七十二年前の災害で未知の地下迷宮に閉じ込められた村人の最後の生き残り、アル・オルセンは再興を願い隠れ住んだ小国の王家の血を引く十五歳。
過去の探索では迷宮上層への出口を発見できず、三世代にわたる迷宮攻略の末にアルは迷宮最下層を単独で攻略
し、遂に一族の悲願となる迷宮王となった。
迷宮を操る新たな力と共に迷宮の知識が押し寄せる中で、アルは恐ろしい事実を知る。
村人が総力を挙げて最下層の攻略に明け暮れていた六年前に、迷宮は地上の街へと入口を開いていた。今では冒険者が地上から、迷宮攻略を始めている。
迷宮育ちのアルは地上への脱出を図るが、人間の住む街へ出るのはある意味凶悪な魔物と闘うよりも困難なミッションである。
迷宮から出たい迷宮王の、新たな闘いが始まる。
この作品は、「カクヨム」にも掲載されています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 08:00:00
128877文字
会話率:33%
ボッチ気質でひたすら魔法研究に打ち込んだ「僕」。ありあまる魔力量もあって、いつの間にか世界でも最強の魔法使いとなっていた。ひたすら研究に打ち込んだためにボッチ気質に拍車がかかり、人とうまく付き合えず、傷ついた魔物を見つけるたびに助けていた
ことで「魔王」と呼ばれるようになる。
頼られると断れず、虐げられた亜人たちに力を貸しているうちに、人族との対立は深まり、うまく交渉できずに焦るあまり強烈な魔法を炸裂させて物事を有耶無耶にしていく。いつのまにか「最恐の魔王」(ただしボッチ)として、人々から恐れられる存在となっていた。
魔物たちから慕われ、奴隷として利用していた亜人に味方する存在を人は許さず、「勇者」による魔王討伐隊が組織され、自分を守ろうとする魔物や亜人たちを逃がし、一人きりで勇者に立ち向かった結果、あえなく最期を遂げる。
100年後、魔物に襲われていたローグ・ボ・サツーミ(15歳)は、絶体絶命の中で走馬灯のように遡る記憶が、生まれる瞬間を超え、魔王としての最期の時にたどり着く。その瞬間、魔物の様子が変わり、ローグは生き延びることができた。
特に取り柄も欠点もない男爵家の次男であるローグはこれまで通り、身を立てる方策を探しながら、のんびり生きようとするが、「最恐の魔王」(ただしボッチ)の記憶がそれを許さない。
ローグの未来は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 08:00:00
177188文字
会話率:26%
「どうしようもない」
そんな言葉がお似合いの、この感情。
捨ててしまいたいと何度も思って、
結局それができずに、
大事にだいじにしまいこんでいる。
だからどうかせめて、バレないで。
君さえも、気づかないでいてほしい。
・
・
真面目
で先生からも頼りにされている枢木一織は、学校一の問題児・三枝頼と同じクラスになる。正反対すぎて関わることなんてないと思っていた一織だったが、何かにつけて頼は一織のことを構ってきて……。
愛が重たい美形×少しひねくれ者のクラス委員長、青春ラブストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 07:40:28
38843文字
会話率:54%
王子からいわれのない罪で婚約破棄され、国外追放されたけど、令嬢には天才的な商才があったので隣の国で商会を起し発展させ大商会の会長になる。
後に王子の国が大飢饉に襲われ食料を輸入しなくてはならなくなったが、食料の流通を牛耳っているのは令嬢であ
ったため、輸入もできず王子の国は衰退の一途をたどるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 06:00:00
90011文字
会話率:64%
本人無自覚なまま嫌われている人っていると思う。
嫌われている理由。
それを指摘するにも、その理由は残酷すぎて誰もできずに育ってしまった彼女。
そんな彼女を見たくもないし関わりたくもないのに、関わらざる得なかったもう一人の彼女。
どちらも手に
入れたかったものは一つ…それは…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 23:55:39
255638文字
会話率:38%
あらすじ
時期:中学3年の4月
連載予定:2024/10/08-2025/02/28
中学三年生四月に特殊能力者になった"同期"での課外活動としてノベルゲーム作成を開始。告白できず疎遠になった後悔が残るラクア、兄への
