福祉大学に通う進藤匠は、就活に苦戦していた。
夢なんて特になく、ただ本を読むだけしか取り柄のなかった彼は、夢や明確な目標がないという理由で様々な福祉施設を受けては落ちる日々を送っていた。
今日もまた、ある福祉施設を受けて落ちてしまった。
その帰り道の公園で、彼はある物に出会う。
それは、真面目な彼とは真逆の存在である、ヒップホップサイファーであった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-04 00:00:00
23979文字
会話率:50%
社会科学では「平等」とか「弱者救済」って言葉がテーマになってるけどさ、
その「救済」されることのできる「弱者」って、弱者の中でもまだ強いやつだけだよね。
例えば発達障害者って、診断もらえるまでは「健常者」と同じように生きていかなきゃいけな
いわけだけど、たぶん俺含めてほとんどの発達障害者は、どうやって病院に行けばいいか
(
・健康保険証を持っていくとか、
・お薬手帳を持っていくとか、
・交通費がどうだとか、
・どんな病院で検査できるのかとか、
・薬局に行くのを忘れちゃうだとか
)
すら分からないよ。
結果、親ガチャでSSR引いた発達障害者だけが親に連れられて病院あるいは福祉センターに行くことができて、障害者手帳を手にするんだよね。
その裏で、親ガチャでもN(ノーマル)引いちゃった発達障害者は一生健常者としての生活を強いられるんだよ。
本当に弱い弱者は気づいてすらもらえないから「弱者救済」によってむしろ置いてけぼりにされて格差が広がるんだよ。
弱者を救おうっていう考え自体には賛成だけど、同時にそういう人たちには「救いきれなかった弱者から見たら格差が広がっているんだ」ってことを自覚してほしいね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-27 23:24:06
2220文字
会話率:39%
オリンピック東京大会にトランスジェンダーの選手が出場する事になった。
この事について、福祉の観点から、どの様な問題とどんな提案ができるかを考えたエッセイ。
最終更新:2021-07-02 18:00:00
5695文字
会話率:4%
スクリーム…この作品は様々な状況に陥ってしまった社会的、経済的弱者たちの心の叫び。
生涯現役!と叫ばれている中、年金支給を遅らせたいがために、一生私たちを働かせるつもりなんでしょうか。
自己責任という言葉で片づけられ、社会福祉は削られてい
く一方。もはやこの国では弱者は生き残れない??
私は社会的弱者の立場に置かれている人たちに今の世の中に対して言いたいことを原稿用紙1枚~3枚程度で書いてみませんか?と募集してみました。
すると、何人かの方がその呼びかけに応じてくれました。
ですのでこの作品はノンフィクションとなっています。皆さんの文章が集まったら1冊の本にしたいと考えています。
文章の掲載はもちろんご本人様の許可を得ています。私自身も書いてみる予定です。宜しくお願いします!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-11 20:09:08
25170文字
会話率:13%
番号札1番の方、こちらへどうぞ。
最終更新:2021-05-10 15:28:12
14853文字
会話率:47%
「意味あんのかな……こんなこと」
地方公務員になって三年間。ケースワーカーの仕事を続けてきた俺。ある日の家庭訪問の最中に狂った担当に刺され、つまらなかった人生もこれで終わりかと思っていたのだけど……。
「なんだ……ここ」
気が付けば俺
は見渡す限りの草原に倒れていた。持ち物や服装は気を失う前と同じ。けど刺された傷跡もないし、それになんだか遠くを見ればどう見てもドラゴンが飛んでるし……。もしかしてここって、異世界なのでは……? もしかしてこれで、ケースワーカーの仕事ともおさらばなのでは?
