村のはずれには魔女が住んでいる。
常にローブを着て、決して顔を見せない魔女。
怪しい薬をつくり見目麗しい男を虜にする欲深き醜いだろう魔女と囁かれるのは……。
最終更新:2024-10-14 14:53:56
35723文字
会話率:25%
村のはずれには魔女が住んでいる。
常にローブを着て、決して顔を見せない魔女。
怪しい薬をつくり見目麗しい男を虜にする欲深き醜いだろう魔女と囁かれるのは……。
最終更新:2022-08-20 16:02:48
7779文字
会話率:21%
中世ヨーロッパ風の世界に転生した私は、この世界にない「マッサージ」をしたせいで魔女裁判にかけられた。そのあと色々あって、気がついたら女嫌いの第二王子のそばに、男装して少年従者として仕えることに。指魔法(マッサージ)にかかると女嫌いが治ると勘
違いした国王侍従の勧めみたい。色々言いたいけど、裁判から助けてもらったし、契約通り一年間は王子のお世話でもしてみましょう!
ーーー そうしたら肝心の王子が「・・・くうっ・・・こんな誘惑には・・・はぐっ・・・負けな・・・あふっ・・・」という感じであまりマッサージを歓迎してくれない。そんななか私や王子をめぐって不穏な動きを見せる王太子派の政治家や隣国の大使たち。サスペンス並みに権謀術数渦巻く王宮で、マッサージを武器に生き残りを図る私。恐怖の指魔法を恐れたり聖女の力と崇めたりする宮廷貴族の方々。雪だるま式でふくれあがっていく勘違いの数々。マッサージで気持ちよくなった従者達が仲間になったり、幼馴染が溺愛してきたり、ツンデレだった兄がシスコンになっていたりするけど、これでも弁護士の娘、動じずにちゃんと契約はまっとうしてみせる!宮殿で料理や衣装、スポーツやゲームを楽しんだりもしつつ、なぜか新大陸探検隊に招集されそうになったり、騎士に叙任されそうになっているけど何かの間違いよね?あとどうせなら素材は最高だけど色々ちょっと惜しい第二王子を本物のイケメンにしたい!
ーーー(「今日の一冊」であらすじを紹介いただきました:https://syosetu.com/issatu/index/no/106/ )
ーーー(予告なく視点が変わりますが、章題は視点人物と関係ありません。一部の外国出身の人物は時折古語で話しますが、その場合細かい意味を拾わなくとも大丈夫です。)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 00:10:13
1180247文字
会話率:50%
このお話は
【短編】呪われ魔女と残念騎士 ~私を悪役令嬢として断罪されるおつもりかもしれませんけど、あなたの方こそ呪われちゃっていますわよ?
の続編となります。
怖い物大嫌いなフェリクス・ニフリートは、意を決してアリス・クロウの住む屋
敷に婚約の挨拶に行くが……
フェリクス視点。前作より時が遡ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 12:39:51
4981文字
会話率:53%
アリス・クロウは、黒魔術で国を支えてきた由緒正しい一族の令嬢。愛想のない暗い性格で、影では『黒百合の魔女』などと呼ばれている。婚約者のフェリクス・ニフリートは騎士の家系で容姿も性格も良い、アリスにはもったいない人物。……ただし、リアクショ
ン芸人張りにアリスの魔術に怯える点を除いては。
ある日、アリスはフェリクスの強い押しに負け、来たくもないパーティーに参加させられる。そこで、アリスに勝手に恨みを持っている令嬢方に囲まれ、皆の前で断罪されるが――。
「ところで、皆様の方が呪われちゃってますけど、大丈夫ですか?自分で蒔いた種なのですから、私に頼らないでくれますか」
皆に恐れられ、避けられる不愛想主人公と、いつも暖かく見守ってくれる(?)婚約者の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-06 16:20:43
4487文字
会話率:61%
小人族ハーフなゼファーは孤児院の屋根裏に勝手に住み着く孤児である。
だが惨めな借り暮らし生活も今日まで。冒険者になれば、キレーなお姉さんとの夢物語が待っている。
そう信じて冒険者ギルドを訪れるも冒険者にはなれず、しかも絡まれた怖い大人に反撃
したせいでお尋ね者として追われ、捕まったところを親切な冒険者に助けられる。
とは言えそれは一時しのぎに過ぎず、遠くに逃げる必要があるがそんな金などあるわけもなく。
