遠の魂の調和について一筋の光明を見出し、救世主の役割を担うように迫られる。
いよいよ大祭が始まり、徐々に常軌を逸した世界が紡がれ、群衆の共鳴がクライマックスに迫る中で、アリアの脳が異常な現象を捉える。
以降、霊界、神界、宇宙の真理に辿り着き、真の神と共に永遠の魂が無限に求め続ける究極の理想世界の創造へと迫る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 14:26:00
236944文字
会話率:8%
皆さん初めまして、リヴルなのですよ。
これから聖華世界(ヴァースワールド)についてお話するのです。
聖華世界は今から数千年未来の地球、北米大陸が舞台なのです。
世界は核戦争と生物兵器の暴走によって著しく荒廃し、残された人類は地球環境の回復
を待つ為にコールドスリープに入ったのですよ。
それから数千年の間に、地球環境を憂いた『聖華の三女神様』が北米大陸に『世界樹』を植えて地球環境の浄化をしてくれたのです。
人類が再び目覚めた時には環境がすっかり良くなっていたのです。
それから人類は世界再生の為『WARES』を組織して、北米大陸の再開拓に乗り出したのですよ。
開拓を進めるうちに世界には『魔素』と呼ばれる未知の粒子が溢れていて、それがエネルギーになる事を知ったのです。
人類は『魔素』を有効利用する為に魔素に対応した人造人間『新人類』を生み出したのです。
でも、人類は新人類に過酷な労働を強いて、新人類に反乱を起こされたのですよ。
戦争になり、結果として人類は滅ぼされてしまったのです。
時は経ち、かつての人類は『旧人類』、種の存続をかけた戦争は『旧大戦』と呼ばれるようになったのですよ。
それから800年あまり、これからリヴル達の物語が始まるのですよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 21:10:25
154087文字
会話率:32%
西暦7522年、地球にポールシフトが起きた。
北極南極の磁場がかき乱され、巨大な地殻変動が地球上を席巻した。
地表はひっくり返り、人類が地下深く封じ込めていた様々な汚染物質も、地上を侵食していった。
この当時、電力確保のため、地球の活動には
様々な負荷がかけられていて、地球の自然回復力も、阻害されていた。
地球は、死の星と化した。
すでに宇宙開拓時代を終えていたので、地球の人類は宇宙へと逃れる。
そして地球の再生を試みるも、そのどれもがことごとく失敗。更に事態を悪化させていった。
誰もが地球の再生を諦め、二百年以上経った時、ひとりの科学者が、地球の再生を成功させる。
そんな彼は、地球を人類に返さなかった。
地球を汚染した人類に、この星を解放したくなかった。
かくして、地球を望む人類との間に、星間戦争が勃発。
科学者は自分のクローンを量産し、全人類と戦い、地球を守りぬく。
戦争が長引く中、すでに宇宙に活動拠点を構え、地球の記憶を持つ者もいなくなった人類。
いつしか人類は、この戦争から手を引いた。
その後、その科学者の理解者との対談で、地球は条件つきで解放された。
しかし、再び増えた人類によって、地球環境は悪化する。
科学者がもたらした環境回復は、人類の活動をほぼゼロにして成し得たものだったのだ。
科学者が環境回復用にと作ったアンドロイド達は、地球に残った人類を、環境悪化の原因として、排除する事にした。
多くの人類が宇宙に去る中、地上に残った人類とアンドロイドとの間の抗争は、悪化の一途を辿り、人類の文明は崩壊した。
宇宙に逃れられなかった人々は、アンドロイド軍団の襲撃に怯えて暮らしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-28 19:00:00
1597文字
会話率:28%
二十二世紀末、度重なる戦乱の末に地球政府が樹立されて百年あまり。
疲弊しきった地球環境の回復と恒久的に居住可能なドーム型都市の建造を目的に、人々の大半は超長期的な冷凍睡眠の状態にあった。
その意識はブロックごとに共有され、人々は俗に「共通
する夢」と呼ばれる世界を「生きて」いる。
夢の世界に潜入し、監視と解析、修正をする役割を担うスペシャリスト「解析者」たち。
若干十七歳にて最前線で活躍する天才解析者ユウリ・フォルズが担当することになったのは、かつて反政府組織とのつながりさえ噂された独立型都市の夢だった──。
