巷で流行りの婚約破棄。
令嬢リリーも例外ではなかった。家柄、剣と共に生きる彼女は「女性らしさ」に欠けるという理由から、婚約破棄を突き付けられる。
彼女の手は研鑽の証でもある、肉刺や擦り傷がある。それを隠すため、いつもレースの手袋をしている。
別にそれを恥じたこともなければ、婚約破棄を悲しむほど脆弱ではない。
「行き遅れた令嬢」こればかりはどうしようもない、と諦めていた。
しかし、そこへ辺境伯から婚約の申し出が――。その辺境伯には娘がいた。
「分かりましたわ!これは契約結婚!この小さなお姫様を私にお守りするようにと仰せですのね」少しばかり天然、快活令嬢の継母ライフ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 19:41:53
5283文字
会話率:34%
聖女候補生アンジェラは、聖教会所属の才色兼備の神の慈悲の体現者である。
だが、その麗しい見かけにだまされ、誰も気づかない。
彼女がただの武道バカであることに。(そして、もう一つ大きな秘密があることに)
アンジェラの不幸は、彼女の師事す
る世界最強の武道家が、たまたま聖女のひとりあったこと。
そして、聖女候補として見こまれてしまったことだった。おまけにその聖女は大変に腹黒であった。
・アンジェラ「師匠、強くなるにはどうしたらいいですか!?」
・聖女「ならば、聖女候補生になり、言動ともに女性らしさを極めなさい。女性こそしなやかさの象徴。それと、忍耐の心を養いなさい。あなたが一番好きな〝武〟の言葉を一切口にすることを禁じます。柔と忍耐を極めたとき、あなたは新たな武の境地にたどり着くでしょう」
・アンジェラ 「師匠、ご指導ありがとうございます! 感謝感激です……ぐすん」
感涙するアンジェラ。師匠の聖女が心の中で舌を出しているとも気づかずに。……アンジェラは、武術のこととなると判断能力が低下するあほの子であった。こうして彼女は、(武の)神や(武の)道という()内なしの脳筋ワードを連発し、武道を究めんとしているつもりで、聖女育成街道を突っ走るのだった。
アンジェラ「やるぞ!! 俺は……いや私は(武の)神に愛される人間になってみせる……みせますわ」
そう、そして、こいつは女でさえなかったのだ。
……この物語は、武の鬼たらんとした、一人の少年が、なぜか聖女の鑑として、人々の崇敬と感謝を一身に受けてしまい、頭を抱える女装男子な物語である。
そんなアンジェラの使命は、かつて非業の死を遂げ、凄まじい恨みとともに現世によみがえった十三人の拳鬼たちを討つこと。アンジェラはその鬼の拳と(えせ)聖女のほほえみで、彼らの魂を救済できるのか。無自覚にまわりを恋の病におとしながらの彼女(?)の冒険譚が幕をあける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-06 16:33:19
150686文字
会話率:24%
勇者パーティーを追い出されて、自分を追い出した女性の僧侶と同じ性別の女性全般が怖くなってしまったアリエル。そんなアリエルを救ったのはうら若き女性の辺境伯・ミレーヌ。彼女はアリエル自身の女性らしさも怖くなってしまったアリエスに男装して生きる
ことを提案し、アリエルはそんなミレーヌに淡い恋心を抱くようになる。でもミレーヌの初恋相手は実は……。
連載予定作品のお試し短編。カクヨムでも同じものを投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-27 16:01:22
7873文字
会話率:47%
駆け出しなろう作家「恒河沙」が女性らしさを示すために、女性あるあるを言うようです。
この作品は、「つれづれ恒河沙」の話を少し変えて、投稿しています。良ければ、そちらもご覧ください。
最終更新:2023-01-07 15:33:56
1210文字
会話率:0%
「レニー・フローレスとの婚約をここに破棄する!」
登場するや否や、拡声魔道具を使用して第三王子のフランシス・コロネルが婚約破棄の意思を声明した。
レニー・フローレスは『カナリア姫』との二つ名を持つ音楽家で有名なフローレス侯爵家の長女で、
彼女自身も歌にバイオリン、ヴィオラ、ピアノにハープとさまざまな楽器を使いこなす歌姫だ。少々ふくよかではあるが、カナリア色の巻毛にけぶるような長いまつ毛、瑞々しい唇が独身男性を虜にした。鳩胸にたわわな二つの山も視線を集め、清楚な中にも女性らしさを身につけ背筋を伸ばして佇むその姿は、まさに王子妃として相応しいと誰もが思っていたのだが。
どうやら婚約者である第三王子は違ったらしい。
この婚約破棄から、国は存亡の危機に陥っていくのだが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-09 09:05:05
18173文字
会話率:48%
ここは、モーゼの海ですかね? 私にも、海割りが使えたみたいで、ある意味気分がいい。
私の歩く先にいた人々がササアッと離れ、ヒソヒソと囁きながら距離をとっていった。
「まあ、奇妙な恰好の人」「近寄らない方がいいですわよ?」「シルエットが一直線
ですわ。女性らしさのかけらもございませんわね」
――美杉 華怜――27歳、日本人。どうやら異世界に転移しました。
家族なし、彼氏なし、貯金なし。なし、なし、なしで、日本に戻りたい理由さえもない。
