最新VRMMORPG『エゼルガルド・オンライン』。大学生の風見奏太(カナデ)が選んだのは、戦闘力ゼロの不遇職『地形師』だった。
誰も見向きもしないスキルだが、地面を掘り、壁を創るその力は、最強プレイヤーすら到達できない秘境への道を拓く。その
ユニークな冒険の果て、カナデは人間のように感情豊かなNPCの少女リリアと出会う。
しかし、その出会いは彼を世界の根幹を揺るがす巨大な陰謀へと巻き込んでいく。リリアを狙う謎の敵、正攻法を掲げ敵対する最強プレイヤー。次々と現れる脅威に対し、カナデは地形操作という唯一の武器で立ち向かう。
これは、スコップ一つで始まった冒険が、やがてサーバーごと世界を創り変える伝説となる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 20:00:00
93207文字
会話率:41%
昔の地球と瓜二つの世界セテルニウス。
だがその地形と法則は、天魔大戦と呼ばれる天使と魔族の戦いによって大きく変わっていた。
ある秘密を体に宿すクレイは天使へと転生し、神や龍すらその身に宿す偉大な力を得て、衰退する世界を救う至高の存在へ昇り詰
めていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 19:34:19
1286538文字
会話率:44%
「なんで箒が空飛んでるんだよ……」
ある日、北野浩一が鉄道模型を買った帰り。不意に足を踏み外したかと思えば、気づいたときには見たことのない景色。聞いたこともない地名。どういう理屈か、空中に浮かんでいる箒。
そこは、箒に跨り空を駆けること
ができる世界であり、箒を主とした交通の発展した異世界だった!
地形をある程度無視し、それなりの速度で移動することができる箒。
しかし万能なように見える交通にも、弱点があった。
重量制限と、航続距離。その二つの制限を抱える箒は物資の輸送を苦手としており。
けれどそれらは、浩一が好きな鉄道こそが得意とすることだった!
列車はおろか、蒸気機関なんてものすらない世界で、イチから鉄道を築き上げる。
大量貨物の長距離高速輸送を目的とした、
異世界における鉄道開拓物語! 出発、進行ッ!
他の連載作を優先する都合などで、更新は定期では行えないです
ご了承ください
第19回書き出し祭り参加作品です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 13:00:00
313100文字
会話率:38%
※書籍化しております。MFブックス様より、1巻と2巻が発売中です。
※書籍化に伴い、タイトルを
『野生化しかけた賢者、追放された領主と出会いスローライフを目指す~妹のため魔境に籠もって436年後~』
から
『引きこもり賢者、一念発起のスロー
ライフ 聖竜の力でらくらく魔境開拓!』
へと変更致します。
~あらすじ~
賢者アルマスは最愛の妹を助けるため、世界を創りし聖竜の眷属となった。
妹は長い眠りにつき、アルマスは魔境と呼ばれる地の守護者となる。
そして、妹の目覚めを待って436年間。
生活力皆無なアルマスは限りなく野生に近い存在となっていた。
そんな時、故郷を追放された若き領主の少女サンドラが魔境を訪れる。
「これは生活環境を向上させるチャンスだ。妹も喜ぶ」
そう考えたアルマスは、領地開拓を手助けすることにする。
水源の復活、土木用ゴーレムの大量生産、地形の修正、特産品の開発などなど。
アルマスはその強大な力を駆使して確実に開拓を進めていく。
これは、スローライフできる場所を目指して頑張る、賢者と領主の物語。
※この作品はカクヨム様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 18:00:00
993358文字
会話率:50%
幼なじみに求婚された。夢を追い、冒険者になるために家出を決行した少女クラレンス。
彼女の前に、伝説として語り継がれてきた一族の秘宝、神の武具が、400年ぶりにその姿を現した。
たが、鎧の様子が、どうもおかしい。
マゼレット大陸の中
央を南北に渡って繰り広げられている〈混沌の地〉。地形と植生がランダムに変わり、危険な魔獣が絶えず湧き出る危険極まる地であり、古代の魔法帝国の秘密を孕んでいる土地。〈混沌の地〉にて、クラランスと仲間の冒険が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 14:10:00
117854文字
会話率:33%
背景と設定:
マゼレット大陸の中央を南北に渡って繰り広げられている〈混沌の地〉。地形と植生がランダムに変わり、危険な魔獣が絶えず湧き出る危険極まる地であり、古代の魔法帝国の秘密を孕んでいる土地である。
冒険者のランクは、木‧鉄‧銅‧銀‧
金級になっており、金級の上に最上級として、ブルカス級がある。ブルカスは、混沌の地に出没する魔獣ブルカスという魔獣から得られる金属で、神の金属を除けば、地上で得られる中では最強のものである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 22:04:39
23922文字
会話率:20%
人を救って死んだのに、異世界で背が高くハンサムな、馬になっていた。それも性別まで変わった牡馬に。このまま畜生として異世界ライフを終わらせるわけにはいかない!
