これは夢というよりも記憶ーー。
大神錫牙は、いつの日からか繰り返し同じ夢を見るようになる。それは、夢というよりも誰かの記憶のような内容。
一人が泣いている。けれど、こちらからは近づくことは愚か声をかけることもできない。いつもはそこで終わっ
てしまうのに今日は、この日だけは違っていた。
男の声が聞こえた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-31 00:00:00
139426文字
会話率:58%
高校の夏休み。
寮住まいのため実家への帰省の準備をしていた水瀬ゆかりは、部屋に「透明になった」クラスメイト・巽海斗を見つけた。
彼がオバケのふりをしているのだと思ったものの、どうやらイタズラでもトリックでもないらしい。
ゆかり以外見ることも
触れることもできない彼をそのままにしておくこともできず、故郷に連れて帰るのだが――。
秋月忍様主催「男女バディ祭」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-29 18:27:35
32701文字
会話率:35%
冥王星を消滅させた彗星群が三年後に地球を消滅させるかもしれない。
もしそうなれば人類には防ぐことも逃げることもできない。
滅亡まで三年という中途半端な時間を与えられた人類が、
その時間をどう過ごすのか?
この物語は地球消滅を予言された人類の
三年間の記録である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-16 08:58:34
4021文字
会話率:3%
救護院で聖女が作成していると言われる回復薬を日々作らさせられていたパック。
聖女様が言っているんだから、頑張らなくちゃ。
誰からも愛され、慈愛の聖女と呼ばれているモリヤの本性は最悪だった。
聖女の替わりに回復薬を作るパックを日々無能だと蔑
み、できない理由を作るなと怒られた。
だがある日、聖女からは1日2500本の回復薬を作るように言われ失敗してしまう。
「あなた、私が言ったこともできないなんて、なんて無能なのかしら? 辞めた方がいいわよ。才能ないから」
聖女からの無理難題を叶えて叶えて叶えて……もう……無理だ。
たった一度の失敗を許さず、執拗に責め立てる聖女。
しかも聖女はあなたの替わりはいくらでもいるのと言い、その人を紹介してきた。
替わりはいる……そしてことあるごとに責め続けられた結果、心が折れた。
僕には才能がなかったに違いない。
きっと他の人だったらこんなことにならなかったはずだ。
彼に譲った方がいい。
いつも優しく話を聞いてくれる幼馴染からそれなら一緒に冒険者になろうと誘われる。
「私……守れるくらい強くなれたよ。それはあなたがいたからだよ。あなたの素晴らしさは私が一番わかってる。そんなに辛いなら辞めて一緒に冒険者でもやろうよ。私実はね……あなたのために」
幼馴染はパックの働く救護院で部下1000人をまとめる警備長になっていたが、あっさりパックと冒険者になると退職する。
パックと幼馴染は救護院を辞めて最強の冒険者へと駆けあがっていく。
これは最強の回復術術師の冒険物語!
回復しかできないんじゃない!
