高原でカフェを営んでいる聖女一家の末っ子に生まれたフィレーネ。
本人は気がつかない間にズバ抜けた聖なる力を身につけていた。
今は亡き母親は、無自覚にもフィレーネばかりに期待を寄せてしまっていたのである。
そのため、プライドが高い長
女と、長女のことを溺愛している次女は、フィレーネのことが邪魔で憎かった。
ある日サラが規格外の聖なる力を持っていることを過信して、フィレーネを家から追放することになる。
フィレーネは無一文で王都まで向かい、そこでレリック王子と出逢う。
「王都でカフェを始めたいのです」
すべては、亡き母親から言われてきた言葉。
『聖なる力でおいしい飲み物を作って人々を幸せにさせてね』
三姉妹の中で、フィレーネだけはこの言葉に従う。
なぜか最初からフィレーネに対して優しいレリック王子の協力のもと、念願だったカフェをオープンすることに成功する。
フィレーネが毎日祈っている聖なる力のおかげで、コーヒー豆や茶葉はものすごい速さで収穫でき、なおかつ愛情のこもった飲み物の噂が広まっていき徐々に人気店になっていく。
ただし、フィレーネは自分が提供している飲み物にどのような特殊効果があるのかを知らず、ただお客の笑顔を見たいがために日々奮闘する。
そんな健気で一生懸命なフィレーネを見ていたレリック王子は、徐々に感情を抑えることができなくなっていき、猛烈アピールしていく。
一方、高原のカフェに残った二人は、利益ばかりに気をとられ儲けようと必死になる。
フィレーネがいなくなってからは、どういうわけか庭で育てていた豆や茶葉の収穫が困難になっていき、苦渋の策としてあらゆる方法を駆使して営業を維持しようとした。
しかし、その評判が徐々に悪くなっていき……?
※基本は漢数字を使っていますが、一部の表記に、読みやすさ重視でアラビア数字を使っています。
※物語の進行上、ざまぁは普段書いている小説よりも後半のほうから本領発揮しています。
※この作品はアルファポリス、カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-18 12:00:00
66265文字
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最終更新:2023-03-18 18:05:30
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会話率:59%
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キーワード:
最終更新:2020-08-16 23:00:00
831文字
会話率:0%
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コーヒー1杯分の時間で楽しめる作品をめざしました。
全3話。
いずれも、コーヒーにまつわる短いお話です。
第1話:6歳の愛娘が淹れてくれた、初めてのコーヒー
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第2話:残業終わりに立ち寄る、行きつけのカフェ
「熱闘ラテアート」
第3話:妻の秘密
「甘いお別れ」
~・~・~・~
作者は、本作の著作権を放棄しておりません。
無断転載・無断使用等はご遠慮ください。
この作品は、「エブリスタ」「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-23 16:00:00
9088文字
会話率:22%
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最終更新:2017-11-22 01:43:05
3208文字
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最終更新:2017-03-02 22:01:11
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最終更新:2016-04-15 16:40:16
2302文字
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行きつけの喫茶店と愛想がクソほどもない店員さんの話
最終更新:2016-01-12 16:51:32
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会話率:50%