東幸運、彼女は探偵である。
ギャンブルで培われた洞察力、直感力。時には運までも引き寄せて事件を解決に導く……これは彼女が〝超越探偵〟と呼ばれるに至った、最初の事件の記録である。
【登場人物紹介】※五十音順
東幸運/職業探偵。ハードボイル
ドに憧れる活発なギャル。指定暴力団『東翔会』若頭・東翔運のひとり娘で、暗い過去を持つが今作には関係ない。
宇月晃/職業大学教授、理論物理学者。常に冷静さを心掛ける初老の男性。難解な研究に打ち込む偏屈だが人当たりは良い。理詰めの議論が得意。タバコ好き。
大岩拓馬/職業シェフ。豪快な性格でムードメーカーのオッチャン。学術的な知識やゲームルールには疎いが、持ち前の野生的な勘で物事の本質を見抜く。歳の離れた弟と妹がいる。
西原照/職業ゲーム配信者。子供のアバターで毒舌が人気の『サイバー・ライト』として活動する若い男性。普段から無邪気におどけて振る舞うが、ニヒルな内面を隠し切れない。
五月雨紗香/職業生物工学者。プロダクトデザイナーから生物工学者へ転進という異色の経歴を持つ女性。外から内へとデザインの興味を変え、現在は人の脳を開発する独自理論を構築中。宇月晃とは同じ研究者として話題が合う。
四谷秀才/職業プログラマー。根が真面目で融通の効かない青年。自分のルールに縛られがちな優等生タイプ。東幸運に触発され徐々に変わろうとするが、今作で成長できるかは不明。ゲーム制作が趣味。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 08:08:45
27457文字
会話率:50%
二〇六〇年に発表された『タイムマシン学タイムトラベル理論』が人類を一つにし、世界平和を実現させた。タイムマシン完成を目指し時は流れ、来たる二〇九一年、理工学者のエルンストはついに試作品を起動させ過去へと旅する。しかし彼の瞳の中に広がるのは過
去であるはずの世界ではなく、ロボットが支配する鉄社会であった。実験の失敗の裏に隠された真実と世界の謎は科学の可能性を示し、人類の行く末を見せる。これは夢のためにすべてを捧げた研究者達のタイムマシン完成までの物語。
「カクヨム」でも連載中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 19:05:36
55075文字
会話率:51%
――2035年、電脳都市ロンドン。光と影が交錯する街に、未知の脅威が生まれる。
霧雨に煙る未来都市ロンドン。高度な電脳化が進み、ARが日常を彩るこの街は、技術の光に満ちている。しかし、その裏側では、見えざる格差と新たな犯罪が深く根を下ろし
ていた。
そんなロンドンで発生した、不可解な事件。ホログラム映像に現れる、物理法則を無視した「歪み」。そして、著名な遺伝子工学者の謎の死。ロンドン警視庁ですら手が出せない、人知を超えた「何か」の存在が囁かれ始める。
この異常な謎に立ち向かうのは、二人の女性。
一人は、元情報士官にして、卓越した情報分析能力を持つ電脳犯罪専門家、リーナ・ジャンヌ・ホームズ。自ら開発した量子AI「コグニト」とARスカウターを駆使し、事件の深層へ迫る。
もう一人は、法医学を専攻する女子大生、ヴァイオレット・スミス・ワトソン。彼女の持つユニークな視点と洞察力が、ホームズにとって欠かせない鍵となる。
電脳空間の深淵「コード・アビス」。そこに潜むのは、禁断の遺伝子と、量子知能に憑かれた「亡霊」――かつて犯罪界のナポレオンと恐れられた、あのモリアーティ教授の思念だった。
光と影が交錯する電脳都市を舞台に、レディー・ホームズとワトソンの新たな冒険が今、始まる。これは、単なる事件ではない。世界の未来を揺るがす、未知の脅威との戦いだ。
量子知能に憑かれた亡霊が、コードの深淵から囁きかける。
「ゲームは、まだ始まったばかりだ――」
未来のロンドン、サイバーミステリー、AI、そして新生ホームズ&ワトソン!
