この世界には、まだ見ぬ味がある。
それは、忘れ去られた森の奥深くでひっそりと育つ希少なキノコかもしれない。あるいは、かつての王宮を彩った、今では失われた幻のデザートかもしれない。
彼らは時に危険な道なき道を進み、時に風変わりな住人と出会い、
時には言葉を交わす代わりにただ皿の上の料理と向き合う。だが、その目的はただ一つ。
辺境の地に隠された、極上の一皿を見つけ出すこと。
これは、味覚の冒険者たちが織りなす、至高のグルメ探訪記である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 06:41:04
66100文字
会話率:23%
気付くとそこは見たことも無い風景。どうやら俺もついに異世界に呼ばれたようだ。当然あるべき強い魔法などは、全て一緒に来た愛犬ベスに割り振られた様子。
俺は武器すらまともに使えない不遇っぷりなので、ベス頼りの日銭稼ぎの日々がスタート。宿屋の
受付のお姉さんと知り会ったと思ったらいつの間にか跡継ぎ候補に両親公認でなっていたり、キャベツの力を強力な魔法に変える水着の魔女を雇うことになって借金が雪ダルマ式に増える毎日になったり、異世界を楽しむ暇も無い。
宿屋のメニューを油っぽい濃い味から女性向けのヘルシーメニューやデザートを充実させ、お客さんを増やすことに成功。さらに街に数件しかなく不便だった銭湯を宿屋に増築し、売り上げを伸ばした。俺は何しに異世界に来たのか悩むが、まぁいいか。
空飛ぶ車輪に乗るお姫様と知り会ったり、口から蒸気を吐く蒸気モンスターと戦い街を守ったりしたけど、結局俺じゃなくて周りがすごいだけだったり。なにが言いたいかというと、異世界転生したら犬のほうが強かったんだがってことだ。そしてなによりかわいいって話。麻呂眉柴犬って最高だよな。
ありがたくもイメージイラストを頂けましたので、よろしければご覧下さい(一章と二章の間にあります)
一人でこっそり書いているので、ご感想などありましたらとても嬉しいです。
ブックマークや評価など、ありがとうございます! 更新の支えになっています!
誤字脱字見つけ次第直していきます。※アルファポリスでも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 17:48:13
1844815文字
会話率:36%
俺が異世界に来て半年、いつのまにか付いてきていた女剣士リーベルと稼いだお金で各地を豪遊中。デザートが美味しいと噂になっていた食堂に来たのだが、なぜかリーベルがロールケーキのフルーツの数で激怒。その後も「倉庫のすみっこのホコリが複雑に絡んで形
を成して意思を持ちました、みたいな少年が安々と告白していいレベルじゃないって分かっているんだろうな? それを越えてこの私と付き合いたいというのなら、その覚悟を見せてみろ!」とかなんとか。俺は告白なんてしていないし、出来たら平和にスイーツ旅がしたいんだが、相棒の美人剣士様はそれを許してくれないようだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-18 21:55:42
3396文字
会話率:39%
── 私はこの仲間とこの斧で、世界をギラギコバッタンしてやるんだ! ──
来栖見アリナはあるとき、アーリナ・クルーセルとして異世界へ転生を果たした。
フィットリア領を治めるクルーセル家。
前世でも、孤独に奮闘していたアーリナだったが、転
生した先でも家族から虐げられた。
その理由は、アーリナに魔力がなかったこと。
この世界で生き抜くには魔力が必要だ。
そして、人から愛されるためにも──。
アーリナは一度も両親に褒めてもらうこともなかった。そのうえ、妹のリアナが生まれてからは更に拍車がかかった。
氷属性という極めて珍しい属性魔力を宿した妹は、食事にしたって朝から贅沢三昧、勿論、スイーツ付きだ。
一方、アーリナはといえば、一口で食べれそうな小魚に味のないスープだけ……デザートなんて野草だ。
それでも、元気に10歳を迎えることが出来たのは、隣にいる使用人のミサラのお陰だ。
ミサラが屋敷に来てからは、家族には内緒で、別に食事を用意してくれるようになった。
食生活も大きく改善したし、彼女の手料理は最高だ。
もう、いつまでも家畜扱いしてくる家族にはうんざり……。
アーリナは決意した。
この家族から領地を奪い、皆で笑って暮らせる場所を作ると。
アーリナには力があった。
魔力はないが、一振りの光輝く斧の力が。
『生まれ変わったら、世界をギラギコバッタンしてやるんだ!』
前世の記憶を辿れば、いつもそう思っていた。
必要なのは仲間と信頼! アーリナはこの世界で人生逆転を目指して、密かに作戦を開始した。
***
・当作品はカクヨムでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 12:17:30
127516文字
会話率:36%
『氷の騎士団長』と呼ばれる俺、ブリザード。恋愛など戦場の塵ほどにも興味がなかった俺が心惹かれたのは、いつも何かを幸せそうに食べている、不思議な聖女候補だった。
ふわふわのパン、甘い干し果物、とろとろのデザート……そして、虫!?