そこで彼らが気を利かせて荷物持ちとして雇い、氷の魔界で一稼ぎすることになるがそれは罠だった。
裏切りを受けたゼファーが大ピンチに陥ったその時、突如として現れた黄金のドラゴンによって、一人残らず冒険者たちに非業の死がもたらされる。
これで危機は去ったかに見えたが、敵が黄金のドラゴンに変わっただけで絶体絶命なのは変わらず、彼らと同じ非業の運命を辿ろうとした瞬間、颯爽と現れた女が氷の魔法で黄金のドラゴンを倒してしまう。
彼女は自らを魔女と自称する金髪碧眼のダークエルフであった。
安堵するのもつかの間、ドラゴンの死骸が黄金のドロドロとなってゼファーを襲う。
何とか防御を試みたものの盾にした両腕は黄金の痣が刻まれ、なおも浸食は止まらず。だが魔女が己の黄金の髪を食べさせ、ある契りを結んだことで浸食は治まる。
しかし、その代償は大きかった。なんと契りとは生涯魔女のものになるという奴隷契約だったのだ。
「魔女ユイドラ・ディジーヴルが言い渡す。少年よ、私と共に竜殺しを為せ」
こうして、少年と魔女の竜殺しの物語が始まるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 12:03:14
24043文字
会話率:40%
Twitterで流行った、魔女と拾われた少年の出会いとその後をテーマにしたお話です。
楽しんでいただけたら幸いです。
その魔女は心を動かすことをやめてしまった。
全てを失ったその日から。
その少年と出会うまでは。
最終更新:2024-10-12 09:17:14
39388文字
会話率:21%
主人公・リナは、ある日突然、奇妙な夢を見るようになる。夢の中で彼女は、暗い森を裸足で逃げ惑い、古びた井戸の前で謎の囁きを耳にする。不安に駆られ目を覚ました彼女の体には、見覚えのない傷跡が浮かび上がっていた。
その後、リナの母も同じ夢を見た
ことを告げ、家系に隠された秘密があることを仄めかすが、話の途中で電話が途切れてしまう。不吉な予感に苛まれるリナは、曾祖母がかつて魔女として迫害された過去を知り、その呪いが今も自分たち家族を取り巻いていることに気付く。
徐々に現実と悪夢の境界が曖昧になり、リナの体と心に異常が現れ始める。魔女憑きの影響を受け、彼女は自分の中に眠る魔女の力と向き合わなければならなくなる。しかし、その力を受け入れることは、同時に狂気へと堕ちる危険性をも孕んでいた。
リナは家族を救うために、曾祖母の過去を探り、魔女憑きの呪いを解く鍵を見つけようとするが、暗い力は徐々に彼女の精神と肉体を蝕んでいく。果たしてリナは、呪いに打ち勝つことができるのか、それとも魔女の運命を辿ることになるのか――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-10 15:30:00
15799文字
会話率:34%
世界には、『魔女』と呼ばれる異能の存在がいた。
彼女達は世界を滅ぼせるだけの力を持つ可能性があり、危険視されていた。
そんな彼女達を『処分』するのが、異端審問官と呼ばれる者達だった。
その一人であるゼクスは、その特異な能力か
ら『死神』と呼ばれていた。
そして彼の幼馴染であるノインが魔女として処分されそうになった時、彼は彼女を庇い、異端審問官を辞める決意をする。
これは、最凶の力を持つ異端審問官と、最強の力を持つ魔女が、世界を変革させる物語―――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-09 18:00:00
79162文字
会話率:38%
聖女アンジェリカ。その存在は帝都の民から慕われ、人気がある。そんな彼女が出る朝の礼拝は聖女の奇跡の恩恵を受けようと人々が教会に殺到するほどだ。
そんな聖女アンジェリカには秘密がある。彼女は白の魔女と呼ばれる存在だった。
ある日アンジェリカは
護衛の聖騎士と共に布教のための巡礼に赴くのだった。だが、護衛の聖騎士はアンジェリカが苦手としているリカルドだった。
苦手なリカルドにアンジェリカの秘密が……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 11:00:00
11915文字
会話率:40%
私は目の前の人物から婚姻届にサインをしろと突きつけられた。
一つ問うていいでしょうか。麗しの魔術師長様と呼ばれる貴方は結婚する気があったのですか?