禁断の恋をするチシロ、そして妹に姉をもう一度会わせてあげたいサクラ。現実でできないことを自分で作るゲームで実現するべく、物語と結末を執筆し、やがて現実を変えていく。
登場人物
|三郷楽阿《みさとラクア》
シナリオ•プログラミング担当。ヒロインは幼少期の初恋相手。ゲーム好きで何度か定番ゲームを作った。
|武蔵浦春桜《むさしうらサクラ》
シナリオ担当。メインヒロインは死別した幼馴染。他人を本人と思い込ませられるようにトリックアートに注目している。
|水天宮《すいてんぐうチシロ》
シナリオ担当。メインヒロインは実妹。幼い頃から同い年の兄が好きなのに、周りに気味悪がられるのを気にしている。
以下順次公開折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 22:29:06
315333文字
会話率:52%
世界には、エッグモンスター(現代生物学的に確認されていない生物、種族、精霊、幻獣、怪物、魔物など)と呼ばれる未知の生物たちが存在し、人々の生活を脅かしていた。
最初にその姿が確認されたのは、今から約半世紀以上も前のことだ。
膨大な犠牲
者を出した第2次世界大戦。
戦火に包まれ、瓦礫としてしまったベルリンの市街地で、謎の光に包まれた卵が見つかったという。
それ以来世界各地で無数の卵が見つかっているが、いずれも多くの人命が奪われた後の場所で見つかっているとのことである。
卵は物理的に破壊することはできず、また、科学的な分析もままならない状況であった。
それからだ。
卵の殻が破れ、未知の生物たちが生まれ始めたのは。
世界は混乱に包まれていた。
エッグモンスターたちは人間を殺し、それを養分とする怪物たちであった。
人類を「敵」とし、世界からすべての人類を消し去ろうとしている。
人類の“負の感情”によって生み出されたと仮説する研究者がいる中、「国際防衛機構軍 WDF(World Defence Force)」と呼ばれる防衛機関が発足し、特別な力を持つ“アンダーテイカー”と呼ばれる改造人間が、世界を守るべく立ち上がっていた。
そのメンバーの1人、“天才アンダーテイカー”として名を馳せていた燕子花紅蓮は、サキュバスと呼ばれる悪魔が、アンダーテイカーの育成学校、東京第3支部高等学校で出現した情報を受け、現地へと向かうことに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 21:28:50
50417文字
会話率:57%
高校で付き合っていた彼女。
初恋の相手で、幼馴染。
浅倉カオルにとって、晴町美波は人生の全てを変えてくれた女性だった。
恋人になって1ヶ月。
初デートを記念して、美波が行きたがっていた東京ディズニーランドに、1泊2日の旅行へ。
そこで2人は全ての経験をして、新しい朝を迎えた。
彼女と将来についてを話し合っていた。
高校を卒業して、大学に入って。
その後のこと。
「未来」についてを。
明るい未来が待っていたはずの彼らの背後で、影が忍び寄る。
東京から家路に着くまでの帰り道。
そこで2人を襲った一本の刃物が、夜の街の下に伸びる。
命を落とした美波と、大怪我を負ったカオル。
彼は彼女の葬儀に参加することもできず、彼女のいない世界で新たな日常を迎えることになった。
そんなある日だった。
美波が大事にしていたフルサイズの一眼レフカメラを手に取った時、彼の頭の中で走馬灯が走る。
カメラを構え、何気ない日常の風景を撮った時、世界が移動していることに気づく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 01:21:00
345文字
会話率:0%
凄腕のスナイパー、セブン・ウォーカーは、傭兵を卒業し、恋仲にあった一般の男性と慎ましい結婚生活を送っていた。
しかし、彼女が所属していた無国籍の民間軍事会社『イノセント』のメンバーであるブルック・アートボードが、突如、彼女の家を襲撃する
。
セブンとブルックは元々孤児であり、銃を持ち、戦場に行くことのみを教育されてきた純粋な“兵士”だった。
血に染まった人生を今更拭い去ることなどできず、自らの運命を受け入れるべきだと、彼女に諭そうとしたのだ。
ブルックは、セブンに憧れていた。
そして、彼女こそがイノセントの頂点に上り詰めるべきだと、子供の頃から感じていた。
イノセントの兵士を雇った国こそが、戦場の勝者になる。
