【改稿版の投稿に当たって】
2012年11月に初投稿した「クリフエッジシリーズ第一部:士官候補生コリングウッド」ですが、私の最初期の小説ということもあり、改めて読み直すと一話当たりの文字数が多く、また、視点切り替えが多いため、非常に読みに
くいと感じておりました。
そのため、読みやすくした上で改稿版として投稿しました。話数は大幅に増加しておりますが、ストーリーは旧版とほとんど変わっておりません。
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人類が宇宙に進出して約五千年後、地球より数千光年離れた銀河系ペルセウス腕を舞台に、後に“クリフエッジ(崖っぷち)”と呼ばれることになるクリフォードの士官候補生時代の活躍を描く。
アルビオン王国軍士官候補生クリフォード・カスバート・コリングウッドは哨戒任務を主とするスループ艦、ブルーベル34号に配属された。
士官学校時代とは異なる生活に悩みながらも、士官となるべく努力する。そんな中、ブルーベルにトリビューン星系で行方不明になった商船の捜索任務が与えられた。
トリビューン星系には宿敵ゾンファ共和国の影があった。
陸兵でもないブルーベルの乗組員たちは敵基地への潜入作戦を強行する。若きクリフォードは初めての実戦を経験し、成長していく。
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登場人物
・クリフォード・カスバート・コリングウッド:士官候補生、19歳
・エルマー・マイヤーズ:スループ艦ブルーベル34艦長、少佐、28歳
・アナベラ・グレシャム:同副長、大尉、26歳
・ブランドン・デンゼル:同航法長、大尉、27歳
・オルガ・ロートン:同戦術士、大尉、28歳
・フィラーナ・クイン:同情報士、中尉、24歳
・デリック・トンプソン:同機関長、機関大尉、39歳
・バーナード・ホプキンス:同軍医、軍医大尉、35歳
・ナディア・ニコール:同士官 中尉、23歳
・サミュエル・ラングフォード:同先任士官候補生、20歳
・アメリア・アンヴィル:同操舵長、兵曹長、35歳
・テッド・パーマー:同掌砲手 二等兵曹、31歳
・ヘーゼル・ジェンキンズ:同掌砲手 三等兵曹、26歳
・ワン・リー:ゾンファ共和国軍 武装商船P-331船長
・グァン・フェン:同一等航法士
・カオ・ルーリン:ゾンファ共和国軍准将、私掠船用拠点クーロンベースの司令折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 12:00:00
1305935文字
会話率:27%
人類が宇宙に進出して約五千年。
三度の大動乱を経て、人類世界は統一政体を失い、銀河に点在するだけの存在となった。
地球より数千光年離れたペルセウス腕を舞台に、後に”クリフエッジ(崖っぷち)”と呼ばれるクリフォード・カスバート・コリングウッ
ドの士官候補生時代の物語。
アルビオン王国軍士官候補生クリフォード・カスバート・コリングウッドは哨戒任務を主とするスループ艦、ブルーベル34号に配属された。
士官学校時代とは異なる生活に悩みながらも、士官となるべく努力する。
そんな中、ブルーベルにトリビューン星系で行方不明になった商船の捜索任務が与えられた。
当初、ただの遭難だと思われていたが、トリビューン星系には宿敵ゾンファ共和国の影があった。
敵の強力な通商破壊艦に対し、戦闘艦としては最小であるスループ艦が挑む。
そして、陸兵でもないブルーベルの乗組員が敵基地への潜入作戦を強行する。
若きクリフォードは初めての実戦を経験し、成長していく……。
――――
登場人物
・クリフォード・カスバート・コリングウッド:士官候補生、19歳
・エルマー・マイヤーズ:スループ艦ブルーベル34艦長、少佐、28歳
・アナベラ・グレシャム:同副長、大尉、26歳
・ブランドン・デンゼル:同航法長、大尉、27歳
・オルガ・ロートン:同戦術士、大尉、28歳
・フィラーナ・クイン:同情報士、中尉、24歳
・デリック・トンプソン:同機関長、機関大尉、39歳
・バーナード・ホプキンス:同軍医、軍医大尉、35歳
・ナディア・ニコール:同士官 中尉、23歳
・サミュエル・ラングフォード:同先任士官候補生、20歳
・トバイアス・ダットン:同掌帆長、上級兵曹長、42歳
・グロリア・グレン:同掌砲長、兵曹長、37歳
・トーマス・ダンパー:同先任機関士、兵曹長、35歳
・アメリア・アンヴィル:同操舵長、兵曹長、35歳
・テッド・パーマー:同掌砲手 二等兵曹、31歳
・ヘーゼル・ジェンキンズ:同掌砲手 三等兵曹、26歳
・ワン・リー:ゾンファ共和国軍 武装商船P-331船長
・グァン・フェン:同一等航法士
・チャン・ウェンテェン:同甲板長
・カオ・ルーリン:ゾンファ共和国軍准将、私掠船用拠点クーロンベースの司令
第1回HJネット小説大賞1次通過!
