ガーデンパーティ中に姫様の後ろに睨みつけている侍女の霊が視えるようになったシーラ。
その霊が姫様の飲み物に毒が入っていると叫んでいるような気がしてシーラは意を決して伝えることにした。幽霊なんて見たことないけど、なぜかその侍女の霊だけは見える
シーラ。
姫様の護衛騎士であるヴィクトルとシーラが侍女の霊とコンタクトを取るお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-12 11:03:11
75620文字
会話率:46%
「ようやく見つけたぞ、ジュリエンヌ・ペルチェ!」
賑やかな夜会の片隅で、食事を楽しんでいた私は急に目の前に現れた男に、怒気のこもった声でそう呼ばれた。
そちらをチラリと一瞥すると、淡い金の髪に下まつ毛が多めの翠の瞳が私を忌々しげに睨
みつけている。
そして男は、婚約破棄を告げた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-02 19:27:40
9601文字
会話率:35%
天族と地族は神たちに与えられた世界を取り合って争い合っていた。
地族が優勢となり天族は名前通り天空へと身を隠し、睨み合いが始まる。そんな中、争いを憂いた最高神が劣勢な天族へと愛し子を授けた。
水月(六月)になった1日目、虹の階段を降りて愛し
子は、地と天境界が触れ合う場所に建てられた七星宮(パレス・ペリシア)へと向かうのだ。
それ以降、2種族の争いは停滞していったが、ある日突然、悪魔が襲来する。
これは、そんな世界で新たに出会った勇者と星花の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-15 16:29:50
7916文字
会話率:42%
有人機動兵器<<ストライカー・ギア>>によって、国家という集団が一度完全に崩壊するまで人類が争った後の世界。
2つの大きな勢力が荒れ果てた大地ロストグランドを挟んで睨み合い状態が続く。
しかし、それはいつかの時代のよ
うに、表面上は平穏を保っていた。
そしてそれが当たり前のようになった世界で、今ひとつの物語が始まりを告げようとしている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-08 22:21:59
46254文字
会話率:36%
「サーラ・ビアンコ男爵令嬢! 私は真実の愛を見つけた! ゆえにジェダイト王国第一王子の名において貴様との婚約破棄すること、そしてこのイラーリア・ジラルディ侯爵令嬢と新たに婚約することを宣言する!」
は? 真実の愛……?
ジェダイト王
国王宮の謁見の間に大きな声が響き渡る。私に婚約破棄を告げた第一王子が厳しい表情で私を睨みつけている。王子の隣にはイラーリア・ジラルディ侯爵令嬢が勝ち誇った笑みを浮かべながらピッタリと寄り添う……しかし婚約破棄され国外追放された可哀想な聖女サーラはただの聖女ではなかった。祖国に別れを告げたサーラは本当の力を解放するのであった……後悔してももう遅いですよ?
(注1)このお話には婚約破棄・追放・聖女・ざまあ・恋愛要素が含まれています。
(注2)このお話は全5話で完結します。気軽に読んでいただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-03 20:52:27
22102文字
会話率:36%
大地の下に女神の眠る国、その西の果ての屋敷に少女がひとり。
少女タマナは聖女にしてもらう約束のもと地下室暮らしを耐え忍んでいた。
そこに忍びこんできたスラム暮らしの盗賊の少年アディグは、身体が赤く光る“魔物”で、タマナは彼に自分を盗み
出してくれと頼んでしまう。
赤き光は“掟の力”と呼ばれる、女神より授かりし“理を歪める能力”であり、それを宿す者たちはおのおのの“掟”に縛られて生きねばならない。
それを利用し、欲するものを求めて睨み合う教団、騎士団、貴族、そして石工と異教徒たち。
ふたりは陰謀に巻き込まれてしまい、大きなさだめが動き出す。
……とかなんとか言いながら、聖女候補はぶれぶれだし、少年は悪い奴をぶん殴るし、タマにトンカチが振りおろされたり、ダイヤの指輪をパクろうとしたり、魔女と次期聖女がいやーんだったりしてもう滅茶苦茶。
掟破りの欲張りヒロインタマナちゃんが全部の野望を叶えちゃう、はちゃめちゃダークファンタジーの始まり始まり!
