「迷い家」――遠野地方に伝わる話で、そこを訪れた者は、何であれ一つを選んで持ち帰らねばならないという。
その「迷い家」に、ふとしたはずみで出会ってしまった小学生が二人。魔法のスクロールを選んでご満悦の女の子を尻目に、何を選ぶべきか途方に
暮れた男の子。半ばやけくその愚痴混じりに「迷い家」を選ぶと……驚いた事に受理されてしまう。ただし〝収蔵品〟も〝備品〟も別扱いの未完成状態で。
その後、無事に元の世界に戻れたのはよかったが……使い方も鍛え方も判らない魔法を貰った女の子と、どこで建築中なのかも判らない「マヨヒガ」を貰った男の子。二人のささやかでおかしな冒険が幕を開ける。(第一部 五年生 一学期)← 今ココ
小学生の述懐という体裁なので、会話やモノローグではいつもより漢字を少なめにして、凝った言い回しも減らしています。ただし、二人以外の会話やモノローグなどはこの限りではありません。また、二人が愛読しているようなラノベに出てくる単語や言い回しは熟知しているものとして、漢字のままにしています。
R15と残酷描写は保険です。
【お断り】
本作に登場する地名・人名・歴史・道徳・法律・価値観・慣習・伝承などは架空のものであり、現実のそれとは無関係である事を、予めお断りしておきます。現実で作中人物と同じような行動をとった場合、何らかの法規に抵触するかもしれませんのでご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 21:00:00
205284文字
会話率:62%
ハードワークと職業適性不一致に悩み、毎日をつらく感じている香澄(かすみ)。
彼女は帰り道、不思議な喫茶店を見つけて足を踏み入れる。
そこで出会った青年マスター晴臣(はるおみ)は、なんと『ぬらりひょん』!
彼は香澄を『マヨヒガ』へと誘
い、彼女の保護を約束する。
離職した香澄は、新しいステージである『3DCGモデラー』で才能を開花させる。
香澄の手が、デジタル空間でキャラクターに命を吹き込む――。
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「小説家になろう」、「アルファポリス」で掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 06:00:00
97359文字
会話率:30%
かつて人々は自分たちの理解に及ばぬ存在を畏れ、名前を付けた。妖怪、妖精、怪物――そう呼ばれた存在は科学の発展によって否定され、今日においては空想上のものとされている。
だが、彼らは今も人目に付かぬ場所に息づいていた。
日本のと
ある山奥。人々が『マヨヒガ』と名付けたその家は、人を受け入れることも無くただそこにあるのみだった。
世界が、異世界に通じるまでは。
これは『マヨヒガ』に結びついた座敷童と居候の竜の凸凹コンビが織り成す、幻想(ファンタジー)の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-31 23:59:43
3567文字
会話率:43%
雲隠岳は立派過ぎる名前にそぐわない低山だが、忘れられた『山中の迷い家』伝説がある。
「マヨヒガから何か一品持ち帰れば富貴がもたらされる」という大まかな部分は、他のマヨヒガ伝説・隠れ里伝説と同じなのだが、一つだけ他の伝説には無い禁忌(タブ
ー)事項があった。
それは「おふだが貼ってある扉を開けてはいけない」というもの。
郷土史家の”私”の元へ、生活安全課の警官から、雲隠岳遊歩道に落ちていたというスマホの画像データが持ち込まれるのだが、そこには……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-07 09:27:00
884文字
会話率:38%
転勤により、一軒家(築60年)に暮らすことになった泉谷芽生家。
しかしその家は、肉体こそ持たないものの、自分で意識を持ち人と会話を交わせる「マヨヒガさん」だった。
マヨヒガさんはそろそろ寿命が尽きるという。
無類の家好き、お家遊び大好きな芽
生家は、彼の「最後の時まで一緒にいてほしい」の願いを叶えるため、今日も全力でお家で過ごす楽しいこと。で彼とともに一日を過ごすのだった。
仕事以外は全力でお家にいたい「メイカ」と、姿を持たないお家「マヨヒガさん」の引きこもりお家ストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-27 22:03:16
88513文字
会話率:39%
一章 岩手県遠野市『マヨヒガあるいは座敷童子』
二章 東京都台東区浅草『浅茅ヶ原の鬼婆および動く骸骨』
三章 京都府京都市『茨木童子、鵺、そして百鬼夜行』
終章 日出ずる国の彼方『荒廃神社の黒巫女』
★あらすじ
ダウナー系の少女と天才陰
陽師の少女が、全国を旅して怪異を解決、近年SNSで流行している願いの叶う怪異『荒廃神社の黒巫女』の謎に迫っていく。
カクヨムでも投稿しています。
https://kakuyomu.jp/works/16816700429390570373
こっちも応援して頂けると、嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-16 23:00:00
105800文字
会話率:28%
行方不明になった、ゼミ生を探すため、千早は『人喰い・神隠し』の伝承がある土地へ向かう。