第2回モーニングスター大賞 1次社長賞受賞しました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-17 12:00:00
134191文字
会話率:17%
かつて香港にあった巨大スラム街である九龍城をイメージした作品。
九龍を舞台に、ある組織やそこで暮らす人々の出来事のストーリー。
キーワード:
最終更新:2024-08-22 22:03:47
7439文字
会話率:40%
かつて、友人Aと好きなようにイラストを描いていた時に生まれたキャラクター。
2人ともクーロンズゲートの世界観が好きで、その世界や1990年代の香港・中国をイメージしたキャラ(住人•路人)を作り、キャラ背景を作り、それをお互い掛け合うようにイ
ラストを描きあってできた自分達の好きを詰め込んだ作品。
久しぶりに熱が上がって形に残してみたくなり、一枚絵ストーリーやキャラを描いてみることに。
妄想イラストをpixivにだらだら載せてます。
イラスト、キャラクター、設定だけで、ストーリーを展開。妄想必至。
順次追加していくイラストから、少しづつ世界観&ストーリーがわかるかも・・・?
Pixiv
https://www.pixiv.net/users/57219133折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-20 23:59:11
3263文字
会話率:31%
朗読台本・一人声劇台本
「花束の数を数える。」
クーロさん(X@cooro1122)と私cyxalis(X@cyxalis)のコラボ作品です。
YouTubeやSNSの配信媒体で使用の場合、クーロさんと私のXアカウントを明記ください。
事
前許可は要りません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 21:55:05
2164文字
会話率:13%
今までの常識を一変させた、特殊兵器クーロンギアは未だに多くの謎に包まれている。
使い手の魂に呼応してクーロンギアは数奇なる運命を紡ぎ出していく――――。
少年ヴィンスは正式なクーロンギアの使い手、「騎士」を目指し、日々努力を積み重ね
ていた。
しかし、ヴィンスが騎士になるにあたって、ある大きな問題があった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-21 08:26:54
113131文字
会話率:40%
運動・勉強ともに優秀かつ人望もそれなりにある高校生の前園錬樹は放課後、今日も今日とて優等生振りを発揮した己に満足しながら一人帰路についていた。しかしそんな彼は、突如として目の前に現れた不思議な光に飲み込まれたことで、異世界へと迷い込んでしま
う。そして、その元凶となるクーロと名乗った魔女風の少女の懇願を受けて、葛藤の末に勇者として魔獣討伐に協力する道を選んだ。……までは良かったのだが、異世界転移の定番とも言える転生特典を授かることになるも、いざ特典として手渡された“それ”は錬樹の忌むべき黒歴史そのものであり、その集大成とも称すべき『ポケット魔術大全』。つまりは、厨二病時代に錬樹が一年かけて作り上げた空想の魔術を綴ったメモ帳だったのである。
希望があれば挿絵を挟みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-13 22:31:31
11624文字
会話率:40%
冒頭、「お背中、流しましょうか?」そう言って絶世の美人が、お風呂に入ってくる場面から、この物語は始まるのだ。この場面を十分に記憶しておいてほしい。
次に、この物語は、大学病院の精神神経科に入院している主人公の私が、自分が見聞した「生体脳
移植事件」や「蛇谷村大虐殺事件」の顛末をノートに詳しく小説風に記して、世間に知って貰おうと努力するのだが、大学病院の医師らは妄想だと言って全く聞き入れてくれない。
だが、自分の娘を名乗る若い女性からの手紙により、それらの事件は確かにあった事が判明。そして自分のかっての恋人(冒頭の絶世の美女)もまだ生きている事を知り、担当の看護師に頼んで病院を脱出するのに成功。そのまま、かっての恋人と自分の娘に会える筈であったのだが……。
しかし、実際に辿り着いたのは富士山の樹海の中にある巨大な研究室だった。そこで、主人公の私は驚愕の事実を知る事になる。この自分は『クローン無限連鎖実験』によってクローン再生された人間であって、かっての大事件も、全て、バーチャルで生み出された記憶が海込まれたのだと聞かされるのだ。そして、私の身に急に異常事態が襲ってくるのであった。
果たして、『クローン無限連鎖実験』とは、どんな実験で、誰が、何のために始めたのか?
