私はその日、途方に暮れていた。
なにしろ生家であるサットン侯爵家が没落し、
子供の頃からの婚約者に婚約破棄されたのだ。
だが同時に唐突に気づいた。
ここはかつて読んでいた某ライトノベルの世界だと!
しかもガスはあるし、水道も通ってる
し、醤油が存在する
まさかのチートすぎる世界だった。
転生前、筋肉ヲタ……だった私は、
サットン家主治医のフォスター先生の元で治療師の資格を取って、
リハビリと栄養指導をし始めた。
このまま平穏に王都の片隅で暮らしていきたい……
私の願いはそれだけ。
しかしある日、伊達男で知られるセルゲイ=エヴァンス侯爵令息の弟である
トラヴィスのリハビリ依頼が私にやってくる。
何を隠そうセルゲイは私の最推しキャラ!
だけど、弟なんかいたっけ?
トラヴィスは騎士だったが、とある事件に巻き込まれ、
顔と右足に大怪我を負ってしまったのだという。
涼やかな美貌を持つ彼の二つ名は――氷の騎士。
しかし彼は異性が苦手らしい。
私ではすぐにお役御免のはず。
と思っていたのに。
とあることで会えた氷の騎士は、
痩せていて!筋肉が落ちていて!
しかも!何故か私とは話せる!
「俺の顔が怖くないのか?」
「他の女性は駄目なのに、お前だけは大丈夫だ」
「俺の側にいろ」
(貴方はヒロインが好きなのよね? その怪我だってヒロインを庇って――)
やがて私はトラヴィスの抱えている過去を知る。
※あらすじ長くてごめんなさい
※なるべく明るく!楽しい!話を!目指します
※ゆるゆる設定です
※R15は保険です
※ストックあるところまでは毎日更新ですがそれから不定期更新です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 18:00:00
118289文字
会話率:41%
「愛しているよ、エルシー…。たとえ正式な夫婦になれなくても、僕の心は君だけのものだ」「ああ、アンドリュー様…」
王宮で行われていた晩餐会の真っ最中、公爵令嬢のメレディアは衝撃的な光景を目にする。婚約者であるアンドリュー王太子と男爵令嬢エル
シーがひしと抱き合い、愛を語り合っていたのだ。心がポキリと折れる音がした。長年の過酷な淑女教育に王太子妃教育…。全てが馬鹿げているように思えた。
嘆く心に蓋をして、それでもアンドリューに嫁ぐ覚悟を決めていたメレディア。だがあらぬ嫌疑をかけられ、ある日公衆の面前でアンドリューから婚約解消を言い渡される。
深く傷付き落ち込むメレディア。でもついに、
「もういいわ!せっかくだからこれからは自由に生きてやる!」
と吹っ切り、これまでずっと我慢してきた様々なことを楽しもうとするメレディア。ところがそんなメレディアに、アンドリューの弟である第二王子のトラヴィスが急接近してきて……?!
※作者独自の架空の世界の物語です。相変わらずいろいろな設定が緩いですので、どうぞ広い心でお読みくださいませ。
※この作品はアルファポリス、カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-15 19:00:00
131983文字
会話率:46%
オルデンバーグ侯爵家の嫡子トラヴィスには愛する婚約者がいたが、流行り病で失ってしまった。その後両親の連れてきた男爵家の令嬢コリンナと結婚するものの、元婚約者を忘れられないトラヴィスは、愛するつもりはないとコリンナに言い放つ。しかしコリンナは
言う。『処女受胎』の加護持ちなので、閨の秘め事がなくても妊娠することができますよと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-29 07:05:17
3893文字
会話率:47%
オーレリアには、こめかみに醜い傷がある。それは、魔剣の使い手である婚約者のトラヴィスを庇ったことにより、かつて負ったものだった。オーレリアは、幼い頃は治癒師としての将来を切望されていたけれど、周囲の期待に反してその能力は伸び悩んでいた。それ
に対して、トラヴィスはその優れた才能を開花させ、飛ぶ鳥を落とす勢いで名を上げていた。
トラヴィスの態度が少しずつ冷たくなっていく中で、オーレリアは、彼女が負った醜い傷に負い目を感じて、彼が婚約を続けているだけだと言っているのを目の前で聞いてしまう。トラヴィスとの別れを選んだ傷心のオーレリアは、もう誰かに嫁ぐことは諦めていた。けれど、彼女の元に、かつては天才と呼ばれていた魔剣の使い手である侯爵の家から、訳ありの縁談が持ち込まれて…?
ハッピーエンドのラブストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-12 19:00:00
99177文字
会話率:41%
神の恵みという不思議な力が宿るルパ王族の中で、運命の相手を見ることができる力を持つオーレリアは役立たずの力だと罵られ周囲からいないもの扱いされていた。
ある時、姉の代わりに側妃として敵国の狒々爺と噂の皇帝の元へと嫁ぐことになるのだが、宮殿に
到着してみると皇帝は床に伏せっていて挙式ができる状態ではなかった。
すると皇帝代理を務めるトラヴィスから神の恵みの力を使って皇子たちの嫁探しをして欲しいと依頼されて……。
私はいつになったら結婚できるのでしょうか?