最終更新:2025-06-28 07:45:30
4005文字
会話率:18%
鰹のたたきは大好きです。
とん平焼きも大好きなんです。
なので、食後のデザートは我慢しています。
最終更新:2025-06-07 22:05:01
200文字
会話率:0%
18歳の誕生日に自国の王子から婚約解消を言い渡された、公爵令嬢フレアージュ。「だったら僕の花嫁に迎えたい」と跪いてキスをしてきたのは、同盟国である魔国の王太子スピネルだった。
人間と変わらない形姿でありながら、異彩を放つ美しい男。ときめかな
いと言えば嘘になるが、実はこの魔族、人間をデザートとして食すという噂。毎年『友好の証』という名で派遣している国民は、甘党な彼らの胃袋に入っていると言うから恐ろしい。
「君との婚姻が無事に済んだあかつきには、今年度の友好の証を免除してもいいよ」スピネルの出した政略結婚の条件を、拒否する術はなく……。
花嫁として魔国に向かったフレアージュは彼のデザートから逃れるべく、代わりとなるスイーツを持ち込んで、魔族に立ち向かうことを決めた。今宵、自分の命と自国民を守るために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 18:46:01
17162文字
会話率:42%
キスの日!ということで、短編を。
優羽と茉里のオフィスラブ。
前作もありますが、単独にはなっていますのでどなたでも楽しめるかと思います。
ちなみに、次作も作成中の短編です。(デザートシリーズ)
最終更新:2025-05-23 18:00:00
2456文字
会話率:21%
優羽と茉里。
あっさりとした関係だった。
「そろそろ、デザート食べたくない?」
最終更新:2024-09-07 18:00:00
1931文字
会話率:24%
仕事に追われる毎日。だけど、月に一度の「ご褒美デー」だけは、自分のための時間と決めている。
甘いもの解禁、紅茶を買い足して、帰り道はちょっとだけスキップ。
猫のナオと過ごす部屋、タルトと紅茶の香り、そしてふわっとまどろむ幸福な時間――。
何
気ない日常の中にある、たった一人の“しあわせ”を描く、やさしくてあたたかな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 22:49:55
2090文字
会話率:10%
魔王を倒した勇者レオは、平和になった世界で突然の「用済み」通告を受ける。
同じく魔王軍の敗北で居場所を失った魔王・リュシアもまたあてもなく彷徨っていた。
行く宛のない二人は、なぜかまた偶然にも出会い、山奥の廃村にあったボロ家で同居生活
をはじめる。
元・天敵のくせに火事能力皆無の勇者と、意外と世話焼きな元・魔王様。
■勇者■
レオ・アルディアス(22)
・伝説の勇者。全属性魔法が使える超人。
そのくせ料理洗濯掃除、どれをやらせても壊滅的。でも優しさと笑顔は最強。
・性格は、明るくて楽天的。ちょっと抜けてるポンコツ。でも真面目な面もある。
・伝説の勇者として育てられ生きてきたので恋愛経験はゼロ。
■魔王■
リュシエル・ノクス(??)