回復ができることが最高なんだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-30 20:00:00
157645文字
会話率:44%
主人公 東雲凛(しののめりん)は、毎日単調な仕事の繰り返しで、自分の好きなこともできない人生に嫌気がさしていた。
そんな中、残業終わりに、終電で帰ろうとすると奇妙な人身事故に遭う。轢かれたのは人間ではない、ゴブリンのようなものだったのだ
。
それを機に凛は、ダンジョンを発見し、自分の好きだったもの、そして本来の自分を取り戻していく。
現代の渋谷駅に突如現れたダンジョンに対して東雲凛は、そして人々はどのように対応していくのか。
初投稿作品です。拙い文章ではありますが興味を持っていただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-18 18:00:00
10798文字
会話率:55%
夫の浮気現場を目撃した主人公。彼女は、動揺のあまりとある化粧品売り場に駆け込んだ。売り場の美容部員は、経済DVにより身なりを整えることもできない彼女にお試しメイクを施す。
気乗りしないまま化粧をされた主人公だが、美容部員とのやり取りから、
かつての自分を思い出し始める。そして、自分の幸せのために戦うことを決意するのだった。
ところが夫はなかなか離婚に応じようとしない。疲れはてた彼女は、美容部員から渡されたとあるアロマキャンドルを取り出してみた。疲労回復効果があるというアロマキャンドルに火をともすと、目の前に広がったのは怪談「牡丹灯籠」の世界だった。
彼女は牡丹灯籠を下げ、夫の元へ歩きだす。きっぱりと別れを告げるために。
虐げられていた女性が自分を取り戻し、幸せに向かって歩きだすまでのお話。
貴様二太郎さまのイラストをお借りしています。
この作品は、アルファポリス、エブリスタにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-16 14:18:37
7709文字
会話率:37%
残業中に突然見知らぬ男の子に声をかけられた主人公。幽霊かお化けかと慌てる彼女に、男の子は自分は悪魔だと告げます。しかも、主人公に召喚されたと言うのです。
なんと居眠りの最中に取ったメモが、召喚陣として機能してしまったようなのです。しかも寝
ぼけていた主人公は、気がつかない間に悪魔を美少年に変えてしまっていたのでした。
契約が完了しないことには、帰ることもできない悪魔を主人公は保護することに。契約が切れるまでの期限つきの同居は果たしてうまくいくのでしょうか。
ツンデレで俺様な悪魔(意外とマメで苦労性)と、真面目なOLさん(ちょっと天然気味で鈍感)の恋物語です。
この作品は、アルファポリス、エブリスタにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-22 11:31:30
5962文字
会話率:59%
□
英雄に選ばれてしまった少年に才能は無かった。
魔力ゼロ、無能力者。身体強化もできず、魔法を唱えることもできない。
最弱とも言われるゴブリンにすら、力では敵わなかった。
そんな主人公ハルトは『無能のハルト』と呼ばれている。
貴族と優秀
な平民が通う王立学園では史上最低な成績を叩きだし、騎士団と魔法師団には書類の段階で落とされた。
名家の名を落としたという理由で屋敷からも追い出され、家名を捨てることになる。
弱すぎる英雄の力。七人の内の一人に選ばれたものの名乗りを上げず、安全に生きるために冒険者を選ぶ。
だが、死にかけて英雄の力が本来の形を発現した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-08 18:13:49
137201文字
会話率:33%
これは少年が見た夢のお話。
それに見つかってしまえば最後、走って逃げることも叫びを上げることもできない。
どこかから聞こえる歌。その歌が終わりを告げた時、次の悪夢が始まる。
アレは一体なんだったのだろうか。今となってはそれも分からない。
それでも分かることが一つだけある。それは……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-08 00:00:00
1371文字
会話率:4%
父親が異世界を救った勇者だ、と女神から宣言された大泉 音也。
音也の父親は異世界を危機から救った後、元の世界に戻った。その時、とある契約を結んでいたのだという。
元の世界で命が尽きた時、救った異世界で再び生きていく、という契約。
そして数日前に音也の父親は亡くなった。契約によれば父親は異世界に送られるはずだった。
しかし女神のミスにより、父親と間違われ異世界に送られることになったのは音也である。
もはやどうすることもできない音也は不満を抱えながらも異世界へと転移することを受け入れた。
だが、普通の人間である自分が異世界で生きていける気がしない、と女神に主張すると女神は世界を救った当時の父親の力を音也に授ける。