そうですか。白い結婚をお望みで。
まぁ!嬉しい!私の条件も私に干渉して来ないことが
条件ですよ。
一貴族の令嬢である私には別の顔がある。王都の裏路地に店を構える魔女という顔だ。
そんな魔女である私と、とある魔女を探して欲しい魔導師長との攻防の話。
旦那様。他を当たってくださいな。
*作者の目は節穴のため、誤字脱字は存在します。
*主人公は貴族の出身ですが、口が悪いです。
*不快感を持たれた場合はそのままそっと閉じてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 16:00:00
89752文字
会話率:43%
3⽇前に来た顔なじみの⼥が⾔った「お⾦になりそうな依頼があったから、⼀緒に組まない?」それが事の始まりだった。だから、おまえと組むのは嫌だったんだよ。何が簡単な仕事だ。依頼料が破格過ぎる時点で怪しかったから受けたくなかったんだよ。
*さら
りと読んでいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-31 11:00:00
9562文字
会話率:52%
闇のダンジョンで、多くの冒険者が行方不明になっている――そのことに胸を痛める青年がいた。彼の名はルウィン=カレス。アイテム屋であり冒険者でもある彼は他の冒険者の助けるため、相棒のテナと共にいまだ警報が止まない闇のダンジョンに足を踏み入れた―
―
「こういう場所にこそ、アイテム屋がいないとな?」
――踏み入れたまではよいものの、ルウィンたちはダンジョン内で迷子になってしまう。相棒である猫人の少女テナは、恐怖で震えていた。
「うぅ……闇のダンジョン怖い……怖いよぉ」
大量の聖水を持ち込んだのはいいものの、それを活かそうにも活かせない。そんな時、二人の冒険者――銀色の瞳の魔女とツボの浅い女騎士と出会う。
「どうしてアイテム屋がこんな物騒なとこで生きてられたのよ」
銀色の瞳の魔女の問いにルウィンは答える。
「魔よけの加護があるからです」
愉快な冒険者たちのポーションで聖水を洗う戦いが今、始まる――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 17:01:59
140222文字
会話率:46%
闇のダンジョンで、多くの冒険者が行方不明になっている――そのことに胸を痛める青年がいた。彼の名はルウィン=カレス。アイテム屋であり冒険者でもある彼は他の冒険者の助けるため、相棒のテナと共にいまだ警報が止まない闇のダンジョンに足を踏み入れた―
―
「こういう場所にこそ、アイテム屋がいないとな?」
――踏み入れたまではよいものの、ルウィンたちはダンジョン内で迷子になってしまう。相棒である猫人の少女テナは、恐怖で震えていた。
「うぅ……闇のダンジョン怖い……怖いよぉ」
大量の聖水を持ち込んだのはいいものの、それを活かそうにも活かせない。そんな時、二人の冒険者――銀色の瞳の魔女とツボの浅い女騎士と出会う。
「どうしてアイテム屋がこんな物騒なとこで生きてられたのよ」
銀色の瞳の魔女の問いにルウィンは答える。
「魔よけの加護があるからです」
愉快な冒険者たちのポーションで聖水を洗う戦いが今、始まる――
※本作は、『魔よけの加護でダンジョンも余裕な俺ですが、英雄たちと冒険してもいいでしょうか』の読み切り版となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-20 18:02:19
12517文字
会話率:48%
かつて救国の魔女と名高かった老婆の孫、ティエル。流浪の旅に出ていたティエルは、幼馴染の婚礼を機に生まれ故郷の城下町へと舞い戻る。
キーワード:
最終更新:2024-10-05 00:15:07
27185文字
会話率:59%
「私は魔女として生き、そして魔女として死ぬ」三年ぶりに故郷に帰ってきた魔女、ティエル。長いようで短い月日の間に僅かに変化した故郷は、息をつく間もなく彼女の手を取って踊る。流浪の魔女と、王都で暮らす様々な人々との関わりの物語。
最終更新:2016-05-09 21:40:11
7139文字
会話率:45%
ヘイグ公爵家に生まれた黒髪と赤い瞳のツェツィーリエは、八歳のときに『封印の塔』に連れてこられ、十六歳になった今でも閉じ込められていた。
ファラクラレ王国では『黒き魔女と白き魔女』の戦いが、おとぎ話として伝えられており、黒髪と赤い瞳の女児が『
黒き魔女の魂のカケラ』を持って生まれ、そして世界を滅ぼせる魔力を持つとされている。
王国ではすでに魔法など伝説上のものとされていたが、念のため、と幽閉されたのだ。
たった一人、塔で暮らすツェツィーリエのもとに、ある日、使用人としてカレルと名乗る男性がやってくる。
