※ムーンライトノベルズにも載せている作品を全年齢版に改訂したものになります。
【面倒見がいいアクセサリーショップ店員×人懐っこい新米モデル】
あらすじ:
中学生の頃に買った雑誌でとある男性モデルに強い憧れを抱き、それ以来ずっとスマ
ホのロック画面にしている18歳・南夏樹。いつしか夢もモデルになった夏樹は、事務所への所属が決まり上京する。
すると事務所が用意してくれていたルームシェア先に、まさかの憧れの男性がいて……モデルはもうしていないという男性・椎名柊吾はアクセサリーショップの店員をしているらしい。
モデルの仕事は芽が出ないし、憧れである椎名にはセフレがいて、彼女との関係にも別れが訪れる。何かと上手くいかない夏樹に、とある日、男性同士の恋人設定でのモデルの仕事が舞いこむ。そこに相手役として現れたのは――
登場人物:
・南 夏樹 (18)―熊本出身、感情が昂ると方言が出る。モデルになりたてほやほや。人懐っこくて好かれやすいタイプ。中学の時、雑誌で見た椎名に強く惹かれ自分もモデルになりたい!とこの道を目指すことに。地元に彼女がいる。
・椎名 柊吾(23)―アクセサリーショップ店員。ゲイ。面倒見がいいタイプ。料理が得意。高校生の時一度だけしぶしぶ引き受けたモデルの件は、いい思い出ではない。セフレがいる。
・(早川) 晴人(23)―柊吾の幼なじみ。男女問わず人気があるモデル。生活能力はゼロ。
・花村 尊(19)―柊吾と同じアクセサリーショップで働いている。彼氏持ち。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 21:00:00
34090文字
会話率:65%
時は1970年代中葉。
ロックンロール大好きな「ぼく」は、「ジュニア・ハイ(スクール)」…中学校の三年生。
剣道部員の「ぼく」だったけど、水泳が得意で、何より一番の興味の対象はモーター・スポーツ。
「レーシング・カート」の
レースに参戦していた。
それに、恋や勉強だって、おろそかにできない。
夢や興味が尽きない日々。
小さな街角から、もうちょっと大きな町へと、行動半径も交友関係も広がっていった時期。
まだまだ“junior”だったけど、見るもの・聞くもの何でも新鮮で、いろいろなものに、素直に“high”になる事ができた。
そんな「ぼく」は、受験を控えた、最後の夏休みを過ごしていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 12:10:00
101635文字
会話率:22%
中学二年の矢田部恭一は、クラスメイトとともにロックバンドのライヴに行くことになった。そこでの出会いが、恭一を少しずつ変え始める。
社会に対して小さくなって生きてきた恭一が、自分の居場所を見つけていく物語です。
最終更新:2024-03-03 21:00:03
25821文字
会話率:50%
2000年代、英凜は、両親に発達障害を疑われ、その“療養”のため、中学生以来祖母と2人で住んでいる。高校生となった英凜は灰桜高校普通科に進学し、不良の昴夜と侑生と出会う。2人と仲良くなったことをきっかけに、英凜は”群青(ブルー・フロック)”
の一員となり、かけがえのない居場所を手に入れ、そして失う。
※他サイトとの重複投稿です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-31 02:12:07
1954335文字
会話率:62%
継橋明正の夢に突然、羊のように全身が真っ白の毛で覆われてボールのようになった同級生の女子、磐井珠が出てくるようになった。
ある夢では中学校を舞台に合唱を見学したり、珠と追いかけっこしたり、合法的に女子中学生のスクール水着を堪能したり。
またある夢では、珠の母らしき人物とバトルになってボコボコにされていたら彼女の父親に助けてもらったり。
更には、若者の間で人気なロックバンドのライブ会場でファンに袋叩きにされたりと内容は無茶苦茶。
だけど現実の彼女と交流していくうちに、見ていた夢と現実が奇妙に一致していることに気づき、心配になった明正は現実の珠に夢で知り得た内容をついこぼしてしまった──