そう囁かれるようになった巨大な組織の“現在地”にこそ、彼女が必要だと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 19:47:37
729文字
会話率:30%
三十路手前のOL佐藤直子は、一流商社で出世もできず、万年雑用係だった。事故に巻き込まれ、その短い生涯を終えるが、剣と魔法のファンタジー世界にクララ・ベルとして転生した。しかし、そこでも悲劇が訪れる。与えられたジョブが「雑用係」だったのだ。
打ちひしがれるクララであったが、家族の支えもあり、その才能が開花する。「転写」「表計算」「資料作成」のスキルを駆使して、異世界を無双する。そして、戦闘力はほぼないが勇者パーティーにも選出されてしまう。
これは雑用のスペシャリストとして恐れられた転生OLが、異世界を無双する物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 21:07:48
156390文字
会話率:42%
皇帝風演の元に献上された娘、欧陽玲はその身に二つの人格を宿していた。
欧陽玲の人格の片割れ、雪瑜は、皇帝風演を愛し、その寵を得るべく後宮内で策謀を巡らせる。
だがもう一方の人格である玲は、皇帝の元に居てもかつての許嫁を忘れることができずにい
た……。
後宮を舞台にした、二つの心を持つ女の愛憎劇。
毎週 木曜夜 更新予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 19:14:36
153048文字
会話率:41%
現代から剣と魔法の世界へ異世界転生したサラリーマン、村上拓哉。
小さな国、アルナーグの第三王子ユケイ・アルナーグとして新たな生を受けるが、彼はその世界の誰でも持つという「魔力の目」を持っていなかった。
そのため、彼は世界の理の一つで
ある魔法に全く関与することができず、王家の名誉を守るために幼少の頃から離宮で過ごすことになる。
ちょうどその頃、世界は「鉄の国」の武力侵攻の気配に怯えつつあった。
そして一つの噂が流れる。
禁忌の名を持つ鉄の国の王、通称「悪魔王」は、「魔力の目」を持たないという……
そして彼が18才を迎えた春、彼はついに離宮から旅立つ日が来た。
しかしそれは、戦争の気配を察知した宗主国からの、王家の人間を1人差し出せというものだった。
幽閉の末に国外へ追放されるように国を追われたユケイ。
しかし、彼の存在が世界を大きく変貌させていくことになるのだ……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 19:01:32
365283文字
会話率:42%
現代から交通事故で、剣と魔法の世界へ異世界転生したサラリーマン、村上拓哉。
小さな国、アルナーグの第三王子として新たな生を受けるが、彼はその世界の誰でも持つという「魔力の目」を持っていなかった。
そのため、彼は世界の理の一つである魔法に全
く関与することができず、早々に落ちこぼれ人生を歩む……こともなく、ささやかな現代知識チートを活用しつつ、離宮で比較的のんびりと過ごす。
しかし、世界は「鉄の国」の武力侵攻の気配に怯えつつあった。
そして一つの噂が流れる。
禁忌の名を持つ鉄の国の王、通称「悪魔王」は、「魔力の目」を持たないという……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-15 22:04:57
249293文字
会話率:47%
異世界転生したのに致命的なバステ!
現代から交通事故で、剣と魔法の世界へ異世界転生したサラリーマン、村上拓哉。
小さな国、アルナーグの第三王子として新たな生を受けるが、彼はその世界の誰でも持つという「魔力の目」を持っていなかった。
その
ため、彼は世界の理の一つである魔法に全く関与することができず、早々に落ちこぼれ人生を歩む・・・こともなく、ささやかな現代チートを活用しつつ、離宮で比較的のんびりと過ごす。
しかし、世界は「鉄の国」の武力進行の気配に怯えつつあった。
そして一つの噂が流れる。
鉄の国ヴィットヴァロンの王、通称「悪魔王」は、「魔力の目」を持たないという・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-20 12:27:09
323012文字
会話率:35%
気弱だが優しい性格である高校生の裕一(ゆういち)には悩みがあった。なんと実の姉・愛海(まなみ)を好きになってしまったのである!決して恋人にはできない相手にも関わらず、恋心は膨らんでいくばかりで、幼馴染の整(せい)にも相談できず、心の中はいつ