電脳の闇に挑む二人の活躍を、ぜひ見届けてください!
※X(旧Twitter)にてこの作品の動画をアップしております。この動画で世界観を共有ください。
https://x.com/hashihashi111/status/1924029363428745272折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 07:09:41
33851文字
会話率:22%
西暦2040年、ロボット工学者・有明徹は、亡き娘への想いを込めたアンドロイド「Ella」に“心”を持たせるべく、禁断の「ヒューマナイゼーション・プロトコル」を開発する。
しかし、それは彼女の行動を評価し、失敗するほど機械化が進む危険なシ
ステムだった。
有明の真の目的は、かつての共同研究者・九千重波瑠が遺した意識転送技術を完成させ、Ellaをその“器”とすることだった。
一方、有明の宿敵・オムニ・コーポレーションCEOの黒崎はEllaの存在を察知し、彼女を狙う
嵐の夜、Ellaは波瑠の研究資料を守るため九千重邸へ向かう。
そこには心を閉ざした老画家・九千重悟と、その孫で文化人類学を専攻する青年・橘防人がいた。
屋敷には孤独と絶望が漂い、不気味なオブジェ「プシュケ・マトリクス」が鎮座する
Ellaの行動はプロトコルにより冷酷に評価され、失敗するたびに機械化が進行していく。
防人は屋敷に隠された秘密を探るうち、壁の中から聞こえる無数の囁き声――意識を喰らう狂気の具現化――と対峙する。
やがてオルゴールの音が九千重の記憶を呼び覚まし、波瑠の研究の真実と、意識転送実験の悲劇的な失敗が明らかになる。
そして囁き声は進化し、強大な集合知性体「レギオン」と化してしまう。
狂気に飲み込まれそうな屋敷で、Ellaは波瑠の研究ノートに最後の希望を見出す。
機械の身体に宿る人間性――彼女は創造主の命令ではなく、自らの意志でレギオンとの決戦に挑む。
その原動力は、狂気を終わらせたいという想い、そして防人や九千重を守りたいという初めて抱いた温かい感情だった。
テクノロジーが進化し、人間らしさの定義が揺らぐ近未来を舞台に、感情を持つことの苦悩と美しさ、そしてアンドロイドが人間性を獲得するとはどういうことなのかを深く問いかける、切なくも希望に満ちた物語。
Ellaの過酷な「学習」の行方を、ぜひ見届けてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 21:09:27
23802文字
会話率:17%
宇宙の彼方で「マナ」が誕生し、従来の法則は根底から覆った。
科学に依存していた文明は崩壊し、地球は新たな進化を余儀なくされた。
「マナ」は人の内面、感情に応じて力を引き出し、それを「魔法」として具現化する。この魔法を操る「魔法使い」は、人
類の新たな希望となり、その力で未来を切り拓いた。
「マナ」によって破壊された世界は、同時に「マナ」によって再生を果たすに至る。
激動の時代を経た地球はようやく安定を取り戻し、人々は失われた日常を再び手に入れつつある中、世界では魔法使いの育成が急務とされていた。
・・・
魔法使いになることが当然のように語られる時代。
橘灰利(タチバナ ハイリ)は流されるように魔法使いを目指していたが、実際には兄の存在だけが誇りだった。兄は「世界最高の魔工学者」として名を馳せる人物だったが、ある日突然失踪。灰利は目標を失い、無気力な日々を送る。
そんな中、兄から手紙が届く。封筒には二振りの剣と、世界唯一の魔法使い育成機関「ノークティック魔法学園」の入学許可証が同封されていた。
兄の行方を追うため、そして今の自分を変えるため、灰利は学園の門をくぐるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 00:00:12
3575文字
会話率:8%
西暦2291年、超高齢化社会に直面した世界は、人類存続のために様々な施策を講じる。しかし、技術の進歩がもたらす新たな問題に直面し、人々は苦悩する。
