1話完結の短編集。
思いついたものが外に漏れ出て固めた様な凝固物。雑記。
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最終更新:2024-10-17 20:48:29
1484文字
会話率:46%
突如発生した謎の暗黒物質の出現により、黒に免疫のない人類は全身が黒く凝固し人を襲う骸(むくろ)へと転化した。それは、無数の霧を生み出し、一切の時間概念を停止させた。やがてこの事態は数多の犠牲者を出し、世界人口の九割以上が失われる事となる。
第二都市「レイブン」。そこは、標高4000mを越える現世最大の都市「ロイス」に立つ大橋の先にあった。彼らは霧の届かない山脈に逃れ、都市を作り栄えていたのだった。生き残った人々は、死に切れなかった人々の弔いを目的とした団体を結成。骸を殺し、中に捉えられた死者を埋葬する。それが彼ら【送り人】が担う責務である。
これは、世界滅亡後のアフターストーリーを描く、出会いと別れの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-25 16:19:55
13065文字
会話率:27%
がんじがらめになった自分から抜け出したい人々の群像劇
最終更新:2022-05-08 19:44:27
24282文字
会話率:27%
元々妹分を溺愛していた青年が、そのまま突っ走る決意をした話。
今年で二十歳になった男子大学生、一馬の恋人は、何と10歳下の鈴。
家は隣同士で、生まれた時から可愛がってきた鈴は、一馬にとって守るべき大事な妹分だった。しかし、二年前の秋祭りに気
がついてしまった。鈴より大事に出来るものなど無いのだと。
――受け入れ続けた”好き”は、胸の奥に流し込まれてもう凝固していた。――
※この作品は「ノベマ!」「エブリスタ」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-19 16:00:00
11740文字
会話率:43%
世界誰一人として被ることがないと言われている血の色。そして血の異能力――血能。
或る人は、体外で血を凝固させダイアモンドよりも頑丈な武器を作り、
或る人は、体内で血を濾過させ多種多様な効果を持った液体を作り、
或る人は、血管内で血を沸騰さ
せ身体能力を向上させる。
そんな様々な異能力を誰もが持つ世界、言わば血が物を言う世界で、主人公 七野 自由は、その当たり前にも持つべき血の色を、そして血能を持たなかった。その所為で周囲からは、能なし、色無し、個性無しと蔑まれ、虐げられていた。
そんな自由はいつからか世界に疑問を持ち始め、それはやがて決意へと変わっていた。
血がごく稀に暴走を起こし、血能が暴発することがある。その|暴走者《アンコントローラー》の血を正常に戻す、つまり中和する職業であり、人々の憧れの職業である中和者になることで世界を否定し、塗り替えてやると。
誰もが持っている血の色を、そして血能を持たずして生まれてしまった主人公の世界を塗り替える物語が今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-14 01:00:00
30382文字
会話率:36%
ある日、弟分だと思っていた従者が強硬に走っていると知り、彼女に危険が迫っているのではと不安になり、向かった先では――――。
と言う、始まりから来る、シリアスと銘打って置きながら、生温いシリアスやコメディとかが混ざった何かです(ぇ)
※①イ
メージに、恋愛SRPG(所謂乙ゲ)が入ってなくもないです(どっちだ…)
※②書き手のメンタルは、凝固剤を入れても流動以外になれない何かなので、諸々ご了承頂けましたら幸いです…(平伏)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-20 08:23:30
4825文字
会話率:16%
ーーー俺は母さんを生き返らせるーーー
それがその日決意した事だった。
天才的な頭脳をもつ高校生、霧崎陸斗はこの世界に退屈を感じていた。
ある日いつものように学校から帰っていた時、謎の男に遭遇し襲撃され、気を失うが目が覚めると
そこは見たことも無い場所で、そこにはクラスのメンバーが勢揃いしていた。
彼らは全員リクトと同じように襲撃をうけ、目が覚めたらここにいた。その後エマと名乗る謎の女が「これから皆さんには個人に与える異能力で殺しあってもらいます!!!」と言われ狂気的なデスゲームに巻き込まれてしまった。
そして自分に与えられた能力は『掌で触れた物の融点、沸点、凝固点の操作』という能力だった....
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-29 00:18:13
80557文字
会話率:47%
バルテュスの絵のように、息を止めてしか見ることのできない情景と同じだ。
最終更新:2018-12-03 18:00:00
261文字
会話率:0%
この世界には、セジと呼ばれる霊気があり、地面に落ちれば、実りをもたらし、
海に落ちれば、魚を生み出し、山に落ちれば、獣や山の幸をもたらした。
そのセジが凝固して、人に落ちれば、その人間は英雄となり、世の混乱を鎮め
世界に大平をもたらす為に活
躍した。
しかし、その為には、セジが滞りなく流れる為の通路を確保する必要があった。
それを龍脈と言う、今から300年の昔、琉球において、人々の欲が暴走し
多くの木々が切られ、龍脈が乱された事があった。
セジは濁り、人の欲心に汚染され、禍々しい怪物が出現し、多くの人が死んだ。
時に、蔡温なる青年、中国においてセジを鎮める風水の術を体得し帰国、
半年に渡る戦いの末に怪物達を打倒し、傷ついた龍脈を直し、名護の地において
三府龍脈碑を立て、結界を巡らし、セジを正常ならしめた。
その後の蔡温の半生は、琉球の政務を執りながら、セジの流れを監視する為に
費やされた。
しかし、それから、300年、琉球の地は、アメリカ軍の基地によって、
龍脈は遮られ、再び、セジは濁りはじめ、人の欲心に汚染され、憎悪によって暴れ出し始めた。
そして、蔡温の施した最後の封印が辺野古において解かれ、三府龍脈碑は砕け散る。
汚染されたセジは、恐ろしい力と共に、幾人かの人間の上に降り、異能を持つ
怪物を人知れず生み出した。
放置すれば、やがて、沖縄を日本を世界を滅ぼすセジを元に戻す為に、
蘇りし蔡温と少年の戦いが始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-20 00:15:36
2859文字
会話率:3%
人は死ぬと、血液が冷えて凝固し、死斑と呼ばれる青痣が浮かび上がる。死斑が浮き上がる頃には体中の筋肉が強張り、容易に動かせなくなる。その状態を、「死後硬直」と呼ぶ。
その死後硬直が生きながらに起こったら。完全に動けなくなるまでの僅かな間に、
気高き少女は何を成すだろう――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-03 08:21:13
14803文字
会話率:18%
概念について考え、残留思念とはそういうモノなのではないかと思い至った作品です。
最終更新:2015-05-19 09:46:06
612文字
会話率:0%
活発だが、ピーマンの肉詰めには人肉が入っていると思っている女がいる。
最終更新:2014-02-21 22:24:57
570文字
会話率:66%
そろ、そろ、と溝鼠(ドブネズミ)が猫の傍らを通り過ぎる。すでに尾は無い。噛み千切られたようなその跡には、凝固した血の黒い赤がこびり付いている。雨が喧しかった。
最終更新:2009-09-06 15:07:58
1805文字
会話率:40%