主人公には、一体、どのような結末が待っているのであろうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-22 18:50:37
28067文字
会話率:30%
腐れた体で甦った、その男は拳を振るう。娘を守るため――。
スラム街・黒蓮城市(ヘイリャンシティ)で追われる少女、ジニア。
彼女を救ったのは、死してなお動く腐りかけた死体。それは拳法・形意拳の技を振るい、追手のことごとくを叩き殺した。
葬儀屋を営む父によれば、彼は父の古い友人ということだが……。
その男、マーチこそがジニアの実の父親だった。
だがそれを伏せたまま、彼は娘を守り戦う。物言わぬ、動く死体として。
――九龍(クーロン)城をモデルとした舞台で繰り広げられる拳法活劇!
ゾンビ×カンフー×九龍城! ――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-29 21:00:00
46620文字
会話率:33%
辺境貴族であるダリア家のミレディは15歳になり、王都の魔法学院に入学することとなった。だが目的は魔法を学ぶことではない。ダリア家に有益な貴族とパイプをつなぐことが目的であった。
そんなミレディは入学初日にアザレア家のクーロンと知り合う。
最終更新:2022-03-27 00:21:26
3467文字
会話率:33%
かつて世界に破滅をもたらした大星災
時同じくして、永き眠りより目覚めし魔女エオレクーロ。
これは、一人の少年と魔女が織り成す、未来への物語。
最終更新:2021-01-29 08:26:19
14467文字
会話率:43%
小説家になろう・pixivで連載している『セントティーナの夜』という小説のサイドストーリーになります。
本編はクーロ視点で描かれていますが今回はティラ視点で描かれています。
また、この小説はpixivにも掲載しています。
(https://
www.pixiv.net/novel/show.php?id=12857144)
本編
小説家になろう:https://ncode.syosetu.com/n4378fn/
pixiv:https://www.pixiv.net/novel/series/1188567折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-05 18:55:47
5900文字
会話率:45%
気が付いたら異世界にいた研究員である主人公。
適正魔法は原子魔法?!
科学の知識を駆使しながら異世界で様々な事件に立ち向かう!
趣味で描いています。クオリティは求めないでください。
たまに作者のリアルSAN値が減ると小説も狂います。
最終更新:2019-11-30 20:51:26
84097文字
会話率:67%
その日、世界に八つのダンジョンが新たに誕生した。
ダンジョンの魔物達には『冒険者からダンジョンを守る』という使命がある。
八つのダンジョンを統べる謎の少年、リラン・オラクーロ・サルヘナスもその一人であった。
しかし、一年が経っても迷宮に冒
険者どころかネズミ一匹すら現れず、「殺られる前に殺れ」の精神でリランは外の世界に打って出ることにした。
ダンジョンには迷宮の魔物が外に出られないように結界が張られていたのだが、リランは いとも簡単に結界を取り去ってしまう。
それが後に世界を恐怖に震撼させることになろうとはつゆ知らず·····。
これは、外の世界の素晴らしい文明に触れたリランが世界を護ろうとする一方で、その規格外の強さ故に、知らぬ間に人々から恐れられてしまう物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-24 22:46:32
39725文字
会話率:34%
世界アスティミルにある大陸クーロン、そこには、大きく分けて3つの勢力が存在していた。1つは、大陸の約半分を領土とするリゼルム王国。2つ目は、王国とは、大陸中央に連なるオルテガ大峡谷を挟んで西側にある魔族の住む国、魔国。そして3つ目は、世界ト
ップクラスの12人で結成された、全てが謎に包まれた、12の厄災。長い間にらみ合いが続いた3勢力の戦い。しかし、そのにらみ合いは王国が勇者を召喚したことで、三つ巴の大戦……後に語り継がれる神話大戦へと突入する……筈だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-08 16:57:39
