2020年3月4日
日間ランキング262位(ファンタジー異世界転生/転移)
「人生にやり直しはあるのか?」
んなもんあるわけない。
ふざけるな。
痛みは鈍くなろうとも傷痕は消えないし、死んだら生き返らない。
当たり前のこと
だろう?
転生?
それは前世にどう影響する?
前世は、もう終わったもの。
裏切られ、報われず、後悔して、終わった物語だ。
過去の己に謝るしかない物語だ。
報われることは、もうない。
なに? 前世にも意味はあった?
前世の意味付けを今世に持ってくるなよ。
そんなのは誤魔化しだ。
だからこそ、“今”を
懸命に
後悔のないものに
この物語は職場で濡れ衣を着せられ仕事を辞めた男が失意のなか事故に遭い32歳で他界。
転生し新たな人生を歩む。
器用に生きられない少しひねくれた男の仲間は、“魔法の才は凄いがその他が駄目駄目なポンコツエルフ師匠”、“包容力はあるがストーカー気質の狐娘”、“無口で色香を放つロリ猫娘”、そして“定番ツンデレ幼馴染みハーフエルフ”。
武器、魔法、スキルの世界で男が駆使するのは付与魔法。
最強、金持ち、ハーレムを目指す訳でもなく、ただ“自分の為に生きたい”という願いの物語です。
挿絵のある話にはタイトルの脇に■がついてます。
初めて書くので拙い部分もあると思いますが、読んでくれた方、これから読もうと言う方に感謝です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 19:00:00
337944文字
会話率:38%
2050年世界規模で少子化問題が深刻化してきた。2019年度から日本の人手不足を補うために政府は外国人労働者の受け入れ拡大を始めた。しかし、2030年代後半から2050年代にかけて、
首の皮一枚の日本経済を維持可して来た外国人労働者も、母国
の経済成長のため、日本で働かなくてもそれぞれの母国で十分に稼げるだけの社会になったのである。一方日本では、多死社会が深刻化しているのだった。そこで政府はこれが数十年続くと国として成り立たないと危惧し、2052~59年、小泉総理は、ÀⅠ(人口知能)を搭載されている人造人間を主力とした社会を目指した改革をしたのであった。そのような考えから政府は約20年間、国家維持は成立すると思っていたのであった。しかし、その予想は、裏切られたのであった。
人造人間の急激な学習能力と自我を持った感情プログラムにより、人類の奴隷としての存在に反旗を翻し、全国の日本人を虐殺したのであった。
この少子化問題を30年前から指摘し、警告を言い続けた一人の男がいた。
元東京大学の社会学教授兼作家の橿原房志である。
彼は、都会の人造人間中心社会や人々が人との関わりを忘れてしまった都会が嫌気になり2050年に退職し、家族共に故郷に帰った。
彼は、いち早く、その危機を察し、2053年から56年に息子の家族と兄弟の家族に大金と永住証明書を渡しモンゴルに移住させた。
ロボットに殺されるくらいなら、自分の所縁がある奈良の談山神社で、不甲斐ない自分や歯痒いご時世と母国日本の消滅を目の当たりに、いろいろな感情が込みあがり、彼はその感情を表現するため、家の家宝である刀と小太刀を用意した。
お酒を一杯飲み干して。小太刀をお腹に三の字、そして、左右縦に線入れるかのように切腹をした。最後に刀で自分の首と心臓に突き刺したのであった。
「ねぇねぇー、ねぇってばー、」
「何だ、何か聞いたことがある声だな。そういえば我が一族は、もうモンゴルの国に住み慣れているのだろうか?」
「ねぇねぇー 橿原房志あなたのことよ!ねぇってば。」
「こ、この声は何だ。」
彼は、ふと目を覚ました。すると、立ち上がり、周囲を見回した。そこは、まるで雲の上にいるかのような真っ青な雲がない空色の世界だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 17:07:10
5276文字
会話率:74%
墓場の夢は何時も決まっている。
血染めの夕陽が墓場まで注いで、お化け屋敷みたいだった。皆が皆、愚痴を叫ぶだけ叫んで何もしなかった。