友情、夢、後悔、劣等感、勇気……そんな要素を詰め込んでみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-14 17:00:00
104875文字
会話率:52%
中学3年生、アニメヲタクの唯音は、テレビで音楽番組を観た。すると幼少期に近所に住んでいた女子高生ヨッシーが、キャバ嬢ルックのV系バンドとしてギターを演奏している姿に衝撃を受ける。
そして彼は、文化祭でヨッシーのようにバンド演奏をする為、
メンバーを探すことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-04 21:00:00
14814文字
会話率:50%
中学校に入学した主人公 、御坂由佳は入学早々部活極めで困難な選択肢を課せられる。
友人関係。自分の能力。先輩の雰囲気。全てを考慮した結果入部することに決まったのは
なんと彼女の苦手分野とする球技のバドミントン部。
キツいトレーニングから始ま
り 、基礎の練習を毎日重ねていく中バドミントン部に入ったことを後悔することも増えてくる。けれど地区大会 、ブロック大会 、全国大会にまで向けて必死に自分の腕に磨きをかけていく。
そんな中部員同士のトラブルやスランプが重なり ……
部活×青春×恋愛×日常コメディのコラボ作。
『 思いっきりやりきりたい 』
っその目標を胸に日々奮闘する光景。
もう一度中学生のような感覚に陥れられる作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-01 21:59:03
1294文字
会話率:31%
読書が趣味の嘉村匠であったが、隣の家で殺人事件があったことにより、今までの生活が一変し、警察の協力者として活動を始めることになってしまった。そして、読書で培った知識、広い視野、鋭い観察眼で様々な事件に関わっていき、自分の残酷な過去、因縁の宿
敵に再び向き合っていくことになる。
半月の探偵として、彼は高らかに告げる。
「さあ、事件の幕を引くとしようか。」と。
男子学生による小説です。
小説を書くのは初めてなので、文章が拙く、日本語も所々おかしいかと思いますが、温かい目で読んで頂ければと思います。
また、トリックなどは自分で考えたいと思いますが、何分そこまで頭がよくないので、既存の小説(東野圭吾のガリレオシリーズやシャーロックホームズ、アガサクリスティーなど)のトリックを改変して使うことがあります。
もし、何かいいトリックがあれば、教えていただけると幸いです。
アルファポリス様、カクヨム様でも同名、同内容のものを投稿しております。よろしければそちらもどうぞ。
用語解説
警視庁・・・日本にある治安維持組織の最高機関。
捜査一課・・・主に殺人事件や盗難、詐欺など、国民に起こる全ての事件を担当する。
事件の種類により
・刑事局
・生活安全局
・交通局
・公安局
・サイバー犯罪対策局
・外国組織対策局
などで分かれている。
捜査二課・・・対政府や暴力団対策に特化している
協力者・・・主に警察の事件解決や治安維持に対して協力的かつ有効的な手を持つものがなり、警察の業務を協力して片付ける。犯罪コンサルタントや弁護士などが多いが、志願すれば一般人でもなれる。
A級協力者・・・協力者の中で最高の権力を持つ。通常は警視総監からの指名でしかなることができない。
自由に警視庁に出入りできるが、直接的な捜査権限は持たず、警察機関からの協力依頼で捜査に助力する。
一つの局に一人存在する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-03 22:20:48
133185文字
会話率:35%
本編は僕が中学生の頃の話なんですけど、僕が自分のお小遣いで漫画を買いだしたのは高校生になってからなので〇ルトのロックリーを本格的に知ったのはその頃です。けど中学生の時にはアニメでロックリーを見て知っていたので「努力は無限。才能は有限。だから
努力さえすれば案外どうにでもなる。どうにもならないのは努力が足りないからだ。」という考えはほぼほぼ中学卒業か高校の2年の末期で病気が始まるまで染みついていたと思います。