世界を救えるほどの力を得た音也は父親の救った世界で生きていく。
時間と世界を超えても変わらない家族の絆。新しい出会いと別れ。
例えるならばそう、最強データで〈さいしょから始める〉ような物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-06 21:16:34
25232文字
会話率:37%
田舎町で剣士をしていたルーデンはある日町に若い剣士がやってくることを知る。
町に来たその噂の若き剣士ナッシュと決闘を挑むが、彼の魔法剣や飛ぶ斬撃に対して手も足も出ずに敗北してしまう。
若い才能に対して無力感と嫉妬を抱くもののどうすることもで
きないルーデン。そんな彼はある日山で人影を見かけてーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-29 18:00:00
10587文字
会話率:51%
「生前とは異なる世界に降り立ち、管理者である私の代わりにある役目を果たしてもらいたいのです」
気づいたら死んでいた男、池田照正は別世界の管理者を名乗る美女に頼まれて、異世界転生だー! と、喜んで引き受けた。
だが、管理者は後悔することに
なる。照正は当たり前のようにチートスキルを要求し、
それが無理だとわかれば自分の外見をイケメンマシマシセタカメイケボチョイシブステMAX二週目プレイスタイルで、とか注文しだす。
そんな調子づく照正を管理者は諭すが、その態度はあまりに不遜。
そのうえ、さらに。
「そんなこともできない三流管理者かー、可哀想だなー」と、文句を超えて哀れむ始末。
我慢の限界を超えてぶちぎれた管理者は、
「そんなにステMAX二週目プレイとやらがしたいって言うならやらせてやりますよ!」 と照正を叩き落として転生させた。
その結果、照正は後悔することになる。
肉体のステータスを人間限界値まで上げて貰った代わりに、顔面偏差値が極端に下げられていたのだ。
果たして照正は理想の異世界転生ライフを送れるのか。ブサイクな勇士の戦いは今始まる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-25 20:45:15
248857文字
会話率:31%
昨日から既にやばい事態に巻き込まれてはいたのは分かっていた。仕事が終わり、一日の成果を確かめていると、財布やブレスレットの中に紛れてドクロマークの付いた小瓶が収穫物の中に紛れていた。
ヤバイ品物であるのは明らかだったが、下手に手放して
足がついてもマズイし、どんな強力な劇毒だか分からない以上、適当に処分することもできない。そう考えてとりあえず放っておいたのだが……。
「はあ……」
テーブルの上に置いてある書類を眺めて、何度目だか分からない、深い溜息をつく。まさか今度は王子の暗殺計画書までスってしまうとは。一体どうしたものか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-20 20:55:51
3357文字
会話率:54%
文化祭の前夜、いつもより早く就寝した有紗は部屋の窓から侵入してきた強盗に殺されて死んだ。そんな理不尽な死を哀れんだのか、神様は彼女に蘇生のチャンスを与える。しかし、果てしなく真っ白い無の世界で、メビウスと名乗る美しい男から告げられた蘇生の
条件は「乙女ゲーム原作のアニメにオリジナルキャラとしてねじ込まれた上で、アンチスレを立てられることなく最終話まで完走する」という、どう考えても無理すぎるクソミッションだった!
誰もいない島からの脱出、記憶が一部欠けた登場人物たち、そして男女混合の共同生活――モブを気取ることもできない世界で、有紗はミッションをクリアすることができるのか!?
***
現代モノの一風変わった乙女ゲーム世界が舞台の話です。攻略対象とフラグが立つと同時にアンチスレも立ってゲームオーバーなので主人公と攻略対象の恋愛要素はほぼナシ、あってもなかったことになります。なので逆ハーレムもないです。
転生先の乙女ゲームが結構特殊な作品だったり、乙女ゲーム世界のパートのみではなくリスポーン前の反省会パートがあったりします。そういうのでもまるっと楽しめる方向け。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-19 22:25:55
25364文字
会話率:43%
幼い頃、高熱に魘されたエトワールはその間ーー幽霊のように異世界を彷徨っていた。そこで出会った一人の女性。言葉を交わすこともできない出会いであったが、その出会いはエトワールの人生を大きく変えることになる。
時は流れて十年後ーー十八歳になったエ
トワールは婚約者とのランチタイム中にちょっとした事件に巻き込まれるのであった。
【注意】R-15、残酷表現は一応付けました。書きたいとこだけ書いた作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-14 19:00:00