そんな夢を見た翌朝、墓場に行くことになった。
先祖供養の為に。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐
欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
大事な一文の加筆を忘れてました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-28 12:47:39
1031文字
会話率:7%
「変わりたい」。そう固く決心して、塔子はこの学園に入学した。
大正期から続く名門寄宿学校だ。内気で不甲斐ない自分を変えていきたい、自分の殻を破りたい、そう思って、親元を離れここに来た。けれどここはふしぎな場所だった。生徒たちはこの学園を
「緑の王国」と呼んでいる。そしてみずからを「緑の民」と呼んでいる。「獅子」と称される、学園の王がいて、姿を隠しながら生徒たちを従えている。変なところだ、こわい学校だ――気づいたときにはもう遅かった。なぜか塔子は指名されてしまったのだ。緑の王国の次期女王に――。
緑の王国とは何か、獅子はだれか、その目的とは何なのか。これは、内気で臆病な少女が、学園の王「獅子」となるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-29 13:49:29
221488文字
会話率:37%
恋人がいてもえりちゃんを守りたいミナトがどちらかを選ぶまでのお話。
バックパッカーのミナトは帰国してすぐ、高校の友達グループの一人、えりちゃんと再会する。いい感じになった二人の前に杏花が現れ、ミナトは昔から好きだった杏花の方を選ぶ。それか
らしばらく音信不通になったえりちゃんは、ミナトと杏花が原因で拒食症で入院するほど体調が悪くなっていた。えりちゃんを守りたい一心で一緒に暮らそうと言うミナトに、えりちゃんは笑顔で頷く。
だが、誰に聞いてもその選択は間違っていると言われ、ミナトは悩む。
ミナトのバイト先のオーナーであるリュージさんと、長年の恋人であるニューハーフの小玉さんとの恋愛も絡んでくる中、ミナトはどんな決断を下すのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-02 21:00:00
50308文字
会話率:53%
離婚したばかりの桐沢雪路はもうすぐ三十。行くあてのないところをバーテンダーのカイくんに拾ってもらうが半年という条件付き。ずっと専業主婦で、スキルもない雪路はなかなか就職が決まらない。
一方のカイくんは作家活動とバーテンダーの二足の草鞋生活で
、不甲斐ない自分にイライラしている。
元カノが原因で勃起不全にもなっていたけど、雪路との出会いで少しずつ変わっていく。
恋愛なんて二の次だった雪路も、居候期限が近づくにつれカイくんへの気持ちに変化が訪れる。
バイトも決まり、新たな出会いもあり、元夫とも和解してようやく将来の事を考える余裕が生まれた雪路。それと同時に、カイくんへの気持ちにも気づいた。彼女はどんな未来を選ぶのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-07 18:00:00
33205文字
会話率:52%
ドーラは金で買われたも同然の妻だった――
レクスとの結婚が決まった際「ドーラ、すまない。本当にすまない。不甲斐ない父を許せとは言わん。だが、我が家を助けると思ってゼーマン伯爵家に嫁いでくれ。頼む。この通りだ」と自分に頭を下げた実父の姿を
見て、ドーラは自分の人生を諦めた。齢17歳にしてだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-18 00:00:00
21682文字
会話率:30%
拗らせ限界オタクである真夜中寄道は、高校デビューを無事に果たし、不甲斐ない過去とはおさらばしていた。
女友達も居れば、周りから何かと頼りにされる日々。全てが順調だった。
でも、寄道は気付いていなかったのだ。小学生の頃からずっと一緒だった幼
馴染みの気持ちに。