僕は今現在大人になってから10年近く時を過ごしていますが、この考え方はそれを受け容れる人の年齢によって正しいかどうかが変わってくると思い始めました。
まず年齢が若い場合、これはまあありだと思います(僕の場合は病気の若干の引き金になったけど…。でもまああの高校の人たちと先生方、それと僕の状況も絡んでるだろうけど…。だって僕の病気はそういう病気だもん。)。…というより若い人がこういう考えで変に大人ぶるべきではないと思います。よく大人が「自分の可能性を決めつけてはいけない」とかいうけど…。それでは言葉足らずな気がして、「自分が何に向いているかを自分なりに探してみて、その見つけた対象に若くてエネルギーが有り余っているときに精力を注ぎ込む」んです。ところが「運命?は決まっている」という思考でいるとどうしても鈍ったり加減してしまうと思うんです。そうなると何が問題かというと、自分に向いているものや「これだ!」と思い夢中になれるものが分かりにくくなるか、下手すれば一生見つからず人生を終えるときに「自分は『この人』としての一生で何を求め何をしたかったのだろうか」と後悔してしまうと思うんです。
→次回のあらすじへ続く折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-11 02:12:47
6572文字
会話率:0%
ごく普通の中学生「音」はとある一件があってから学校へ通うのが困難になった。
最終更新:2022-04-02 21:52:23
665文字
会話率:42%
全く、高校生活なんて本当にロクなもんじゃない。
僕は輝かしい高校生活の第一歩を思いっきり踏み外し、カースト最下位、ぼっちの陰キャラとなり果ててしまっていた。
おかげで嫌味なくらいハイスペックでお節介な幼馴染には、頻繁に説教をされるし、
中学生の妹にまで陰キャラだってバカにされる始末さ。
そんなロクでもなく退屈な日常が続くある日、例のお節介で鬱陶しい幼馴染の毘奈が言っていたんだ。「霧島 摩利香はマジでヤバい」って……。
一体、どういうことだ?
なんでも、あの小柄で如何にも非力そうな女子が、暴力事件で停学を喰らったって話みたいなんだ。
……とまあ、ここまで聞いたら、学園最凶と恐れられる謎の美少女、霧島 摩利香の秘密にちょっとだけ興味が湧いてきただろ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-17 20:11:17
57406文字
会話率:53%
彗星の如く現われた人気声優「澪川瑠璃(みおかわ るり)」。
しかし、1年前の彼女はロックシンガーを夢見るひねくれた中学生3年生の男子、「宮川瑠伊(みやかわ るい)」だった。
高校受験を控えた14歳の秋、男だった瑠伊の身体は少しずつ変
化していく……。
身体の異常をひた隠しにしながら、瑠伊は原因不明の激痛にもがき苦しむ日々を過ごした。
身体の変化に限界を感じ、明日にでも命尽き果てる不安と絶望の底で、ついに瑠伊の身体は完全な女性へと変貌する。
季節は冬。
クリスマス・イヴの夜の公園で劇作家であり俳優でもある劇団七色座の座長「奈良屋義春」と出会い、瑠伊は役者の道を志す決意をする。
天使のような容姿と美声に演技力と歌唱力が加わった瑠伊は瑠璃となり、天の悪戯か声優デビューを果たして一躍世間の注目を浴びる存在となる。
──そして1年後。再び訪れたクリスマス・イヴの夜。
初のライブで観客を熱狂させた帰りの夜、瑠璃は交通事故に巻き込まれた。
その刹那、懐かしい思い出が走馬灯のように駆け巡る……。
この物語は女へと変わってしまった男子中学生の記憶であり、
芸能界へ挑戦する一人の少女の秘密の記録である。
大衆を誑(たぶら)かし、友を騙し、自らの心をも偽り続ける瑠璃は……。
※本作品はPixiv様でも掲載しております。
※各話タイトルの末尾に (★)がついているものは挿絵入りです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-25 10:00:00