「これから、王妃選抜試験を開始する。一次審査は容姿の審査だ。俺の隣に並べない程度の者を、妃に迎える気はない」
この人が王様? 若いわね。少なくとも、この人が結婚相手を選んでいるらしいのは分かったけれど……。
「それと、化粧を落とせ。スッピンを見せろ。女は化粧で誤魔化すからな。生まれてくる子が不細工では敵わん」
「上から目線で嫌な奴……」「なんだ? なにか言ったか?」
ヒュ~ヒュヒュヒュ~♪ 脇を見て、口笛でも吹いてようっと。と誤魔化したものの、私はいつの間にか、王妃選抜試験に参加していた……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-29 08:00:00
62954文字
会話率:42%
社会の流れと、慣習と、私、という存在について問う。
不思議な少女と、恵まれながらも社会に違和感を抱く“私”の物語。
最終更新:2021-03-08 22:11:32
5722文字
会話率:42%
幼馴染のカナデは美少女忍者だが、『ござる口調』や恥じらいの無い言動で主人公の勝海にとって女性らしさを感じられなかった。
そんなある時、『実体のある分身の術』を使ったカナデの分身の一人がオドオドしていて恥じらいがあることに気づき、その分身を
こっそり自分のものにし、恋人になってしまう。
残念美少女忍者カナデは自分の分身が勝海の恋人になっていることに気づかず、嫉妬心を燃やすのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-22 21:30:28
10635文字
会話率:55%
俺の名はドラセナ・D・ラインシア。男爵の三男お気楽身分。
元公爵令嬢マーガレット。彼女の不自然さに気付いたのは婚約破棄後の彼女の言動。
そこで違和感を持った俺は彼女と二人で話すことにした。
サロンで語られた驚きの言葉、彼女の真意。
元公爵
令嬢の強さ、そして怖さ。
そして、誰にも見せなかった女性らしさに段々と心が惹かれていった。
*各人物の行動には本人の思惑で動いています。もちろん、裏設定が多め。疑問や質問等ございましたら、感想でお答えします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-03 12:36:28
22077文字
会話率:51%
《好きだからこそ――――斬って魅せる!》
古来より鬼を狩る一族の末裔である桜木朝日。はたと気づくと、剣術の習得に明け暮れて年頃の女の子らしいことは何もしてこなかった。「私の青春はこんなのじゃない!」と心機一転、憧れの素敵な高校に入学したの
だが…………。そこには、桜木家の宿敵である「鬼」がいた。それも、朝日が憧れるキレイさを、女性らしさを、たおやかさを体現したような鬼が。しかも、そのこの上なく美しい鬼は、男子だったのだ。これは、鬼を狩る武闘派の少女と、鬼を宿す美麗な少年とのバトル混じりの恋物語である。いざ、尋常に勝負!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-08 22:17:44
161967文字
会話率:53%
あるところに一つの物事に没頭してしまい周りが見えなくなる女性がいた。
彼女はその類稀なる……いや変態的と言ったほうがしっくりくる集中力と完全記憶能力を持っており、ひたすら研究に明け暮れた。
それは生まれ変わっても変わらなかった。
ある時
は魔法の研究に没頭した。
ある時は武術にのめり込んだ。
ある時はものづくりに打ち込んだ。
彼女は武力、知力、技術力を極めに極め、なんかもう……色々とやりつくした感が出た。
だが、なんの因果か彼女はまた生まれ変わる。
『打ち込むものがない』と、そう彼女は思った。
しかし、思い出してみれば一つだけ手に入れていないものに気がついた。
その名は“女子力”
当然、今の彼女の辞書には“青春”だの“恋”だの“愛”だの“運命の相手”などというものは存在しないし“オシャレ”や“女性らしさ”なんてものは行方不明である。
そんな彼女だが、彼女は彼女なりの女子力を追い求める。
そして彼女が4回失った……いや、4回投げ捨てた青春を取り戻し、運命の相手と恋に落ち、オシャレをして、愛を知り、女子力を極める……かもしれないお話
※不定期更新
(かなり遅めです。次回投稿がない可能性もあります)
※タイトル変更いたしました。
なんか違うなって思ったので。
旧題『5度目の人生、女子力求む!』
……うん、なんかやっぱ違う気がする。
大して変わらない気もするけど。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-05 18:53:15
47713文字
会話率:23%
帝国魔導騎士スティグレール(一応伯爵令嬢)が帝国第2皇子ガーディ(イケメン)と結婚する事になりました。
ざっくり次回予告
皇子「式で着るドレスは騎士感を残しつつ女性らしさもアピールしよう」
ステ女史「わけがわからないよ」
最終更新:2018-12-27 01:57:01
866文字
会話率:30%
王宮に仕える騎士隊の紅一点。
同僚たちにも馴染めず、女性らしさも愛想もない、庶民出身の彼女の淡い片想い。
相手は貴族で上官。
叶うはずも叶えるつもりない灰色の恋。
最終更新:2017-09-14 23:57:35
18199文字
会話率:30%
7歳の時から殿下至上主義で仕事に生きてきたら行き遅れ寸前!?