この作品は2002年頃~2006年にかけて執筆、旧筆名にて発表したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 23:08:27
484879文字
会話率:36%
西暦2111年。
謎のウィルスが蔓延した世界。
人は体内に埋め込まれたナノマシンによって管理、統制されていた。
通称クラウドシステムと呼ばれるこの「制御プログラム」は、人類の増加による地球環境の悪化によって計画された極秘プロジェクト
だった。
全人類へナノマシンを埋め込むために用いられた人工ウィルス「CB」は、脳幹細胞へと侵入し、“自己人格“を破壊する。
人類は「自己」という生物学的にプログラムされた知覚を失ったことで、争いのない平和な世界を手に入れていた。
変化のない生活。
永遠に繰り返される「日常」を。
しかし、ナノマシンの制御プログラムにもバグが存在し、自己人格を取り戻すイレギュラーな人間も存在する。
そういった人間たちによって立ち上げられた組織、『ブルーアーカイブス』は、統制された世界から「自由」を取り戻すため、影から世界をコントロールしている国際組織『ICBM』の破壊を目論んでいた。
自己人格を取り戻しつつあった少年、水崎潤平は、ブルーアーカイブスの隊員、猪本サツキと出会う。
彼らは世界の“日常“を取り戻すため、共に戦うことを決意した。
——その先に待ち受けていたものとは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-29 19:39:27
12907文字
会話率:18%
マナハは「外」でその少年を見つけた。
いつもの「秘密の草原」の中ほどに、その黒い小さな少年は立っていた。
森が開けた先に見えている奇妙なつるつるしたものが、ギダはずっと気になっていた。
物語は、現代から未来まで350年の時間をまたぐ群像
劇的SFです。
時間を行ったり来たりするので目が回るかもしれませんが、その目眩自体も楽しんでください。
豪雨。洪水。巨大化したハリケーン。山火事。旱魃。感染症・・・。環境問題の解決に失敗した人類がたどる未来。その可能性の1つを物語として書いてみたいと思っています。
けっこうディストピアな話になるかも・・・です。
『オレンジ色』を超える長編になる・・・かもしれません。(^^;)
例によってアメブロを下書きとして利用しているので、そちらが1日早いUPになる予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-22 11:00:00
94915文字
会話率:19%
この作品は、ピクシブの他、カクヨムやエブリスタなどにも投稿しています。(以下、転載元pixiv版のURL)
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19901834
最終更新:2023-12-16 00:00:00
1220文字
会話率:47%
9月も半ばすぎたというのに…。
最終更新:2023-09-19 16:24:08
200文字
会話率:17%
ある日、未来の子供から届いた一通の手紙。その手紙は明らかに封筒に書かれた宛先の文字から読み取れるのは幼き子からのものだった。封筒に押された消印は2035年、地元の郵便局で押されたものだった。それは時たま送られてきた。
書かれていた内容は、今
生きている私たちへの感謝を込めた言葉ばかりが記されていた。しかしそれはまた、私たちにとっては残酷なほどに、厳しい現実と向き合い、とてつもない勇気ある決断を迫られていることを暗示するものであった。
今こそ、私たちはその感謝の想いを真摯に受け止め、行動に移してくださいと悲痛な悲鳴にも近い嘆きにも聞こえてきた。私たちが何気なく暮らしているこの便利な日常が、どれほどの深刻な現象を引き起こしているのか、強く考えさせられるものであった。
地球は今も刻一刻と大気中の温室効果ガスの濃度は高まるばかりであり、年間平均気温は上昇を続けている。このまま平均気温が上昇を続けると、地球上に生存している3/4以上の生物は絶滅の危機に晒されると言われている。ましてその前に食糧危機により各地で紛争が勃発する可能性が差し迫っている。
私たち今を生きる人間は、もはや戦争などやっている暇はなく、直ちに未来の子供たちにこの地球を素晴らしいものとして、また輝く未来を描ける社会を残してあげるための手立てを今すぐにとらねばならない。
感謝という言葉の裏に決めた大いなる現代社会への警鐘であり、生きる責務なのかもしれない。そして未来の子から送られた感謝の真の意味を現代社会を生きている私たちに、もう一度原点に立ち返って考えるきっかけを与えてくれたのだった。