581875文字
会話率:40%
昭和年代の少年・少女から、高校生気分が抜け切らない青年時代の恋愛ごっこのような手紙による交際と、好きだった故にはっきりと告白出来なかった、煮え切らない男の病床で懐古した、細々した日常の後悔と言い訳の心情・顛末をダラダラと一方的に話しかける小
説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-13 08:46:22
186950文字
会話率:14%
貨物船に紛れ込んでいた危険な特定外来生物のティクバランが、堺港から市街地に逃走してしまった。
馬の頭に人間の胴体を持つティクバランは、人間の女性を好んで襲うという危険な習性から、生息圏であるフィリピンでも悪名が高かった。
浜寺公園で非
常線を張っていた千里達は、一般人の少女を害せんとするティクバランを発見。
千里達はティクバランの殺処分に成功するものの、保護した少女の身元を確認するや、その偶然と意外性に驚くのだった。
保護した少女である四天王寺夕香は、千里達の母校である御子柴中学の同級生だった。
久しぶりに見る懐かしい顔に、千里は卒業式の日に思いを馳せるのだった…
元化25年、弥生の候。
世はまさに卒業シーズンの真っ只中。
この時期には多くの若者達が、慣れ親しんだ学舎への別れを惜しみつつも、来るべき新生活への期待に胸を膨らませながら、卒業式に臨んでいた。
そしてそれは、現役の小中高生や女子大生を多く擁している、防人の乙女とて同じ事。
人類防衛機構極東支部近畿ブロック堺県第2支局に所属する特命遊撃士、吹田千里准佐もまた、在籍している堺県立御子柴中学校の卒業式を控えていた。
しかし、この吹田千里准佐には、この日に御子柴中学校を卒業する、多くの特命遊撃士や特命機動隊曹士とは、決定的に異なる点が1つ存在した。
それは、彼女は元化22年に参加した「黙示協議会アポカリプス鎮圧作戦」で重傷を負い、ほんの少し前まで昏睡状態だったという事だ。
機械に繋がれて病院のベッドに横たわり、意識のないまま過ぎ去っていった、3年間の中学生活。
その締め括りとなる卒業式の日、吹田千里准佐の胸に去来する思いは、果たして何か…
(※ 未成年者の飲酒シーンが登場しますが、当作品は現実の未成年の飲酒を推奨した物ではありません。当作品はフィクションであり、現実とは別の歴史を辿り、現実とは異なる法律が施行された日本が舞台です。フィクションと現実を分けて考えて下さい。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-01 06:32:46
59777文字
会話率:29%
ギターオタクの売れないギタリスト一之瀬太郎がバンド解散翌日に3年前の女子中学生と入れ替わり!?
入れ替わってしまったであろう3年後の女子中学生を助けるために、ギター歴20年の脂乗ったテクニックと音楽の知識を生かしてメジャーデビューを目指す
。
タイムリミットは3年間。
波乱万丈のロックなストーリーがここにあります!
※1話のまひるのイメージはtottoさんに描いていただきました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-11 12:57:19
362516文字
会話率:48%
元々いじめられっ子だった筈の主人公山田和は、自身のついついとテレビに映る〇浜〇蠅という名のロックバンドグループの容姿に憧れて、歳をとれば本人も後程 後悔をしてしまうヤンキーオタクへの道を進んでいった。それから数十年が達……中々職に就けない健
二は五十半ばの年齢で家族に捨てられ……
その後は人生の後悔ばかりをしながら自身の命を絶つたと思われたのだが? 目を開けると女神様? 女神様の要望で、タイムリープをして、人生を女神様とやり直し? でもタイムリープの先は、自身が最初に後悔をした恋愛……まあ、初恋と言う奴かな? と、思われる頃の年齢に女神様の力で戻る事が出来き、両想いだった若かりしの "あの娘" と、出会う。出来れば優しかったあの娘と、" あの時起きた! 今も悔やんでいる出来事の一つを解決して、人生をやり直したいと、思っていると!?
