王国の秩序と繁栄を担う『女王』は、千年の昔から『季節の塔』で世の安寧を祈る。
しかし突然に祈りは途絶え、『季節の塔』は凍り付き、冬は終わらなくなった。
王は広く国民に告げる。
『季節の塔』の扉を開くことができた者には、好きなだけ褒美を取ら
せよう。
多くの者が『季節の塔』に集い、扉を破壊すべくあらゆる手段を試みる。
そんな人々の姿を、一人の男が遠巻きに見つめていた。
これは、今でないとき、ここでない場所の物語。一つの王国の、穏やかにめぐる季節の、その終わりのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 00:00:39
93818文字
会話率:51%
季節がどうしてめぐっていくのかごぞんじ?
それは、季節を司る四人の女王様が、季節の塔で祈りを捧げてくれるから。だけどある日突然、冬の女王様が帰らないって言いだした。どうしてそんなこと、言いだしてしまったんだろう。
これは、今からずっ
とずっと昔、冬が終わらなくなってしまった国のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-16 02:35:41
22398文字
会話率:55%
春夏秋冬、季節は廻る。
春に芽吹いた命は夏の日差しに育まれ、火照った体を秋の風がゆっくりと冷ます。やがて来る試練に備え、命は眠りに就く。
そして、冬が訪れる。命が息を潜める、静寂の季節――
最終更新:2022-01-16 22:19:19
36375文字
会話率:47%
キツネのフォクスは、自分を助けたことで苦しむ母親代わりの“彼女”のために、「一生に一度でいいから見たい」と言っていた流れ星を見せたいと思い立つ。しかし流れ星を一度も見たことがないフォクス。山や森を駆け巡って情報を得ようと試みるもうまくいかな
い。果たして流れ星を見せることはできるのか。
『月ふる夜と光とぶ朝のあいだで(冬童話2015)』『混じりけのない白より好きな色(冬童話2017)』の世界から数年後のお話。この2作の登場人物がたくさん登場しますが、この作品だけでもお読みいただけます。“彼女”の成長に合わせて、ひらがな多めの絵本風から一般的な児童向け小説くらいに変化しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-16 19:00:00
13726文字
会話率:45%
四季の国と呼ばれるその国は、深い冬を迎えています。とても長く、終わりの見えない冬です。
塔では冬の女王が閉じこもり、春の女王は扉を開けることも叶いません。
いつになれば春を迎えられるでしょう。どうして冬の女王は頑なに春を拒むのでしょう。
――そこには秘密がありました。誰にも言わない優しい秘密が。
すべてが明らかになったなら、明日はどんな季節がやって来るのでしょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-15 19:00:00
32236文字
会話率:43%
これは森に住む強いオオカミの、暖かな冬の物語。
一匹きりで生きるメスのオオカミは彼より強くて強がりで、新しいことを教えてくれました。
その中に混じりけのない白よりもっと、美しい色を見つけました。
※『月ふる夜と光とぶ朝のあいだで』(冬童
話2015参加作品)と同じ舞台設定です。
先にそちらをお読みになると、より楽しんでいただけるかと思います。もちろん、今作のみでもお読みいただけます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-15 19:00:00
25953文字
会話率:42%
冬童話2017に完結し損ね提出し損ねたナニカの進化版。一部設定を流用しています。
終わらぬ厳しい寒さに包み込まれた国・シキ国を訪れたのは、一匹の獣を連れた一人の少女・ルハだった。
雪の中で倒れていた少年、行方不明の女王様と王子様、巡らない
季節。
謎めく国の異常事態を、ルハは解き明かすことができるのだろうか――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-28 10:00:00
38404文字
会話率:56%
──冬の女王は冬を知らなかった。
最終更新:2018-12-15 12:39:05
9430文字
会話率:35%
あるところに、春・夏・秋・冬、それぞれの季節を司る女王様がおりました。
女王様たちは決められた期間、交替で塔に住むことになっています。
そうすることで、その国にその女王様の季節が訪れるのです。
ところがある時、いつまで経っても冬
が終わらなくなりました。
冬の女王様が塔に入ったままなのです。
辺り一面雪に覆われ、このままではいずれ食べる物も尽きてしまいます。
困った王様はお触れを出しました。
冬の女王を春の女王と交替させた者には好きな褒美を取らせよう。
ただし、冬の女王が次に廻って来られなくなる方法は認めない。
季節を廻らせることを妨げてはならない。
何故冬の女王様は塔を離れないのでしょうか。
何故春の女王様は塔に訪れないのでしょうか。
物語の紡ぎ手達にお願いします。
どうかこの季節を廻らせてください。