(更新は初日は3回、以降は早朝に毎日1回です。ガールズラブのチェックがありますが一部人物とシーンのみです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-03 05:31:15
562542文字
会話率:38%
「おまえなんか大っ嫌いだ! ああ、破棄だ破棄。婚約なんて破棄してやる!」
ここ、聖王国シルヴァニアンは神に護られた剣と魔法の国。
先代国王であったお爺様、グラムス・シルヴァニアンによって決められた王子レムレスとあたし、アーシャ・ヴァル
キュリア公爵令嬢との婚約は、よりにもよってお爺様の国葬が行われているまさにこの時この会場で、国内外から訪れた大勢の弔問者の目の前で繰り広げられたレムレス王子の唐突な宣言によって破棄された。
元々、いとこ同士のあたしと王子の関係は、あまり仲が良い方ではなかった。
それでもグラムスお爺様のたっての希望であたしはレムレスのパートナーとなることを決め、今までこうして努力もしてきたというのに。
「でもレムレス? わたくし達の婚約は前国王であったお爺様のたっての希望で結ばれたものです。そう簡単に解消できるとも思えないのだけど」
「だからさ。もうお爺様はお亡くなりになったんだ。僕はもうお爺様に怯えていいなりにならなくても済むんだから」
だからと言ってこんなところでこんなふうに言わなくても。
自分の評価も下げお爺様の威厳に泥を塗るような真似。
どうしてこの子はこうも考えなしなのかしら。
ちょうど一歳年下の王子は、あたしにとっては生意気な弟みたいな存在だった。
お爺様も、レムレスのことがかわいいからこそあたしにこの子の手綱を握って欲しかったんだろうけど。
「ふん! なんだよその顔は。おまえはいっつもそうやって僕のことをばかにしたような目で見てきて。だからおまえなんかと結婚するのは絶対に嫌だったんだ。ああ、これでやっとせいせいする! だいたい、おまえみたいな厳つい女、僕の好みじゃないんだよ!」
カチン
厳つい、ですって!?
思わず、キッと彼を睨みつけてしまったあたし。
ああ、ダメダメ。
今は大事なお爺様の国葬の真っ最中。あたしが怒ってレムレスをはたき倒していいわけない。
今は葬儀の真っ最中、そしてここは会場のど真ん中。レムレスの好みは可愛らしい天然のカナリア男爵令嬢みたいなか弱い守ってあげたくなるようなタイプ。
まあこっちも元々レムレスとの婚約は本意じゃないし、
今日は大事な役目もある。
あたしは神の巫女、聖女としての役割を全うするために
舞台中央魔法陣の上で、剣舞を披露することになったのですが……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-29 18:54:29
3846文字
会話率:19%
都会の夜は星が瞬いていなくてもギラギラしている。とても可憐で。とても怖い。
様々な感情が渦巻く中。皆、同じ夜を過ごし。違う景色、違う温度の中、煙草を燃やしている。
こんな変哲なこの街にも煙草を吸う人間がいる。思うことは違えど。
こんな変哲
で野ションをして煙草を燃やしている人間がいた。彼は怯えながらも堪えながらも
渇きを抱いて睨み潤いを待つのだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-25 23:32:52
505文字
会話率:0%
どんなにドラマチックな物語にも、必ず日陰はあるものだ。たいして活躍も注目もされず、時にモブとして理不尽な目に遭い散ってしまうサブキャラ達。救いのない脇役ばかり推してしまう損な性を負った、しがない社会人オタク・都護叶。そんな彼女がある時、ちょ
っとした不注意で命を落とし、気づけば様々な国と種族が睨み合う異世界へ。そこで出会ったのは、今まで涙を飲んで見送ってきた報われないサブキャラ推したちにそっくりの……!?
転生にあたり、相手の死期を悟りそれを伝える“死神”の能力を手に入れた叶。彼女は放っておけば戦乱のなか掻き消えてしまうモブ達を、自らが居場所となることで救おうと決意する。決起せよ、トーゴ騎士団! 目指すは王都、弱者を切り捨てんとする圧政の王へ、サブキャラの魅力を伝えるために……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-20 17:43:33
18978文字
会話率:41%
ある昼下がりの中庭。
そこには1人の女の子に目がいく光景があった。
上級生を睨みつけ怒鳴り、泣き伏せる女の子を庇うそんな光景。
そんな光景を目にしてしまった主人公、橘優のごくごく平凡でありふれた高校生活は幕を閉じる。
橘優に訪れてくる
のは…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-09 09:01:06
3528文字
会話率:35%
近隣の村から焼き討ちにあった廃村、ラヴァニ村。
そこにはまだ1人のヴィセという少年が暮らしていた。
ある日、ヴィセは不注意で村の祠を壊してしまい、祀られていた小さなドラゴンが封印から目覚めてしまった。
そのドラゴンと会話が出来た事で、ヴ
ィセは自分の体にドラゴンの血が流れている事を知る。
ヴィセは記憶の中にある黒い鎧が何か知っていると睨み、
「浮遊大地ドラゴニア」を探したいドラゴンと共に村から旅立つ。
途中で猫人族の少年バロンと出会い、彼もまたドラゴンの血を飲まされたと知ると、
旅は2人と1匹になり、少しずつ謎が明らかになっていく……。
どこか諦めたような主人公と、真っ直ぐなスラム出身の少年、
そして主人公のために人を襲わないドラゴンが繰り広げる、
王道ど真ん中のお話を丁寧に綴っていきますので、宜しくお願いします。
カクヨムでも掲載します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-31 07:01:13
700312文字
会話率:56%
ライドルフ・ジェン・アルヴァリスタ――通称ライドは、大陸最大国家であるシンクレティア王国アルヴァリスタ公爵の長男である!
