僕は、生まれつき身体弱くて、ずっと病院暮らしでした。起きてる時は、身体がだるく、そんな僕の楽しみは、読者と寝ることでした。
寝ると、身体は少し良くなるし、たまに見る夢は、自由に動けるから僕の楽しみでした。
ただその日は、違ったんで
す。夢の中でおかしな声が聞こえたんです。それがまさか、僕の人生が変わる、、、、
いや、始まりになるとは、、、、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 19:04:44
78944文字
会話率:37%
結城ことはとあすか――生まれた時からずっと一緒だった双子の姉妹。都内から電車で一時間ほど離れた郊外、桐ヶ丘市で、二人は高校一年生として私立蒼嶺女学院に通っている。両親を事故で亡くして以来、静かな家で支え合って暮らす日々。茶道部のことはは内気
で繊細、テニス部のあすかは快活で姉想い。ふたりは同じ部屋で寝起きし、登校も下校も、心までも寄り添ってきた。
そんな穏やかな夏のはじまり、ことはは下腹部の痛みに悩まされ始める。やがて婦人科の診察を受け、「常陰癒合症」という架空の難病と診断される。それは進行すれば将来子どもを産めなくなるかもしれない、若い女性にとって大きな決断を迫られる病だった。ことはは悩みながらも、子宮を残す「温存手術」に挑むことを選ぶ。
蒼い夏服に身を包んだふたりの少女が、終業式を終え、電車に揺られて向かう先は「桐華婦人科病院」。日常生活、病気の発症、学校生活、入院そして手術と揺れ動く感情と向き合っていく。恥ずかしさ、痛み、恐れ、そして深い愛情――。
これは、「手術室の向こう」にある未来へと歩き出す姉妹の物語。病と向き合いながらも、かけがえのない絆を確かめ合う、ひと夏の記録。
※内容はすべてフィクションです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 16:39:47
57368文字
会話率:32%
とある母子家庭。母親はここ最近、どうしても拭えない、ある深刻な悩みを抱えていた。それは――
「ねえ、ユキちゃん、大丈夫? ユキちゃん!」
「う、う、うえええええん!」
娘のユキの様子が明らかにおかしいのだ。まるで糸がぷつりと切れた
ように突然黙り込み、次の瞬間には不安げに周囲をきょろきょろと見回し、大声で泣き出す。
ユキは高校三年生。受験を間近に控え、情緒が不安定になっているのだろう――最初はそう思っていた。しかし、学校でも突如泣き出し、挙句の果てには暴れるようになってしまった。教師たちも対応に困り、ついに休学を余儀なくされた。
母親はいくつもの病院を回ったが、どの医者も「身体的な異常は見られません」と口を揃えて言う。心療内科でも、決定的な診断は下されなかった。ユキ自身に問いかけても「大丈夫だから」と繰り返すばかりで、心の奥を見せようとはしなかった。
もはや打つ手がなく、困り果てた母親は、ある日藁にもすがる思いで知人に紹介された霊能力者に助けを求め、家へ来てもらった。
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最終更新:2025-06-06 11:00:00
1525文字
会話率:59%
「あなたは天使になりつつあります」
「……は?」
ある日、病院を訪れた男は医者の言葉を受けて、思わず空気が抜けたような声を漏らした。『天使になりつつある』とは何かの比喩だろうか。余命あとわずかとか、そういう意味で……。
そんな不吉
な考えが頭をよぎり、背筋が冷たくなる。だが、医者の説明を聞くうちに、それが比喩ではなく、文字通りの意味であることが次第にわかってきた。
「……いや、やっぱり意味がわかりませんよ」
「ですから、数か月前に海外で初めて確認された症例なんですよ! おっと失礼。つい興奮してしまいまして、ははは……。いやあ、世界的にも珍しい現象なんですよ。信じがたいかもしれませんが、あなた自身、異変を感じて来院されたんでしょう?」
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最終更新:2025-03-04 11:00:00
1516文字
会話率:59%
「気がついたかね」
「……あ……ここ……は」
