とある星系の支配権をめぐる戦いで、連合側の星、地球(アース)716の遠征艦隊は連戦連敗が続いており、1万隻の味方艦隊の犠牲をできるだけ減らすために撤退戦専門の殿(しんがり)戦隊500隻が編成された。
その指揮艦であるライムント・シュパー
ル准将は4度目となる撤退戦でもかろうじて敵を足止めし、生きて帰還する。が、そんな彼の前に現れたのは、男爵家を追放され路頭に迷っていた激辛好きの男爵令嬢シルビア・ド・トルタハーダであった。
彼女を宿舎にかくまう代わりに、シュパール准将はある「呪(まじな)い」を施される。それは自身の死の瞬間を予言するという、男爵家に伝わる秘術であった。この非常識な術で予見された「死」を回避しつつ、数十倍もの敵を相手に殿(しんがり)として生き残るべく奮戦する日々が続く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 08:10:00
32388文字
会話率:53%
魔王討伐を目指す勇者パーティーに所属していた俺は、狡猾なトラップに寄って窮地に陥ってしまった。
無謀に魔王へ挑んだ勇者は簡単にのされ、残された仲間達を守るためにしんがりを務めた俺は右手を呪われてしまう。
しかもこの呪いは【触れた存
在のスキルを奪い取る】というマイナススキルを持っており、冒険者としての活動も普通の生活も苦労してしまうものだった。
だが、このマイナススキルに俺は光明を見出す。
奪い取ったスキルを使い、唯一無二の武器を作り出すことに成功したのだ。
こうして俺は武器職人として新たな人生を歩むことになるのだが、そんな俺の元には様々な変態が寄ってくる。
ああ、なんでこんなに苦労することになるんだ。
俺はいずれ英雄と呼ばれるようになる変態達の要望を聞き、オーダーメイドで武器を作りつつ新たな趣味に没頭していくことに。
さあ、始めよう。趣味を全力で楽しむ新たな人生を駆け抜けろ!
★★★★★
この作品はカクヨムで先行公開しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-17 09:35:31
11259文字
会話率:34%
伏馬忍(ふしま・しのぶ)――十五歳。
陰陽師の家系に生まれながら、陰陽術を操る才能が欠如した無能者。
実力至上主義の陰陽師の世界において、彼は家からも放逐同然の扱いを受け、周囲から見下される日々を過ごしていた。
ある日、自身を虐
げている同級生達に無理やり連れられ、悪霊がねぐらとしている廃病院へと乗り込むことになった忍。だが、悪霊の実力は想像以上で、同級生達は早々に戦意を喪失してしまう。
彼等を逃がすためにしんがりを試みるも、陰陽師として才能が0の忍は全く歯が立たず、悪霊に命を奪われてしまうのだった……。
……だが気付くと、忍は見知らぬ世界にいた。
そこで、九呼(くこ)と名乗る女神と出会った忍は、ここが黄泉の国であり、正に今、生死の境を彷徨っている最中なのだと説明を受ける。
瀕死の重傷を負ったまま現世に戻るか、このまま死ぬか。
選択を迫られた忍は、そこである可能性に思い至る。
「時間の流れが現世よりも途轍もなく遅いこの魂の世界なら、数千年レベルで修業が出来るんじゃないか?」
忍は、黄泉の国で陰陽師に必要な素養――霊力を磨く修行に没頭する。
そして、2000年後――。
これは、生と死のハザマで天文学的な年月を鍛錬に費やした結果、神レベルの力を身に付けてしまったとある陰陽師見習いの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 17:10:00
20119文字
会話率:38%
1257年冬。モンゴル帝国の大軍が、当時のベトナム――陳朝大越に侵攻した。
大越皇帝太宗は、自ら軍を率いてこれを迎え撃つも、精強なモンゴル軍の前に、大越軍は崩壊寸前。
太宗はついに全軍撤退を決意。大越の命運は、殿軍を任された御史中将・黎秦(
レ・タン)の双肩に委ねられた――。
拙作『ベルトラム王国物語』の男主人公・タリアン=レロイのモデルとなったベトナムの武将・黎輔陳(レ・フー・チャン)こと黎秦の活躍をお楽しみください。