というか、当初の目的がすり替わってません!?
これは祖国で虐げられていた王女が幸せになるまでの恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-03 08:46:02
25604文字
会話率:30%
剣と魔法の世界を舞台に、必死に生きていくレイとノアの物語。
古風なヒューマンドラマ系のバトルファンタジーです。
東の大街道沿いの要塞都市シエンナには、国境の街道を守るシエンナ騎士団があった。騎士団とは言っても名ばかりで、ここ東の要所
シエンナで汚れ仕事をやらされる、傭兵隊に毛の生えた程度の集団だ。ここを治める領主トラヴィス直属の騎士団でもないし、もちろん強大な力を持っている中央、国王直属の騎士団とは何の関わりもない。
それでも、シエンナ騎士団に入れれば、身分が保障され、衣食住に困ることはなく生きていくことはできる。この時代、それが目当てでここシエンナにやって来る者も多かった。辺境の北の地からやって来たレイもその一人だった。まだ少し幼なさの残る顔立ちながら、鍛え上げられた体と身のこなしからは剣術を修練して来た者の姿勢が窺えた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-06 14:54:33
148863文字
会話率:53%
第4回「下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ」大賞のお題となる過去のタイトルが全て本文中に出て来る作品です。
天才科学者のトラヴィスが研究漬けの毎日の中で、非日常で非科学的な幽霊の少年と出会いその記憶の断片を見て彼が感じた事とは。
な
ろうラジオ大賞応募の超短編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-23 13:06:02
1000文字
会話率:34%
女伯グリゼルダはもう不惑の歳だが、過去に起こしたスキャンダルが原因で異性から敬遠され未だに独身だった。
二十二年前、グリゼルダは恋仲になった王太子と結託して彼の婚約者である公爵令嬢を陥れようとした。
けれど、返り討ちに遭ってしまい、結局恋人
である王太子とも破局してしまったのだ。
ある時、グリゼルダは王都で開かれた仮面舞踏会に参加する。そこで、トラヴィスという年下の青年と知り合ったグリゼルダは彼と恋仲になった。そして、どんどん彼に夢中になっていく。
だが、ある日。トラヴィスは、突然グリゼルダの前から姿を消してしまう。グリゼルダはショックのあまり倒れてしまい、気づいた時には病院のベッドの上にいた。
グリゼルダは、心配そうに自分の顔を覗き込む執事にトラヴィスと連絡が取れなくなってしまったことを伝える。すると、執事は首を傾げた。
そして、困惑した様子でグリゼルダに尋ねたのだ。「トラヴィスって、一体誰ですか? そんな方、この世に存在しませんよね?」と──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-21 13:18:56
17300文字
会話率:26%
ぐらりと視界が揺れて、トラヴィス・リオブライド・ランフォールドは頭を抱えた。
刹那、脳髄が弾けるような感覚が全身を襲い、何かを思い出したようなそんな錯覚に陥ったトラヴィスの目の前にいたのは婚約したばかりの婚約者、フェリコット=ルルーシェ・
フォルケイン公爵令嬢だった。
「トラ……ヴィス、でんか…っ…」
と、名前を呼んでくれた直後、狂ったように泣きだしたフェリコットはどうやら時戻りの記憶があるようで……?
ライバルは婚約者を傷つけまくった時戻り前の俺(八つ裂きにしたい)という話。
或いは性根がダメな奴は何度繰り返してもダメという真理。
元サヤに見せかけた何か。
完結済み予約投稿。(エピローグという名の蛇足を含めて全22話8/24.21時に完結しました)
ヒロインターンは鬱展開ですので注意。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-24 21:00:00
54852文字
会話率:20%
魔力無限大という魅力的な魔力の持ち主であるレインは、突如その魔力を失った。
彼女の婚約者は魔導士団長であるトラヴィス。
またレインには魔法研究所所属の義理の兄、ライトがいた。
ライトはトラヴィスにレインとの婚約破棄をするように頼む。
魔力
を失ったレインはトラヴィスの負担になるだけだ、と。
レインはそっとトラヴィスの元を離れることを決意する。
魔力の枯渇は生命力の枯渇。
このまま枯渇が続けばレインは命を落とすことになる。
彼女の魔力を取り戻すため、トラヴィスはレインの元を訪れるのだが――。
―――
※この作品はベリーズカフェ様、R18版をアルファポリス様、ムーンライトノベルズ様にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-05 07:00:00
92398文字
会話率:51%
伝説の殺し屋として名を馳せた男「トラヴィス・カイン」、彼はひょんな事から「異世界転生者最強ランキング」と呼ばれるランキング戦で異世界転生者たちと壮絶な「死合」をすることになった。
数多くの転生者達を倒し、彼は無事に頂点に立てるのか。
最終更新:2021-07-10 00:46:53
4506文字
会話率:38%
トラヴィス帝国で、花の都と謳われるツェルタニカ。
ツェルタニカの第二公女ラタニアは、密かに従者のレーネに想いを寄せていた。
だが、ラタニアの婚約者。
レーネを想う町娘。