「病院だよ」
病院……ということは、おれは助かったのか。あの……あの事故から……。
ああ、恐ろしい事故だった。思い出すと身震いが……いや、体がまったく動かない。どうなっているんだ、まぶ
たすら開けないぞ。かろうじて声は出せるが、これは麻酔のせいか? 暗闇の中で、微かに感じる浮遊感が不快だ……思い出してしまう……。
「あの……どうなって……」
「……ああ、説明しよう。だが、いくつか聞きたいことがある」
おれの問いかけに、そばにいる男――おそらく医者だろう――が、おれの記憶の有無を確認し始めた。それは、虫歯の深さを探るような、苦痛を伴う作業だった。
おれは新しく発見された惑星の調査員だった。子供なら憧れるような響きだが、実際はそこまで難しい仕事じゃない。二人乗りの小型調査船で現地に向かい、知的生命体の有無や植民地としての適性を判断するため、調査ドローンを配置するだけの仕事だ。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-02-12 11:00:00
1885文字
会話率:66%
平凡な中年男性・辻垣内は、ある日突然、尻の穴の異様な肥大化に見舞われる。当初は痔と疑うも、徐々に膨張していく肛門に不安を覚え病院を受診するが、原因は不明。腫瘍や感染症ではないにも関わらず、肥大は進行し、日常生活にも支障をきたす。激痛はないも
のの、異様な見た目と滲み出る悪臭を放つ液体に苦悩する辻垣内は、再入院するも原因は特定できず、症状は悪化の一途を辿る。
遂には、肛門が手のひら大にまで肥大化し、緊急手術が行われるも大量出血で失敗、辻垣内は死亡する。しかし、驚くべきことに、死後も肛門の肥大化は止まらず、病院は対応に苦慮する。遺体は異形の肉塊と化し、腐敗臭とは異なる強烈な悪臭を放ちながら増殖を続け、周囲を巻き込む事態となる。病院は焼却処分を試みるも失敗、制御不能な状況に陥り、この世のものとは思えぬ現象に翻弄される様を描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 21:20:17
35272文字
会話率:7%
介護施設や病院その他で運転手とともに添乗している「送迎介助員」というあまり聞きなれない、知られていない仕事について、作者の経験を基に超フィクションの「こんな介護施設やら送迎介助員いる訳ない!」ってお話を、警備員から介護職に転職し、介護施設の
「支援員」として応募したはずが、なぜかその施設の「送迎介助員」という明らかに畑違いの職種に配属され、「どうしてこうなった!」という心の叫びをお届けします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 04:23:50
14532文字
会話率:38%
緊迫・心理戦・匂い・そして静寂のドラマを伝える
「沈黙は、最大の凶器だった。」
最終更新:2025-06-03 12:24:31
5119文字
会話率:17%
好々爺であった老人は、なぜ生かされ、殺されたのか。
その真実には、価値はあるのか。
最終更新:2025-06-03 02:00:00
2040文字
会話率:21%
凄惨な幼少期、目を背けたくなるような境遇、追い討ちをかけるかの様な病、志半ばで失った夢、繰り返される挫折、いつまでも灯りの燈らない奈落の底。逃れられない運命に心を抉られ、気付けば愛だの夢だのくだらないと、誰にも関わらず人間を拒絶し笑顔を失く
し世界を断絶し、瞳に映る全てに絶望していた。だがそれでもただ懸命に、たった一つだけでもいいと〝生きる意味〟を探し続けながら大人になった孤独な男、幡西鷹斗。彼はある日、知らぬ間に病院のベッドに平伏していた。気を失っていたのか?事故か?記憶を失くしたのか?何も思い出せずにいた。ふと、何となく病室のテレビをつけてみることにした彼は、テレビを見た途端に何故かそこから様々な事がフラッシュバックしていく。以前から感じていた身体の違和感、身に起きてきた不可解な現象。しかしその自身が感じている症状は、どれだけ医師に説明しても全く伝わらず、呆気なく精神疾患だと診断されてしまう。誤診だと納得出来る訳も無く自ら身に起きる症状の原因を調べる事になったそんな中、今まで見た事が無かった色の二筋の光が微かに彼を照らし始めた。