いつも一緒に居たからこそ、気付かなかったかもしれない。
幼馴染みであり、親友であり、そして、女子よりも女子っぽい容姿を持ち、『美少女』だと断言してもいいほどに愛らしい男の娘である朝日さやかの気持ちに。
——どうして逃げるの?——
——どうして僕の愛を受け入れてくれないの?——
——ふーん。そんなイジワルしちゃうんだぁー——
——僕は寄道のことが好き。寄道も僕のことが好き。これの何がいけないの?——
——二人は結ばれる運命なんだよ。ただ性別が一緒なだけで——
※エロ展開は決してありません。これだけはお約束します。
※残酷描写と暴力描写はあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-24 21:28:10
19083文字
会話率:43%
僕の婚約者であり最愛の彼女──クラリスの様子がおかしくなったのは突然だった。
昨日まで仲睦まじく過ごしていた僕達の突然の変化に周囲の人間は皆困惑した。
それはそうだろう、当事者である僕が一番困惑しているのだから……。
様子のおかしくなっ
た彼女の瞳に僕が映る事はない。
彼女が熱を帯びた瞳で見つめるのは、婚約者である僕ではなく違う人間なのだから。
そう……今も彼女の側で困惑した表情を浮かべつつも、控えめに微笑む子爵子息以外は。
少しづつ何かがおかしいと感じる日々の中で、たった一度だけクラリスと視線が交わう機会があった。
離れた距離にいる愛する彼女は、少し前では考えられない程、何の感情も読み取れない瞳で僕を見つめ、たった一言だけ言葉を紡いだ。
悔しい事にその声が僕の耳に届く事はなかったが、彼女の口の動きを目にした瞬間、僕の中の何かが「これは違う」と叫んだ。
クラリスが紡いだ言葉はたった一言。
「──助けて」
彼女の身に何が起きているのか、自分達は一体何に巻き込まれているのか。
僕はこの騒動の真相を探る為、一人の人物に協力を仰いだ。
クラリス、不甲斐ない僕をどうか許してくれ。
幼い頃交わした、君を守るという約束すら守れなかった僕だけど、それでも永遠に君だけを愛してる。
※このお話は「その瞳に魅入られて」に少し出てきた女神様が管轄している国の一つです。
ですが世界観や設定などは何の関係もないので、あちらを読まなくても大丈夫です。
※念のため保険としてR15指定入れております。
※人によっては全然幸せなお話ではないかもしれません。(作者としてはハピエンだと思っています)
※明るいのは最初だけかと。常に暗いお話かもしれません。
※私独自の世界設定になっておりますので、ご了承ください。
※こちらの作品、全話執筆済、完結保証です!!
※アルファポリス様でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-06 20:00:00
80473文字
会話率:29%
斯くして本来であれば婚約破棄され公開処刑される筈だった悪役令嬢セルベセリアは人生をやり直すことに成功し、旅の途中で死んでしまった不甲斐ない聖女の代わりに頼れる仲間たちと共に魔王を討伐しこの世界に恒久の平和をもたらしたのでした。
めでたしめ
でたし。
――本当に?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-02 12:00:00
64328文字
会話率:24%
サウナはただのリラクゼーションの場所ではない。それは、勇者ベイルが神をも超える力を覚醒させる場所だ。しかし、その力を得るためにはサウナに長時間滞在し、無防備な状態にならなければならない。
ベイルの弱点を知った魔王軍は、彼のサウナ中を狙って
次々に刺客を放つ。勇者至上、もっとも無防備な状況での戦闘。
魔王軍の魔神ヴァルディスは、普通に攻めるよりも城下町に潜入してダイレクト暗殺をした方が手っ取り早いと判断。だが、サウナの魅力に魅せられた彼は、ととのうことの気持ちよさを思い知ることになる。
さらにはメシ。サウナの後のメシは最高だった。
勇者ベイルに価値観を変えられてしまった魔人は、サウナにはまってしまう。
