三百年前に滅んだ魔王が残した災厄、『人喰い絵本』。五歳のユーリは、母親と共に人喰い絵本の中に吸い込まれ、絵本世界の中で母親を失ったが、人の言葉を喋る猫――魔法使いミヤによって救出された。
その後ミヤに引き取られたユーリは、魔法使いの弟子とし
て修行を積む傍ら、ミヤと共に、人喰い絵本に吸い込まれた人々の救出活動を行う日々を送っていた。
ある日ユーリは、師匠ミヤが、死んだはずの魔王であることを知る。
ノアの母親は連続殺人鬼である。ノアは毎日母親から酷い虐待を受け、母親の殺人の手伝いまでさせられていた。
ある日、自分の境遇に絶望したノアは、自殺を試みたが、通りがかったユーリによって止められた。
その後ノアは、自分を助けたユーリを利用して、母親を殺害することを決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 20:21:34
25425文字
会話率:47%
少年兵は昼寝を邪魔された。
首席生徒ジンの眠りを妨げたのは次席の少女。人気者で端正な顔立ちの少女ミカナは、射撃訓練をサボったジンを見兼ねて連れ戻しに来た。ジンはミカナに昼寝をさせて事なきを得た。
後日上官にサボりを咎められ、ジンはミカ
ナと二人で未開拓地域の探索に挑む。
人の手が入っていない場所に小屋を見つけたその時から、ジンとミカナの仮初の家族生活が始まった。
舞台は技術的特異点後。人類とAIが戦争中。
首席の少年と次席の少女が紡ぐ恋愛劇。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 18:02:44
153225文字
会話率:40%
ここは私立慶青学園。スポーツ界、政界、そして一般社
会。
様々な活躍者を生み出してきた言わずとも知れる名門
校。
その名門校に三室来人(みむらくると)は通っていた。
活発な授業!誠実な先生!優秀な仲間たち!しかし、来人はその中で遺憾無く自身
の天性のバカさを発揮しまくっていた。
「くっくっく...俺の成績か?欲しけりゃくれてやる。
探せ!俺の全てをそこに置いてきた!」
「誰も欲しくないでしょ」
「・・・今なら三室来人という立場も一緒に付いてくる
が?」
「誰がキャリアダウンを望むっていうの?」「あぁ!?黙って聞いてれば文句しか出てこねーなア?:」
「それが黙っている状態なら、先生が教室を静かにさせるなんてこと無くなるね」
「俺がいつクラスをうるさくしてたか言ってみろよ
つ:」
「今だ三室。後で職員室に来なさい」
「ぐっぷ」
「今オタク感満載の笑い声聞こえた気がしたんだが」「ええー?来人、ついに耳まで老化しちゃったのお
一?」
「『まで』ってなんだ!?他に何が老化してるのか言ってみるよ、アア!?」
「「「知能」」」
「クラスの皆々様!?」
そんなバカな来人の手網をいつも引っ張っているのは、表向きは完璧美少女、裏の顔は人をバカにするのが好き
(ただし来人に限る)な間藤紗奈花(まとうさなか)であった。
けど奈花は一一来人に気がありそう...な?(自否
認。他公認)
恋に鈍感系男子xとにかくかまって欲しい(?)かまちょ
系女子が作り上げるラブというには程遠い快笑ラブコメ
ここに爆誕!
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
※物語はフィクションです。実際の団体、場所、名称、及び事象と一切関係はございません。
※この作品の全文を他の作品に引用することは許可していません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 12:00:00
18692文字
会話率:67%
十年前にかけられた呪いが、朝目覚めると解かれていた。
期待する私に真実が告げられる。
同じ様な呪いが別人の手によって再びかけられたと。
私、女の子。女の子なんだから~!
女だった私は十年前の呪いで男として生きてきた。そして再び女に
戻った私は、やっと愛しのケリエル様のそばにいられると思ったのに、呪いは解けていない上に彼からの対応は妹のままで……。
ん? 周りの生暖かい空気はなんだろう?
女だろうか男だろうか、幼かろうか年頃だろうか一切関係なく溺愛してくる腹黒彼氏に、天然少女はいつ気付くのか?