長い間暗闇に居過ぎた彼には、その微かな光でさえも眩しすぎて眩暈を起こしそうになる。しかしそれは次第に、身体と心をゆっくりと温め治し硬直していた心の筋肉を優しくほぐす様な、そして心をケアする様な感覚に包み込まれる程の光だった。〝生きる意味〟を見つける事が出来ず全てを諦めた筈なのに、世界を断絶していた筈なのに、ずっと独り殻に閉じ籠ったままで良かった筈なのに。心とは裏腹に徐々に思い出していく人の優しさ、温もり。そんな二筋の光によって色が変わり始めた運命に、人並みの幸せを掴みたいと淡い夢を見始めてしまうのだが・・・一つ乗り越えればまた一つ産み落とされる絶望。誰かと手を取り合い生きるのには必ず何らかの理由が必要なのか?幸せを手にするには必ず何かを犠牲にしなければならないのか?悲喜交々の人間世界はどこまでも儚く虚しいだけなのか?そんなわけが無いのに繰り返される暗闇は彼の心をまた揺さぶる。そしてそもそもの疑念点であった不可解な現象の真相に辿り着く事が出来るのか?人の温もりとは自分にとってどれ程大切なのか?彼の凄惨な過去とは?失った夢とは?二筋の光とは?少しずつ光と陰の狭間で蠢く様に見えてくる真実、待ち受けている本当の運命とは・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 18:07:44
137363文字
会話率:54%
女子高生のイチズは母の再婚で日本海にうかぶ若菜島に来た。
そこで出会ったのが同級生のリョースケとカケエだ。
リョースケはいきなりイチズのスカートをまくりあげた。
ウサギ柄のパンティが丸見えになった。
イチズは悲鳴をあげてリョースケ
をひっぱたいた。
その最悪の出会いがイチズとリョースケの第一次遭遇だった。
リョースケは赤っぽい髪をした苦みばしったいい男だ。
スケベでなければ学校の人気者だと思える。
カケエは王子様に見えた。
漆黒の髪がサラサラと流れて涼やかだった。
リョースケとカケエは幼なじみで親友だ。
そのカケエはイチズにひと目惚れをした。
リョースケは島中の女子高生の六十人と肉体関係をつづけているとんでもない男だった。
病院長の息子であるカケエの婚約者の桜子もリョースケのえじきになっていた。
処女のイチズとしては信じられない男だ。
だがそのとんでもないスケベ男に惹かれる自分をイチズはとめることができなかった。
はたしてイチズはリョースケの六十一人目の犠牲者になるのか?
イチズに惚れたカケエの恋はむくわれるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 21:16:00
206789文字
会話率:58%
ぼくは伊沢裕也(いざわゆうや)だ。
平凡な小学六年生の男にすぎない。
同級生の海江田亜紀(かいえだあき)はぼくが殺した。
ぼくはお葬式でアキのママに頬をはたかれた。
「伊沢くん! あなたがアキをつれ回したからアキは死んだのよ!」
アキのママは涙を流した。
ぼくも泣いた。
たたかれた頬よりアキとの別れが痛くて。
アキは病院で逝った。
ぼくはアキの死の瞬間ごく普通の小学六年生の時間割りをこなしていた。
遅咲きの桜が散る校庭でボールを蹴った。
同級生と笑い合った。
たったいまアキが死神と闘っているとも知らずに。
海江田亜紀は小柄な女の子だった。
四月のなかばぼくらの教室に転校して来た。
死んだのは一週間後だ。
七日もいっしょにいなかった同級生だった。
アキの死でぼくの小学生は終わった気がする。
ぼくはひと足先におとなになったみたい。
アキはぼくの小学生時代を手に旅立ったのかもしれない。
ぼくは結婚して外国に行ったおばさんから聞いた話を思い出した。
「ねえユーヤ。三丁目の幽霊屋敷でね。夏至の夜に人形が歌うのよ。歌う人形はね探し物をしてるの。なくしたものを見つけてやれば願いをひとつかなえてくれる。そうわたしにささやいたわ。わたしは小学生のとき肝試しでしのびこんだの。そのとき人形に会ったのよ」
幽霊屋敷は三丁目にまだある。
いまでも肝試しの名所だ。
ぼくが想像する歌う人形はおかしな科学者が作ったロボットだ。
科学者が死んでロボットひとりが屋敷を守っているにちがいない。
歌を歌うというから子守の用途で作られたものかも?