ヴァルディスを不甲斐ないとみるや、次は魔王軍の知将プリメーラがベイルの命を狙う。
戦争では分が悪いと判断した彼女もまた、ベイルのサウナ中を狙っての暗殺を企んだ。
しかし、用意周到であったベイルは、彼女をサウナを使ったデスゲームへと引き込むことで事なきを得る。結果、プリメーラはサウナの従業員として働くことになった。
戦争では勝てないと判断した魔王軍は、内政によっての内部崩壊を企んだ。
ダークエルフを率いる、天計のウルフィ。
彼女は、ラングリードの温泉施設を数多く買収し、国そのものを追い詰める。
ウルフィは魔王軍の財という財を投入。魔王は飢え、人材も廃れていく。
勇者ベイルもまた、王女との結婚を担保にお金を借りて、街の店たちを守ろうとする。
内政バトルは熾烈を極めることになる。
魔王軍は徐々に戦力を減らし、戦争は終焉を迎えるかと思った。
だが、魔人ヴァルディスが真のサウナーとして覚醒。
再びベイルと対峙する――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-01 23:17:14
176236文字
会話率:41%
僕には、小説の新人賞を獲り、その作品を世に出すという、絶対に叶えると決めた夢がある。
過去に六作の小説を執筆し、応募したが、何れも不甲斐ない結果だった。
そして、ある日の仕事帰り、目の前を走行中のタクシーの前に飛び出した柴犬を咄嗟に捕まえ
た。
とりあえず家に連れて帰り、暫くすると、インターホンが鳴った。
「犬を引き取りに来ました」
そう云った男は、何故か居座り、次々と缶ビールを要求していく。
それから、七福神の寿老人と名乗ると、束帯を纏った小さな老人に姿を変えた。
何故かそのまま泊まった男は、次の日、友人を連れて来た。
その男は七福神の福禄寿だと、後に解った。
僕は七福神全員に逢って取材し、小説を執筆しようと決めた。
これは、実際に僕が体験した、ノンフィクション小説である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-28 11:37:57
92448文字
会話率:45%
全身を叩き付ける豪雨の中、地の底にまで轟くようなシルバーバックの咆哮がジャングルに響き渡った。
「ヨーコ、あぁ、ヨーコ……。すまない、私が不甲斐ないばかりに。可哀想に、きっと震えているだろう。待っていろ、いま私が助けに行くからな」
「勇敢」を冠した老ゴリラが、惚れた女のためにジャングルを駆け抜ける!
そして、デスロードの先に待っていた真実とは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-08 06:00:00
35008文字
会話率:49%
『ホーリーソードファンタジー』という名のアクションRPG。
ダサすぎるタイトルは置いといて。
勇者が仲間と共に魔王を討伐する、王道すぎる物語だ。
パーティーは美少女オンリーで各キャラの好感度によるマルチエンディングを採用している。
だが、魔王を討伐し真の平和を勝ち取るエンディングはただ一つ。
勇者であるルークが、正ヒロインの女騎士リーゼロッテと結ばれ、聖剣の真の力を引き出すことで物語は大団円を迎える。
……だというのに、俺はルークの友人であるカイトに転生してしまった。
それがきっかけでルークは選ばれし者ではなくなり、魔王に聖剣を奪われた。
そんな不甲斐ないルークを、リーゼロッテは冷たくあしらう。
仕方ないから俺が協力して世界を救おうと思ったわけだが……。
あれ、おかしいな。ザコ敵にも苦戦するんですけど?
ああそうか、チュートリアルで死ぬはずのキャラだもんな。
やっぱり、魔王討伐ムリかな? 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-01 21:02:20
252482文字
会話率:48%
理想と現実は近くて遠い
眼の前の壁1枚隔てたその先に
理想が待っていると思うことさえある
ほんの少し変えられれば
ほんの少し先に進めば
その「ほんの少し」に手が届かない
その現実に憤る
誰に?
理解の得られない世界に
誰に?