暗雲のごとく漂う謎の計画
。
全てがラタニアの邪魔をする。
悪魔の花が咲く時に、ラタニアの日常は終わりを迎える。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-08 23:23:09
2965文字
会話率:38%
知ってるようで知らない音楽。
知らないなら聴けばいい。
簡単だ。
一押しの名曲がここにある。
『本作は「すげどう杯企画」参加作品です。
企画の概要については下記URLをご覧ください。
(https://mypage.syosetu.com
/mypageblog/view/userid/1299352/blogkey/2255003/(あっちいけ活動報告))』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-11 23:36:31
1467文字
会話率:13%
暴政によって国を支配する王・トラヴィス。彼の国に住まう幼い少年・ノールの両親は、王を討つために立ち上がり、そして殺された。
時は流れ、大人になったノールは両親の意志を継ぎ、国王討伐を画策する。
そんな彼が、ある日偶然国王と街中で遭遇してしま
う。
幼い頃とは違い、殺意を宿す視線の先――国王の口元は、嘲るように歪んでいた。
(過去作[執筆完了日:2016年5月])折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-11 00:32:24
122180文字
会話率:51%
魔術で繁栄してきた豊かな世界のなかで、“白騎士団”と呼ばれる8人の人間がいた。彼らはいつだって持てる人から奪い、気の向くままに生き永らえている。
“白騎士団”の本拠地がある王国ハルバルトの軍に所属する1人の少女、ユウ・サヴァレ。彼女の職務は
、1人の兵士として国の人々をあらゆる悪意から守ること。しかしそれは、本当に彼女自身の望んだことなのか。
ある日彼女は、軍へ訪れた青年、トラヴィス・ウォーカーと出会う。若いながらにして世界有数の頭脳とされる彼との邂逅が、ユウの生きる世界と、彼女の運命とを大きく変えてしまう。
この小説は、個人運営サイト『白い騎士』【http://chapel-restaurant.wix.com/knight-of-white】との重複投稿になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-05 00:00:00
70861文字
会話率:44%
ここはロイド王国、王都トラヴィス。ここは、町の結界を一歩外に出たら魔物の住み処(すみか)だ。その環境の中で、人を捕食する魔物等を狩る、ハンターという職業がある。そしてハンターギルドBBに所属するハンター、ハル・クロフォード。16歳。彼はこの
世界では珍しい黒髪黒眼を持っている為、蔑(さげす)まれて生きてきた。だが天性の魔力の強さから、黒の魔術師と呼ばれる程、周囲から畏怖される存在となる。過去には温(ぬく)もりを求めて様々な女性と時を共にしたが、ある時、気になる女性に出会う。
アメーバブログ内で「小さいワンコ」として日々 お話を綴っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-09 06:00:00
337118文字
会話率:38%
クレアを失い、グライムズと共に行動をするトラヴィスは元ヴァンパイア・スレイヤーであったスティールという名の人物と出会う。彼が経営する酒場へ案内された二人は、そこで一匹狼の女吸血鬼ハンター、ローリーと出会う。[ブラッド・デスティニー]の続編。
最終更新:2014-11-23 09:56:52
48352文字
会話率:39%
嵐の夜。
モーテル「ライラック」。
トラヴィスは突然の来訪者に見舞われる。
そしてその後、彼の行方を知る者はいなくなった。
キーワード:
最終更新:2014-06-11 04:55:10
1314文字
会話率:11%
55歳で独身、無職。精神障害者で30年の精神科通院中の坂木俊也。彼は単調で孤独な毎日に鬱屈し、過剰な性的欲求や過激な暴力衝動を募らせていた。映画『タクシードライバー』ファンで主人公トラヴィス・ビックルに自らを重ねる俊也はトラヴィスになるべく
行動を起こし始める。母、ホームレス、売春婦を殺害。街を彷徨いながら彼は15歳の家出少女に出会う。彼女を性的に支配し、殺害する場面を空想。実行しようとしたが、少女の純粋無垢が彼の判断を狂わせる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-24 12:06:36
509文字
会話率:0%
部分記憶消去人再び……
高度発展した都市《グライド》では、人間の記憶や映像などを自分の脳内に記憶AIチップを埋めて記憶し、人々は安全な生活をしていた。だが、最近では、《部分的記憶消去》という違法犯罪が多発していた。その犯罪は、特殊な銃で
人々の対象の部分的記憶だけを消去するものだった。しかし、唯一、連邦政府に認可された記憶消去人がいた。それがナオキ・ステッドである。
6月11日 連邦政府情報管理省長官のクリス・ハーランは、とある理論情報を抹消する為に、クリスはナオキに仕事を依頼する。対象は脳科学者のトラヴィス・ペンだった…… 同じくしてトラヴィスもある男に暗殺の依頼をする。暗殺の対象は、クリスだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-19 22:46:50
11065文字
会話率:48%