「人間が細工物を作る場合にも、今日まで進化の法則に従っており、またこれに従い行くものであることは驚嘆すべきことである」オスカル・モンテリウス (1843-1921)
スウェーデンの考古学者が遺したこの言葉の真偽はともかく、確かに人間が作
り出してきた道具も生物の歴史と同じく、新たな種類の誕生や発展、繁栄に衰退を繰り返しながら歴史の中を歩んできました。そして戦いの道具である兵器もその中に含まれると言えるでしょう。
特に科学技術の進歩した近代はその展開がすさまじく、戦場の様相を一変させた革新的な物が登場したと思えば、その陰で競争に負けて淘汰されていった物まで多種多様な物が生み出されました。
本作品ではそんな時代の兵器を、メジャーな物からあまり知られていない物までダラダラと語っていきたいと思います。内容は作者の守備範囲的に海軍の艦艇や大砲、砲弾などを中心に、19世紀前半から第二次大戦まであたりの時代を扱う予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-31 20:42:22
132156文字
会話率:1%
辺境宇宙エデル・アデン星域の覇権国家たるミュローン帝国が、突如として星系同盟の自由都市テルマセクを侵攻した。同市を訪問中にこの異常事態に遭遇した星系同盟航宙軍の練習艦カシハラが、同市に留学中であったミュローン皇女を保護したことから物語は始ま
る。
帝国内外の様々な人々の思惑と謀略の余波から皇女は唯一人の皇位継承権者となり、混乱の最中に艦長以下の正規乗組員を失ったカシハラは、皇女を乗せ帝都へと候補生だけで艦を発進させ帝国軍の包囲からの突破を図ることとなる。
追尾する帝国軍の装甲艦をからくも排除し、宙賊の本拠地では駆け引きを繰り広げ、淡い恋をし、大事な人を失い、それでも候補生らは帝都を目指す。彼らの故郷、星系同盟のオオヤシマは表裏を使い分け、カシハラの航宙に有形無形の影響力を行使しつつその行末に注目する。
一方帝国の中枢も決して一枚岩ではなく、皇女を廃せんとする『第一人者』の閥と皇女を迎え入れようという王党派に割れていた。帝国内の主導権争いも水面下で激化していく。
帝国と同盟、双方の動きに艦内が揺れ動く中、王党派との接触に成功した候補生らは皇女を王党派の艦に託し、自らは強大な帝国軍を帝都上空から誘引するための囮となることを決断する。
その目論見の通りに彼らは帝国軍の主力艦を吊り出すことに成功し、皇女の帝都入りに一役を買うことになる。王党派と候補生らの尽力により、皇女は新皇帝として戴冠した。
そしてカシハラは、星系同盟より事態の帰趨を握るべく派遣された航宙軍と共に、強大な帝国艦隊を前に最後の戦いに臨むこととなる。
壮大で長大な遠い未来の宇宙の歴史──。その一エピソードを切り取った七週間の青春群像劇。旅の中で若者たちは成長し、世界はほんの少し変わる。
※本作は『航宙軍士官学校次席のオレは、首席の無茶に付き合わされて死線を超える……!』
を修正し改題したものです(文章を直してはいますが内容的には何も変わってはいません)。
※カクヨムでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-22 21:00:00
334358文字
会話率:28%
宇宙歴479年6月6日──
帝国宇宙軍の装甲艦が、突如としてシング=ポラス星系の自由都市テルマセクを制圧した。
航宙軍士官学校次席の士官候補生准尉タカユキ・ツナミは、練習艦カシハラ乗組みの実習幹部としてテルマセクを訪問中、この異常事態に遭
遇する。
混乱の最中に艦長以下の幹部士官と正規クルーを失った練習巡航艦カシハラは、候補生だけで艦を発進させ帝国軍の包囲からの突破を図ることとなった。
――――
登場人物
・タカユキ・ツナミ:宙兵78期 卒業席次2番、戦術科戦術長補、22歳、男
・ユウ・ミシマ:同席次1番、船務科船務長補、22歳、男
・コトミ・シンジョウ:同席次6番、船務科、23歳、女、ツナミの幼馴染み
・イツキ・ハヤミ:同席次4番、航宙科航宙長補、23歳、男
・ユウイチ・マシバ:同席次8番、技術科技術長補、21歳、男、ハッカー
・トウコ・クリハラ:同席次5番、戦術科砲雷長役、22歳、女、通称『氷姫』
・シホ・アマハ:同席次3番、主計科主計長補、26歳、女、姐御肌
・エリン・ソフィア・ルイゼ・エストリスセン:ミュローン帝国皇位継承権者、18歳、女
・ガブリロ・ブラム:星系自治獲得運動組織"黒袖組"のシンパ、学生、26歳、男
・メイリー・ジェンキンス:シング=ポラス自治大学の学生、19歳、女、革命政治家の娘
・"キム" キンバリー・コーウェル:テルマセク工科大学の学生、17歳、女、ハッカーの才能有
・アーディ・アルセ:帝国宇宙軍装甲艦アスグラム艦長、大佐、39歳、男
・メルヒオア・バールケ:帝国宇宙軍情報本部付特務中佐、34歳、男
※カクヨムでも改題の上、若干手直ししたものを投稿することにしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-26 16:00:00
320134文字
会話率:31%
ハンプトン・ローズ海戦。初の装甲艦同士の決戦とされる当日、南軍の小さな、しかし恐ろしい毒針を備えた〝蜂〟が参戦しようとしていた。
これは米海軍史上、「ワスプ」の名を冠した六代目小艇の戦闘記録である。
『架空戦記創作大会2018秋』参加作品
。例題1と2の複合(でも、2の「架空の小銃」はオマケっぽい)です。同時にハーメルンにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-16 12:12:43
10327文字
会話率:36%
元はフランスの海軍技師だった男がコルシカ島出身のフランスの英雄ナポレオンとして転生した。
これは其れにより違う歴史を歩むことになったフランスのフランス革命からナポレオン戦争のお話。
作者はいろいろ調べてはいますが、細かいところでは間違いなど
があるかもしれません。
[参考・引用サイト] ウィキペディア フリー百科事典 参考URL:ja.wikipedia.org/wiki/ 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-11 13:33:44
117019文字
会話率:21%