彼はシンクレティア王国第一王女ルピス・フロール・シンクレティアの幼馴染兼護衛として、日々を過ごしてきた!
常に危
険が付きまとう彼女を守り抜くため、ライドは努力を積み重ね、とある魔法に開眼した!
それは、鈍色に光る巨大な体躯。
それは、どんな悪路だろうが、難なく突き進む四つの駆動輪。
それは、あらゆる万象を睨みつけるが如きフロントライト。
それは、皆が遺伝子レベルで知っている存在!!
「転生しろォォォ!」
それこそ、ト ラ ッ ク 魔 法 !
この物語は、ライドがトラック魔法で、闇堕ちした勇者や、天空から戯れに人を滅ぼしに来た天使、地獄の底から大陸を制圧にしに来た魔王などなどを逆異世界転生させていく物語であるッ!!
※1話あたり2,000文字前後となっているのでサクサク読めます。
※この作品は「ノベリズム」様、「ノベルアッププラス」様、「アルファポリス」様、「カクヨム」様でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-27 21:01:46
41629文字
会話率:52%
アンジェラの父侯爵に決められた結婚相手は、選りに選って、いつもアンジェラを睨みつけるセルジュだった。
どうにか婚約を解消する方向へ話を向けたいアンジェラ。
しかし、セルジュの思惑は違っていた…。
*サラッと読めます。
*ただただ
主役がイチャコラしているだけの話です(笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-06 19:00:00
15396文字
会話率:46%
戦乱の世。
数々の国が睨みを利かせ自国の領土を広げる野心を持つ中、デストリーネ王国はつかの間の平和を謳歌していた。
その王国の最東にある小さな村の中でデルフという少年はのどかに生活を送っている。
剣技に才能がなく諦め、さらには誰であ
ろうと僅かには絶対持つとされている魔力もなかった。
ただ、一つだけデルフには英雄にもなれる力が宿っている印が体に備わっていたがそれも魔力なしでは扱うことができないものだった。
周りからの落胆の視線に耐えかねデルフはいつしか剣を持つことすらもやめてしまった。
だが、あるときデルフは森の奥で悪魔と自称する女性に出会う。
悪魔と仲良くなったデルフだが村に忍び寄る魔の手に気づくことはできずにいた。
その後、デルフに最大の悲劇が襲いかかる。
何もできなかったデルフは自身の弱さを恨み騎士になることを誓う。
その目的は強くなり守りたいものを守れるようになるために。
そうしてデルフはデストリーネ王国に潜む闇に立ち向かっていく。
これは貧弱な少年だったデルフが戦乱に染まる世界を揺るがし変容させる物語。
*基本、三日に一投稿。
*改稿表示のある話数は誤字脱字などですのでもちろん物語の変更はなく読み直しは不要です。
*カクヨムにて同タイトルの掲載をしています。今まで投稿してきた話を見直しして投稿する予定ですので時間があるときに投稿する形となります(なろうでも順次推敲していきます)。読みやすくする目的で物語が変わるということはありません。
→9/21 7章まで完了折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-18 14:48:12
1396481文字
会話率:31%
小説投稿サイトのカクヨム様にて先に掲載しております。
「エリザベス・スコット・オースティン! 貴殿との婚約を関係を今この時をもって破棄するッ!!」
と若い青年は声高らかに宣言した。
その声に誘引され夜灯りに集まる蝶の様に、学園の生徒
達が何事かとゾロゾロと集まり始めた。
「……今まで婚約関係を結んでいたことが恥ずかしいぐらいだ……」
香水の酷いぐらい甘ったるい香りを振りまいて、目の前で居丈高にそう宣った“元”婚約者のサザーランド王国第一王子。ベン・アーサー・クラークは、きっぱりと言い切った。
ベン王子は、王立学園の中庭の茶会などを楽しむ女子達の憩いの空間には、やや不釣り合いな同年代の男性が10人ほど、率いて押しかけてきていた。
私は何もやましい事はないのだからと自分に言い聞かせ。動揺した態度を見せないように心掛けて、勉強会のために入れていた熱い紅茶を口に含む構内を湿らせた。
周りの取り巻きを見ても誰一人として動、揺している者はいない事からも、相手をする王子たちにとっては、当たり前の要求を突き付けてくる腹積りなのだろう……。