903文字
会話率:54%
俺は新任の魔術教師である。
「あはははは! それ、何の冗談! 教室に行っても生徒一人も居なかったのに!」火の精霊のフラムは笑う。
ジーーーーーーー……。「………………ゴミ教師………」水の精霊マーレは罵る。
「ロウロウ嘘は駄目なのだ♪ ノーノ
ー捏造そそいのそーい♪ 生徒は教室に一人もいない♪ ロウロウただただフリーズしてる♪」風の精霊ハウは唄う。
「高級なお肉を食べたい。あと、もう寝ていい?」土の精霊ティエラが催促する。
「あ、主様! そんなに形のいい芸術品かと見紛うほどの肩を落とさないで下さい! 主様は魔術教師なぞやらなくても、生きていける尊きお力は持っております!」光の精霊ルミエールは心をへし折りにしてくる。
「クスクス、ロウくぅーん? いやぁ、ロウ先生かなぁ? 今のロウ先生がぁ、クーロ達と一緒にいるの見られるとぉ……、中等部の生徒を招き入れるロリコン教師みたいに思われちゃうねぇ♪ クスクス」闇の精霊オスクーロは洒落にならないからかいをしてくる。
止めてくれ。精霊たちよ。
傷口に痒み止めの薬を塗らないでくれ。
……え? なんですか学園長? 生徒がこのまま一人も集まらなかったら……解雇!?
「そこの君、強くて高難易度な魔法を放ちたいかい? 俺は基礎魔法学の教師をしているけど、一回受けてみないか? そんな初等部で習った内容だとか言わずにさ! ね! ……え、いやだ? そんなこと言わずに来てください! 俺の教師生活がかかっているんですよ! ほら、今授業を受ければ特別にスーパーレアな首無しロウさん人形プレゼントするから! 期間限定ですよ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-13 12:39:50
47179文字
会話率:30%
この世界は酷く生きづらい
ここはそんな世界のはみ出し者たちが住む 九龍城
自分の生きるべき場所を求めて九龍城を訪れた雨露(ウロ)
そこに住む人たちとの交流
突然に起こるクソったれなイベント
毎日を割と健やかに過ごしながら俺は今日も
売れない煙草を売っている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-26 07:02:39
2936文字
会話率:29%
私立高校の事務員として就職したはずが、
いつの間にか有名教師の奴隷補助教員に‼
ひょんなことから異能力を手にしたヒロイン!
異能力を手に様々な難解事件を解決?!
(できるかわからないが・・・)
空回り上等をキャッチフレーズに
・・・とりあえずやってみた!
そんな感じのゆるい日常を送りたい女教師たちと
ハチャメチャが楽しい高校生たちの青春活劇!
ウル若き乙女教師たちの活躍を括目せよ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-03 22:38:08
20771文字
会話率:29%
とあるところに学校があった。
その学校は全てが完璧な人たちが集まっていた。普通の人が入学できないどころか見つけることもできない学校だった。 と、言う噂が流れていた。そこで両親たちは、何としてでも自分の子供をその学校に入れさそうと
していた。たくさんの家族が入れさせたっがっていた。だが、誰も入れたことはなかった。
Ⅰ 少年
ガチャ
あるマンションの一つの部屋から扉が開く音がした。その部屋からは、一人の少年が出てきた。少年は、鍵をしめ、学校へ行った。
少年の名は 唯翔 (ゆいと)
唯翔は住宅街を通る。
そのとき声が聞こえた。唯翔はその声が嫌いだ。
「ほら、あの子」
「あらほんと」
「この街から出ってほしいわ」
「そうねぇ、私の視界に入らないでほしいわ」
「そうよねぇ、あの子は・・・・」
「ちょっと!それ以上は禁句よ」
何もしていないのに悪者に仕立て上げられる。だから嫌いなんだ。そこで唯翔は住宅街の曲がり角に森がある所から学校に向かうのだ。唯翔は忍者のように木から木へと飛び越えて通学していた。
そこでふと学校が見えた。唯翔は一瞬だったので気に留め無かった。
唯翔は学校でも騒がれ恐れられる。先生から、生徒からも。
「あいつまだいるぜー」
「早く出ってくれねーかなー」
「先生も怖がってるしさー丁度いいんじゃね?」
「校長、早くあいつを退学にしてください。あいつは危険です。」