そんな中、ロボット工学者ジョン・マテリアが提案したアンドロイド計画が進む。だが、ジョンの死
亡という情報と彼の実験が成功したというニュースが入り乱れ、世界は混迷する。アンドロイド手術が保険適用になり、人々は永遠に近い生命を手にする。しかし、人間とアンドロイドの差別や、経済の変化が新たな問題を引き起こす折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 18:00:00
141388文字
会話率:24%
【他人と人生に諦念を抱く女誑しエリート(男)×色事に疎い純情天才研究者(女)】
(全15話、予約投稿済。4月13日〜16日の、18時、0時、6時、12時に、各1〜2話ずつ更新)
◇
エルンストはその朝、地下鉄の出口から出て間もなくの
ところで、見覚えのない森に誘われるかのように迷い込む。
彼を迎え入れたのは、見知らぬ妙齢の女性であった。
「いらっしゃい、わたしの旦那様。まずは……、眠気覚ましのお茶にするとしよう」
エルンストを「旦那様」と称する女性ミネルヴァは、森の中の不思議な家に住んでいた。為す術なく森に閉じ込められてしまったエルンストは、その家でミネルヴァと共に過ごしながら、森の外に出るため魔術で張られたという結界を解く手段を探すことになる。
これは、自分のことを『つまらなくて空っぽな人間』と諦めきっている男、あるいは女が、それでも欲しいと望む相手を見つけるまでの、魔術仕掛けの恋愛譚である。
◇
※地球とよく似た地球ではないどこかの世界のお話なので、工学、回路などのワードが登場しますが、現実とは異なるファンタジーものとしてお楽しみください。筆者に工学の知識は上っ面すらもありません。申し訳ない。
※後半に当社比しっかりめのR15表現あり。苦手な方は何卒ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 12:00:00
88420文字
会話率:46%
過労死で死亡した工学者が「龍族皇帝」の肉体を宿して生まれた。 でも地上最強の存在だからといって安心するには宇宙はあまりにも広すぎたから···
最終更新:2024-01-24 22:43:27
52710文字
会話率:19%
普通の男子高校生、天野ほまれはある日、目を覚ますと美少女アンドロイドになっていた!
実は自動車事故に遭ったのだが、天才ロボット工学者の妹によってズタボロの肉体から、意識を美少女アンドロイドに移されたのだ!
自分の面影が全くない体に移さ
れたほまれの、騒がしい日々が始まる!
※この作品は2019年~2022年に小説家になろうで『くま』名義で投稿していた『今日からお兄ちゃんは美少女ロボットです♡』のリメイクです。
※※この作品はカクヨムにも投稿しています。そちらの方が先の話まで投稿しているので、続きが早く読みたい方はページ下部のリンクから飛んで下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 19:00:00
800000文字
会話率:51%
氷に覆われた極北近くの研究所。実験補助AIミーナを助手に、ひとり、ナノ・テクノロジーの研究を続けるアキオ・シュッツェ・ラミリス・モラミスは、突如、爆縮ミサイルの爆発実験に巻き込まれた。
緊急脱出艇ジーナに乗り込み、30Gを上回る加速度
で飛び出した彼の目の前に、紫の裂け目が生じ――
気がつくと、彼の目の前には、見たことがない魔獣とウイッチクラフト(魔法)の世界が広がっていた。
治療目的が主で、決して万能でないナノ・マシンを使った、「ウイッチクラフト」ならぬ「ナノクラフト」を操り、ナノ・マシン工学者アキオは未来を切り開いていく。
お節介な女性型AIミーナと共に、偶然知り合った狼少女や女傭兵など、心優しき少女たちを仲間として。
だが、やがて穏やかに過ぎていく日々の暮らしのその先に、思いもよらない敵と悲劇が彼らに襲いかかるのだった。
ちょっと変わった、中世に似た異世界を舞台にしたSFファンタジー。
P.S.