そしてベン王子の傍らには、不釣り合いな妹のヘファイスティアが、その背に隠れるように佇んでいて、私のことをジッと睨み付けて来た。
「そうですか……一応理由をお聞かせいただいても? 国家間の問題ですから私の立場では、今この場でお返事をお返しする事は出来ません。今日の所はお引き取り頂いてもよろしいでしょうか?」
理由を聞いたのは実の子でないのに、私を憐れみ、どこに嫁出しても恥ずかしくないようにと、王族として恥ずかしくないように育ててくれた。伯母に報告するための事であった。
そして今ならまだ悪い冗談と言う事に出来るので、本国から連れて来たお友達と相談して冷静になってください、との二つの意味を込めて返事をした。
ベン王子には私の意図は全く通じなかったようだ。それも当然と言っていいだろう……先程王子の背中に何故か隠れている。義母の実の娘である第二王女ヘファイスティアの方を、見ても全く動じて居ないのであの娘は既に知っていたのであろう。
まあ、理由は隣にいる妹だという事ぐらいは容易に想像がつきますが……
はァ……ホントに馬鹿な娘……義母様ごめんなさい……できる限りの事はするわ……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-22 00:00:00
5849文字
会話率:58%
学園の卒業パーティーで王太子は男爵令嬢と側近たちを引き連れて自分の婚約者を睨みつける。
「悪役令嬢 ルカリファス・ゴルデゥーサ。
私は貴様との婚約破棄をここに宣言する!」
「……フフフ」
王太子たちが愛するヒロインに対峙するのは
悪役令嬢に決まっている!
しかし、相手は本当に『悪役』令嬢なんですか……?
ルカリファスは楽しそうに笑う。
◇テンプレ婚約破棄モノ。
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇アルファポリスにも上げる予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-21 17:00:00
9617文字
会話率:23%
あらすじ(800字以内)
現代日本の高校。ホームルーム中の教室に自動小銃を持った悪魔エイメが乱入。銃撃し威嚇する。エイメはクラス内の誰かと契約を結び、敵対する魔王軍と戦うことを要求する。断れば全員を射殺すると脅す。エイメは魔王と表立って敵
対できないので、銃を供給し人間が自衛する形にしたい。銃と銃弾はエイメが用意するという。
高校二年生、男子、貫木(つらぬき)拳治(けんじ)がクラスの多数決により契約者として選ばれる。長髪、人間不信。常に一人で読書をしていた。クラスメイトは貫木に協力すると約束し、嫌がる貫木に悪魔と契約することを押し付けた。
テスト戦闘としてエイメがモンスターを召喚し、貫木は初めて手にした拳銃で撃退する。
魔王軍が出現する場所はエイメが占いで予測。近くの公園で最初のモンスターを撃退する。魔王軍側の人間が、魔法の本を使用してモンスターを生成していた痕跡を発見する。
残された情報から、魔王軍の本拠地が近所の大手出版社であると睨み、ちょうどその編集部にて、若い男女向けのセミナーを開催していることが判明。貫木らは潜入する。
セミナーにおいて、出版社の編集長にクラスメイトと共に洗脳されかかり、貫木らは銃で威嚇して逃走。洗脳エネルギーの供給源をたどり、ビルの地下ホールへ突入する。
エネルギー供給装置を破壊されたくない編集長らは話し合いを申し出る。彼らが契約していたのは快楽の魔王であり、破壊の魔王であるエイメを倒すのが目的だった。交渉が不調となり、自棄となった編集長は町ごと吹き飛ばす覚悟で装置を暴走させエイメにダメージを与えようとする。貫木は銃で装置を破壊し阻止した。その後、編集長らと和解する。
敵の魔王軍としての企みは退けたが、エイメより、他の魔王が襲撃してくる可能性があると告げられ、貫木は契約を継続し、銃を適正に取り扱っていく決断をした。一緒に行動したクラスメイトたちから称賛され、人間不信が改善された。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-05 10:41:06
80597文字
会話率:51%
「よってらっしゃい、見てらっしゃい!新鮮な異世界が手に入ったよぉ!」