「したいのはやまやまなんだが怖くてな。どうなるかわからんしな」
校長は怒り気味で教頭に意見した。唯翔は皆にとって恐怖そのもの。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-15 20:29:47
8265文字
会話率:49%
気付けば真っ白い空間にいた。
「ここは…?」「時空の間です。」「…誰だ?」「女神です。」「女神…ね…。なんで俺はこんなところに…?」「それはあなたが死んだからです。」
そう女神に言われて思い出したのは本を読みながら横断歩道を渡るランドセルを
背負った女の子と赤信号を突っ込んできた4トントラック、そしてその間に割り込んだ彼。
「あの女の子は?助かったのか?」「そちらに。」「…助けられなかった…か…。」
女神の視線を辿れば赤いランドセルの横に横たわる女の子。彼は女の子の側に寄り上着をかける。
「…ごめんな。」
彼は名も知らない女の子にそう言って頭を撫でる。
「生き返りたいですか?」「…生き返れるのか?」「はい。理不尽な死への救済です。ただし、生き返るのは地球ではなく“異世界”にですが。」「転生か?」「そうですね。容姿も年齢も身体も記憶も所持品もそのままに。どうしますか?」「…この子は?」「お教えできかねます。これはあなたが選択することです。」「そうか。」「規則ですので。…ではどうしますか?」「……転生します。」「そうですか。良かったです。」「良かった?」「えぇ。では、さっそく転生させます。…あぁ、言い忘れていましたが、あなたは実を言うと理不尽な死への救済外です。助けようとしなければ生きていますので。なので本来は転生できないのですが今回は特例です。そして救済外ゆえにスキルの付与はありません。…それでは、行ってらっしゃいませ。」
その言葉を合図に真っ白い空間は崩壊していき、やがて彼の意識は落ちていった。
次に目を覚ますと彼は森の中にいた。
そして、助けたかった女の子に膝枕をされていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-09 15:00:00
11688文字
会話率:71%
VRMMOで脳筋女が理系脳じゃないと出来ない魔法職を選び魔法が全然扱えない状況になるも、持ち前の運動能力を活かし物理攻撃する魔法使いになります。
そんな脳筋魔法少女のお話。
最終更新:2017-05-24 22:38:03
12151文字
会話率:26%
── ある強い雨の夜 暗い洞窟の奥で 私はあの人に出会いました ──
罪人となった一人の傭兵と、力を失った女神の物語。
以下、長いので興味がお有りなら是非
「ねえねえ、おばばさま。あのお話聞かせてよ。ゆうしゃさまのお話!」
「はいはい、わかったからこっちへおいで。このお話は、ばばの生まれるず〜と昔のお話じゃよ」
「うんうん!」
「勇者様はね、神様が鍛えた大きな大きな聖なる剣と悪魔が産み落とした瘴気を纏った剣、2つの剣を携えていたそうじゃ。そして女神と魔神、常に二柱の神様を従えていたそうじゃ。天も魔も、聖も邪も彼にとっては別段どうでもいいことだったのかもしれんのお」
「へえ~それでそれで」
「それでの勇者様は世直しの旅をしながら、飢えてる人を救い、悪人にはその道を説き、迷っている人を導き、人に害をなす魔物をちぎっては投げちぎっては投げ、この世の悪と言う悪を綺麗さっぱり片付けたのじゃ」
「うんうん、それで!」
「魔法みたいなものも使えての、不治の病で困ったひとがおったならたちどころに癒やし、吉凶を占い、この国を豊かで平和な国に導いた御方じゃ」
「すごいすごい!ボクもゆうしゃさまみたいになりたいな!ねぇねぇ、おねえちゃん、ゆうしゃさまってすごいね!」
「う~ん、なんて言ったらいいんですかねぇ。そこまですごいって感じの人じゃなかったような気がするんですけど。あはは……」
町外れにひっそりと佇む小さな墓。そこにひとりの女が、小さく膝を抱えていた。全体に広がる擦れ、苔、ひび割れから、かなり古いものだと確認できる。女はその場のしんみりした空気に似つかない朗らかな笑みを浮かべ、ぽつり口を開く。
「クーロンさんが伝説の勇者なんですって。しかも話がすんごいことになっちゃってます。あはは……」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-02 13:12:12
475374文字
会話率:42%