これは不味いと急いで婚姻を整えるが…。
結婚に向いてない伯爵令嬢が如何にして結婚できたかのラブコメ!
最終更新:2017-03-01 00:00:06
27676文字
会話率:27%
百合園(ゆりぞの)アオイは高校一年生の少年である。
百合園家は女性作法の流派を開く名家で、その一人息子であるアオイは自らの意志に反して女性らしさを学ぶことを求められる。
アオイは母から女装をして女子校へ入るようにと求められ、それを
断固として断るが、結局はその高校へ転校をせざるをえなくなり――
女子力という異能に支配された学園、菫山(すみれやま)女子高等学校へと、その足を踏み入れる。
(完結しているものを投稿していきます)
(以前に掲載していたものとは展開がやや異なっています)
(本編完結し、短編の掲載を開始しました)
(スピンオフの掲載を開始しました。ミステリ風物語は『多部市子の冒険』です。このスピンオフだけを読んでも、特に問題なく読める作りになっているはずです。)
(エピソード・ゼロ。『シノ物語』の掲載を開始しました。)
※【アルファポリス】様でも掲載をしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-06 22:31:04
248670文字
会話率:49%
女性らしさゼロのこの世で最強の神様が仕事したくないからと異世界旅行へ!
それでも結局異世界に行って尚仕事しかしていない上に面倒臭がり屋が祟って全然話が進まない主人公。
自分の限界を知らないが故に常識はずれ。キャラが濃すぎる仲間と共に様々な世
界を適当に渡り歩き、趣味の楽器でお金を稼ぐ日々が続くもそんな平穏なんて速攻で壊れます!
タイトル変更しました‼
本編完結しました。これからはたまに番外編が出ていくことになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-04 00:21:43
555620文字
会話率:58%
不思議な赤いマニキュアを使うことによって仕事へのモチベーションを高めていたOL。
その先の結末は。
最終更新:2015-06-17 02:09:12
2760文字
会話率:10%
高校二年生になったばかりの少年・伽室城棗生(かむろぎなつき)は、突然父親から塔宮(とうぐう)家に売られてしまった。売られた先で任された仕事は、女装して女子高に通うこと。全寮制の女子高に通うために徹底的に女性らしさを叩き込まれた棗生は、抵抗す
る間もなく塔宮学園に放り込まれてしまう。そこで出会ったのは塔宮家の跡取り娘であり、棗生がここに放り込まれた原因でもある少女・塔宮邑璃(ゆうり)だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-02 07:00:00
257964文字
会話率:51%
仮想世界体験シミュレーター『フェイスオンライン』
新しく始まったこのゲームには、1億を超える人々がプレイヤーとして登録している。
彼らはこの仮想世界で見知らぬ人と出会い、成長し、戦い、時には恋をする。
この巨大なヴァーチャルリアリテ
ィの世界を管理運営しているのは、RINAと呼ばれる巨大コンピューターだ。
彼女は感情を持ち、自らの経験と発想でシステムを常に改良し続けている。
太陽に向かって葉を広げる植物や森、そこに住む虫や動物達。
自然の動植物はもちろん、女性らしさを際立たせる服や人間同士が傷つけ合う為の武器など、これらは全て彼女が用意した品々だ。
「AIは人の脳を超えた」という人がいるけれど、それは大げさではなく現実なのかもしれない。
ある日、このゲームの世界に小さなほころびが発生した。
しかし、その異変に気づいたのは管理者のRINAではなく、このゲームを遊んでいるプレイヤーの一人だった……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-01 21:09:09
17043文字
会話率:30%