その国では毎年、四人の女王が選ばれます。
国の王様とは別の仕事を、神様に任せられるのです。
とっても大切な、なくてはならない仕事。
それは――季節を『綴る』こと。
「だめだ……全く思い浮かばない」
塔の中、一人で頭を抱えてい
るのは……
今年の『冬の女王』でした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-24 11:12:30
4406文字
会話率:17%
四人の女王が交代で季節を巡らせる世界。
あるとき、冬の女王が塔に籠ったきり出て来なくなり
冬が終わらなくなってしまったのです。
『このままでは、いつか食べ物が尽きて大変なことになる』
王様が塔へ訪れ理由を聞いても、『冬を終わらせたくない
』の一点張り。
困った王様がお触れを出すと、一人の若い魔法使いが現れます。
他の季節の女王を呼んで、彼女たちと一緒に冬の女王に会いに塔へ行く魔法使い。
塔で冬の女王から事情を聞くと――
女王は『冬を終わらせることが怖いのです……』と悲しそうに言うのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-23 21:59:43
6257文字
会話率:35%
『とても昔から、この国のどこかには
それぞれの季節を司る四人の女王が住んでいて
国に一本だけそびえ立つ『四季の塔』に交代で暮らして
春夏秋冬の季節をもたらしていました』
これは王国に昔からある言い伝えで
王族によって守られてき
た決まり事で
国中の誰もが知っていること
だけど――
誰もその女王の姿を見たことが無いのです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-05 08:22:17
5602文字
会話率:21%
この世界では、誰もが身勝手だ。ーーー「 最期の一瞬まで、傍に 」「 君のことならなんだって知っていると思っていたのに 」「 寂しい。悲しい。でも、口に出しちゃいけない 」「 そばにいてよ、ねえさん 」悲しい運命が入り混じる。今日も私は、塔の
中。手を伸ばされることを望みながら、自ら伸ばそうとする人なんて、一人もいないの。
季節巡る国の童話プロローグ使用作品です。参加表明忘れました。えへ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-22 22:46:29
3329文字
会話率:24%
これは、季節が回らなくなってしまった国の季節を司る者のお話。
季節と運命は輪廻のように巡り続ける。
【後味若干悪めです。ダークな感じで攻めてみました。】
最終更新:2016-12-11 14:04:19
5718文字
会話率:20%
テーマ「季節巡る国の童話」……あるところに、春・夏・秋・冬、それぞれの季節を司る女王様がおりました。女王様たちは決められた期間、交替で塔に住むことになっています。そうすることで、その国にその女王様の季節が訪れるのです。
ところがある時、
いつまで経っても冬が終わらなくなりました。冬の女王様が塔に入ったままなのです。辺り一面雪に覆われ、このままではいずれ食べるものも尽きてしまいます。
困った王様はお触れを出しました。
『冬の女王と春の女王を交替させたものには好きな褒美を取らせよう。
ただし、冬の女王が次に廻って来られなくなる方法は認めない。
季節を廻らせることを妨げてはならない。』――【公式プロローグ】
【冬の童話祭り2017:参加作品】 数多くいらっしゃる紡ぎ手の一人として企画に参加させていただきます。公式プロローグ以下内容は自由とのことです。
ここでは冬の女王様のために見習い魔女が頑張るお話となっております。連載ですが短いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-04 22:02:11
16678文字
会話率:40%
季節巡る国の童話。公式テーマを利用した童話です。
最終更新:2016-12-02 16:17:00
3420文字
会話率:49%