――なのですが、要は、ボーイ ミーツ ガールズの話です。
お読みくださった方には、作者の理屈っぽさが、その甘さを台無しにしていることがお分かりだと思いますが……
言葉の硬さはお許しください。
不徳の致すところで、少し気を緩めると、どんどん表現が硬くなり、文章が黒くなってしまうのです。
ただひとりの英雄、愚かで多くのものを欠いた英雄を描きたい、という気持ちで書き始めた話ですが、現在、続けている幕間が終われば、最終章「最後から二番目の真実、」を始める予定です。
どうか、あとしばらくの間、お付き合いください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-22 14:00:00
2387955文字
会話率:40%
20☓☓年・・科学が進歩し、今よりずっと、AIとロボットが欠かせない存在になり、人間と共存している世界。主人公マキナ(16)JKは、両親が工学者である為、最先端科学を生み出す、人工島に住んでいる。人工島では先端技術を真先に体験できる為、テク
ノロジーが好きなマキナは人工島での暮らしが快適だった。しかし、両親の離婚から、父親と暮らす事を選んだマキナは、母と弟とは、別々に暮らしていた。弟(14)は、工学者の両親の血を受け継ぎ、天才ハッカーの才能がある天才少年だった。そして、主人公マキナもまた、知能が高く、持ち前の運動神経の高さを備えた天才少女だった。その能力は、マキナをある組織のメンバーへと導く事になる。その組織との関わりが、新型AI開発メンバーの母と弟が巻き込まれてしまっていたある闇に気付く事になり、新型AIメンバーが秘密裏に進めているある計画発覚をきっかけに、新旧AI間でのバトルが勃発、それぞれを愛用していた弟との敵対関係が生まれてしまい、悲しくも天才姉弟を巻き込んだAIバトルが始まろうとしていたーーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-23 13:10:36
9894文字
会話率:39%
21世紀の日本。日本はオートマタ技術が急速に発展し世界第2位のオートマタ技術大国となっ た。そのオートマタ技術の立役者である若き天才工学者秋津隆之は心身共に喪失し人生のドン 底に立っていた。そんな彼に若くして死んだ神絵師の意識が半分憑依しイ
ラストを描き始めた。 望んでない能力を持ちうんざりしている秋津と、死んでもなお誰かに憑依してでもイラストを描き たい神絵師の奇妙な共同生活が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-02 15:00:00
1736文字
会話率:66%
人型の魔物のはびこる大陸において、人間たちの営む「エイテリオン王国」は少しずつその版図を広げていた。そんな情勢の中、魔法工学者のイル・トーヴァは、なぜか第一位王位継承権を持つ仮面の王女アイナの愛顧を受け、家庭教師を勤めていた。アイナは魔法能
力のサラブレッドで、比肩する者がないと言われている。
ある日イルは、霊人(レイス)の支配する「魂の港」と呼ばれる要衝の攻略において、アイナが軍の指揮権を継承すると本人の口から聞く。そして、アイナは同時に「魂の港」への進軍を拒否したい、と心中を明かす……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-24 21:04:40
56987文字
会話率:43%
ロボット工学者の父をもつ大学生の主人公、『私』。お通夜のあと、父に作られた精巧なロボットの『イヴ』と共に事故死を遂げた父の研究所の前を通りかかったとき、『私』は建物の窓に謎の影を見かける。その影の正体を探るために研究所に入り込んだ『私』は父
の死んだ本当の理由を知ることになる。
――果たして『人の心』を持つのは人間か。それともロボットか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-28 21:00:00
29547文字
会話率:43%
悪の天才ロボット工学者はまた世界征服に挑み、失敗する
何度も何度でも、彼は挑み続けていた
それを幾度も阻止するのは家庭用から自ら平和の為に志願した人型ロボット
奇しくもそれは若き日競い合ったライバルの製作したものであった
数回目の野望が潰
えた日、遂にその人型ロボットは悪の天才科学者に問う
悲劇を目撃した天才の制作した戦闘ロボットもまた在りし日に思いを馳せる
ロボットの心、ロボット三原則に挑む天才のSF(少し不思議)な未来の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-25 00:00:00
7764文字
会話率:29%
しがない普通のサラリーマン大刀洗太一はある日宝くじを購入する。そして、一等前後賞を合わせた10億円を手に入れたのだった。早速会社を辞め、豪遊を始める大刀洗だったが一種の虚無感に襲われ、世のためになる会社を立ち上げることにした。
サラリー
マンだった頃のつながりを利用し、太一は様々な分野のエキスパートを集める。生物学者の最邪凜千。脳科学者の吉野坂佳恵。ロボット工学者の神田北雅司。そして自称エスパーの宮ノ陣恵。太一と四人の天才達は大勢の人を助けることとなり、企業は世界的に有名なものになった。
しかし、太一は再び退屈にさいなまれる。そこで四人の仲間とともに悪の組織と正義の組織を作り戦わせることにする。少年少女の冒険心を満たしつつ、その記録を自分たちのように金と時間の有り余った人々に提供する。戦隊ヒーロー、悪の秘密結社、魔法少女、妖怪、異世界人、勇者・・・・・・。太一達は全ての戦いの黒幕として暗躍していくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-24 19:27:06
10558文字
会話率:55%
電力を魔力に変換する命を持った生態機械『マジデン』に導かれ、ポップでキュートな姿に変身して戦う魔法少女がいる世界。
そんな魔法少女をサポートする一人の女性がいた。彼女の名はルビネス。機械文明が滅んだ魔法文明という異世界から、サポートアイテ
ムなどを開発している。
研究を通じ、彼女が見るものとは…?