そう思っていた俺だったのだが、近くにあった街にたどり着くとそこには役所があって……。
そんなこんなでこれは、異世界転生したのに福祉に関わることになった、幸運なのか不幸なのか分からない、けれど懸命に生きる主人公の物語。
※作者は元ケースワーカーです。作中に書かれている法律描写は現在のものと合致していない可能性があります。また物語の都合上、少し話を盛っている部分などもあるので、あまりアテにはしないでください。
※生活保護法の実際の運用は、自治体によって異なります。作中で書かれている内容でも、自治体によっては運用を行っていないものなどもあります。各扶助の計算方法や支給の取り決めなども様々ですので、疑問点がある場合は自身が居住している自治体の福祉課にお問い合わせください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-03 15:31:18
118746文字
会話率:58%
あけましておめでとうございます。
2020年の挑戦。
「良かった事、嬉しかった事貯金」と言うものを知ってやってみた結果を投稿しようと思います。
読むに当たっての補足情報
①精神科通院中の一般会社員です。
②福祉サービス業、支援員として働い
ております。
③業務上、個人情報保護法に則り個人名・会社名は伏せます。
④家族関係が複雑かつ、希薄なお一人様のお一人暮らしです。
⑤場所の特定に繋がる様な話しはぼかします。
⑥下世話な話しもぼかします。
⑦ぼかしながらも、なるべくメモの内容に忠実に書いていきたいと思います。
⑧診察、カウンセリングでの話しなども出ます。
⑨生々しい話し、愚痴っぽい話し、湿っぽい話しもあります。
⑩昨年車を買いました。
それでは、どうぞよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-25 21:00:00
6783文字
会話率:0%
私の初恋
初恋と宝石シリーズ第5弾
『正義と言う名の不正義.慈愛』
Ruby キミの涙 ~初恋と宝石~Ⅴ
Ruby《慈愛の石》
ライターの彼氏×介護福祉士の女の子
正義はどこに……
キミは深く傷ついた
はずなのに……
いつも慈愛に満ちた瞳をしているね……
キミのその涙を笑顔に変えてあげるから
思う様な記事を書けず
書かせてもらえず
日々理不尽に
イライラが
そんな彼と……
正義が正義ではない
と言われた
彼女……
8人の恋愛模様……
テーマ 家族の絆
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-11 17:00:00
146224文字
会話率:66%
介護福祉士の資格を持つ立川翔は特殊な家庭事情により介護施設を辞め、O県に設立された日本初のカジノにおける高齢者専用VIPルームで働くことになる。一方、深野亜美は同じ施設の介護士として翔に助けられた過去があり、その頃から好意を持っていた為後を
追ってカジノに転職した。しかし隔離された環境で別のVIPルームにおける客の接待係を与えられ悩む。そこで翔の伯母を担当する精神科医の日下部が、翔を取り巻く環境の変化に疑問を持ち、カジノについて調査をし始める。その結果は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-05 07:47:36
173747文字
会話率:33%
パラレルワールドの太陽系。いつの間にか3国に分裂してしまった日本国。
3国の名はそれぞれ、ヤマタイ帝国、ニッポン国、フリーラス王国。
ヤマタイ帝国は、大統領制を採用し、強力なリーダーの元、地球を拠点に宇宙植民地政策を急激に推し進める。
ニッ
ポン国は、他国との貿易を最小限に抑え、地球に留まり自給自足の小さな福祉国家を目指す。
フリーラス王国は、地球から遠く離れた火星共栄圏にスペースコロニーを居住区とする国家としてヤマタイ帝国から独立し、王の指示により科学技術を発展させ、宇宙という過酷な環境の中で人類の進化成長を目指す。
これは、遠い未来、思想の異なる日本語を母国とする三国の盛衰の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-19 22:00:00
38870文字
会話率:74%
災いを被った者である被災者。それは、なにも大きな災害に遭って苦難を強いられる人々だけを指すのではなく、実は人は生まれた時から死ぬ瞬間まで、被災者なのではないか。我々は、日々何かしらの禍を被っている。心の中をもし窓ガラスのように覗けるとした
ら、チクチク刺されたトゲだらけでびっくりするかもしれない。自分自身の力でそのトゲを抜く勇気と力と経済力を持っている人など世の中にどれだけいるだろう。平和な毎日とは何もない状態、それがふつうで当たり前。でも実はサーカスの綱渡りみたくふつう(・・・)という細い綱の上を危なっかしく歩いているだけで、いつそこから転落してしまうか誰も分からない。大きな網の目のセーフティーネットからもこぼれ落ちてしまったら、人はどうして生きていったらいいのか。ある災害が起こって、そこに集まったボランティアたち、愛知県の小さな町で代々続く酒蔵を営んではいるが、親から譲り受けた家業を判で押したようにこなしているだけで、ボランティアをして人助けをすることだけが生き甲斐のような蔵元杜氏、各地で災害があると、まるで一時保護施設のように避難所に潜り込んで、一宿一飯の恩義でボランティアをしつつ、老母の年金で食い繫いでいる無職の中年男、日本の社会の中で苦悩する外国人留学生の悲哀、被災者であるろう者の生き難さ、認知症の家族を抱えた葛藤、そして彼らを支えサポートする社会福祉協議会の男性の様々なストレスなど、ふつうに生きたくても、そのふつうが出来なくて、もがきながらもそれでも生きている人々の有り様が各章に分けて描かれています。人が人として人を助け、その温情に人として『ありがとう』と感謝の念を持つ。最後に残るのは、お金でも権威でも損得でもなく、人の心であると信じたい。