彼はこの世には魔法があると信じる変人で、ツェツィーリエに魔術を覚えて欲しい、と願う。
お調子者の彼に、ツェツィーリエは次第に心を開いていくが……。
「カレル……あなた」
「いったい、何者なの?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-03 18:10:00
108457文字
会話率:47%
主人公の咲良倉 隠花(さくらくら いんか)は地味な学生生活を送っていた。
そんな中、光の魔法少女アイドル・ショウカが隠花の学校へ転校してきたのだ。
隠花の憧れであるショウカと仲良くなれる事を期待していた隠花だったが、ショウカからは奴隷同然の
待遇を強要されてしまう。
クラスの誰の助けも逃げ道も無くなって絶望していた最中、隠花の前に謎の男が現れると、「現状を、変えたくないか?」と告げられる。
隠花は意味が分からなかったが、藁にもすがる思いで契約する。
まさかその契約内容が、人知れず世界に巣食う光を討つ”闇の姫魔女”になる事だと知らずに……。
これは、闇の姫魔女として世の中の理不尽をザマァする物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-03 06:30:00
94733文字
会話率:43%
婚約破棄の断罪中に、頭の激痛と共に前世の記憶を思い出す。
そうだった!私は遥か昔、魔女と呼ばれた者だった。あ〜、一万年たったのか〜。
そんなこんなで、我儘で残念な女だったリゼロッテは、まともになった。が、魔女の独特な思考は人の概念と
もまた違う。
単なる転生とは違う、人外な魔女が織り成すラブストーリー?
この世界の、この国の未来は何処へ向かうのか!?魔女と魔王の気まぐれが世界を導く。
※当初の予定したストーリーが途中で変わる恐れあり。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 11:33:13
61085文字
会話率:26%
15歳になった少女リズは、村の伝統に従い、外の世界を知るための旅に出ることを決意する。
相棒の黒猫ベルと共に、彼女は見聞を広めるため未知の地へと足を踏み入れる。
彼女たちを待ち受けるのは、不思議な森や古代の遺跡、そして異世界の様々な人々との
出会い。
魔女として、そしてひとりの冒険者として歩み続ける少女はどんな真実に辿り着くのか。
幻想的な世界を舞台に、運命を乗り越える冒険の旅へ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-01 19:56:09
20195文字
会話率:22%
どうやら、わたしはゼピウス国第二王女マヤに転生してしまったー!マヤ王女は魔女とよばれ、予言をする女性だったが、その予言はすべて憎しみにより嘘をついていたのだ。その嘘がバレて彼女は小説『亡国の皇子』の仇キャラであるニキアス=レオス将軍の婚約者
であったが途中で殺される運命だった。
しかも数行で終わるチョイ役だ。ーこうなったらニキアスを説得して殺されずにすむ道を捜すしかない。
そしてなんとか穏やかに暮らせる方法を見つけよう!ってそんな簡単にいかないよね…。
しかもニキアスに執着されて…はぁ…どうしよう!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-01 15:18:37
490507文字
会話率:33%
この物語は、とある男が出会った魔女と芸術家との間に起きた奇妙な出来事を綴ったお話。
猟奇的だけれど愛のある、人間賛歌の物語。
ただ誰かに知ってもらいたかっただけの、多分、そういう物語。
最終更新:2024-10-01 09:31:02
20710文字
会話率:31%
或る村の修道士が、謂れなき迫害を嘆き、庇い、同村の群衆に殺された。
哀れに思った神は、修道士の魂を癒すため籠にしまい込んだ。
やがて時は流れ、数百年を経て神は人間の紛い物の器を作った。
其処に彼の魂を押し込み、彼を世界へと送り出した。
「
神よ。私は何をすればよいのでしょうか」
彼に神は応えなかった。彼はそれ以上を神に尋ねることは無かった。
不思議な生きた花を冠する少女ベラ。
とある魔女に置いて行かれた布製のゴーレムヴィダル。
神に助力され人で無くなってしまった修道士が、彼らと共に世界を歩く話。
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
村を断罪し簡単に滅ぼしてしまう“悪を射殺す宵の明星“とは?
神に、大地に、世界に“その命を捧げ続け姿を消した種族“とは?
使い道の無いゴーレムの生みの親“人間に忌み嫌われる“魔女とは?