マゼレット大陸の中央を南北に渡って繰り広げられている《混沌の地》で、畜生脱出
をかけた異世界冒険が始まる。地形と植生がランダムにかわり、危険な魔獣が絶えず生成される混乱の地であり、古代の魔法帝国の秘密を孕んでいる土地。畜生脱出をかけた冒険は意図せず大陸の運命と絡み合っていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 20:41:03
1043929文字
会話率:38%
2027年、決められた将来と予定調和の毎日がくだらなく思えていた高校一年生の黎(レイ)は、ある冬の日、異世界らしき場所へと転移する。だが、彼を待っていたのは理想郷ではなく、絶対的カースト制度に支配された社会だった。彼はランク外――存在すら否
定された”非民”として、辺境の廃棄村に追放される。
絶望の中、荒れ果てた土地で出会ったのは、普段はクールを装いつつも少々ポンコツな”ダメイド”ーーアンテナ。廃れた村の現実の皮を剥いだような歪な日常とのどこか気味の悪い住人に囲まれながら、綾人はアンテナと共に少しずつ村の再建に挑む。
やがて綾人は、村長の導きで“龍の骨”と呼ばれる遺構を目にする。だが、それは朽ちた東京スカイツリー。そして沈む海底都市。異世界と思い込んでいたその世界は、文明崩壊後の地球――西暦408年の未来だった。
絶望と混乱の中、綾人は「どうして世界はこうなったのか?」という疑問を抱く。
ランク外の人間が次々と捨てられる廃棄村、再浮上する旧東京、謎の緊急クエスト、と対峙。
やがて彼らは人類史の記録と借金の返済を求めて様々な国家を巡る。人間の役割の有無と存在意義から奴隷制度を認める貿易の街、効率を最優先に“非効率的な命”を処分する機械の街、自殺や薬を個人の権利とし認める平等の街、そして人類の繁栄を名目に結婚の自由を剥奪する愛の都など――そこに共通するのは、超越的存在“神”によって与えられた絶対的な理念だった。
それぞれの国は合理的である一方、人間性を切り捨てた価値観に基づいていた。
「完璧とは、何かを失うことなのか」
「正義と悪とは、誰のためのものなのか」
地形も秩序も書き換えられたこの世界で、レイは“選ばれなかった者”たち――ポンコツAIでメイドのアンテナ、ニート少女のねこぱんち、オタク青年ベベと共に、神々の思想に挑み、やがて世界そのものに革命を起こす決意を固めていく。
これは、ひとりの青年が“正しすぎる世界”に抗い、“未完成な人間”のまま未来を選ぼうとする物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 15:41:11
2176文字
会話率:21%
獣が車輪を牽き、風が帆船を走らせ、川が水車を回す原始的な社会。そこには、魔法使いと呼ばれる特殊なちからを持った人間が存在しています。その一人を求めて、主人公は旅立ちました。物語は、魔法使いが棲むという噂の深い深い森に、もっとも近い宿場町に
到着したところから始まります。主人公の視点で描かれます。そこに生まれ、そこで見るもの。旅人は、重い荷物を背負っていました。──以下、本編【1】の冒頭をご紹介。
* * * * *
最終便で到着し、疲れもあって目を覚ましたのは、翌日の午後だった。携行食の調達が必要だったが市場を見てまわるのはあとにして、おれは地図を売る店を探しに出た。碁盤割りの区画に腰折屋根の木造家屋が井然と並んでいる。公共の施設や商店はそれなりに独自の外観を見せていたが、一般住宅に至っては見事に画一的で、せいぜい軒先の趣にわずかの違いを見いだすのみだった。店の場所はあらかじめ聞いてはいたものの、あちらこちらの筋道を何度も行ったり来たりしてしまって、通行人の助けを借りてようやく見つけ出すことができた。地図を売る店は、通りに面した古書店の真裏にあった。棟続きだったのでどうやら地図屋の店主は古書店の店主でもあるようだった。斑のある硝子窓から中を覗くと、真正面の机に向かっている初老の男と目が合った。白髪まじりのあご髭をたくわえた店主然とした男だった。ためらいがちに扉を叩いてすぐ、背の高い細身の青年が顔を出し、どうぞ、と身をひらいた。こじんまりとした店内の壁一面に、町全体の大きな鳥瞰図が貼り出してあった。世界各地の精細な地形図も十枚ほど貼られており、その中にはロヴリアンス地方の宇宙船古跡の地図まであったので、おれは少し驚いた。青年が言う。「ご入り用は」