アラアラ……新たな問題が……。
カクヨミ様の方でも投稿している作品で御座います。御時間あればお読みください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-01 21:00:00
19231文字
会話率:27%
B-BOY(ビーボーイ)地球(あーす)は、中学3年生の有能なストリートダンサー。ブレイクダンサーとしてようやく頭角を現してきた矢先、強烈な敵 王華(おうか)が現れ、地球の鼻をへし折った。
新聞部の女子中学生、亜美(あみ)と麗(れい)が学
園のヒーロー地球を追いかけ、成り行きを記事にしたせいで、謎の元 B-BOY 巌侍(がんじ)が登場する羽目になる。
ここにブレイキンバトルが勃発し、真剣で斬り合うような戦いが始まった!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-04 18:24:34
18550文字
会話率:34%
その青春はラブコメ&アニソン! アニオタでも一人前の男になりたい! アニメ好き、アニソン好き、アニメに自信ニキたちは見て行って下さい。
日本のとある地方に住むアニオタ中学生、海藤真一。
彼は生来、優しいが気弱な性格であった。それが災いして
、学校では不良のパシリにされたり不当ないじめに遭っていたりと、暗い日々を送っていた。
しかし、中学三年生の春、彼を「学校一のワル」と恐れられる男が助ける。そんな彼の姿に憧れた真一は問う。「どうしたら、カッコいい男になれるのか」と。
「ロックバンドだ。ロックな奴こそ、この世で一番カッコいい生き物に決まっている」
彼の言葉を信じた真一は、一人前の男になるべく、ロックバンドでアニソンを演奏すべく、ギターを手に取る。こうして、ロックバンドとアニソンが紡ぐ、海藤真一の成長系現代青春コメディが始まる。
権利者様各位
この小説は私のアニソンの研究・理解を副題に制作したものであり、歌詞掲載及び著作権侵害を目的としたものではありません。
作中での歌詞引用部分は『』で表記しております。引用した歌詞については、各話のあとがきに出所の明示を致しております。私は「引用」として歌詞を出しておりますが、もし「引用」と認められない場合は、即刻該当箇所を削除致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-14 07:00:00
307320文字
会話率:55%
有名大学の付属校に進学したサトルは、焦燥感で破裂しそうになっていた。中学生時代はトップクラスだった自分が、優秀な生徒ばかりの高校ではビリグループから抜け出せず、自分の存在に不安を覚えていたのだ。同時に、つきあっていた中学校の同級生シノハ
ラから自分の驕ったエリート根性を痛烈に批判され、ショックですべての自信を失ってしまう。
夏休みの初めの公園で知らない男性、テリーさんから声をかけられたサトルは、彼の会社でアルバイトを始める。商業高校に通うシノハラが勉強する簿記を軽視していたサトルは、悔しさと未練から、仕事を兼ねて簿記を勉強しシノハラを見返そうと考える。
テリーさんの会社はカウボーイに関する商品を扱うネットショップを営んでいた。テリーさんは一風変わった人物で、サトルは仕事を通じて、これまでの自分とは違う物の考え方や価値観を見せつけられる。しかし、父親からややいびつなエリート意識の薫陶を受けて育っていたサトルは、そうした自由な発想を受け入れることができない。
夏休みも半ばを過ぎた頃、怪我で休職していた社員のシドさんがやってくる。ロックバンドをやっている大雑把な性格のシドさんに、当初サトルは反感を抱く。ところが、シドさんに付き添って行った病院で、シノハラが交通事故に遭い意識不明のまま入院していることを知り、やがて、シドさんや、シノハラが現在つきあっているキクリンとともに、シノハラの目を覚ますため、事故のきっかけとなった猫探しを始めることになる。
この夏、関わった人たちの言葉に影響を受けながら、サトルは自分の心を見つめ直し、過去の自分と、未来の自分の分岐点である現在を、新たな気持ちで生きていくことになる。自分の傲慢さに気づき、父親の弱さも知ったサトルは、次のステージへと進み、シノハラに呼ばれていた「サルトル」というかつてのあだ名と訣別することとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-10 00:05:14
85622文字
会話率:42%
その年、地球は原因不明のファンタジー化現象に襲われた。
至る所に見知らぬ木々が生え、アスファルトの道路、コンクリートやブロックで造られた歩道、誰もが安らぎを求める家々、そんな何もかもを粉砕すると、一夜にして見慣れた風景をジャングルへと変
貌させた。
そこでは、地球に存在する筈のない魔物が跋扈《ばっこ》し、驚き慄く人々を容赦なく襲い、食い散らし、唯の肉と骨へと変貌させた。
これは、そんな混沌たる世界で、少しばかり空想壁のある中学生――黒鵜与夢《くろうあとむ》が、世界最強の魔法使いをめざす物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-14 02:02:56
626760文字
会話率:35%