両片思いが、ただひたすらイチャイチャしているお話しです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 09:00:00
239039文字
会話率:29%
想いというのは中々厄介なものであろう。
それは人の手には余るものであり、人ならざる者にとってはさらに融通の利かないもの。
それでも、突き進むだけの感情は誰にも止めようがなく…
これは、そんな重い想いにいつのまにかつながれていたものの物語であ
る。
―――
感想・指摘など可能な限り受け付けます。
アルファポリス様でも掲載しております。
興味があれば、ぜひどうぞ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 05:00:00
104617文字
会話率:25%
貧乏子爵家の次女のクリスティナ=スミスンは、王城の舞踏会が開かれるホールの前で、突然男性に声をかけられた。
「宜しければ私にエスコートをさせて頂けませんか?」と。
その人は見上げるほど背が高く、均整のとれた立派な体躯をしていて、その上に
は、恐ろしく整った顔があった。
彼は今この国で一番の人気のある英雄の騎士だった。
「ほとんどの貴族令嬢が王立学園へ通っている中、城でお針子として働いている自分になぜ? しかも、今日の私はツギハギだらけの物凄く妙ちきりんな格好をしているというのに」
彼女は驚き戸惑った。彼とは分不相応な自分が彼の手を取ったら、明日以降女性達からどんな目に遭うか分かっていたからだ。
しかしデビュタントの彼女は、この夜会でどうしても成人としての証明書をもらわなくてはいけない訳があった。
そのために、彼女は覚悟を決めて憧れの人の手に、その手を委ねた。
無自覚に人々を魅了(魔法ではない)していく苦労人少女と、彼女を陰から見守り続ける美丈夫騎士の恋物語と複雑な人間模様。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 20:14:09
119368文字
会話率:17%
隣国の陰謀により瘴気に侵され深刻な事態に陥いるフランネル王国。隣国は禁術を使って「悪しき力」を呼び覚まし、フランネル王国を乗っ取る計画だった。ところが、悪しき力は人の手に制御できるものではなかった。やがてそれは世界を巻き込み、世界は滅亡の危
機に瀕する。救えるのは、聖なる力を使える聖女だけ。でもこの世界に、聖女はもう200年生まれていなかった。
…いえ、いるんです。無自覚ですが。
ヒロインであるマリー(無自覚・聖女)は元日本の平凡なOL。異世界で転生したのは潰れかかった宿の娘。前世の大人の記憶が戻ったマリーは、宿の立て直しに奮闘する。
え?聖女は?悪しき力は?世界の滅亡は・・・?
果たして、世界は救われるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 19:40:38
408075文字
会話率:46%
恋した王子と結ばれる為、策略と陰謀、そして虐殺を繰り返してきた悪女がいた。
しかし彼女の望みは叶わなかった。
彼女は愛した王子その人の手によって、悪事の報いを受け、結婚式の場で殺されたのだった。
生前の報いとして死後の激しい責め苦を経た後
に、彼女が転生したのは、とある乙女ゲーの世界だった。
『ソル=フランシア恋愛譚 -貴方に想いをときめかせて-』とかいうくっそ恥ずかしいタイトルの。
しかも、その主人公ソル=フランシアとしてである。
「え? 何でそうなりますの?」
困惑するソルに、ナビキャラだと自己紹介した少年は伝える。
「ソル様には愛を知って貰い、それを以て魂を浄化します」
果たして、残酷な悪役令嬢は、今度こそ意中の相手を攻略出来るのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 16:58:22
405426文字
会話率:50%
出会い(璃桜Ver)
桜の花が散る中にとても綺麗な人が手を伸ばしていた。
その人は偶像を地上に残し、虚像が空に飛び出し桜の花に溶けて消えるようだった。
消えて欲しくなくて、僕は思わずその人の手を掴んでしまった。
驚いた表情のその人は僕の手
を振りほどき、校門の中へと消えていった。
―― しまった。入学早々、いきなり変な行動を取ってしまった。 ――
僕・千義璃桜は妖が視える。幽霊とも話すことができる。
そして、多くの神の加護を持っている。
祖父と叔父は神職(陰陽師)として働いており、
姉も神職に就くべくその方面の大学へと進んだ。
そして、弟の桜珠は化け猫“ロウ”の新しい主人となった。
化け猫の転生恩返しで成長した 璃桜の別のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 15:51:10
7129文字
会話率:28%
西暦2027年。文明は崩壊した。
事情を知る者は、ほとんどいない。
知っていたとしても、その元凶を論理的に説明できなかった。
それでも、ひとつだけ言えることがある。
人類は、取り扱いを間違えた。
つまりは自業自得である、と。
納得できるわけ
がない。
大多数の人々にとって、気づけば終わっていたのだから。
終わりに気づくことさえできなかったのだから。
【この作品は投稿者の個人サイト「物語の社」にも掲載しています】
⇒http://chronicles.xsrv.jp折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 00:00:00
407270文字
会話率:38%