も雨が降っているようだ。裕一は禁断の恋だと知りつつも姉に告白し、愛海も徐々に心を開いていく。誰よりも大好きなお姉ちゃんは、いつもそばに居て、いつも笑ってくれて、いつも優しくて――。二人の関係が進展していくにつれて、どんどん日常が壊れていく。姉弟(きょうだい)の心は嵐のように吹き荒れ、幼馴染を巻き込みながら予想外の結末へ突き進んでいく――!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 19:00:00
468912文字
会話率:45%
この世界は隣り合う異界から毎日、異形が送られてきているらしい。異形を世間の裏側から守るのは社交界でも名を馳せる『糸乃家』『針真家』『鋏慈家』の御三家だ。しかし、千年近くも異形から日本を守ってきた御三家にも今、斜陽が訪れようとしていた───。
太平洋に浮かぶ『三日月島』にある『三日月大学』に通う沙倉陽葵は親元を離れ、勉強にバイト、あとは学生の本分である恋愛に全力投球だと息巻く活きの良い大学一年生だ。梅雨入り前のある日、陽葵はだまし討ちのように入会させられたオカルト研究会の仲間である刀矢由威のSOSにより、悪名高い廃病院の探索に付き添わされることになった。ネットで廃病院の噂を眺める限り、どう考えても良い予感はしないのだが・・・まさか己の運命すら変わってしまうとまでは露にも想像できず───。『おかえりなさいませ、姫様。お迎えが遅くなりましたね』。
これは生まれる前に外された枷をもう一度嵌められるかもしれない陽葵の選択のお話であり、世界の裏側に無理矢理引きずり込まれた彼女がすったもんだするハートフル和製ファンタジー。
※R15相当の残酷な表現、センシティブな表現があります。
※思ったよりもガッツリとオカルト・ホラー表現含みます。ホラー表現がある際は前書きにて注意喚起していますので、お気をつけください。
※逆ハーレムものですが、因習だらけの一族達のお話なのでヒーロー達はクセ者揃いです。たまにピュアなやつもいますが、大体は目的のために主人公に迫ったりもします。
※無断転載、無断翻訳は御遠慮ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 18:23:16
95158文字
会話率:27%
青春を夢見て遠くの高校に入った主人公の古保歩《こぼあゆむ》だったが、高校では恋人どころか友達さえもできずに卒業してしまう。そんな矢先、歩は電車に轢かれて亡くなってしまう。そんな歩を不憫に思った女神ペルネ・ゲッティンによって歩は異世界へと転
生することになった。現世で異世界ラノベを読み漁っていた歩にとっては夢にまでも見た異世界転生だった。第2の人生を謳歌すると決めた歩は、人生で1度もできなかった恋愛をしたいと意気込む。転生してからまもなく歩は1人の少女と出会う。彼女に世話をしてもらっているうちに歩は彼女のことを好きになってしまう。
果たして歩は異世界で恋愛をすることができるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 18:00:00
151251文字
会話率:42%
主人公中田大智は、重度のコミュ障なのだが、ある出来事がきっかけで偶然にも学年一の美少女山河内碧と出会ってしまう。そんなことに運命を感じながらも彼女と接していくうちに、‘自分の彼女には似合わない’そう思うようになってしまっていた。そんなある時
、同じクラスの如月歌恋からその恋愛を手伝うと言われ、半信半疑ではあるものの如月歌恋と同盟を結んでしまう。その如月歌恋にあの手この手で振り回されながらも中田大智は進展できずにいた。
そんな奥手でコミュ障な中田大智の恋愛模様を描いた作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 22:35:03
214939文字
会話率:50%
星々が見守る世界で、神々の力が宿る武器が人類に授けられる時代。15歳の少年、カナタ・ノクティスは【授与式】で与えられた謎の首輪に戸惑う。武器を具現化できず、最底辺の「シャドウクラス」に配属された彼を待ち受けるのは、予想外の運命と試練の数々。
「ただのマントが、こんな力を秘めているなんて——」
仲間と共に挑む、星々に刻まれる物語が今、始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 17:30:00
