異世界を救うために少年は旅立った・・・
そんなことを理解できるはずもない少年の飼い犬(と飼い猫)は大好きなご主人様と会いたい一心で女神から力をもらい、異世界に旅立つ。
犬は犬なのでしゃべったりしないし、犬や猫が美少女になったりもしません。
そもそも、たぶん人間はモブ以外でてきません。
そんなガチモフストーリーが今、幕を開ける!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 06:29:51
9492文字
会話率:10%
国王軍の基本部隊(20名)の部隊の隊長をしているシーク。出世するには、現状、王族の護衛にあたる親衛隊に任命されるしかないのだが、なかなか出世できないでいた。
部下達のやる気を保つためにも、親衛隊候補くらいには挙がりたいところ。さて、彼の
そんな日々は唐突に終わる。
ある日、突然、王に呼び出されて親衛隊に任命されることになった。しかも、護衛するはずの王子は行方不明だという。その上、激しい戦闘民族が住んでいるというリタの森にいるらしい。いきなり、前途多難の予感。
主人公のシークが様々な問題に直面しつつも、真面目に任務をこなそうとする物語。そして、何より不運な王子と心を通わせるようになり、弟のように思うようになる。
だが、王妃が刺客を放っており、謎の組織が暗躍する。一筋縄ではいかない貴族達に、表裏が正反対の王は何を考えているか分からない。
王子にべったり侍るニピ族の護衛は味方のはずだが、常に殺気をあらわにし、王子の宮廷医はかなりの毒舌家で言いたい放題。
この任務は本当に全うできるのだろうか?
真面目で難しそうに思いますが、主人公のシークが戸惑いながら任務をこなす、以外にコメディー要素がある作品です。
『ヴァドサ・シーク隊長の苦闘の日々 ~親衛隊に任命されてからうだつが上がらなかった日々が懐かしい時がある~』を大幅に加筆修正したものです。
かぶる部分もありますが、ばっさり切り捨てた部分や大幅に増やした部分もあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 22:59:46
29985文字
会話率:43%
才能が全てと言われている世界で、両親を亡くしたハウは十歳にハズレ中のハズレ【極小風魔法】を開花した。
後見人の心優しい幼馴染のおじさんおばさんに迷惑をかけまいと仕事を見つけようとするが、弱い才能のため働く場所がなく、冒険者パーティーの荷物持
ちになった。
二年間冒険者パーティーから蔑まれながら辛い環境でも感謝の気持ちを忘れず、頑張って働いてきた主人公は、ひょんなことからふくよかなおじさんとぶつかったことから、全てが一変することになる。
――世界で一番優しい物語が今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 07:10:00
70355文字
会話率:50%
わたくし、フィリドール王国第一王女クラリス・フィリドールには優秀な侍従がいる。その名はデュオン・サヴァティエ。常にわたくしのそばをべったりと離れないほど、忠誠心の高い男だ。
そんなディオンに、わたくしはクビを言い渡す。
けれど彼は、こちらの
思いなど見透かしていて……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 08:34:40
4693文字
会話率:56%
輪廻転生。私は図らずもそれを3度体験する事となった。人生の幕を閉じる度に指定できる次の人生の条件。2度目の条件がうるう年の影響で少しずれてしまった事から、少し優遇されて始まった3度目の正直は18歳からのスタート。1度目、2度目の人生の知識や
経験はそのままに、もふもふな猫の王様が治める平和な国ガータで伝説の人物ケイトとして迎えられる。夫のアンドルーは王様の執事。国民の生活を優先して、後回しになっていた王室の生活環境の改善にケイトは取り組む事に。まずは街の子どもの砂遊びをヒントにかつて愛猫に使っていた猫砂の再現に取り組んだり、食事がマンネリ化していた王様にお魚食を提案したり。今日も過去の記憶を頼りに信頼できる大好きな仲間たちとアイデアを形にする。2つの事業を成功させたケイトは新たに城下によろず相談所をオープン。そこには食事処を併設し、皆の憩いの場となる。3度目の正直を全力で生き抜くケイトの奮闘ストーリー。
登場人物
ケイト・シー:3度目の人生。18歳スタートで猫の国ガータに伝わる伝説の人物。1度目の人生は現代で猫のトムと暮らしていた、享年40歳。2度目の人生は美女指定するも、愛憎や嫉妬により弟もろとも投身自殺する羽目に。享年17歳。