・見た目は中性的な美貌の細マッチョ。
性格は若干マイナス思考だが冷静沈着でちょいツン。
・かつて人間を滅ぼそうとした理由は〝共存”を諦めたから。
・敗北後、レオにトドメを刺されることなく解放され、なぜか彼と同居することになった。
・人間の暮らしには慣れていないが、案外準応力は高く、家事は完璧。
得意料理は「何で出来てるのかわからないけどメチャクチャ美味しいスープ!」(レオ命名)で、最近はデザート作りに凝っている。
―――――――
執筆開始日、2025.4.23折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 02:29:40
12187文字
会話率:47%
フルーチェがすきです。
実はフルーチェって日本でしか食べられないんですよしってました?
美味しいデザートでいくらでも食べたくなりますが、でもフルーチェのベスト量って1.5人前だと思うんですよ。その理由は…!
最終更新:2025-05-10 12:25:42
1630文字
会話率:0%
無職になってしまった主人公はある日ガチャを引くスキルを得る。そしてダンジョンを見つけ探索者として攻略に勤しむ。ガチャで出た神の鍵で異空間で一人だけ自由にレベリングすることが出来る毎日で最強に近づく。ダンジョンで自分の腕試しをしつつ貴重な素材
やアイテムを見つけて手にしていく。ダンジョンが一般化して探索者が増大していき、殆どの若者が探索者を目指す中主人公は体力的に厳しい年齢の中一人で最強の探索者の道を突っ走っていく。可愛いヒロインも多数登場して、仲間も出来ていき主人公はダンジョンで最強の探索者を目指すうえで困難に立ち向かう。食後のデザートみたいな感覚で読んでくださると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 17:42:05
187554文字
会話率:30%
札幌でサラリーマンをしながら株で成功し、48億5000万円もの貯金を築いた天城司(26歳)。田舎でスローライフを送ることを夢見ていた彼は、ある日突然、異世界の森へと転移してしまう。
襲いかかる巨大なイノシシ型の魔物「ボア」を撃退し、持ち前
のサバイバル知識で調理して食すが、後々その肉や魚が異世界では高級食材だと知り驚く。余った肉や魚をどうするか考えていた矢先、お腹を空かせた猫耳の少女・ミアと出会い、料理を振る舞うことに。
美味しそうに肉と魚を食べるミアを見ながら、「ジュースやデザートがあればなぁ」と考えた瞬間、通販サイトのようなスキルが発動。自分の全財産がそのままチャージされており、現代のあらゆる商品が購入可能になっていた!
このスキルと現代知識を活かし、ミアの村で商売を始めることを決意する司。しかし、砂糖や胡椒などの調味料、甘いお菓子や化粧品がほぼ存在しないこの異世界では、彼の料理や商品が爆発的な影響を及ぼし、貴族や商人までもが動き出す。
「まぁ、楽しく暮らせればそれでいいんだけどね」
スローライフを夢見たはずの司は、知らぬ間に異世界の食文化と経済を変えていく——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-22 18:25:26
3636文字
会話率:52%
他人の心に入り込み、その人の認識を変える能力を持った主人公レジェール。
デザート王国の南部。貧しい人々が多く住むメリディエス区に彼女は店を開いていた。
その名も『ねじ曲げ屋』。
植物によるセラピーを行いながら、自身の能力を使い、死にゆく
者の恐怖を取り除いたり、国家反逆者を愛国者に変えたりして暮らしていた彼女。
いつものように過ごしていると、突然、この国の第二王子であるビーヤンが来訪する。
好奇心からか、レジェールの力を自分で体験したいと言う王子。
断る理由もなく、言われた通りにしたレジェール。
しかし、彼女の意図とは違った変化がビーヤンに起きてしまい――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 21:12:09
11205文字
会話率:53%
ナルフェック王国にある貴族の子女達の為の教育機関、ラ・レーヌ学園。毎年聖誕祭休暇が明けた冬、学園の食堂では冬季限定でデザートとしてガレット・デ・ロワが出される。このガレット・デ・ロワの中にはフェーヴが入っており、フェーヴを引き当てた者は恋に
関する幸運が訪れると言われている。
果たしてフェーヴを引き当てた者達には恋に関する幸運が訪れるのだろうか?