小さな島のある男の小さな想いと生きざまを通して、それを改めて深く、真摯の考えさせてくれる物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-07 17:19:58
31592文字
会話率:20%
遥か未来の地球、無人探査機により、地球から十二光年離れたくじら座タウ星の第四惑星が人類の移住に適した環境である事が分かる。
すでに、スペースコロニーや金星の浮遊都市で宇宙植民の実績を積んでいた地球連邦政府は、その惑星への移住計画を立案す
る。
しかし、光の速度を超えることができない地球の宇宙船にとって、十二光年は絶望的に遠い。
移住計画はスペースコロニータイプの宇宙船で何世代もかけて目的地を目指すものになった。一度、移民宇宙船に乗り込めば、二度と地球の土は踏めず、おまけに自分自身は移民星の土も踏めない。そのため乗組員には相当な覚悟が求められた。
第二の地球を目指す移住計画は、多くの人に夢を与える一方、移住計画に投入される人的、物的資源を地球環境の改善に回した方がいいのではないかという意見や、地球の縮図のような多様性に富んだ移民ではなく、争いを回避するため、人種や宗教、文化などを統一した集団で移民を行った方がいいのではないかという意見が、移民船の運営側に寄せられる。
このように、人々の意見が対立する中、移民宇宙船は完成し、乗員の選抜や宇宙船の運用テストが、着々と進んでいた。
主人公は子供の頃の夢をかなえるため移民宇宙船に乗り込んだが、同じ移民宇宙船に乗っている好きな女性への気持ちの整理がつかないことなどから移民宇宙船に残るか否か迷っていた。
そんな中、テロリストたちが関係者に紛れて移民宇宙船に乗り込み、コントロールルームを占拠してしまう。
テロリストの目的は、同じ思想を持つ仲間を船内に大量に引き入れ、移民船と新天地の惑星を自分たちの理想の国家とすることだった。
主人公は船内のメンテナンス作業で席を外していたため難を逃れるが、外部からの救援は得られない。
これは、仲間と移民宇宙船の住民を救うため、主人公とその友人たちが協力して、テロリストを倒し、ヒロインたちを救出する物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-24 00:00:00
98269文字
会話率:37%
「重力子:Graviton」「幽子:Spectron」「霊子:Spiritron」この3種の素粒子の発見、実用化により、人類は次のステージへと達した。「人工ブラックホール」「クローンビジネス」「ブラックホールエンジン」「重力フィールド」様々
なアイテムは、地球環境破壊と月の消滅をもたらしてしまう。しかし人類は「宇宙移住100年計画」から「人口惑星:ロック・プラネット」へと移住。惑星国家を作ることで、人類は新たなステージを作り出す。「重幽機:Gravity Ghost Gear」通称3(トリプル)Gは人類の宇宙進出に多大な貢献をしたが、遂に戦争の道具へと駆り出されてしまった。戦争終結後、絆と宿命が交錯する物語が、新たなる幕を開ける折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-27 12:21:47
3673文字
会話率:19%
とある大学の地球環境学科に在籍する、気象予報士を目指す川口太旗。
卒研で使っている地球の気象を再現するモデルを使って、数年後の地球をシミュレーションしてみたところ、異常なまでの温暖化が進むことが分かったのである。
川口が常々考えていた
氷河期の終わり。それがまさに再現されてしまったのだ。
必死にシミュレーションを繰り返すものの、最悪な結果ばかり。
川口はこの事態をどうするのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-24 20:01:28
27905文字
会話率:41%
人類が滅亡した後、残されたロボットたちは総合都市エデンを拠点に、地球再生プロジェクトを遂行していた。地球環境を整え、絶滅種を復元し、人類の負の遺産を始末し、やがて地球上は、かつて人類が夢見た「エデンの園」と化した。任務を終えたロボットたちに
、最終ミッションが指示される。それは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-30 00:34:23