「勇者たちの心臓と引き換えに、貴女の家族を生き返らせてあげますわ」
地図にも載っていない小さな農村で、大切な家族と穏やかな日々を送っていた村娘アリソン。ある日、村を出て王都へ行った幼馴染が突如帰郷して再会を喜んだのも束の間のこと、その日
の夜、彼女は勇者レインナートによる理不尽な断罪で一夜にして家族全員を失った。
絶望する彼女を救ったのは、人間の敵であるはずの魔人たち。
勇者を殺せば家族を生き返らせられると知ったアリソンは、魔人の手を取ることを決意し、同じく勇者によって愛する人を殺された少女ラズと手を組み、復讐を始める──。
これは、ただの村娘が勇者を殺すまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 17:23:21
520145文字
会話率:49%
神流聖(カミナガレセイ)は亡き父の後を継いで奈良県の山奥で剥製屋をしていた。
聖には「人殺しは見れば分かる」という力があった。人殺しの片方の手が、殺された人の手に見えるのだ。また聖自身の左手が出生時に死んだ母親の手だった。その手が目に入るの
を避ける為に、子供の時から片手だけ手袋で隠していた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 18:12:58
25543文字
会話率:30%
神流聖(カミナガレセイ)は亡き父の後を継いで奈良県の山奥で剥製屋をしていた。
聖には「人殺しは見れば分かる」という力があった。人殺しの片方の手が、殺された人の手に見えるのだ。また聖自身の左手が出生時に死んだ母親の手だった。その手が目に入るの
を避ける為に、子供の時から片手だけ手袋で隠していた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-02 10:52:56
46223文字
会話率:33%
神流聖(カミナガレセイ)は亡き父の後を継いで奈良県の山奥で剥製屋をしていた。
聖には「人殺しは見れば分かる」という力があった。人殺しの片方の手が、殺された人の手に見えるのだ。また聖自身の左手が出生時に死んだ母親の手だった。その手が目に入るの
を避ける為に、子供の時から片手だけ手袋で隠していた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-28 13:19:07
47992文字
会話率:30%
砂漠を渡る運び屋・秋良に拾われた記憶喪失の少女、はるか。
二人の前に現れた老人の手により、はるかの秘められた力が明らかになる。己が定めを知らされたはるかは、真実を知るための旅を決意する。
二つの月を有する双月界に住まう様々な種族や勢
力が、各々の信ずるもののために戦う異聞伝奇譚。
カタカナワードを使用しないという縛りで書いてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 19:32:41
283428文字
会話率:27%
《姿無き英雄》と呼ばれる存在が居る。人の前に姿を現さず、だけれども確かに存在し、人の手助けをしてきたもの。強さこそ全てとも言えるようなこの世界で強者として存在する《姿無き英雄》の正体は一人の少女だった。
―――この物語は、自身が前世でプレイ
していたVRMMOの未来の世界にやってきた少女が二度と死にたくないという思いから、自分より強者におびえながらも貪欲に強さを求め、ひたむきにこそこそと生きている話である。
※以前公開していたVRMMOの世界に転生した私の長編版
※我が道を行く少女の物語なので、人によっては不快な思いをするものもいるかもしれませんので注意してください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 19:00:00
1006975文字
会話率:27%
20年前、世界中に後にダンジョンと呼ばれる物が現れた
ダンジョンには宝箱や道の鉱石があり謎の生物、後に魔物と呼ばれる存在が生息していた
ダンジョン以外にも世界に異変が起きていた
一部の人間はその影響か異能と呼ばれる力を手に入れ始めた
数年経
った時、探索者と呼ばれる人々が増え続けるダンジョンの攻略をし始め一世を風靡した
そしてダンジョンが現れてから15年、突如としてダンジョンの中から魔物が溢れ出した
世界中がパニックになり大災厄と呼ばれる程の規模の騒動が起き人口は大きく減り多くの土地を失った
それから5年、1人の手品師が手品をしていた
手品の仕事が終わった後、騎士団に呼び出され魔物の討伐を命じられる
手品師であり探索者である人物の奇跡の一幕折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 12:00:00
100346文字
会話率:87%
人間は逞しい生き物だ。
どんな環境においても自分達の生きる道を見つけてしまう。
そう、地球から何千光年も離れたこの星においても。
砂漠ばかりの星で、人々はいつの日か宇宙の先にある故郷へ帰ることを願いながら、今日の食事になんとかありついている
。希望を捨てなければ、過酷な環境でも生きていけるのだ。
そんな人々が織りなす様々なドラマを、収集する者がいる。
その目的は、人の手によって作り出されたあるモノに、人間の感情を学習させることだという。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 19:26:42
151387文字
会話率:51%
【ウーサー・ペンドラゴン】という人物を知りたい?