これはフェーヴを引き当てた四人の物語。
シリーズ過去作に関連するキャラが多数登場しますが、過去作を未読でもお楽しみいただける物語になっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 13:00:00
16604文字
会話率:35%
マリアンジェは、雷に驚いて飛び跳ねた愛猫に頭突きをされて前世を思い出した。なんと愛がメチャクチャ重い世界の『愛こそすべて』という小説の世界に転生していたのだ。しかも悪役令嬢の母(予定)として。
最終更新:2025-02-13 14:27:25
15479文字
会話率:32%
綺真島で行われているスカイバイク。スピードレーサーの皇志真はある日、レース中に大事故を起こしてしまう。レーサーに戻れぬことに絶望していた志真だったが、突如彼の前に現れたのは未来からきたSLP――ウルだった。志真はウルのおかげでレーサーに復帰
したはいいものの、”誰か”が志真の人生を壊そうとしている、ということを知る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 16:41:57
149748文字
会話率:35%
ようこそいらっしゃいました、ここは八重垣図書館・天の浮き橋。
外つ国に伝わる古典文学から知る人ぞ知る同人誌まで、古今東西ありとあらゆる物語を集める、夢幻の図書館にございます。
さあ、あなたが求める物語を探しましょう───。
最終更新:2024-12-14 15:29:05
122417文字
会話率:34%
とりたててドラマチックなわけではないし、奇跡も魔法も起こるわけじゃないけれど。
それでもふたりにとっては何より大切な時間なのです。
春が来るまでの少しの間、いつか別れが来るのだとしても、ふたりは今日もお喋りをするのです。
これは一匹の猫と彼
女の特別な友達による、ちょっと素敵な冬のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-24 18:00:00
13258文字
会話率:44%
彼女は語りかける。届かぬ声で、人々への想いを贈り続ける。
それは友愛であり慈しみ。そして時には、純真な愛かもしれない。
どうか耳を澄ませて。浮かんでは消える泡沫の中に、小さな彼女の大きな愛が聞こえることだろう───。
最終更新:2021-07-31 23:00:00
3538文字
会話率:0%
社会人25歳OLが転生した先は、とある公爵令嬢。
「お前のようなデブが私の娘な訳が無いだろう」
暴飲暴食を繰り返す娘に辛辣な言葉を浴びせる。
このままでは、実の父親に追放され断罪されると知った令嬢はダイエットを始めようとするが……。
「三度の飯よりデザートよ。明日から頑張る」
と、意気込むが、自分にヘイトが向くことで作中最強、作中ラスボスだということを思い出したシエルは無自覚無双する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 21:15:33
2828文字
会話率:35%
あ、これ、エンディングのスチルじゃない?
食べることが大好きな農家生まれのごく普通の少女・アイリーンは、ある日国王夫妻の結婚式の絵を見たことがきっかけでここではない世界で生きてきた記憶を思い出した。
恐らくここは前世大好きだった乙女
ゲーム『デザートジュエル〜王女はターコイズの夢を見る〜』の、しかもヒロインと王子(推しカプ)がハッピーエンドを迎え10余年らしい世界線。
せっかく大好きな世界に生まれ変わったんだから、楽しまなきゃもったいない!
アイリーンは作中ヒロインが働いていた食堂での仕事を運良くゲットし、物語の舞台となった場所への聖地巡礼と美味しいものを食べる日々を過ごしていく。
*****
残酷描写などは無い予定ですが、R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-29 20:00:00
51424文字
会話率:43%
私はこの国のお姫様!になる予定のビオラ。とっても優しいライト王子様とラブラブで幸せです♡と言いたい所なんだけど…
ナルシストだし、女性がいれば口説くし、破廉恥だし、も〜!!王子としても私の婚約者としてもしっかりしてくださいませ!
私は嫉妬
ばかりしていたくありませんわよ!
「あぁ!怒っていても、ビオラ嬢は美しい…」
「ふんっ!私は口説き落とされたりなんかしませんわ」
「残念だ、今日はデザートにクレームブリュレを用意しているのに…」
「わぁ、食べたいですわ!行きますわよ!!」
そして単純な婚約者ビオラの物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 20:00:00
18628文字
会話率:67%