かつて、黄金の魔王と呼ばれる者がいた。
あらゆる戦にて常勝不敗。
ただ独りにて戦争さえも終結させる様な理不尽なる存在に、世界さえも屈した。
そんな彼が姿を見せなくなってから既におおよそ二百年。
それは、彼が現れる必要がない程世
界が平和になったという証であった。
戦いが彼を呼び、そして平和が人々の世界より彼を消したのだった――。
そう……彼は『戦いの天才』であると同時に『平時のポンコツ』でもあった。
戦い以外の事は、本当に無能であった。
あまりにも無能と言う事で彼は二百年(文字通り)玉座を汚す仕事にしか付く事はなく、そしてそれ故に彼は世界より忘れ去られ、とうとう彼はその玉座に居る事さえも出来なくなって……。
更に更に、彼にはもう一つ……もふもふたる秘密が存在して……。
もふもふ獣のぬいぐるみ系魔王が特に深い理由もないふわっとした理由で冒険者学園に入り、そこで二百年前の最後の戦いの相手である勇者の面影を持つ少女と出会い、勝手に運命を感じる。
これは、まあ魔王だった何かがそんな感じになれば良いなぁとかいうふわっとした願望のまま好きに生きる物語であった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 20:53:18
282429文字
会話率:29%
「私の代わりに水竜にならないか?」
竜神と名乗る存在に呼ばれ、半ば押し付けられるように転生し二代目水竜となったリアン。
水竜の力を得た事だし、のんびり好きに生きるかと思ったのも束の間。
「私が邪竜ってどういうこと?」
百年間雨を降らせ
てエルフの森を沈めたり、王国を一晩で滅ぼしたり。
災厄とも言える先代の所業の数々に、異世界の人々は困り果てていた。
そして竜の姿が先代とそっくりなリアンは邪竜と間違えられ、討伐対象として殺意を向けられることになる。
だったらその問題を解決しよう! 邪竜と呼ばれないためにも!
これは二代目水竜となったリアンがはた迷惑な先代が残していった問題の数々を、チートな竜の力を持って解決していく異世界世直しファンタジー。
区切りが良いとこまで書き溜めてから毎日更新しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 20:10:00
219131文字
会話率:40%
「ここって乙女ゲームの世界?でもハマってたのは妹で私じゃないし……」
侯爵令嬢に転生したマリーウェルザは、ここが乙女ゲームの世界であることに気づく。ところが、覚えているのはイケメンの王子様が出てきていたことだけ。
自分が悪役令嬢とも知らず
、好きに生きることに決める。
「今世こそ恋愛したい!」
家族や友人にも恵まれたマリーは、全寮制の学園生活を満喫しようとしていた。
入学式の日、黒髪美青年・サレオスと出会ったマリーは恋に落ちる。
続々と現れる攻略対象キャラには目もくれず、
恋する人生を楽しみたい一心で気づけば不穏なフラグを折りまくる────。
※5年前に投稿していた、再掲載です
※書籍化→契約満了につき、こちらにも転載いたします。書籍の内容とはやや異なる箇所がございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 20:00:00
544771文字
会話率:39%
「ごめん。あなたとの婚約を破棄させてほしいの」
主人公で鍛冶師のヴィル・クラフトは、結婚前日に新しい店と婚約者を、弟に奪われてしまう。
死んだ父の代わりに一生懸命働いていたのに、ひどい仕打ちを受け、裏切られたヴィルは激怒する。
「もう知
らん! 俺は出て行く!」
彼は王都を出て、好きに生きることを決意する。
一方でヴィルを追い出した弟は、後になって知ることになる。
「ヴィル様は街の結界や勇者様の聖剣をメンテなさっておられました。1日に9999本のA級武器を作る傍らに」
実はヴィルは伝説の職人、八宝斎として、いろんなものを治していたのだ。
彼がいなくなったことで、店は潰れる。
また、元婚約者の商人は、知ることになる。
「ヴィル様の武器が買えるから取引していたのです。彼がいない以上、もうあなたの商会とは取引しません」
ヴィルにひどい仕打ちをした弟も婚約者も破滅の道を歩むことになる。
その一方で、ヴィルが関わった人たちはみな、彼の作るとんでもない伝説のアイテムおかげで、幸せになっていくのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-10 09:23:30
355884文字
会話率:39%
The Peace―それはカルト的な人気を博したバンドだった。
若者を中心に瞬く間に支持を広め、向かうところ敵はなかった。
しかしバンドは解散を余儀なくされる。
メンバーの片翼であるベースボーカル、茜の突然の失踪。追って伝えられる訃報。
バ
ンドは空中分解し、The Peaceの歴史に幕が下りた。
しかし茜は転生した。
現代から現代へ。過去から未来へ。前世の記憶を持ったまま生まれ変わった。
同級生は元バンドメンバーの娘。茜は女子高生になった。
名前も容姿もまるで違う2度目の生を得て、彼女は嘯く。