3437文字
会話率:31%
アライグマは保健所の手により現世を追放されてしまう。しかし転移した異世界タヌキ獣人の王国でアライグマとタヌキの圧倒的なスペック差を生かし、その名を上げるのだった。
最終更新:2021-05-04 23:31:01
1673文字
会話率:44%
桔梗 翔。十一歳。転校生。変わった家族構成。
世界を飛び回っている両親は、一年のうちほとんど家にいない。
代わりに、桔梗家に代々側仕えしている宵闇家の夜と朝陽、雇われている使用人たちと暮らしている。
優しく厳しい夜。一緒にはしゃいで遊びまわ
る朝陽。兄のような二人がいたから、寂しさはあまり感じなかった。
そんなヘンテコな生活をしていたカケルだが、夜と朝陽と一緒に出掛けた日、正体不明の異形の化け物に遭遇する。
震えて腰が抜け、頭はパニック状態で逃げ出すことも立ち向かうこともできないカケルを守るため、夜と朝陽が間に入って立ちはだかる。
二人の稼いでいる時間で、自分の身を守るために逃げられる臆病。
二人が危ないことが分かるのだから、一緒に立ち向かおうとする勇気。
そのどちらも無い中途半端な自分。
きっと殺される。それは嫌だ。でも、自分だけ逃げて、明日から一人になってしまうのも嫌だ。
立ち上がれ!自分!二人の兄と一緒の日々を守るため。
涙を流しても、鼻水を垂らしても、震えても、今しかない。
共にいるために。
カケルが前を向いた時、体が光りだす。
☆*°アテンションプリーズ☆*°
この物語は、わたしが過去に経験したことにオリジナリティを含めながら、小さい頃から蓄積してきたモヤモヤや口に出せなかったことを浄化・向き合い・気持ちの整理をするための物語です。
なので、半フィクション半ノンフィクションみたいな気持ちでいます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-02 23:13:35
34047文字
会話率:55%
自己表現が禁止された世界。それがこの『ダイアモンドタウン』である。人前で自作の歌を披露することもできなければ、手品で子供たちを楽しませることもできない。そんな窮屈な街で暮らす人物たちの葛藤や思惑を描くヒューマンストーリー。
キーワード:
最終更新:2021-04-30 02:10:47
2963文字
会話率:47%
現実での長い不眠と短い夢の果てに、異世界の住人となってしまったヨースケ。
これが現か幻か判断することもできないでいる中、彼の元に転がり込んだ旅の一行に付いていくことを決める。
さして取り柄のない彼は、自らの不眠をせめてもの頼りに、世界を知る
旅に出た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-27 18:00:00
15533文字
会話率:44%
以前、途中まで別サイトで登録していた小説をリライトしています。
とある楽園に君臨する女王。
その姿を見た人は居ないと言われ、その楽園に到達することもできないとされている。
しかし、ひとつだけ楽園に行く方法がある。それは楽園が存在する島のオ
ーナーに「許可」されること。一人のジャーナリストが楽園の女王に迫り、その過去を暴く。
その過去を知っているのは、ある老女だけだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-31 00:39:49
3476文字
会話率:3%
『ダンジョンで経験値を脱税しよう!』
レベル100京を超えるとミジンコであっても神と呼ばれる世界『タックスヘルン』。
その『タックスヘルン』ではレベルアップするために人も悪魔もモンスターもこぞって経験値を集めていた。
イートイン脱税し
たことによってコンビニ店員(雇われ)に殺された日本の青年、山田太郎。
彼は天使ガブリエルの導きによりミジンコ神『タマちゃん様』から生き返るための試練を与えられる。
それは『タックスヘルン』で不慮の死を遂げた執事セバスチャンの代わりとなってとある少女の問題を解決するというものだった。
生き返りたいと願う山田はセバスチャンとなってとある少女――セバスチャンの主であるアリス・フローゲンハイトへと近づく。
しかし、アリスは万年レベル1のポンコツお嬢様だった。
ステータスは周りから天才と言われるほど高スペックだが、レベルが1であるため強い武器を扱うことも強いスキルや中級以上の魔法を覚えることもできない。
このままでは周りに天才でないことがバレてしまい、通っている学園の卒業も危うい状態となってしまう!
そんなポンコツお嬢様を一人前にするためにガブリエルからもらったユニークスキル『エクスウォッチャー』を使って目に見えない経験値を数値化!
知らないうちにダンジョン運営者に徴収される経験値を脱税して効率よくレベルUP!
そう、これはダンジョンで不当に奪われる経験値を脱税して神を目指す物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-27 00:53:56
26856文字
会話率:38%