――公式プロローグより折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-26 23:34:09
24244文字
会話率:28%
その樹は地中深くにあった。
縦横に走る枝は世界をすみずみまで網羅した。
その樹の下に彼の者がいた。
その者こそが人々を救い導く定めを背負っていた。
人々が灼熱の太陽に飲まれる間際、彼の者は大地に巣くう樹の枝をなぞり結界を張った。
そして、滅
び行く世界に一つの廻りを与えた。
それは四つの季節だった。
春夏秋冬の季節が順を追って廻ることで、人々を守る結界がより強固になっていく。
しかし、季節はみずから廻っていくわけではなかった。
季節を廻らせるためには、代償が必要だった。
それは、四人の少女の命。
四人の少女がその命を削って世界を守った。
四つの力が均衡をたもつ限り、人々は安寧を手に入れられるはずだった。
その均衡が崩れるまでは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-03 15:38:57
7554文字
会話率:34%
朝日がきらきらと舞い落ちて
森がそっと目覚めだす
さあ起きて
木々が優しく囁いている
朝露がきらめけば
深い森に魔法がかかる
森に迷い込んだ女の子と動物たちの物語。
最終更新:2017-01-06 22:07:11
11661文字
会話率:42%
氷の大地で永遠に生き続ける、一羽の不死鳥のお話。短編童話です。
最終更新:2017-11-24 17:18:41
35435文字
会話率:31%
昔、南極にはツンドラ族という民族がいました。
これは彼らの歴史の1ページです。
2018年1月現在――――続きを執筆中……完結まで近づいてきているが、いまだに終る気配なし。一部の二倍の量になりそうで、あー、内容盛り込みすぎだから。
最終更新:2017-11-20 23:13:04
128893文字
会話率:56%
内容的には、冬童話2017「四季の女神」です。
登場人物増やして、主人公の年齢上げて、季節の塔を無くして…、ラスト部分は、そのまま使う感じで書いてみました。
変更点が多いんで、タイトルを変え別作品にしました。
…登場人物を増やしたせいで、最
後の人知れず感が薄れてしまったのが心残り…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-22 15:58:31
13088文字
会話率:27%
小さな町の港の酒場で進水式の酒盛りが行われていた。そこに、一人の男が現れる。男は、小人の国に行って来たと言うのだが…
※アルファポリスにも投稿
最終更新:2016-12-01 14:38:55
3131文字
会話率:31%
昔々、この世界に冬はありませんでした。春、命が芽吹き。夏に命を育み。秋、実りを迎える。冬は必要なかったのです。ある出来事が起こるまでは…
※2018/4/24:「新・四季の女神」として新たに書き直しをしています。
最終更新:2016-12-01 13:20:12
5720文字
会話率:19%
遠い昔、ある国の古い史実。
春夏秋冬、四人の女王様が順番に、国に季節をもたらしていた時代の物語。
そんな古い記録の中で一度だけ、四季の廻りがうまくいかなかったことがありました。
これはその一度の、長く語り継がれるうちに失われてしま
った、四季の女王とある騎士が紡ぐお伽噺。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-28 12:46:38
27451文字
会話率:44%
人々から嫌われ、遠ざけられる冬の王女は一人の少女と出会います。
少女は「冬が好き」と言いました。
冬童話2017の設定を使っていますが、「女王」が「王女」になってます。
※エブリスタでも公開中
最終更新:2017-04-02 21:05:30
21995文字
会話率:34%
天蓋の崩れかけた教会で、一人祈る貧しき少女。
その美しい横顔に恋に落ちた悪魔は、彼女を守る為に神の奇跡を演じ続ける。
やがて聖女として崇められる様になった少女は、自らを神の寵児と信じ疑わなくなって行くのだが……
一話目でバッド
エンド。
二話目まで読むとメリーバッドエンド。
文学フリマに持って行く予定ですので、どちらが面白いかお伝え頂けると励みになります。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882003510(カクヨムがバットエンド版です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-19 14:48:51
6918文字
会話率:16%
【冬の童話祭2017参加作品】
Queen of Spring is missing, Sun, the King is busy-looking.
Spring frogs in spring, Amber ladder for clim
ber, Laurent --the awesome low lamb, and Inner winker reindeer.
They are queens' precious things.
All of them are searching a way to awake sleeping Spring.