アンドルー・シー:代々王家に支えるシー家長子。伝説に指定されている人族の長はこの家の長子を指し、代々王の執事長を務める。運命に抗う事なく、突如現れたケイトに一目惚れして部下が困る程にデレデレになる。王様とは幼馴染。
王様:ガータの王で、猫族。被毛は黒でツヤツヤ。アンドルーとは幼馴染で誰よりも信頼していて、常にべったり。アンドルーがケイトにデレデレで少し嫉妬する事はあるが、ケイトの実力は認めている。
カイ:アンドルーの直属の部下。ケイトにベッタベタになったアンドルーに振り回されがちだが、アンドルーとケイトを慕っていてよく夕飯をご馳走になっている。いじられキャラではあるがこれでも人族のNo.2の実力。
スカイ:王室の専属医。城に診療所を構え、ケイトの担当医でもある。魚の一件でケイトとの仲が一気に深まり、その距離感に実はカイが気を揉んでいる。知識量や様子からケイトやカイに少し謎ありと思われている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 22:36:23
52671文字
会話率:62%
気がつつく、私の腕にはべったりと良くないうわさの男爵令嬢がくっついていた。
大切な婚約者がいるにもかかわらず何故私はこんな女が腕にくっついているのを許しているんだ?
魔法が得意な彼女のおかげで正常な判断が戻った令息となんでそんな男爵令嬢が
いたのか…
なにやらきな臭い話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-09 11:11:28
4631文字
会話率:48%
伯爵家の令嬢イヴには同じく伯爵家令息のバトラーという婚約者がいる。しかしバトラーにはユミアという子爵令嬢がいつもべったりくっついており、イヴよりもユミアを優先している。そんなイヴを公爵家次期当主のコーディが優しく包み込むのだった。
この作
品はアルファポリスでも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 19:26:54
11205文字
会話率:61%
リーン・セルヴィニアはある日、
パーティーのリーダーでもあり勇者でもあり、
自らの婚約者でもあったグレイブに、パーティー追放を言い渡される。
「リーン。このパーティーはもう、君みたいな非力な女剣士じゃ力不足なんだ」と。
グレイブの親
に頼まれて、婚約者であるグレイブの旅についていくことになり、
また彼の親に頼まれて、グレイブの魔物討伐数を増やすために
仕留められる魔物のとどめをほとんど全て彼にさせるようにしていたリーン。
グレイブは、彼女のそんな影の努力や思いやりを知らず、
あっさりと追放しようとしたのだった。
そんな折、パーティーの別のメンバーから、別の声が上がる。
「リーンが抜けるなら、俺も抜けるわ。
好きな子が抜けさせられるっていうなら、着いていくのは当然でしょ」
そう名乗り出たのは、このパーティーの賢者であり、
誰もが振り向く絶世の美貌を持つノア。
ノアとパーティーを追放されたリーンは、
ノアにある交渉を持ちかけられる。
一緒に、世界に5人いるという勇者の査定をしにいこう、と。
そしてその間にリーンを口説き落とすと。
最初は、ノアにどこか軽薄な印象を持っていたリーンだったが、
次第に彼に絆されていくようになる。
これは、軽薄のらりくらりだけど実は凄まじい実力と本性を隠し持つイケメンが
不器用真面目剣士女子に執着してべったりと口説き落とすという、
作者の趣味100%で作られていく予定の物語です。
※カクヨムでも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 20:00:00
103481文字
会話率:36%
リーン・セルヴィニアはある日、
パーティーのリーダーでもあり勇者でもあり、
自らの婚約者でもあったグレイブに、パーティー追放を言い渡される。
「リーン。このパーティーはもう、君みたいな非力な女剣士じゃ力不足なんだ」と。
グレイブの親
の言いつけで、
グレイブに経験値を与えるために魔物のとどめを彼にさせるようにしていたリーン。
グレイブは、彼女のそんな影の努力や思いやりを知らず、
あっさりと追放しようとしたのだった。
そんな折、パーティーの別のメンバーから、別の声が上がる。
「リーンが抜けるなら、俺も抜けるわ」
「好きな子が抜けさせられるっていうなら、着いていくのは当然でしょ」