今度こそ、好きに生きるんだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 20:36:07
328377文字
会話率:40%
ヴァレリアは手紙を幼馴染のラシードにたくして、行方をくらました。家にいるのは、仕事をしない両親と置いていかれた妹のサーラ。
どうして出ていったのか。
何がしたかったのか。
ヴァレリアが求めたものは何だったのか。
最終更新:2024-11-04 18:00:00
16753文字
会話率:33%
略して「いこギャル」
高校に入って黒ギャルデビューした倉間月(くらまるな)、前の学校でいじめられて転校したトリーシャ・クアム。時代遅れな格好を「変だ」と揶揄されながらも好きに生きる月は、いじめられたトラウマで自分に自身が持てないトリーシャを
無意識に元気づける。
正反対なようでお互いが大好きな2人、世間の目なんて、もう気にしない。
※展開次第ではありますが、現状恋愛要素は無いと思われます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-09 01:39:01
1965文字
会話率:55%
元虚弱体質の一ノ瀬 志乃は、髪の眷属である犬を助けようとしたことで異世界に転生する。神様から祝福を受けて穏やか人生スタート!かと思いきや、転生したことを思い出しのは孤児として最低の人生を過ごしている時だった。
元虚弱が異世界で健康な体と権
力と能力を手に入れたことで、絶望から健やか人生を目指して奮闘する、異世界転生物語。
「どうせやるなら自分の好きに生きるって決めました」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 23:37:17
42889文字
会話率:42%
「またループか……もう飽きたわ。」
エリザベス・フォン・シュバルツシュタインは、何度も死んでループする世界に閉じ込められていることに気づいていた。
彼女は乙女ゲームの典型的な悪役令嬢。毎回、王子とヒロインのマリアを邪魔し、最終的には「追放
されて崖から落ちる」というお決まりの運命をたどる。
しかし、ループが続くたびにドレスはどんどんダサくなり、王子は無駄に筋肉マッチョ化。毎回同じ展開に辟易したエリザベスは、自分の役割に疑問を持ち、好きに生きることを決意する。
「マリア、私はもう悪役令嬢をやめるわ。カフェでも開いて、楽しく過ごすつもりよ。」
だが、自由を宣言したその瞬間、王子に「追放だ!」と言い渡され、またしてもループする羽目に。繰り返される死に戻りの中、エリザベスはこの運命をどうにかして変えようと奮闘する。次の舞踏会こそ、運命を変える鍵が隠されているかもしれない——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-24 17:37:53
4137文字
会話率:43%
異世界に転移した朱鳥白雉。魔王を倒すも王国の裏切りで処刑されてしまう。目覚めるとそこは日本によくにた世界だった。飛鳥郷という人物になり、好きなように生きる事とした。この日本にはダンジョンが存在しており、それを活用することで楽に生活出来る。そ
んな彼に様々な人々に遭遇するお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 22:00:00
244391文字
会話率:63%
ダンジョンが当たり前となった世界で主人公がSランクという肩書きを生かして、好きに生きる物語。
ダンジョン
突如発生したその存在はいい意味でも悪い意味でも世界に大きな影響を与えた。
そして、主人公である八神大地も、ダンジョンに大きく影
響された人物の1人だった。
だが、八神の生活は変わらない。
ただ、ダンジョンに潜って、帰還した後に、旨い食材を堪能しながら、冷たいビールを美味そうに飲むだけだ。
この物語は主人公八神大地がダンジョンがある現実世界でちょっとした、刺激的な毎日を送る物語だ。
カクヨム様にも『カイドウ』という同じ名前で投稿しています。もっと読みたい方はそちらに移動してください
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 09:10:00
26827文字
会話率:40%
アデラインは二度目の人生を好きに生きると決めていた。一度目の死の光景を、数え切れないほどに悪夢として見続けきた。それは、アデラインが同じ過ちを繰り返さない為の警告だろう。
アデラインは警告に従い、聖女に選ばれた義妹をかわいがり、義妹を狙う
攻略対象者を義妹にふさわしい人間か見極め、不合格になった攻略対象者は徹底的に鍛え上げた。そうして、アデラインは一度目の享年を超えることができたのだ。
――そこまでは順風満帆だった。
十八歳の時、アデラインは、両親と王族の許可を得て、男装をすることを条件に騎士となった。そして、二十一歳になったアデラインは、女嫌いで有名な騎士団長の補佐役に抜擢されることになった。
それは名誉なことであり、順風満帆だったアデラインの騎士生活を脅かすものでもあった。
女嫌いで有名な騎士団長 × 男装の転生悪役令嬢