※本作はカクヨムの短編賞創作フェスお題「危機一髪」向けに書き下ろしたものの転載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-20 20:00:00
5259文字
会話率:15%
人類の仇敵――不滅の悪魔を討伐する為、悪魔の城まで切り込んだ最強の剣聖アルベルト率いる21名の特攻部隊。しかし彼らはあえなく敗北し、撤退を余儀なくされる。そんな時、決死のしんがりを務め、彼らを逃がしたのはミリアムという名の魔術師だった。彼女
は創世の女神の声が聞こえるらしいのだが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-06 00:12:38
6334文字
会話率:38%
わらわの名はメルクリスティア。マーシブル王国の王位継承者にして世界最強の姫騎士じゃ。
先のキーニック帝国との決戦にて敗色濃厚、絶体絶命の戦況下、弟を逃がすためわらわは殿(しんがり)となり名誉の討死を遂げたはずであった。
ところが目を覚
まし気づいた先では、
「なっ! ぜ、全裸の男ォ!?」
「何ですかあなた、ヒトの風呂場に。というかどうやって入ってきたんですか」
「ひっ!」
「その剣と鎧、何かのコスプレですか」
「寄るな! わらわを手込めにする気じゃな! 返り討ちにしてやる!」
「おっと」
「え゛!? かわした!? わらわの剣を!?」
「ちょっと、あぶないじゃないですか」ペシッ
ごふっ! ばかな、鍛え上げたこのわらわの身体にこれほどの衝撃を!?
「え。ちょっと大丈夫ですか。軽く小突いただけなのに」
たどり着いた先は見知らぬ世の、見知らぬ場所の、見知らぬ男の浴室だった。
「まさか風呂場の鏡が異世界に繋がってるとは思いませんでしたよ」
そしてこの男。名を加減召馬(カゲンショーマ)というようだがどういうわけか強い。強すぎる! わらわが足下にも及ばぬほどに。
残党の兵を目にも止まらぬ神速で、瞬く間に倒してしまったのじゃ!
「喧嘩したことない僕がここまで動けるなんて。たぶん重力が違うのかも」
「『重力』? 何なのじゃそれは。教えよ!」
「簡単に言えば空気の重さです。こっちは僕の所と比べて軽いから俊敏に動けるみたいです」
ではこの男の下で修行すれば同じくらい強くなれるということか? よし決めたぞ! わらわはそなたに弟子入りする! 本日より師匠と呼ばせて頂こう!
軍師によると王都が滅ぶまであと半月ほどだと言う。幸いこちらと向こうとでは時の流れる早さも違うらしい。
何としてもそれまでに強くならねば! ただのひとりで大軍を、すべて殲滅できるほどに。
「換算すると約1年。まさかそんなにいる気ですか」
「身体を鍛える道具も揃っておるし、何より飯が美味い! この世の楽園じゃあ! この世ではないが!」
そしてこの師匠。強く厳しく優しく、そして料理も美味い。是非我が国に連れ帰りたいのう。婿殿に……なってくれぬかのう? エヘヘ///
「ふざけたこと言ってないで、今月の家賃と食費。それに代わるモノをよこしなさい。さあ早く」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-09 18:55:11
29310文字
会話率:61%
彼の名は、本多 宗茂、38歳。
職業、とある武術の師範。ときどき傭兵業。
趣味、ラーメン作りとラーメン屋巡り。
傭兵として参加したテロリスト殲滅作戦にて、アクシデントが発生し、部隊は退却を決める。
部隊員を逃がすために、彼はし
んがりを務めることになった。
孤立無援の中、ちょっとしたトラブルの結果、彼は追い込まれることとなる。
だが彼は、自身に宿る武を見せつけるかのように躍動、包囲してきたテロリストたちを次々と葬り去っていく。
しかし、多勢に無勢。
あわやテロリストを全滅かというところで、彼は力尽きてしまった。
おぼろげな意識を鮮明にし、目を開いた彼が見たものは――大きい豚の顔。
同時に彼が感じたのは――殺気。
意識を完全に覚醒、同時に思考を戦闘用のそれに切り替えた彼は、すかさず豚顔の大男を討ち取った。
困惑している彼は周囲を見渡し、気づく。
――ここは何処だ?