そこでは、罪穢れを壺に封印して棄てる信仰があった。また、ソレを封じる為の家がある。そこは、地元の人でも近付かない場所。人喰いの家として、恐れられていた。
長年、溜りに溜まった念が、マヨヒガを生み出した。そして、そこでは『蠱毒・金蚕蟲』が行われていて、何度も嫁金蚕された末、暴走しかけていて、誰構わず喰うバケモノとなっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-04 10:53:32
52414文字
会話率:41%
家があるはずのない山中で、彼女が家を見つけた。それがマヨヒガだと気づいた俺は、ある画策をするのだが……。
最終更新:2021-07-15 16:33:20
4300文字
会話率:56%
大学を辞め、アルバイトで食いつなぐ生活を送る男が一人。
ある春の日の陽光に釣られ家を出る。
何げなく入った喫茶店で不思議な出来事に。
俺は俺に奢らなきゃならない。
最終更新:2020-12-28 01:20:11
2906文字
会話率:24%
亡くなった父の実家である遠野を訪ねた中学生の広也は、久しぶりに兄に再会する。
兄から「マヨヒガ」の話を聞いたその夜、不思議な白い光と歌声に導かれて迷い込んだ世界で、「ときわの巫女」と名乗る少女・秘色とともに里を救うために旅立つことになる。
十三歳の夏、不思議な世界に迷い込んだ少年達がみつけるものとはーーー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-19 17:19:59
128369文字
会話率:32%
大叔母から築百年の隠れ家を相続した紫桜。座敷ぼっこの気配があるその家に、幼馴染みで大学講師の琥太朗、ピースフルなしっぽのおざきくん、二尾の黒狐が次々同居することに。
わりと普通なマヨヒガライフ。
最終更新:2020-10-28 20:00:00
122820文字
会話率:58%
遠野の昔話には、「マヨヒガ」の話がある。
何かこの家の物を持ち帰ると、その家に幸運が訪れるというが、現代では……?
注意:本作は新字旧仮名です。また、柳田國男氏の著書「遠野物語」の二次創作です。「遠野物語」の著作権は、2012年を以っ
て切れています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-22 17:51:23
723文字
会話率:0%
おじさんが小さい頃住んでいた場所は、開発途上の田舎町。自然がまだ多く残っていた。
そのうち、学校の裏山は格好の遊び場所で、おじさんたちも友達と鬼ごっこなどして楽しんでいたらしい。
ただその山には、ある決まりごとが……。
最終更新:2019-11-17 17:40:37
3231文字
会話率:11%
むかしむかし、迷った猟師が見つけた酒の川があったとさ。
みんなは怪しく思いながらも、酒をたんまり飲んだとさ。
だけど、始まる不気味なできごと。
真実求めて、殿様の家来が、刀を手に川へと向かったとさ。
※2017/5/28 日間童話ランキ
ング5位を獲得しました!
※2017/5/29 日間童話ランキング2位を獲得しました!
※ショートショート様にも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-15 18:04:07
1991文字
会話率:0%
気が付くと、畳敷の和室にいた。
縁側の向こうでは、巨大な桜が花弁を散らしている。
見惚れていた僕に、突然現れた白猫が話し掛けてきた。
「時間ニャ」
自らを案内係だと称する白猫に導かれて、同じような和室を次々と案内される。
辿り
着いた場所で、僕を待っていた事実とは――。
ーーーーー
※ この話は、エブリスタでも投稿イベ用に掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-10 01:00:00
7944文字
会話率:39%
「期限内に捜しモノを」
訳の分からないことを言われるがまま少女について行くとそこは異人の住む世界、マヨヒガ。
言われた期限はとても短く、捜しモノの宛もない。ここに来た理由、ここへ何を探しに来たのか、なぜ自分なのか、俺は何も知らない。
最終更新:2018-05-27 00:36:48
1600文字
会話率:20%
竜神達の謎を少しばらします。
本編と繋がっています。
最終更新:2018-04-21 15:36:28
1534文字
会話率:92%
水神の一の小さ神が、大神の手をはなれ輪廻の円環にのまれてから、千年の時を経て、人間の娘として生を受け、再び大神の手元にもどる。大神が全き心を取り戻すことにより、幽世、現世ともに摂理が正常に流れるようになる、御伽噺。
最終更新:2017-09-10 22:00:00
46530文字
会話率:44%
道に迷った娘の決断と、その道先。
彼女は何者なのか。それすらもが、一つの迷いなのかもしれない。
先は、光か、それとも闇か。
最終更新:2014-03-14 21:25:21
2137文字
会話率:34%
遠野物語に語られるアヤカシ『マヨヒガ』がM村に実在すると聞き、現地調査を行うために現地に向かう小説家・古原恭也と大学生・三上透子。
しかし、実際に見た『マヨヒガ』は、みすぼらしい古びたただの小屋に思われた。そこに隠された謎とは……
最終更新:2014-01-09 16:19:34
20441文字
会話率:55%
作品名:マヨヒガの主
作者名:牛尾紫微
キーワード:
最終更新:2013-11-23 17:28:12
58024文字
会話率:28%