すれ違いの末に溺愛されることに――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-11 06:10:00
42607文字
会話率:27%
アイシャは14歳の女の子。都市近郊の素朴な街に美少女としてゆるゆると生まれ育ったが、そろそろ将来のことも考えなければいけないお年頃。ところがひょんなことから、ある神様に目をつけられて、最強の戦闘技術を引き継ぐことにされてしまう。
その
神様、武神様が言うことには「我が人間時代に極めし最強の”技”は、我が人間時代に極めし最強の肉体など無くても最強であるはずだ。最強であるべきだ。」
「選びぬかれた、最低ポテンシャルのへなちょこ肉体と人類屈指の優良健康体を併せもつ少女・アイシャよ。我が最強の武神流を託す。この”技”をもって、我が武神流の最強を証明せよ!」
などと言われたので仕方なく証明したアイシャに、「ご苦労さまであった! あとはもう心のおもむくまま、好きに生きるがいい! 託した”技”はその助けになるであろう!」と軽く言い放った武神様。
話の流れで"技を受け継ぐ展開にならなかった未来の運命の予言"を聞かされ、そのあまりにも、あまりにもな悲劇を避けるべく、生活能力を身につけようと決意(あまり忙しくないのを希望)するアイシャ。
【特技欄:武神流】ひとつを引っ提げて歩む社会体験の旅。
自分がやりたいことって何だ。生活っていつから始めていつまでやらなきゃならないの。社会の歯車にはなりたくない!
問題だらけの人生初心者・エンジョイ勢少女の冒険はどんな着地を魅せることになるだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-02 12:00:00
591809文字
会話率:32%
『魔法に魅せられて』で悪役令嬢の役割を充てがわれてるエレノアは自身がゲームの中の登場人物であることも知らず幾度かのループを経験していた。
6度目のループの直前に『ルート解放』という謎の声を聞き、ループ開始と同時に身体の自由がきくようにな
る。5度の人生で自身の意思と関係なく動いていた身体と言動により残された意志は『傍観者』としてしか生きていけなかったが突如自由を得たことにより好きに生きることを決める。
婚約者だった王太子も、常に愛され選ばれる側の妹も、教育虐待を施す両親もどうでもいい。
結末が同じなのはわかりきってること。ならば、タイムリミットが来るまで経験したことのないことをするだけ───────。
Pixivにて同作品アップロード中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 19:30:35
24445文字
会話率:40%
異世界転移してしまった 学 蘭葉
異世界で様々な能力を手にして、ついに異世界から帰る方法を見つけた。
そして帰ってくると、異世界転移した時間に戻されたのだ。
もともとデブだった俺がやせて帰ってくるとそりゃ驚きもするわ。
この力はこの世界でも
継続されるのか……
俺のことをいじめてきたやつらを見返してやる。
でも最優先はただ一つ!
「自分の好きに生きること!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 21:46:47
243843文字
会話率:48%
所謂クラス転移で勇者の一人に選ばれてしまった桃乃。
しかし婚約者のいる第一王子を誑かしたとして身分を剥奪されてしまう。勇者の責務をほっぽり出すことに決めた桃乃は、好きに生きるための旅に出た。
大切な二人の少女と共に送る、桃乃のドタバタ世界征
服は、まだ始まったばかり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-12 22:51:52
2755文字
会話率:27%
婚約者をNTRれ追放されたら田舎で女の子たちと暮らすことになった元騎士団長のイチャイチャ+じれじれ+ざまぁ+奇跡のお家復興+最後は救国?冒険話。
目の前で俺は『俺』の死亡を宣告された。
最強の名をほしいままにした騎士団長ウォーレナ。だ
が一年を掛けた蛮族征伐を果たし、ようやく凱旋した彼を待っていたのは賞賛ではなかった。彼は騎士団長としての地位、英雄としての名誉、さらに自らの名すらも奪われることとなる。
原因は婚約者である第三王女の浮気と妊娠。
当然婚約は破棄。失意の彼に対し王家は少なくない額の賠償を提案するが、受け取る条件としてウォーレナは死んだこととされる。
王家は最強の剣ではなくメンツを守ることを選び、彼に選ぶ権利は与えられなかった。
国に見切りをつけた彼は新たな名をダンと定め、賠償金を元手にのんびり田舎でスローライフをエンジョイすることに。
辺境の寒村に居を構え、畑を耕しながら時には周辺の魔獣を狩ったりする冒険者稼業。ある日路頭に迷うワケありの双子を助けて弟子にする。自らの剣技と魔法、スキルを彼らに伝授していく。
更に幼馴染で元同僚の聖女や狐人族の少女、可愛がっていた翼竜やかつて主従契約を結んだドラゴンなどが次々と集まり一緒に暮らすことに。彼は彼女たちから慕われ、やがて溺愛される。けれど彼には彼女たちを愛せない理由があって……?