何で彼の事が知りたいの?まぁ、いいや。
簡単に話すと、彼は《アーサー王伝説》の始まりに出てくるブリテンの王にして物語・主人公アーサー王の父。
そして、ブリテンの滅亡とアーサー王を悲劇に追い
やった原因の一人。
彼自身の《愛》と《慾望》から始まり、後にその代償は《呪い》となり息子のアーサー王に降り掛かってしまった。
その原因を作ってしまったウーサーは友の魔術師が目指したブリテン統一の実現の好機と臣下の信頼を一気に失い、最期は召使いになりすましたサクソン人の手により誰にも助けられる事なく毒殺された。
はい、お仕舞い!これが《アーサー王伝説》で語られる【ウーサー・ペンドラゴン】の短い物語。
え?違う?
キミが知りたいのは─────
【大罪人ウーサー】の《楽園殺し》の物語だって?
ふぅん・・・・・何でキミがソレを知っているのかな?
誰に聞いたかは知らないけど、それ、知らない方がいいよ。
だって伝説が殆ど語られてない者の物語というのは『世界』が《危険》と判断し、意図的に《抹消》したモノが多い。
特に【彼】は、『世界』がその存在と軌跡を《抹消》しきれず、《封印》して《アーサー王》の物語で上乗せして【彼】の痕跡をできうる限り希薄にするので精一杯だった程のものだったんだからさ。
だから、【彼】の事は忘れて別の事に情熱を傾けた方が身のためだ。
※この作品はpixivでもちょっと掲載しています。
なお、この物語はフィクションです。史実とは異なる話になります。それでも宜しければご覧ください。
※誤字脱字など読みにくい所が多々あるかも知れませんが、御容赦願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 18:06:54
103430文字
会話率:28%
ウルジア国随一の名門、ヴォルカティーニ公爵家の長女として生まれたアディーナは母の死と交換にこの世に生を受けた不吉な子として、生まれたときから離れで僅かな使用人の手で育てられた。
彼女にはその国の者なら誰でも持つ魔力もいっさいない上に、不気味
な子として忌み嫌われた。
それは彼女が人の霊が見えるからだった。
魔力の代わりに並外れた霊能力を持って生まれた彼女のことを理解する者は誰もおらず、彼女は亡くなった母から淑女教育を受け、彼女が生まれる前に亡くなった祖父から勉強や武術を教わった。
父親や後妻に入った義母や腹違いの兄弟たちも、昼間いつ訪ねても彼女が寝てばかりいるので、殆ど会うこともなかった。
何故なら彼女の元にはこの世に未練を残した霊が毎夜訪れ、彼女に話しかけ、色々な願い事をしてくる。
お陰で彼女の生活はすっかり昼夜逆転の生活となっていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 06:00:00
38285文字
会話率:50%
しがない高校生、明日太の人生は宇宙から飛来した宇宙人の手によって大きく変わる。
彼の父はかつて宇宙を悪の皇帝『グリーン・エンペラー』から救った英雄であった。その皇帝が復活して、復讐のために再び宇宙中にその『魔』の手を伸ばしたのであっ
た。
そんな中、彼の腹心である『デッドマンズ・エンペラー』が地球にいる明日太、本名アースを見つけ出した。
彼らは父を探す壮大な宇宙の冒険に出掛ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 00:22:08
5888文字
会話率:55%
地球が毒を放つ謎の花「ポイゾネア」に侵されてから二千年。
人々はガスマスクを装着することで、何とか絶滅の危機を逃れていた。
「ポイゾネア」の脅威により一度滅びかけた世界は、着々と文明を取り戻しつつある。
かつて「アジア」と名の付いた大陸
の中心、王の暮らす壁の内側に広がる栄えた街『王壁街』。
その東に位置する、山と川に囲まれた小さな村『ベックリン村』の外れにて、村の人気者であるアストラ・ノックスは一人暮らしていた。
父を亡くし母を亡くし、兄弟姉妹もいない天涯孤独の少年は、それでも快活明朗に生きている。
そんなある日、アストラは山に謎の彗星が墜落していく様を見た。山に駆けつけたアストラは、野で眠りこける白髪の美少年と出会う。
少年を連れ帰ったアストラはその少年に記憶がないことを知り、彼に「ルーカス」という名をつけ、共に村で暮らすこととなった。
謎多き少年・ルーカスはアストラと暮らすことで、人間らしい生活を取り戻していく。
しかしルーカスはある日突然、アストラに「自分のルーツを知りたい」と話す。
生まれ故郷も自分の名前も何もかもを思い出せないルーカス。彼のことを知るために、アストラはルーカスと共に、旅をすることになった。
二人の手のひらに彫られた謎の刺青。厄災の花「ポイゾネア」。偽の王族。落ちる月────────
世界は何をきっかけに変貌を遂げたのか。
さまざまな謎が絡み合うダークファンタジーの幕が上がる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 15:06:45
11808文字
会話率:33%