* * * * *
※本作品はエブリスタにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-27 20:10:00
640930文字
会話率:27%
ワールズダスト第三作目。
彼は砂の大地に降り立ち異世界ワールズダストを歪めるナニカを探す旅に出る。数あまたある原因の一つへと女神アミールによって送られた地で彼は何を見るのか……。
地球と世界の危機を救ったユウヒは、政府やら政府やら政
府に便利に使われる毎日にストレスをためていた。そんな折、アミールからワールズダスト世界周辺の安定化に成功したと言う報告が入り、ユウヒの世界との間も安定化が進んでいると言う事で、また異世界ワールズダストに冒険へと向かう。
育兎と兎夏に後を任せ、諸々の人たちに手紙を残した彼は異世界ワールズダストへと旅立つ。次なる彼の目標は三つ、ワールズダスト最大の大陸中央に広がる砂の海は特殊な地形と地磁気の異常で外界と隔絶され、砂の海には大小さまざまな国が点在し、現地の人々はそこを【巨人の砂場】と呼ぶ。大きな反応の中に二つ小さな反応が見られると話すアミール、しかし巨人の砂場は神の目に対する妨害がされているらしく、彼女も詳しい場所などは分からないと言う。今回も足で探すことになったユウヒに、アミールは足を用意したと自信満々で彼をガレージに案内する。
女神アミールの次なる願いにより砂の地に降り立つユウヒは、そこでこれまでにない出会い、別れ、暴走を経てワールズダストの記憶に触れる。女神アミールの求める危険物の回収を成し遂げた時、彼は新たな境地に至る。これは神の領域に足を踏み入りかねないユウヒと可笑しな世界の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 06:10:00
772994文字
会話率:53%
大気には魔素が満ち、魔術・魔獣・魔物が普通に存在する世界。
魔素は魔術式を用いて物理現象となる。
魔術式は道具に組み込まれて魔導具となり、魔導具は人々の生活の一部となった。
魔術は特別なものではなく、人々の暮らしは魔術と共にあった
。
大陸エレサ・エメット
およそ二千年の昔、世界は穢され、人の住む地は失われた。
それを憂いた神々が『古の魔導具』を創り出し、生き物を救け、穢れた大地を癒し、世界を再起動させた。
人々は、癒された大地に再び降り立った。
だが、文明は既に崩壊し、文化は失われ、力は野生の生き物に敵わなかった。
それでも、文明が失われた過酷な世界で人々は生き、建物を建て、畑を耕し、少しずつ人の世界を取り戻していった。
やがて幾つもの国が生まれ消え、統合と分裂を繰り返し、安定した幾つかの秩序国家を創り出した。
その一つが、宗教国家、聖マイア正教国。
『古の魔導具』を創り出した神々の一柱である女神マイアを主神として信仰する、この大陸最大の国家である。
マイア正教国の頂点である教皇。
その教皇の鎮座する地、首都アルカディア。
恵まれた地形に恵まれた資源を蓄えたアルカディアは、百万の人々を育み、数十万の信徒を抱え、数万の魔導兵器を所有するまでに大きくなった。
この国は、文明と宗教と武力で他国を圧倒していた。
だが、栄光の路地裏には蠢く澱みが溜まるもの。
多くの人々を内包する大都市には、同時に、多くの『普通』では居られない数万もの澱【おり】を溜め込んでいた。
澱は寄り添い合い、派閥を作り、争って苦みを振り撒き、人々に忌み嫌われていた。
そんな澱の中、争いに終止符を打たんと、ひとりの少女が降り立った。
沈澱物をかき回し、濁りの中から宝石を拾い上げようとする、赤髪の少女ジェシカ。
これは、己の小さな望みを叶えるべく奮闘する、彼女の為の物語。
※この話は『神代の魔導具士』の第四章終了後の物語です。
メインはジェシカ。
元の話の人物も登場しますが、一部を除いて、ほとんどは無関係です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 01:30:00
11744文字
会話率:15%