そう名乗り出たのは、このパーティーの賢者であり、
誰もが振り向く絶世の美貌を持つノア。
ノアとパーティーを追放されたリーンは、
ノアにある交渉を持ちかけられる。
一緒に、世界に5人いるという勇者の査定をしにいこう、と。
そしてその間にリーンを口説き落とすと。
最初は、ノアにどこか軽薄な印象を持っていたリーンだったが、
次第に彼に絆されていくようになる。
これは、軽薄のらりくらりだけど実は凄まじい実力を隠し持つイケメンが
不器用真面目剣士女子に執着してべったりと口説き落とすという、
作者の趣味100%で作られていく予定の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-03 10:17:20
7693文字
会話率:43%
バレンタインの翌日にイケメン同級生から告白されたが、イケメンには執着系のべったり幼なじみがいた。
最終更新:2024-02-11 14:11:29
3588文字
会話率:31%
ユロメア公爵家の令嬢である私、ジュリエッタは、第二王子の幼馴染みで、婚約者だった。
――異世界から、あの聖女がやってくるまでは。
アリサという名のその少女は、四六時中王子にべったりして、媚びを売るばかりのお馬鹿さん。
国のため、幼馴染みのた
めと、日々苦言を呈する私は、完全に悪者扱いされるようになっていた。
そんなある日のこと。
怪我をした猫を助ければ、なんと神獣だったようで……?!
懐かれて、神獣使いとなった私に、周囲は手の平を返しはじめる。
頼もしい兄系神獣に、可愛く強い護衛騎士、そして、突然ジュリエッタの前に現れた、謎だらけの第一王子……。
悪役令嬢ジュリエッタ、聖女になんて負けません!
絶対に幸せになってみせますわ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-03 14:58:50
57602文字
会話率:39%
蚊を潰した。手の平には、血がべったりと付着した。既にどこかを刺されているらしい。ところがいつまで経っても痒みは襲って来ないのだった……
最終更新:2023-12-30 11:56:17
519文字
会話率:0%
ミーシュは、ある日突然記憶を失い、自分が誰であるかもわからぬまま親切な家族に保護されて、幸せに暮らしていた。
しかし、宮廷魔術師のフィデルとの接触事故により、魔法が使えなくなってしまう。責任を感じた彼から求婚を受け、フィデルの屋敷で暮ら
し始めたミーシュは、彼の優しさと深い愛情に徐々に心を開き、彼に惹かれていく。
フィデルが、記憶を失う前のミーシュの忠実な従者だったとも知らずに。
十年間も行方不明のミーシュを探し続けていた彼のこじらせ具合はとんでもなかった。
元主人が大好きべったりな薄幸美青年の恋愛ものです。
不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-17 20:00:00
36009文字
会話率:40%
卒業パーティーが開かれる王立セントワーズ学園の舞踏ホール。
卒業パーティーに限らず公式の社交の場では、婚約者がいる者は婚約者にエスコートをされて入場するのが通例なのにも関わらず、アスティナ・ダストンは今日、一人で入場した。
たった一人きりで
立つアスティナとは対照的に、目線の先には複数の令息に囲まれ幸せそうに談笑する女性、ダリア・ラビットソンが立っている。
ダリアは元々は孤児院育ちで、16歳となり成人してからはリンカーン修道院で生活していたダリアは、ある日突然強い癒しの力に目覚める。
それを知った王室が、ダリアの強い癒しの力を国で保護するためにラビットソン男爵家の養女として、この王立セントワーズ学園に転入させたのがちょうど一年前。
他の貴族令嬢とは違う、市井育ちの天真爛漫で心優しいダリアは瞬く間に学園の男子生徒を虜にした。
そう、今私の目線の先のダリアの隣で穏やかな表情を彼女に向けている───アスティナの婚約者、ラルフォンス・エーベルハイトもその一人だ。
卒業パーティーが進むうち、ダリアを取り囲む令息のうちの一人である第二王子ロベルトが、皆の前でアスティナと自身の婚約者であるジャクリン・タウンゼンを呼びつける。
ロベルトの隣には、腕をべったりと組んで立っているダリア、その隣にはラルフォンスと、宰相の子息、騎士団長の子息、魔法師団長の子息が並ぶ。
そしてロベルトとラルフォンスは、アスティナとジャクリンに向かって、こう宣言する。
「私、ロベルト・ジョースターはジャクリン・タウンゼンと───」