やがて真実を知った彼女たちは愛する彼のため、元婚約者への復讐を企てはじめたりお家再興を狙ったりと物騒なことを始めてしまう。
一方王家や他国ではさまざまな思惑が蠢き始め、彼は再び動乱の渦に巻き込まれ……たくないので懸命に抗ったり。
田舎スローライフを送れない主人公氏、とにかく哀れ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 19:00:00
247121文字
会話率:53%
「貴方はもう、好きに生きると良いわ。鞄に入っているのは、これまでの慰謝料みたいなものよ。………遠慮せずに受け取って」
長年暮らした場所を僕、シューベルトは出ていく。
住みやすかったとは言えない、小さな別邸が僕の全てだった。
◇◇
◇
僕の母親は、僕を産んで死んだ。
産まれたばかりの僕を残して。
僕の出産は、この家の奥様と同じ日だったらしい。
奥様は女の子を。
僕の母親は僕を産んだ。
僕の母親は愛人だったらしい。
このことは奥様と一部の使用人以外には秘密にされていたそうだ。
◇◇◇
「お前は私の跡取りだ。たった一人の男の子よ」
この家の伯爵様が幼い僕に言う。
それを見て、奥様の目が無意識につり上がる。
伯爵様はそれに気づき、ほくそ笑むのだ。
僕は愛人の子だけど、伯爵様と奥様の子として届け出が出されている。
奥様の子マルガリーテは、愛人の子として届けが出された。
血縁上の父親である伯爵のせいで、シューベルトの人生は大きく変わっていくのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-21 16:13:44
18395文字
会話率:16%
『あなたと…殿下をずっと守っていくと…この剣に誓っておりました…』
護衛騎士ノエルが、美しい顔を歪め、剣を握りしめる。
『ふ…ふふふ…あー、もう終わりなのね、最後に見る顔があなただなんて…いいわ、やりなさい!その剣で!』
憎いと言わんばか
りに睨みつけ、叫んだアイリーン・ノヴァック侯爵令嬢。
覚悟を決めたノエルは、アイリーンから目を逸らすことなく、剣を構えなおし、一気に振り下ろす…。
前世の記憶を持ったままアイリーンとして転生した私が、推しをただ愛で、好きなものを作り、好きに生きるという軽い気持ちで読めるお話ですわ。
※読んでクスッと笑っていただけると幸いです。アルファポリス様で先行掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 07:57:33
83013文字
会話率:32%
【双葉社Mノベルズさまより書籍化】【コミカライズ決定】
人に迷惑をかけないこと、目立たないこと、そして出来れば役に立つこと。それが付与術師ヴィム=シュトラウスの信条だった。新進気鋭の冒険者パーティー、竜の翼《ドラハンフルーグ》のあらゆる雑
務を一手に引き受け、雑魚の掃討を一人で担当し、大物との戦いでは皆が気持ちよく安全に戦えるよう、出来れば華を持たせられるようサポートに徹していた。
しかしある日、事件が起こる。階層主《ボス》との不意の遭遇によって竜の翼は壊滅的なダメージを受けたのである。
パーティーを守ろうとしたヴィム少年は空前絶後の火事場の馬鹿力(と本人は思っている)を発揮し、見事階層主の撃破に成功する。が、皆の無事に安堵したのも束の間、己の立場を守ろうとしたリーダーによりヴィム少年はパーティーを追放されるのであった。
途方に暮れるヴィム少年であったが、竜の翼《ドラハンフルーグ》というパーティーは彼の居場所ではなく、むしろ最強の戦士が世に放たれるまでの最後の楔であったことは、まだ知る由も無い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 00:04:59
466646文字
会話率:27%