ロボットのなくしたなにかを見つけてやれば超科学力で願いをかなえてくれるのだろう。
死んだアキを生き返らせることも可能かもしれない。
ぼくは歌う人形を捜しに三丁目の幽霊屋敷にしのびこんだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 17:09:33
62850文字
会話率:18%
アキラは中学の女子ソフトボール部のピッチャーだ。
球が速すぎて捕球できるキャッチャーがいない。
思い切り投げると捕手が取れない。
そのために力をおさえて投げる。
だから試合はいつも乱打線だ。
いつ負けてもおかしくない試合運びで決
勝戦まで来た。
アキラは両親と弟の四人家族だ。
いつも負けそうな試合ばかりのせいで家族が応援に来るのをことわっていた。
全力で投げないために勝つ自信がない。
アキラは毎回ヒットを打たれる。
そんな苦戦を家族に見てほしくないからだ。
決勝戦もアキラの家族の姿はスタンドになかった。
そのころアキラの両親と弟は弁当を手に球場へと歩いていた。
その三人を通り魔が包丁で襲って三人を刺し殺した。
通り魔は駅を降りた人々を次々に刺した。
その中にアキラの両親と弟もいた。
しあわせそうに見える人々がゆるせなかったと警察に逮捕された通り魔が語った。
アキラは病院で家族三人の遺体と対面した。
アキラは泣いた。
最初から試合を見に来てほしいとたのんでいれば通り魔の犯行の時刻に家族はスタンドにすわっていたはずだった。
絶対に来るなと強く言っておけば両親と弟はいまも生きていたはずだった。
どれだけ後悔しても三人は還らない。
アキラは心をとざした。
精神科医の桂井はそんなアキラの担当医だった。
生きる意欲をなくしたアキラからポツリポツリとさまざまな話を聞き出した。
アキラは決勝戦の直前に少年野球の試合を見ていた。
星見という捕手がいい選手だとうわさで聞いて星見の試合を見た。
星見の試合は捕手の星見と投手の仲たがいで敗戦だった。
アキラには願望があった。
全力で打者に投げてみたい。
そう中学の三年間を思いつづけた。
星見に自分の球を捕ってもらいたい。
心をとざしたアキラの唯一のねがいがそれだった。
精神科医の桂井はアキラのねがいをかなえることがアキラに生きる意欲を取りもどさせる道だと考えた。
だが星見は男子高校へと進学した。
桂井はリハビリのためと称してアキラを男装させて男子高に入学させる。
女だとバレれば退学させればいい。
アキラに生きる意欲を取りもどさせるためだけの処置だ。
かくしてアキラは男として野球部に入部した。
星見に球を受けてもらうためだけに。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 13:43:40
146223文字
会話率:22%
自然豊かな離島で生まれ育った杏奈。
医者になるという大きな夢を掲げ、初めて地元を離れ都会での生活を始める。
慣れない環境や関わった事のないタイプの人間と出会い、上手くやって行けると思っていたが、次第に狂っていく人間関係。
持ち前の忍耐強さで
平常心を保っていたが、心のバランスを崩してしまった杏奈の行き着いた先は山奥の精神病院だった。
だが、その病院は何かがおかしかったーーーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 21:11:06
192146文字
会話率:22%
瀕死の「僕」は、目の前の死と過去を重ね合わせる。それは、可愛がっていた猫の死、そして猫を巡って出会った女の子との交流だった。雪の日に猫を失った「僕」は、再び雪の夜、突然少女に襲われ、逃げている最中に救急車に轢かれる。そのまま、少女に導かれる
ように天へと旅立った。しかし、目が覚めるとそこは病院ではなく、いわゆる異世界であった。そこから、「僕」の魂の冒険が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 19:05:25
4269文字
会話率:9%
西暦20XX年、人類は某国が密かに研究していた新型ナノマシンが外部に漏れ出して蔓延した事で<大災禍(ディザスター)>という災いに見舞われた。多くの人間が死に至ったが、生き残った人類が英知を結集して<アンチ・ナノマシン>を作った事で人類はナノ