「私、ラルフォンス・エーベルハイトはアスティナ・ダストンと───」
「「婚約を破棄する!!」」
*********
※一話が短編並みに長いですが、続編があるので連載形式にしています。
※一話が長いため不定期連載。恐らく3〜4話で完結予定。
※貴族制度などはオリジナル設定でふんわりしています。細かい部分はお目溢しください。
※一応魔法がある世界線ですが、ファンタジー要素は薄め。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-28 07:00:00
46737文字
会話率:39%
ウェセックス公爵家に育ったルーナス(16歳間近)は妹のジェシカ(12歳)に生まれた時から恋をしてしまっている。ジェシカはお兄ちゃん子でふたりはべったり仲良しだけど、仲良しなだけにルーナスの悩みは深い。自分は養子だろう、血の繋がりはないだろう
と望みながらも、いつまでもお兄ちゃんで居てくれと望む妹にせつなくなってしまう。男の子から大人の男性へと変わっていくルーナスの精神的成長を追ってもらえると嬉しいです。
作者の異世界恋愛ストーリーと同じ世界観で、同じキャラが出てきます。読んでくださっている方は何倍も楽しめるかと思いますが、知らなくても独立して読めると思います。
**家紋 武範様ご主催の「夕焼け企画」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-15 11:00:00
28327文字
会話率:42%
テレビを付けると、べったりと間延びした声で話す女性が報道されていた。
何でもその声を使って、男性から金を巻き上げたようで。
男の人って、こういう可愛い子が好きなのでしょう?
私は大嫌いだけど。
でも結局、同じ穴の狢に過ぎないの。
注意事
項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
恋愛です。R15です。
苦手な方はご注意下さい。
特に男性の方はご注意下さい。
行き着いた欲望の果てに、男女の差は無いのだと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-03 11:34:39
947文字
会話率:39%
友人が人の子を娶ったらしい。
婚儀の後にふらりと訪れると、べったりと寄り添う二人の姿。
間が悪いなら追い返してよ。
注意事項1
起承転結はありません。短編詐欺に思われたら申し訳ございません。
注意事項2
恋愛です。R15です。若干ヤンデ
レ入ってます。
苦手な方はご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-24 18:32:13
1363文字
会話率:47%
白銀の髪がとても美しい白峰 銀花(しらみね ぎんか)は、何事にも興味を持てず、他人からの誘いを断り一人つまらなそうに外の風景を眺めていた。
そんな銀花に毎日話しかける有藤 天智(ありとう てんじ)は、彼女と会話しようと一年近く話しかけ続ける
が無視され続けていた。
ある日、天智は階段から落ちそうな銀花を助け、右腕を骨折してしまう。
★ここから本短編の内容です。
その事故をきっかけに天智は銀花に惚れられ、彼女は右腕が使えない日常生活をサポート(イチャイチャ)してくれるようになった。
天智にべったりな銀花は家にまで押しかけ……
本作は『つまらなそうにしているクール系美少女が階段から落ちそうなのを庇い怪我をしたら惚れられてしまった』(https://ncode.syosetu.com/n1660ij/)の続編になります。
前作を読んでからこちらをお読みいただくことを強く推奨いたします。
( 連載にしなくてごめんなさい )
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-13 20:29:02
14153文字
会話率:38%
王太子殿下の誕生パーティーで突如始まった婚約破棄からの断罪。
王太子、婚約者の公爵令嬢、浮気相手の子爵令嬢の3人の様子は学園のみならず社交界でも噂になっていたがまさか自分の誕生パーティーでやらかすとは・・・。
次期国王として期待されていた
王太子殿下は人が変わったように子爵令嬢にべったり。「子爵令嬢が薬を盛った」「怪しい術をかけた」なんて噂が飛び交うほどだけど、真実はそんなに軽いものではなかった。
「あれは、だめ。近寄っちゃダメなやつだ。」
殿下が変わったのは悪霊のせい?