[Japanese version: 『ばね足、はしご、ぺたんこ羊にトナカイの話』(http://ncode.syosetu.com/n8768dr/)]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-04 22:52:38
15303文字
会話率:0%
【冬の童話祭2017参加作品】
春の女王のゆくえはしれず、太陽王はおおいそがし。
四人の女王のたからもの、
ばね足がえるに琥珀のはしご、ぺたんこ羊とまばたきトナカイ。
おいしいパンをやきながら、みんなで春のねむりをさます。
(2016-1
2-28 追記)
英語版:"A Tale of Spring Frog, Amber Ladder, Low Lamb and Winker Reindeer" (http://ncode.syosetu.com/n3014ds/)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-23 22:33:04
8856文字
会話率:29%
人々が地球という惑星を捨て、生活のステージを宇宙へと移した時代。
とある宇宙コロニーでは、かつて住んでいた地球を模倣するため
長い時間をかけて様々なことが行われていた。
昼夜の概念、コロニー内の緑化。
そして、コントロール・タワー《季節の
塔》による、春夏秋冬、季節の再現。
物語の主人公であるタクトは、その塔で働くことを夢見ながらコロニーで生活していた。
そんな彼はある夏の日、貧民街で行き倒れになっていた一人の少女と出会う。
アイリスと名乗った少女は、幾ら尋ねられても家の場所も、親の名前も話すことはなく。
仕方がなく、タクトとその姉は彼女を家に置いておくことにしたのだった。
そのまま夏が過ぎ、秋が過ぎ。
時が流れると共に、アイリスもタクトたちの生活に馴染み始め。
冬も終わろうかという時期に、異変は起きた。
……冬が終わらない。春が来ない。
コントロール・タワーの異常なのか、他になにか原因があるのか
冬の再現として降らせていた雪が、止まることなく延々と降り続けていた。
交通網も麻痺し始め、人々の生活にも支障が出始めたころに
街中に設置されたディスプレイから、コロニー市長による一斉放送が流れる。
『季節を廻らせている女王の一人が《季節の塔》から抜け出し、
コロニーの中へと出て行ったまま帰ってきていない』
『春の女王が戻ってこなければ、冬が終わり、春が来ることはない』
『春の女王を見つけ出し、連れてきたものには好きな褒美を取らせよう』
『この少女が――』
そして最後に映し出された映像に、タクトは息を呑んだ。
それは自分が貧民街で拾った少女、アイリスの姿だったのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-03 23:43:56
28082文字
会話率:37%
その国では毎年、四人の女王が選ばれます。
国の王様とは別の仕事を、神様に任せられるのです。
とっても大切な、なくてはならない仕事。
それは――季節を『綴る』こと。
「だめだ……全く思い浮かばない」
塔の中、一人で頭を抱えてい
るのは……
今年の『冬の女王』でした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-24 11:12:30
4406文字
会話率:17%
四人の女王が交代で季節を巡らせる世界。
あるとき、冬の女王が塔に籠ったきり出て来なくなり
冬が終わらなくなってしまったのです。
『このままでは、いつか食べ物が尽きて大変なことになる』
王様が塔へ訪れ理由を聞いても、『冬を終わらせたくない
』の一点張り。
困った王様がお触れを出すと、一人の若い魔法使いが現れます。
他の季節の女王を呼んで、彼女たちと一緒に冬の女王に会いに塔へ行く魔法使い。
塔で冬の女王から事情を聞くと――
女王は『冬を終わらせることが怖いのです……』と悲しそうに言うのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-23 21:59:43
6257文字
会話率:35%
黒き衣のセイリエンは、岩窟の寺院に住まう若き導師。
旧き王家にして大陸随一の名家である、金獅子州公家の出身である。
彼が夏至の日に手にいれた初弟子は、自分の実家が治めている金獅子州生まれ。
目の覚めるような金髪の、とてもかわいい子なのだが…
…
若き師が、一番弟子のパパになろうとがんばるお話です。
冬童話2017の設定を使用しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-03 08:51:33
60482文字
会話率:30%
わしの家に雪の結晶で封された手紙が届いたんだ。
なんとそこには、結婚式の招待状が入っておった。
ええ?
だれとだれが?
結婚するって?
た、大変じゃあ!
かあさん、いくぞ!
2017年冬童話参加作品
最終更新:2016-12-15 08:00:00
3841文字
会話率:27%
冬の女王は塔に閉じこもり、春の女王は行方不明。そして、秋の女王は夏の女王を疑っている。あまりの情けない状況に、堪忍袋の尾が切れた夏の女王は、冬の女王がいる塔を訪れるがーー。四人の女王を巡る友情の物語。
※参加表明が間に合わなかったので、
冬童話2017から設定のみお借りしています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-27 23:11:00
7602文字
会話率:46%
とある国に、四季を司る魔法を使う女王がいた。
女王は国の外れの深い山にある塔に暮らし、そこで日々、季節の歌をうたうことで国に四季を廻らせていた。
しかし、三年前の冬に女王は病に倒れ、帰らぬ人となる。
季節を司る力は、女王の娘の四人の姫に託
された。
長女の春の姫君。
次女の夏の姫君。
三女の秋の姫君。
そして、末っ子の冬の姫君。
それぞれが担当する季節の間、姫は塔で女王と同じように歌をうたい、国に季節を運ぶようになる。
今の季節は冬。
ときおり外から聞こえる狼の遠吠えを耳にしながら、今日も冬の姫は歌をうたい、思う。
「冬なんて、なくなればいいのに」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-25 18:34:31
74061文字
会話率:48%
メグミ「どうして今年の冬は終わらないんだろう?」
最終更新:2017-01-22 19:19:43
15085文字
会話率:49%
季節廻る国の童話、あなたは紡がれた続きを読みますか?――冬が終わらない、春が始まらない。そんな季節廻る国を救ってくれ、という王様のお触れに立ち上がったのは、その国に住むとある双子たち。双子は冬の魔法を解いて幸せになりたいのです。※冬の童話祭
2017提出予定作品です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-19 19:00:00
23460文字
会話率:45%
小さな町の小さなパン屋さん。そこに住むクマのパンが大好物な小さな女の子、シロエは町の皆に好かれています。そんなシロエと、秘密をかかえたクマさんの物語。(ルビあり/冬の童話祭2017提出予定2作品目・自由テーマ編)
最終更新:2016-12-16 00:00:00
2259文字
会話率:28%