マシンを克服した。やがて、ナノマシンそのものに適応した新人類、<超人種(ハイ・ヒューマ)>が現れる。時を同じくして、数が大幅に減少した地球上の原生生物に姿が酷似した暴走ナノマシンの集合体、<災禍獣(デザスト)>が人類を襲い始める。人類は災禍獣という新たな災いを前に団結する事を決め、各国の政府直轄の超人種で構成された対災禍獣特殊部隊が結成される。日本の特殊部隊の部隊名は『スサノオ』。この物語はスサノオに所属する女性戦闘員、『東雲千速(シノノメ・チハヤ)』、千速の友人で病院に勤務している看護師、『杠葉真優(ユズリハ・マユ)』、二人の女性の人生、何気ないけど愛おしい日々の記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 14:55:10
4348文字
会話率:58%
クロマチンという特殊能力が発見された現代。
ごく少数しか持ち得ないその能力を持つ者は、警察の特殊部隊に所属し、武装犯罪等の鎮圧に従事している。
クロマチン能力者である佐川亜紀斗は、少年の頃、荒れて喧嘩ばかりしていた。喧嘩の相手を病院送りに
したことが、何度もあった。
しかし、一人の少年課の刑事により更生した。
クロマチン能力の素養があった彼は特殊部隊に所属しながらも、罪を犯した人達を更生させ、償いながら生きていけるように尽力していた。
クロマチン能力者である笹島咲花は、幼い頃、大好きな姉を亡くした。
姉は非行少年達に拉致され、暴行と陵辱の限りを尽くされ、殺された。
しかし、少年達に下った刑罰は、犯した罪に比べてあまりに軽いものだった。
鬼畜にも劣る凶悪犯は、駆逐すべきだ。
残酷な事件に向き合いながら、咲花は凶悪犯達をその手にかけてゆく。
そんな二人が、亜紀斗の異動によって出会った。
罪の重さを測るものはなにか。
罪に見合った罰とは、苦痛による死か、罪以上の償いをすることか。
異なる信念を持つ二人が、向かい合う。
※この物語はフィクションです。実在の人物、団体等とは一切関係ありません。
※エブリスタ、カクヨムでも掲載予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 13:45:20
606075文字
会話率:32%
私は、病院で最後を迎えたはずだったのに、気づけば草原にいた。声のする方に向えば強制的に列に並ばされ、商店街であるようなクジを回した。「何処よここは」そこは見たことのない場所。若返った私が手にしていたのは、いつの間にか手のひらサイズになってた
クジの玉ひとつ。これからどうしたら良いのかしら。
✻10話目標でいきたいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 22:50:13
20302文字
会話率:55%
今日は、双子の妹六花の手術の為、私は病院の服に着替えていた。妹は長く病気で辛い思いをしてきた。周囲が姉の協力をえれば可能性があると言ってもなかなか縦にふらない、人を傷つけてまでとそんな優しい妹。そんな妹の容態は悪化していき、もう今を逃せば間
に合わないという段階でやっと、手術を受ける気になってくれた。
本人も承知の上でのリスクの高い手術。
私は、病院の服に着替えて荷物を持ちカーテンを開けた。その時、声がした。
『全て かける 片割れ 助かる』
それが本当なら、あげる。
私は、姿なきその声にすがった。
*3月8日完結。
かわらず拙いなか読んでくださり、ブクマありがとうございました。やる気モードが落ちていくなか励みになりました(*´ー`*)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-08 23:20:40
88731文字
会話率:45%
35歳のサラリーマン北村は、ある日車にはねられた。
病院かと思いきや、何故か自分が通った高校の教室に座っており、身体が高校生へと若返っていた。
当初は異世界転生だと思っていた北村だったが、高校時代のマドンナ涌井さんとの再会や、王様と魔女、そ
して謎の美少女三木さんとの出会いを経て、単なる異世界転生では無いことに気づいていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 19:55:56
112121文字
会話率:44%
新選組の天才剣士・沖田総司を推す田舎病院の女医・柊明日香。彼女は沖田総司忌であるその日、電車を乗り継ぎ墓参りに向かっていた。その道中、沖田総司を庇ったことでトラックに撥ねられてしまい、幕末に転生する。彼女が転生したのは、沖田総司の恋人として
ファンの間で知られている石井秩という名の女性だった。
これは、沖田総司に生きて欲しいと願う一人のファンガが、現代の医療知識やチート医療キットを用いて、沖田総司はもちろん様々な人を救っていく物語である。