3493文字
会話率:17%
生徒会長の清涼院エリアスは暑さを憎み、生徒会全体で熱中症対策を強引に推し進めてきた熱い女。そんな彼女は世界を揺るがす能力を無意識に秘めており……
※この作品は「小説家になろう」「アルファポリス」「カクヨム」「エブリスタ」に投稿しています。
※この作品は2019年に文芸同人誌で発表した作品を改稿したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-18 09:09:09
5790文字
会話率:52%
地球環境は人の想像を遥かに超える速度で悪化し、人類のほとんどは月面に移り住んだ。
それだけの技術と知恵を持ちながらも人は争いを捨てきれず、戦争とそうでない時期を繰り返していた。
そんな世界で月面運送業を経営する青年ヒスイは、隕石により
破壊された輸送機から謎の無人ロボット、ヒュテラムを発見する。
※この小説は「カクヨム」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-15 12:20:12
82872文字
会話率:36%
高校生の咲は宇宙にいた。地球環境の悪化によって滅亡の危機を迎えた人類は、地球を捨て別の惑星に移住する計画を立案する。その先遣隊メンバーに、ただの女子高生である咲が選ばれたのだ。咲の遺伝子には別の惑星に適性があるという理由であった。計画参加を
快諾した咲であったが、幼なじみであり親友の紗枝は反対。結局、二人は宇宙へ出発する前日に喧嘩をしてしまい、仲直りできないまま咲は宇宙へ上がる。
「スイングバイBye」他、短編集置き場。これらの作品は「ノベルバ」「Pixiv」にも掲載している場合があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-05 18:50:34
56526文字
会話率:28%
『ソイレント』 Soyrent あらすじ
二〇五〇年頃から、日本は超高齢化に伴う人口減が進んでいた。
一方、世界をみると人口の予想を上回る増加現象と地球環境の悪化が引き金の異常気象も加わり、食糧不足とすべてに関わる水不足が危機的な問題とな
った。
日本では、高齢化社会が現実化し、高齢者への社会からの手を差し伸べることの限界が見え、未来の国民生活を守るため、『一〇〇歳尊厳死法案』による尊厳死が決行されていった。
深刻な食糧不足には、肉野菜を摂らなくても済む完全食『ソイレント』を本格的に使い出した。増え続ける『ソイレント』の必要量、維持の為、あらゆる方法で確保に邁進(まいしん)した。
国の定めた施設『安住の森ドーム』一〇〇歳を迎えた一人の男、有(あり)町(まち)征(せい)次(じ)が、入口扉へ進む・・・人生で感じたい・大切な出来事が、目の前を次々と映像に映り、通り過ぎる。全てに満ちたりて、心置きなく最後の使命を果たす旅にでる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-28 22:32:34
20881文字
会話率:5%
人類の文明による化石燃料の大量消費と森の消失は、大気中の二酸化炭素の増加と温暖化をもたらし、地球環境を悪化させていた。
そして、高緯度地域の氷河・氷床が消え去った時期を境に、まるでアイスコーヒーの氷が溶けてしまったかの様に、大気温度は急激に
上昇し、人類にそれを止める手段はなかった。
空気は呼吸に耐えない酸素不足の熱気となり、動物はあえぎ苦しみ、鳥たちは姿を消した。
気温上昇による気候変動と大規模な自然災害は、深刻な食料危機をもたらし、海面上昇は、多くの陸地を海中に沈め、領土領海をめぐる度重なる紛争をもたらした。民族・国家間の核戦争が頻発し、人類と環境に壊滅的な被害を与えつづけた。
大地は放射能で汚染された沼地に、空気は有害な毒気と化し、地上に生きるほとんどすべての動物の生命を継続不能にした。
それでも人間たちは暫くの間、狭くなった陸地で食糧を作り酸素タンクを背負って、飢餓と疫病の中で生き延びていた。
しかしやがて、自らの存続を諦めたかのように、地上から消え去っていった。
残された地表には、二酸化炭素の増加に対応した赤い色の植物だけが繁茂し、小さな爬虫類と、昆虫と、もっと原始的な生物だけが生き残った。
そして、地球のほとんどは灰色の海に覆われていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-29 20:13:26
1455文字
会話率:0%