唯一、真実が視える伯爵令嬢は関わりたくないので全力で逃げます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-12 01:05:11
71546文字
会話率:38%
生徒会に所属する平凡な男子高校生・小森慧《こもりけい》は何かとちょっかいをかけてくる後輩・「先輩、ジュース奢ってください!」
生徒会に所属する平凡な男子高校生・小森慧《こもりけい》は何かとちょっかいをかけてくる後輩・大森唯《おおもりゆい》
に懐かれていた。
休日二人で出かけたり、パンケーキからの甘い間接キス、生徒会の仕事だって基本二人で一人。
冴えない主人公といつもべったりなあざとい後輩。端から見れば付き合ってる風に映る二人だが、そこに恋愛感情は一切ない。
──だって二人にはそれぞれ好きな人がいるから
傷つくのが嫌で恋愛には奥手な主人公とぐいぐい積極的にアピールする後輩。
そんな二人を中心とした青春模様は文化祭を迎えゆっくりと進んでいく。
▷一話あたり2000文字程度です!通勤・通学など空き時間にでも!
▷カクヨムでも連載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-31 21:30:06
7591文字
会話率:52%
由緒正しいお家柄の20歳の娘が、公衆の面前で屁をこくなど、あるまじき行為である!
やんごとなき名家の孫娘である忍海 奏(おしみ かなで)は何不自由なく育ってきた。
1週間後に、祖父が主催する茶事を開くことになっていた。祖父の道楽で、忍海
邸の庭内に特別な庵を作ってあるほどだ。
友だちの、益子と葵を誘い――スペシャルゲストとして、セレブのキャサリン・羽生田まで招待するのだという。
奏は、益子と葵と久しぶりに再会し、会話に花が咲くが、葵から下世話な話を聞かされる。
奏にべったり寄り添っている家政婦、大地 みよ子こそ謎に包まれているのだと。
あの家政婦は常に奏のそばに、忠実な影のように、時には物言わぬ【隣人】のように寄り添っているのはなぜか? 彼女は何者なのか、推理しようと提案する。
しかしながら、レディたちがいくら知恵を絞ろうと、これといった答えは思い浮かばない。
そんなこんなで、1週間がすぎ、いざ茶事がはじまる。
いくら気心の知れた仲間内とはいえ、お茶の最中の失敗は許されない。
ましてやキャサリン・羽生田は女魯山人と評されるほどの、いくつもの肩書を持つテレビでも引っ張りだこの文化人である。
キャサリンはこの会に取材がてら参加しており、アメリカに帰ったらエッセイを執筆するという。
なのに、よりによって肝心なお茶の席で、奏はむしょうに屁をひりたい欲求にかられるのだった……。
※ジャンルは推理でありながら死人は出ませんし、トリックもありません。はっきり言ってコメディです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-25 15:00:00
20655文字
会話率:26%
たかくんは、9歳。
もうそろそろ反抗期になったりするのかな、と思ってたけど、いつまでもばあちゃんにべったり。
アルファポリスさんにも掲載しています。
最終更新:2023-03-21 12:30:20
245文字
会話率:10%