毎日は皆忙しくて、時間と時間の狭間でどうにか生きているようなもので、時間があればスマートフォンだって覗きたいし、名のある作家ならともかく、無名の者が書いたものなど眼を通す奇特な方などいないかもしれませんが、もしよろしければチラリとでも見てもらえるとほんとに嬉しいです。コンクリートのように硬くて重い物語ではなくて、笑える要素もあるので日常の息抜きにでも読んでもらえれば幸いです。保育園の頃、お寺のお堂で正座をして両手の親指と人差し指をくっ付けて三角を拵えてお辞儀をすることを覚えました。どうかよろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-03 00:00:00
57179文字
会話率:7%
――――――――ずいえき。これは、ニコニコ生放送における配信者の1人の名である。ニコ生の未来を担う彼について、あまり存じない方が多いことだろう。しかし、彼について調べていくと、いくつもの不可解な点があることが分かる。それは、過去や家族のこと
をあまり話したがらないことだ。4年間、配信を続けていて、まだ何も彼の素性について明かされいていないのだ・・・・・。もしかしたら、彼は壮絶で、我々の想像を絶するような過去が背景にあるのかもしれない。
――――――――この物語は史実に基づいた完全2次創作です。実在の人物や団体などとは関係ありませんが、ナマポは本当です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-03 00:00:00
2491文字
会話率:33%
弱者を救済する社会保障は本当に必要なのか、考察してみました。
最終更新:2021-02-12 20:19:26
1601文字
会話率:0%
【本編完結しました番外編を更新中】
平凡なOL主人公西尾リナは、ある日異世界に転移する。
一年前に魔物の森を切り開き建国したばかりというユスト国は、魔物を狩ることだけに特化した軍人ばかりの脳筋国家だった。
美人でちょっとあざとい宰相ラミネス
のもとで、財政、福祉、教育、国交、貿易と様々な改革に取り組み始めるが、なぜか身内(脳筋王)が絡むと思わぬ方向に発展します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-05 11:15:28
863687文字
会話率:48%
父、伊藤実一は、会津で育ち、小作人の娘、福江と結婚。終戦後の貧しい時期、親戚を頼りに上京。1953年、光一が誕生。親戚の絹代さんが可愛がってくれた。しかし彼女が乳がんで若くして亡くなった。彼女は、自分の資産を光一に託した。光一は、横浜国大
化学科卒業し、医薬品メーカーのプロパーとして新潟へ赴任し、多くの人との出会いで、幾多の試練をくぐり・・・、2020年までの長編です。後は、本編をご覧下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-12 23:00:00
67854文字
会話率:1%
主人公、木下七郎は、旧華族で徳川家の近い由緒正しき名家の出身。1959年、家族が米国旅行を計画した時、運悪くインフルエンザにかかり、七郎一人日本に残った。ところが、一家が帰国の飛行機の墜落という悲劇に見舞われて、一瞬にして、七郎がひとりぼっ
ちになってしまった。その後、横浜のインターナショナルスクールに入り、学校の友人の家に呼ばれるようになり、その友人の父、リチャードと運命的な出会いによって、七郎の人生の運が開けていく、結婚、別れ、投資、いろんな人生経験を経て、使い切れないお金を得て順風満帆の人生に見えたが、その後、東日本大震災を経験して、特に、被災孤児の教育のために募金活動を通じて、社会福祉活動に目覚めていく、ストーリー(星空文庫、カクヨム、エブリスタに重複投稿しています。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-23 19:42:15
51340文字
会話率:21%
幸子は世話好きでいつもニコニコしている。
「いいことがあったわけでもないのにバカみたい」とあざ笑うものもいたが、気立てがよく勘の鋭い彼女は、いじめられることも特になく、クラスではか弱い人気者のポジションにいた。
そんな彼女にもある悩みが
あって……。
福祉ネタは厄要素マシマシだからいやだという人はブラウザバック推奨です。(ちょっと自分でも何言っているかわからない……)
ぜひご一読ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-29 09:43:16
4509文字
会話率:39%
最低限度の生活を保障するというベーシックインカム。これの導入は日本にどのような影響を与えるだろうか?
最終更新:2020-10-13 14:04:04
5264文字
会話率:7%
拙作「死生の道標と見えざるものの命」と関連したものです。
頂いた感想も参考にして、ひょっとすると案外身近にいる「死のない」人について書きました。
またあちこちに漢字の構成要素を使った表現を入れています。
語源や成り立ちは違うでしょうが、ご寛
恕いただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-29 20:30:46
414文字
会話率:0%
数奇な運命に翻弄される心理士の物語。現在、プロローグ~1話
リアルな心理士の人生や事件簿を描きながら、心理士自身の心の闇の謎を解いていくヒューマン、ミステリー小説。
最終更新:2020-09-13 00:43:38
12438文字
会話率:42%
母親から虐待を受けている少女が心の居場所を見つけるまでのお話。
最終更新:2020-09-02 11:06:51
2159文字
会話率:24%