いっしゅ~さんの企画である『魔法少女構想』に関連した作品です。
ブログに載せていた作品ですが、こちらにも掲載することにしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-02 13:03:59
23645文字
会話率:47%
ブログとなろう様に掲載している作品『魔法使いの世界』『歌声レストラン』『狂気の魔導工学者』より、バレンタイン作品を書いてみました。それぞれの作品の番外編扱いですが、知らなくても読めると思います。
最終更新:2013-02-14 22:36:44
3555文字
会話率:53%
アルビオン王国陸軍魔法研究所は戦場で傷付いた軍人たちが集まる病院でもあった。陸軍魔導士特殊部隊の魔導士ゾーイも戦いで重症を負い、研究所に運び込まれた。
計算されたような美貌の天才所長に、麗しい主治医、表情筋が仕事をしない工学者に、美貌の妻を
持つ精悍な隊長に、月一で『メンテナンス』に来る小隊長。
怪我を癒しつつ平穏に日々を過ごすゾーイは、やがて自分の出生に関わる事件に巻き込まれていく。
そんな、陸軍中尉の魔法研究所での日々。
※予告なく残酷な描写(人死になど)の場面が入ることがあります。
※設定上、倫理的な問題に立ち入ることもあります。
設定に懲りすぎてよくわからないところがありますが、それでも大丈夫!という方のみお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-12 08:00:00
66239文字
会話率:48%
日本のとある山中に、鳳仙院と号された古刹がある。
それは代々、「綾神」の名を持つ者の棲処だった。
綾神、それは舞神にして武神。幾多の戦乱を平定したと伝えられる、
人外の業の継承者である。
当代の綾神、綾神弥雲は、国際研究機関「ウィズダム」
の宇宙研究所へ招かれる。
時を同じくして、ウィズダムは謎の武装集団によって襲撃を受けた。
人工知能「アリス」によって支配され、弾雨に蹂躙されるウィズダム。
そんな中、弥雲は名を持たぬ少年と出会う。
彼を冬弥と名づけた弥雲は、共にウィズダムという巨大な閉鎖空間を彷徨うことになる。
一方、多くの科学者が非業の死を遂げる中、若き電子工学者、彩花・F・エンフィールドは生き残った。
死屍累々たるウィズダムで、彩花と弥雲、冬弥は出会う。
そして姿を現すアリス。美しい少女の姿をとる「それ」は、ウィズダムを占拠し、太陽エネルギー集束衛星「ヘリアンサス」を用いて、地球に天変地異をもたらそうとしていた。
「そう、今の貴方たちは人類の希望です。……生き残れたらね」
不遜に嗤うアリス。刻一刻と迫るヘリアンサス発射。ウィズダムを徘徊する武装集団。
弥雲たちは地球の命運を背負い、アリスとの戦いに身を投じる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-26 18:11:44
71137文字
会話率:44%