元いた世界では秘境と呼ばれそうなほどの密林を、戸惑いながら散策する彼の耳に届いた女性の悲鳴は、彼の身体を勝手に走り出させていた。
そして、運命の出逢いを果たす。
この物語は、異世界に連れてかれてもブレることのないラーメン大好きなおっさんが、自身が培ってきた武と傭兵業で身に付いた生存能力を発揮して、異世界で双つと存在することの無い偉業を成し遂げる、喜劇的な英雄譚。
今日も彼は異世界の素材を眺め、満面の笑みでどんなラーメンを作るかを考えていた。
※ この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-23 21:00:58
626978文字
会話率:21%
遊び尽くせ、壊れるまで。
最終更新:2022-01-24 20:00:00
77651文字
会話率:42%
天下統一の勢いをもって大陸に勢力を広げようとする瑞穂国の真道将軍は、東の超大国の内乱に介入するべく遠征軍を東の大陸に派遣したが、勇戦虚しく総退却となってしまう。その退却の際に殿(しんがり)を努めることになったのは、身分も石高も低い地侍の三男
坊に過ぎない黒江成光。体良く置き捨てにされたはずの黒江成光だったが、諦めず仲間の力を借り、奇策を用いて敵の大軍を撃破することに成功、その武名を大陸中に轟かせる。成光の功名がさざ波のように東大陸に、西大陸に、そして瑞穂国に影響を及ぼし始めた時、歴史が動き始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-22 23:26:24
121467文字
会話率:35%
多民族国家・パシタルビア。この国には混乱が続いていた。『解放者』が現れ、国は再建に向かうかと思われたが、あくどい政治家により再び混乱に向かうことになる…。
最終更新:2021-08-22 18:43:55
6177文字
会話率:73%
「王室の所有奴隷イスハル解放のための身代金の支払いを、王国の次期王位継承者、ヴァカデスの名において拒否する!」
王家に仕える奴隷、イスハルは無能な王子の代わりに負け戦のしんがりを務め、全軍を撤退させる大功を立てた代わりに敵対する獣氏族
の捕虜となる。
金を惜しんだ無能な王子に見捨てられたイスハルだが、彼の身柄を欲したのは敵の獣将姫ことレオノーラだった。
「これであなたはわたくしのものですのよ、イスハル」
一方王子は身代金を支払わずに済んだと自画自賛していたが……帰国した彼を待っていたのはイスハル帰国を待ち侘びる王だった。
そしてたった一人の奴隷によって支えられてきた国家は、次第に崩壊していき……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-17 18:31:20
24240文字
会話率:33%
とある冒険者三人組が、ものすごい数のゴブリン討伐を依頼される。
想像以上の数だったが、殿(しんがり)を務めた剣士は、なんとか撃退に成功。
そしてゴブリンが消えた洞窟に、奇妙な物が置かれているのを発見する。
どうやらゴブリン発生の現況らしいそ
れは、とんでもない物品だと、
合流した仲間に教えられることになる。
この単発作品、具体的なキャラ描写を省いております。
ーー 以下は無断転載対策文章ですので、お気になさらず。 ーー
作者:ぷちミント
初回投稿日:2020年 06月26日 18時56分
「小説家になろう」にて掲載中。
無断転載を固く禁じます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-26 19:01:10
6145文字
会話率:35%
魔物 対 人間。
典型的な種族間の争いが続く世界、ヴァルフレイア。
完全実力主義である魔王軍にて、異様なほどにやる気がない魔物がいた。
彼の名はアーリマン・ダルク。
れっきとした魔王軍小隊隊長である。
彼はある日、人間の城を攻め落とす
大きな戦争に参加していた。
しかし侵攻は失敗に終わり、撤退戦のしんがりを務める事になった彼は見事敵将の謎の力により消し炭となった。
本来はそのまま消える筈であった命。
しかし死んだ彼にアイアンクローをかまし、現世へ引き摺り戻す存在がいた。
その者は聖女と呼ばれ、異世界から呼び出された人間たちの救世主であるという。
このお話は、そんな聖女の奴隷とも呼べる存在になってしまった魔物アーリマンの末路そのものである。