3522文字
会話率:51%
空中都市・ネモフィラ。それは科学の力で空に浮かんでおり、地上とは文明が大きく異なっている。
ネモフィラの住民、中森亜実は都市の生活に慣れることができず、仕事もうまくいっていない。そんな時、両親から縁談を持ちかけられ、来栖颯真と結婚することに
なる。亜実は、最初は人間味が薄く、典型的なネモフィラの科学者である颯真に戸惑うも、持ち前の明るさ(強引さ?)で距離を詰めることを試みる。
果たして亜実は颯真を振り向かせることができるのか。
ネモフィラという世界で、2人がたどり着く夫婦のかたちとは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 17:15:33
47173文字
会話率:34%
【悪夢に魘される人をほっとけない少女】と【その少女をほっとけない少女】の話。
春。新学期が始まって一週間ほど過ぎた頃。お嬢様学校【夕霞女子学院】中等部三年【伊欲櫂凪《いよくかいな》】は、校舎入口で不思議な少女に出会った。他校生らしき制服
で、敷地案内を見つめて立ったまま眠る少女。櫂凪は遅刻間際ながら無視できず、声をかける。
少女の名は、【舟渡鳴子《ふなとなるこ》】。突発的に眠ってしまう体質で、職員室の場所を探しているうちに眠ってしまっていた。制服が違うのに夕霞に居る理由は、転校生だから。なんと、櫂凪と同じクラスだと言う。それだけではなく、夕霞には珍しい庶民であるところも大体同じで、寄宿舎の部屋も同室。
そうして、二人の関係は始まった。
冷めた性格で他人に興味が無い櫂凪と、朗らかで誰ともフレンドリーな鳴子。近くも遠くも無いそこそこの距離感で過ごしていた二人だったが、ある日を境に関係が大きく変わる。魘される櫂凪の悪夢に、鳴子が現れたのだ。
夢での出来事をきっかけに、櫂凪は鳴子の【特別な活動】を手伝うことに決め、以降二人は悪夢に魘される人を助けるため、夢の世界へと漕ぎ出すようになった。
陸上部のエース、大人しいクラスメイト、学校中の憧れの的……。一見して順風満帆の夕霞の人々も本当は、淀み乱れた夢に苦しんでいた。櫂凪が【姉妹《あねいもと》の契り】を交わした、才色兼備のお姉様であっても……。
悪夢に触れていく中で、櫂凪は鳴子の【悩み】を知る。
※カクヨム殿と同時投稿です。
※全体の1/3くらいになったので、7話くらいポツポツ投稿します。以降はまとまりごとに投稿予定ですが、後半の展開次第で投稿済みでも若干修正するかもしれません。
※よくある設定のシンプルなお話になると思います。
※全てが同じ制度の学校は存在しません
※百合です。たぶん。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 17:10:00
211859文字
会話率:55%
名門 《アレス魔法学院》 に通う少女ミアは、成績優秀ながらも日常の些細なことを忘れがちだった。
それでも、幼馴染であり義兄のアルに支えられながら、穏やかな学園生活を送っている。
勉強は得意、膨大な魔力も持っている、でも魔法をうまく扱うこと
ができずにいた。魔法の実習になるとときどき動きが止まってしまうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 17:02:20
10548文字
会話率:42%
バレステロス公爵令嬢であるイザベルは、性格が悪く嫌われ者で、悪女と名高い。
社交界でなにかとトラブルを起こす彼女を見かねた父親は、さっさと嫁に出したいと画策。ちょうどそのとき、アンドレウ侯爵のアレックスが後妻を探しているという話を聞きつけ、
爵位を笠に半ば押し付ける形でイザベルを嫁に出す話を進める。アレックスは公爵家からの申し入れを断ることができず、悪女と名高いイザベルを娶ることに。
結婚した当日、この結婚に納得していなかったイザベルは新郎であるアレックスに対し「屋敷がぼろい」「気の利いた言葉も言えない朴念仁」「顔も見たくない」などと罵倒する暴言を吐く。その直後、まさかのタイミングで前世の記憶が復活。ここが乙女ゲーム『グランハートファンタジア~スランの乙女~(略称:グラハン)』の世界であることに気付く。さらにイザベルは、自分に虐待されて育ったせいで愛着障害になりヤンデレと化した報われない当て馬──ルイスの継母になっていた。
まずいと思ったイザベルだが、あとの祭り。
アレックスはイザベルの態度に(噂どおりの悪女だ)と思い、とても冷ややかな目でイザベルを見ている。
(私、一体どうすれば?)