幼馴染の山田錠と吉田愛は同時に挙手をした。互いに睨み合い、譲ろうとしない。
困り果てた店長は提案したのであった。『先に死んだ方に異世界を売ろう』と。
二人は線路へと猛然と
駆け出す。
かくして、二人は同時に異世界の転生を果たすのであった。
だが、意図せず”同時”に転生してしまったことが思わぬ事態を引き起こす。
山田と吉田は気づいていくのであった。
自分達の望んだ設定が逆になってしまったことに。
山田錠は『困ってるだけで長身イケメン・イケボだらけの学校でモテまくる魔法少女の力を持つ女転校生』となり、吉田愛は『前世は剣聖、バカでも分かる知識を振りかざすだけで女にモテる孤狼という異名をもつ男』となって堂々と異世界に舞い降りてしまった・・・!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-16 22:21:05
29657文字
会話率:22%
俺こと堀口正宗は幼馴染の坂崎環奈と毎朝一緒に登校しているんだが、その通学途中、俺達はいつもイケメン大学生と遭遇する。
そんな大学生に憧れを抱く環奈の隣で、俺はいつも嫉妬のあまりその大学生を睨み続けるのが日課になっていた。
ある日、いつも
のように俺は環奈の横で大学生を睨み続けていると、なんとそのイケメン大学生が俺達に笑顔で手を振ったのだ!
あまりの出来事に、呆けてフリーズする環奈。
そして、大学生のそのあまりの綺麗さに俺まで一瞬フリーズしてしまった。
だけど、俺は気づいてなかった。
そのイケメン大学生が、実は女性だということに。
※短編で投稿した同タイトルの連載版です。
※カクヨムでも連載始めました。
短編版:ジャンル別日間1位、週間1位
連載版:ジャンル別日間2位、週間2位、月間5位折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-24 11:45:15
246690文字
会話率:50%
俺こと堀口政宗は幼馴染の坂崎環奈と毎朝一緒に登校しているんだが、その通学途中、俺達はいつもイケメン大学生と遭遇する。
そんな大学生に憧れを抱く環奈の隣で、俺はいつも嫉妬のあまりどの大学生を睨み続けるのが日課になっていた。
ある日、いつも
のように俺は環奈の横で大学生を睨み続けていると、なんとそのイケメン大学生が俺達に笑顔で手を振ったのだ!
あまりの出来事に、呆けてフリーズする環奈。
そして、大学生のそのあまりの綺麗さに俺まで一瞬フリーズしてしまった。
だけど、俺は気づいてなかった。
そのイケメン大学生が、実は女性だということに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-20 23:15:19
8035文字
会話率:49%
20〷年、“ヒーロー”と呼ばれる者が現れ、
ヒーローは日々悪者を成敗し、社会に大きく貢献していた。
しかしそんなある日、突如として日本を大きく震撼させる事件が起きる。
「偽善者(ヒーロー)共は俺が殲滅しないとなぁ……!」
夜空を見上げ
、そう叫ぶ一人の少年――砿絲瀬。
彼はにやりと口角を上げながら目の前にいるヒーローを睨み付ける。
この少年は『偽善者殺しの絲瀬』と呼ばれる指名手配者であり、そしてヒーロー業界からとても恐懼され危惧されている存在だ。
ぼさぼさの黒髪と、どす黒い狂気に染まった赤い双眸で目の前のヒーローを睨め付けると、絲瀬は再びにやりと笑う。
「術式展開――【偽装】殺戮の雨」
そう唱えた瞬間、目の前にいたヒーローは姿を消していた。
正確に言えば、ただの肉塊と化していた。
「これで365人目だ……!!」
絲瀬は嬉々とした感情を声に馳せる。しかし背後から気配を感じ、そして絲瀬は後ろを振り向いた。
そこにいたのは普通の女子高生だった――。
「は?」
思わず疑問符を口にする絲瀬。
しかし絲瀬が驚いたのは“女子高生”という点ではない。
彼女のあまりにも暗い虚ろな瞳だった。
少女の異様なその瞳に意識を奪われ、絲瀬はその場に立ち尽くしていた。
「――て」
不意に、少女が口を開いた。
「――助けて」
少女は俺に――指名手配犯の俺にそう言ったのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-03 00:07:19
8088文字
会話率:54%