未開の大地と文明圏との狭間に位置する辺境の村・ラース。その村に暮らす少年カインは、亡き父の跡を継ぎ、「地図職人」としての修行を積む日々を送っている。彼の夢は、まだ誰も足を踏み入れたことのない〈未踏域〉を地図に描くこと。
しかし、未踏域の情
報は厳しく管理されており、地図職人に許される活動範囲も限られている。カインの描いた地図は、上層部の検閲で塗りつぶされ、彼の好奇心を押し潰すかのように抑圧されていた。
そんな中、村の近くで起きた不可解な地形変動と、奇妙な遺跡の発見。さらに、旅の剣士リョーマと、知識に飢える少女リアというふたりの来訪者が、カインの運命を揺さぶる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 00:26:28
6036文字
会話率:22%
不死の騎士セグラントは、タコの頭を宿し、己の正体と“本来の頭”を探す旅に出る。
少女ルミアとの邂逅を機に、二人は歪んだ迷宮を巡り、異常な世界の真相に迫っていく。
語りかけるタコ「イーリス」の謎、狂った地形、失われた記憶――
すべての断片が、
封じられた過去と、知られざる世界の秘密へと繋がっていく折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 13:23:24
3904文字
会話率:42%
20XX年——突如として新宿駅の地下通路が崩落し、数百人が閉じ込められる。だが、それはただの崩落ではなかった。
人々の前に現れたのは、見たこともないモンスター。地形は変わり、空間は歪み、新宿駅地下が巨大な異界のダンジョンへと変貌していた。
極限状況の中、ごく一部の人間が「魔力に適応」し、剣と魔法の力に目覚める。
——自衛官、OL、引きこもり大学生、元ヤン、アイドル志望の女子高生。
様々な背景を持つ“覚醒者たち”が、力を手に、地上への脱出を目指す。
しかし、脱出にはボス撃破・階層突破・異能力の覚醒が不可欠。
しかも、このダンジョンにはただの魔物だけでなく、「生還を望まぬ存在」がいるという。
「俺は、生きて帰る——この手で、全部斬り開いてやる!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 08:00:00
15626文字
会話率:30%
F-15Jの三機が、V字陣形を崩さずに雲間を抜ける。朝霧の空域。遠く対馬の島影が霞んで見えるが、下界に“地形”などもう意味はない。
彼らの敵は、地表を持たない。
最終更新:2025-06-22 07:09:54
4115文字
会話率:50%
新人刑事・海堂は、釣り中に海へ転落し行方不明となった男性の「事故死」に、ひとりだけ違和感を抱いていた。
釣果写真の位置情報と通報地点との微妙なズレ。
だが、若手の意見は捜査本部に受け入れられない。
それでも海堂は、独自に潮流データと海底地形
を調査し、やがて“遺体のあるはずの場所”にたどり着く。
地理と観察の知識を武器に、権限も技術もない中で突き止めた真実とは――
「完全犯罪」に見えた事件の真相に、ひとりの新人が迫る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 02:17:49
6874文字
会話率:34%
ダンジョン。
そこは常に死と隣り合わせの過酷な世界。
強力な魔物が跋扈し、地形、植物、環境、その全てが侵入者を排除しようと襲いかかってくる。
ひとたび足を踏み入れたなら、命の保証はどこにもない。
肉体より先に精神が壊れ、仮に命が無事でも五体
満足でいられる者は、ほんのごく少数だ。
ーーそのはずなのだが。
「今日も一日、元気にソロキャンプしていきたいと思いま〜す」
前人未到のS級ダンジョン深部で、のんびりソロキャンプ配信をする男がいる。
男の名はジロー。
「え、待って。S級ダンジョンで四十階層突破したの、世界初じゃない?」
「学会発表クラスの情報がサラッと出てきやがった。これだからこの人の配信はやめられない」
「なんでこの人、いつも一方的に配信するだけでコメント見ないの!?」
「え? 三ツ首を狩ったってこと? ソロで? A級パーティでも、出くわしたら即撤退のバケモンなのに……」
「なんなんこの人」
ジローが配信をするたびに、世界中が大慌て。
なのになぜか本人にはその自覚がないようで……。
彼は一体何者なのか?