修道士の行き着く先にあるものとは────
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
◆は挿絵有りのお話です。
*カクヨムにも同時掲載中の作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-30 23:29:03
152350文字
会話率:40%
図書館で出会った少女は魔法使いで……
最終更新:2024-09-29 22:22:31
2300文字
会話率:57%
今回もまた、私は塔から落とされる。
王太子及び聖女の毒殺未遂を犯した伯爵令嬢が私だ。身体も言葉も自由にならず、私は決められた通りのセリフを吐き、決められた通りに罪を犯し、決められた通り塔から突き落とされ死亡する。それをただただ繰り返すだ
けの人生だった。だが20周目、ふいに身体が自由に動かせるようになった。けれど気づいたときにはすでに突き落とされたあと。再び目覚めた21周目の人生。初めての自由に歓喜しながら決意する。
「長生きして、自分も周囲も幸せになる」
自領に引きこもっていようと思っていたのに、あれよあれよと自分がこれまでに殺そうとした王太子や聖女とも自分を殺し続けた騎士にもうっかりエンカウントしてしまい……
オートループし続け魔女と呼ばれた伯爵令嬢が運命を覆すまでの物語。
******************************
3年前に投稿した短編「人生21周目の魔女は今度こそ生き延びたい」の連載版折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 19:00:00
154281文字
会話率:44%
ピナ・フレッサは伯爵令嬢だ。通算20回王子のことを毒殺しようとし、20回騎士によって塔の上から落とされ魔女と罵られた花の16歳だ。どうしてかいつも身体が勝手に動いて気が付いたら殿下に毒も盛ろうとする。しかもどう足掻いてもそのルートから逃げら
れず、最終的には幽閉された塔の上から落とされて死ぬ。とうとう20回目の死亡を迎える間際、突然身体に自由が戻った。そうして始まる21回目の人生。しかも今度は身体が自由に動く。そうなれば願うのはただ一つ「今度こそ生き延びて幸せになってやる……!」
******************************
エンディングで塔から突き落とされ「ラズベリーパイ令嬢」とプレイヤーから呼ばれる悪役令嬢(自覚無し)がシナリオから解放されラズベリーパイエンドを回避しようとする話を書きたかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-29 19:00:00
7124文字
会話率:31%
白猫は氷の伯爵と呼ばれるクラウス・イチェベルク公の愛猫である。伯爵は誰に対しても興味がなく冷たく、魔女に呪われたからだとささやかれていた。しかし愛猫、ぱいにゃんにはいつも優しかった。そんな折、ぱいにゃんは伯爵殺害計画を耳にした。猫のままでは
伯爵を助けることができない。伯爵に恩を返すためぱいにゃんは黒猫に連れられ、西の魔女のもとへ――。
誰も愛せない呪いをかけられた伯爵の白猫と、西の森で暮らす魔女と一匹の黒猫の呪いと魔法のファンタジー
(短編『ある伯爵の猫』の連載版です。)
1月9日まで連続投稿。
本編と番外編2話で完結です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-09 19:00:00
68716文字
会話率:42%
反則の魔女キールはかつて圧倒的な魔力によって数多の戦場で王国を勝利に導いてきた。
キールの固有魔法である「反則魔法」は、どのような魔術でも一度だけ使うことができるというもの。
例えば、「見ただけで人間を殺す魔法」や「全ての攻撃を防ぐ防御魔法
」など。しかし、同じような内容の魔法は以後使えなくなる。
その固有魔法を買われ、王国の「国将」として軍の指揮を執っていた。国将は国の中でも実力のある一握りの者にしか与えられない称号で、独断で軍を動かすことができる。
しかし、その魔法を知った国王は、キールに国将として軍を率いるのではなく、魔法学校の教師として国に尽くすことを命令する。
国王は、キールの「反則魔法」の中の未使用魔法「死者を蘇らせる魔法」に目をつけ、自分や王子達のためにその魔法を使うことをキールに命じた。
その魔法を迂闊に戦場で使わせないために、キールを戦線から外したのだ。
戦線から外されたキールは、魔法学校の教師として生きていくが、戦場にいた頃と比べて、どこか満ち足りない日々を送っていた。
そんなある日、国王の息子がキールの担当するクラスに入学してくる。しかし、横柄な態度をとりキールの怒りに触れ、病院送りにされてしまう。
そして、それを知って怒った国王がキールを罪人として処刑するために、他の国将達を招集した。
命を狙われたが逃げずに、国将との闘いを望むキール。
国将全員から命を狙われたら、いくら反則の魔女といえど殺されてしまう。
キールを救うため、魔法学校の同僚であるリアンはキールとともに国を去るため、一緒に逃げることを提案するが…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 20:00:00
183438文字
会話率:35%