そんなある日、イザベルが出会ったのは天使のように可愛らしい男の子で…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 16:58:43
127064文字
会話率:39%
公爵家の令嬢であるリーゼロッテは、どこに出ても恥ずかしくないような完璧な淑女。しかし、婚約者であるアドルフが王女と恋仲になり、全く身に覚えのない罪をでっち上げられて断罪され、悪女の烙印を押されてしまう。
失意の中、リーゼロッテの元に王家から
寄せられたのはラフォン辺境伯であるテオドールとの婚姻の命令。
テオドールは2度目の結婚で、前妻を殺した残虐な男という曰くつき。リーゼロッテは断ることもできずに、辺境の地へ。
ラフォン領に到着した日、案内された部屋にリーゼロッテが大嫌いな蛇が出てくる。部屋の入口で護衛をしていた騎士がとっさに蛇を殺して助けてくれる。
リーゼロッテ、思わず近衛騎士にしがみつき「ああ。最悪の気分だわ。あなたがいてくれてよかった」と漏らし、ちょうど部屋を訪れたテオドールに聞かれてしまう。
テオドールは、リーゼロッテが自分との結婚が嫌で『最悪の気分』と言っていて、早速近衛騎士を誑かしている噂通りの悪女だと勘違いしてしまう。結果、初夜にテオドールは現れず、ふたりは白い結婚となる。
嫌われていると知ったリーゼロッテは、いつか追い出されるかもしれない日に備え一人で生きていけるように生活の基盤を作ろうと考える。法律で離婚が認められる二年後、リーゼロッテはテオドールに離婚を提案するが、彼はそれを拒否。
さらに、偶然のアクシデントからリーゼロッテは幻獣になつかれる珍しい人だということが判明して──。
※冒頭、ヒーローがクズです。また、女性に対する暴力的表現が出てきます。苦手な方はブラウザバックをお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-03 17:00:00
96517文字
会話率:41%
【書籍化のお知らせ】
アイリスNEO様より2020年12月2日に発売予定です。どうぞよろしくお願いします!
大商家の庶子であるカトリーンは皆が当たり前に魔法を使える国にいながら魔法を上手く使うことができず、家族からも使用人のように扱われて
冷遇されていた。そんなある日、占い師に『運命の人は東にいる』と聞き、家出を決意。
そうしてやって来た異国の地でやけにお疲れぎみの男性を見かけ、特製の疲労回復クッキーをあげたのだけど……実はこの人、この国で『四天王』と呼ばれるすごい人だった!
これは落ちこぼれの魔女が偶然出会ったエリート外交官にひたすら甘やかされ、ついでに事件を解決したりするあまーいお話。
※既存作『夢見の魔女と黒鋼の死神』と同一の世界設定を使用。登場人物は一部被ります。単独で問題なくお読みいただける仕様です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-01 12:00:00
72960文字
会話率:43%
惑星調査に従事するラスティ・スレイド大尉を乗せた艦が、調査惑星を前に敵対勢力ZOCに襲撃される。
コールドスリープから目覚めたばかりのラスティは艦に侵入してきたZOCから逃げ出すが、ラスティのいる区画が切り離されてしまう。
なんとか艦
を脱出して惑星に降下するが、そこは当初の予定とはちがう、魔法の存在する惑星だった。
乗ってきた艦と交信できず、ラスティは本来の仕事である惑星調査を行うことに。
偶然発見した砦へ惑星原住民の言語サンプルをとりに向かう。
そこでティーレという女性に出会う。瀕死の老騎士ノルテからガンダラクシャという場所までティーレを護衛するよう頼まれる。
こうしてラスティはこの惑星を旅することになるのだが…………。
未知の惑星をあちこち旅したり、開発したりする話。
あと〝にゃんにゃん〟。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
主な登場人物
ラスティ――連合宇宙軍 惑星探査課 調査員 大尉 年齢26歳
連邦の宙民(コロニー育ち)、夢は惑星移住。
ティーレ――箱入り娘。ラスティも認める美人。魔法がつかえる。
18歳。青みを帯びた銀髪で。
フェムト――軍用のサポートAI。ナノマシン、外部野を制御する。
型落ち品の第七世代。
ノルテ――ティーレの護衛をしていた老人。
ラスティに剣を託し、ティーレの護衛を依頼する。
ガーキ――盗賊貴族と呼ばれる自己中心的な悪人。子爵。
領民から嫌われている。
ロイ――ガンダラクシャの商人。
旅先でラスティたちと出会う。
ZOC――人類の敵対勢力。機械と人のツギハギ。
ハッキング能力が高い。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
※この作品は『カクヨム』でも投稿しています。
『カクヨム』先行
『小説家になろう』訂正済み折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 15:50:00
1574411文字
会話率:40%
世界にダンジョンが現れて5年。ファンタジーの世界で出てくるようなモンスターが出てくるダンジョン。警察や軍隊は入ることができず、15歳以上になった人間の自由意志のみ入場が許可される不思議空間。レベルアップができ、ファンタジーアイテムが手に入
り、人によっては驚くほど美しくなる。
六条祐太は幼稚園の頃からいじめられ続けて生きてきた。そのためみんなが通うダンジョン高校にはいかず。15歳になる誕生日の日。一人ダンジョンに挑むことにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 15:00:00
2134949文字
会話率:52%