世界中の有力ギルドが、彼を仲間に引き入れようと躍起になっているが、その争奪戦の行方は……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 19:50:42
291053文字
会話率:33%
新しい異世界を作ることになった神様のお話
語り手となるのはこの世界の法則担当の神様。
主に人間の特殊能力なんかを考えて作っていく
話が進むにつれて他の神様も仕事を進めていき、
地形が完成したり、転生人が来たりする!
この神様は上手くこの世界
を運営できるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 20:52:14
815文字
会話率:19%
ある日、観測史上最大級の時空間異常が発生した。
◯◯山地にて、突如として山腹が崩れ落ち、巨大な穴が出現したのだ。
その穴の深さは約300メートルにも及び
1時間後、内部からの地面の急激な盛り上がりにより、
新たな地形、広く平坦な土地を形成し
た。
その中心部には、焦げ跡の残るノート類、地形構造の断片的なスケッチ、
そして、とある少女に関する日記が残されていた。
それは、「図書館」と呼ばれる
我々の現実とは異なる層の空間に関する記録だった。
我々は現在、それに関する異常発生の原因と
そこに関わっていた存在についての真相に迫ろうとしている。
本報告では、関係者の記録や再構成された出来事を時系列順に掲載する。
【紹介】
正式名称:Spatial Anomaly Investigation Mechanism
我々「SAIM」は、地球上において発生する時空間異常現象の
「調査」「記録」「原因解明」及び「封じ込め・防止」を
任務とする独立組織である。
約30,000名の職員によって構成されており
そのうち29,000名以上は民間出身者である。
これらの職員は調査員と呼称され
任務の性質・危険度に応じて以下の階級に分けられる。
[階級制度]
・Aクラス調査員:
主に事務処理、文書整理、安全が確認された異常現象の
定期観察業務を担当。
基本的に異常領域に立ち入ることはない。
・Bクラス調査員:
比較的安全な異常物・異常空間の調査・測定・実験を担当。
現地踏査は行うが、重装備の許可がされる。
・Cクラス調査員:
異常発生初期の直接調査、未確認領域の単独踏査など
最も危険度の高い任務を遂行。
[コードネーム制度]
すべての調査員には個人識別用のコードネームが与えられる。
本名は極秘とされる。
◆ 基本情報
名称:Static Library(静電図書館)
入退場方法:不明
構造:古びた大学図書館を模した空間。
中心にあるテーブルから放射状に広がる
本棚の通路が無限に続いている。
照明:やや黄色味がかった蛍光灯。常時点滅している。
音環境:非常に静かだが、定期的にページをめくる音が聞こえてくる。
出処は不明。
本類:本棚の高さは約2mほどである。
中心部に向かうに連れ、本棚の本の量が多くなる。
本に触れると静電気が走る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 23:27:19
6428文字
会話率:8%
「とるわる」シリーズに出てくる、クランディアやクラミスティアのような【大世界】とその中の【小世界】、それとその中の国や地形などの説明をしています。
最終更新:2025-05-13 10:44:52
267文字
会話率:0%
文明の進化に伴い、戦争の形式は大きく変化してきた。
騎兵の配置や地形を生かした戦略的戦争、砲弾や爆薬を用いた技術的戦争。
そして今、異世界から召喚した勇者による戦争が主流に。
国の強さとは、兵士の数でもなければ質でもなく勇者の有無で決まる。
ケテル王国第三王子のアンクルは、文化と誇りが消えかけた世界で、自分の居場所を見つけるために戦場に立つ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 21:42:57
5122文字
会話率:36%
不思議な地形によって成り立つ『煌めきの街』。
宝石の産出と加工にて栄えてきたこの都市は、とりわけ名高い宝石職人が多く集うことで有名で、数々の工房が軒を連ねている。
その工房の一つで、夢をかなえる為に日々懸命に修行する少女・レルシェ。
彼女の
師匠であるラルシャンは、宝石の『声』を聞くことでその石に最も相応しい姿を描き出す『石詠み師』。
しかし、稀代の、と語られる師匠は、生活面では手のかかる問題児。レルシェは日々、彼の世話にも奔走していた。
そんなレルシェも、石詠み師として一人前と認められる為の試験を受ける事になる……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 19:10:18
29038文字
会話率:15%