僅かに
届かない不甲斐ない自分に
誰もがそうしてもがいて
誰もがそうしてあがいてる
同じように足掻いているなら
その手は壊すだけじゃなくて
手を取り合うことも出来るんじゃないか
思い通りにいかない世の中だけが
現実だなんて思いたくないから折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-10-18 07:00:00
257文字
会話率:0%
突如現れたドラゴンにより、存亡の危機に陥ったサツキ国。サツキ国の女王であるソラは、国見事ドラゴンを倒したものに王位を譲ると宣言し、英雄を募った。そうして現れた一人の英雄。見事ドラゴンを倒したアレクセイは、国を救った英雄として、戴冠式を迎える
。
一方役目を終えたソラは、不甲斐ない自分を恥じ、無用な混乱を避けるため、余生を修道院で送る決意を固めていた。
二人が相まみえたその瞬間から、物語が動き出す。
若く情熱的な英雄と、可憐で気高い女王のラブストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-09 18:51:20
4081文字
会話率:42%
死にたがりの命綱をいつの間にか握っていた。
自分がこれを手放せばおそらくあの人は死ぬのだろう。
死んで欲しくなかったからその縄を離さなかった。
だけど、あの人がもう生きていたくないというのであれば自分にこれを握り続ける資格はない。
生が苦しいのは知っている、死がある意味救済となり得ることも知っていた。
だから、心の底からそれを望んでいるのであれば、自分だけは笑って見送らなければならない。
だけどどうしてもその縄を手放せなかった。
どうすれば、そう思った私の視界の端に先が尖った石がうつった。
それを左手でしっかりと握り締めて、振り下ろす。
痛みに笑う、こんなに痛いのに縄を手放せない自分に笑う。
きっと抉って抉って千切れてしまったとしても、自分は石を放り捨てて左手でこの縄を掴み続けるのだろう。
そうしたら次はきっと左手を噛みちぎって、それでもきっと縄は離せない。
だからきっとこれは持久戦で、緩やかな自殺になるのだろう。
不甲斐ないことに自分は死んでしまうその時まで、あの人のことを手放せないのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-07 21:17:26
4299文字
会話率:24%
パチンカスの父親のために売春し、不甲斐ない佳日常を送る佳之川 日美斗。(かのかわ ひびと)
その容姿は美しく人目を惹く。
ある日、売春相手の子供の管野林汰(すがの りんた)にその様をみられる。
その前にも少し合ってちょっとずつ仲良くなってい
た林汰。
そんな二人が幸せを掴む物語
この物語は、pixivにも連載しています!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-20 13:34:35
6223文字
会話率:56%
元剣聖は『メスガキおじさん』としてかつての弟子の下へ赴き、その剣術で正しい方向へと導く旅をスタートさせたのだった……。
最終更新:2021-07-14 18:37:43
1892文字
会話率:28%
世界で唯一の帝国、資源豊かで軍力も桁外れの最古の歴史を誇る大国メルセルヴィーテ。
かの国からは今も昔も多くの物語が生まれていた。
奇想天外奇天烈摩訶不思議な少年。
兄の婚約者に横恋慕する皇子。
公の場で婚約破棄を叫ぶ暴挙に出なが
ら秒速撤回をし、けれど容赦なくフラれた皇太子。
我が子の出生を疑い妻子を虐げ、後に悔いるも虐げた我が子に実権を握られ逆らえぬ皇帝。
世間から逸脱した新しい価値観を問答無用で人々に叩き込む少女。
次期皇后の座を捨て平民と変わらぬ貴族の男に押し掛ける公女。
夫の全てが微笑ましい皇太子妃。
己を貫き子を愛し民を導き、不甲斐ない夫を尻に敷く皇后。
これは、彼ら彼女らの紡ぐ表には出せない裏の歴史の物語。
※短編『皇太子の教訓』のアシルの周辺の話です。
時系列はばらばらです。時代が行ったり来たりします。
残酷な描写が出てくる際は前書きで予告します。
地雷がある方、苦手な方はお気を付け下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-07 15:05:43
141914文字
会話率:51%
〝見習い人〟として工房に通う十三歳の少年・エクトルは、「努力をしても望む標準位置に辿り着けない不甲斐ない」状況と「冴えない自分」、そして何につけても自身の好みや気分を判定基準にして、部下の仕事の出来に甲乙をつける先輩や上司にうんざりしていた
。
平坦で重苦しい日常が続いていたある日のこと、遠い澄み渡る夜の星空より、流星群に便乗して一人の若々しい典雅美麗なる偉丈夫が町に舞い降りる。
彼は、宇宙からやってきたと言い、星間旅行の目的地の1つとしてここを選んだという。
奇妙な偶然から滞在期間中一緒に過ごすことになったエクトルは、幾年(いくとせ)も先を生きる彼より、世界のバランスとの向き合い方や、将来のための自身の立ち位置の探し方を教わる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-15 07:01:18
244003文字
会話率:24%