※この作品は動画投稿サイト「カクヨム」様にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-13 00:10:58
32901文字
会話率:24%
兄貴は小さい頃、友達と一緒に公園でよく遊んでいたらしい。
砂いじりとボール遊びがメインで、その日も友達と一緒に砂の城づくりをしていた。
ところが、ボール遊びに移ろうとしたとき、しんがりをつとめる形になった兄貴の足に、異状が起こって……。
最終更新:2020-05-04 23:11:01
2707文字
会話率:3%
セキュリティコンサルタントを生業にする高木丈司たかぎ じょうじは、何変わらぬ戦場で、何変わらぬチームと、何変わらぬ業務を行っていた。
いつものと違うのは、その仕事が敗戦処理を請け負っていたことだ。
不幸なことにキャッシュは振り込まれ
、依頼から逃げることが出来なくなってしまっている。
そんな中で、彼らは退避行動の中、殿(しんがり)を受け持つ羽目に。
剣林弾雨の中、彼らが追い込まれたその先から物語は始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-04 08:08:26
3139文字
会話率:0%
殿ーしんがりーとは敵に背後を見せて逃げる仲間を逃がすために囮となって敵を食い止め、仲間を逃がす役目を持つ者。
偶然異世界へと転生したアツサは受けたダメージを攻撃に変える【ダメージ吸収】の能力を使って異世界で殿(しんがり)をしていく羽目
に!?
くだらない笑いと王道的な展開と癖のあるストーリーがあなたの心をつかんで離さない。微笑してうなずけるストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-29 23:01:00
8762文字
会話率:41%
赤子の頃に森で拾われ、村で義両親から不遇を受けてきた少女カシア。
六歳のある日に出会った盗賊の仲間になり、村を飛び出す。
十年後、立派な山賊になろうと奮闘するカシアは、とある村を襲おうと提案する。
その村がワケありで、世界屈指の猛者たちが
集まる村とは知らずに――。
あっさりと返り討ちに遭うカシアたち。
自らがしんがりを務めて仲間を逃がし、せめて一番強いヤツに一矢報いてやろうとカシアは挑むが、あっさりふっ飛ばされて気を失う。
目覚めれば仲間に置いて行かれ、村の人間に手当てされるカシア。
今まで必死に頑張って築き上げたものを奪いやがってと、村で最強の――世界最強の男ギードを激しく恨む。
そんな復讐に燃えるカシアへ、村の青年ランクスが「鍛えてやろうか」と声をかけてくる。
世界最強の男をギャフンと言わせてやる! その一念でカシアは村に残ることを決意する。
――凶悪な魔物が連日のように襲撃してくる村とはつゆ知らずに。
とにかく世界最強の男を見返すために頑張りまくる少女のファンタジーコメディー。
強くて個性豊かな村人たちに加え、中盤からは愉快な魔王&魔物たちや、ふざけた存在の召喚獣が出て来たりと楽しい復讐ライフをお届けします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-25 20:33:33
113591文字
会話率:31%
とある国の酒場にて。青年は酒を飲んでいる男性に声を掛けた。
40歳前後と思われるその男は全身に傷跡を残し、多くの戦場を駆け抜けてきたのだろう。
もしやと思い話しかけたが、聞けばその男、過去に処刑されたことがあるという。
そんな男が語ってくれ
た過去の思い出話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-20 11:28:03
4326文字
会話率:3%
ネタや設定など、書きたいモノを書きたいように書いていきます。あ、この設定、俺も考えてたんだよねぇって悔しく思うことが最近多いので、思いついた時に書いて、公開しておこうと思いました。読みやすくテンポの良い文章を目指しています。読後感がよくなる
といいのですが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-26 10:00:14
71188文字
会話率:4%
本格派競馬小説始動!尾花栗毛の競走馬・フューダルロードを軸に書いていきます。渦巻く人間模様や立ちはだかるライバルたち。競馬の魅力を凝縮した作品にしていきますので、気が向いたら読んでください。
最終更新:2016-04-27 08:18:21
6736文字
会話率:26%