厄介オタクに常識は通用しない。そう、歴史が変わることなど、推しが幸せでいることに比べれば、些事なことなのだから。
※本作は沖田総司メインなので、新選組の面々は少し出るぐらいです。
秋の歴史2024『分水嶺』作品。
前中後の3話構成。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 15:36:37
30433文字
会話率:54%
とある少女はその日、入院した。
死亡患者が最も多いと言われる303号室に。
彼女が入院することでベッドが埋まったその病室で、死の連鎖が始まる。
※ホラー企画便乗作品
最終更新:2019-07-16 19:03:26
2544文字
会話率:14%
トイワホー国という『愛の国』を舞台にしてこの国の数少ない殺人事件にスポットを当てた推理小説である。主人公のヤツデは無差別の愛を広める『愛の伝道師』である。ヤツデのやさしさは作中の色んなところで窺うことができる。ヤツデとその友人のビャクブはク
リーブランド・ホテルに宿泊して旅行を楽しむことになった。そのホテルでは時同じくして殺人事件が起きる。イチハツとエノキはヤツデとビャクブの友人になった人達である。イチハツはとてもフレンドリーな性格をしておりハスキー・ボイスが特徴的である。エノキはクールな雰囲気でイチハツとは対照的な低音の声の持ち主である。バニラは行動力が抜群で事件とは関係なさそうだが、実は被害者とは顔見知りで謎の男から届いた手紙で心を悩ますことになる。バニラの女友達であるスミレは思いやりがありバニラの悩みに気づき、シランははっちゃけた性格である一つの隠し事を持っている。駅員のテンダイは手品を披露するのが趣味でありヤツデとビャクブも手品を通じて彼と知り合うことになる。死体発見の現場に居合わせたので、シロガラシは警察から取り調べを受ける。孫娘のチコリーはそれを邪推しテンダイの手品の種を解き明かしたヤツデにシロガラシの無実の証明を頼んだ。死体発見現場に居合わせたカラタチという男はヤツデのオカリナの演奏を通して知り合うことになる。ホテルで殺害されたのはクローブという55歳の男性でありネズというのがその妻である。クローブとネズは共通の知人であるマツブサというホテルに住む男を訪れていた。ヤツデはマツブサという男の事件に関する訳ありな雰囲気を察する。マツブサとネズは一緒にいたことでお互いのアリバイを確保しているので、ビャクブはその点についても疑わしいと思った。自分で考え出した疑惑と信頼の両方で物事を捉える『白と黒の推理』を駆使することのできるヤツデは自分から事件に首をつっこむようになり相棒のビャクブと一緒に三つの殺害方法で殺されていたクローブという男の謎と犯人は誰なのかという謎に挑戦する。この事件はバニラの兄が病院で看護師を殺害した8年前の事件と密接な関連があり、これはある人物の復讐殺人だということをヤツデは突き止める。ただの雑談に聞こえる会話や地の文が後になって重要な意味を持ってくるというのもこの小説の特徴の一つである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 11:13:06
212328文字
会話率:10%
神戸の医師に匙を投げられた夫を連れ、妻の幸代は東京の病院を訪ねる。しかし手の施しようはなく、帰路の新幹線で夫は「羊を担いだ話」を語り始める――あの暑い夏、シップチャンドラーで働いていた若き日の記憶。「死ぬかと思ったが、生きていた」あの瞬間。
夫婦が共に歩んだ30年の月日が交差し、今ふたたび神戸の地へ戻る車内で、幸代は夫の手を握りしめる。──これは一頭の羊と、一組の夫婦が紡いだ、小さな奇跡の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 07:00:00
2650文字
会話率:17%
「グレース・リー・オルストン嬢。貴方は、記憶転移症です」
三ヶ月の眠りから目覚めたグレースが思い出したのは、九十八歳で天寿を全うし、幸福だった前世の記憶。それは、前世の記憶を思い出す奇病「記憶転移症」によるものだった。
エトラディオ王
国、首都サントルム。
転移症の専門病院に入院する事になったグレースは、この国の二人の王子と出会う。
悪事に手を染めた前世の記憶と母親の拒絶に苦しむ少年・リヴェルと、弟を救えない自身の無力を嘆くリヴェルの兄・アーヴェント。
病院で起きた事件をきっかけに、グレースは苦しむ二人に寄り添うことを決意する。
前世の記憶を思い出す人々が「記憶転移症」と呼ばれ生きる世界で、グレースと二人の王子、彼女を取り巻く人々の、前世と今の物語。
※更新は遅めです。アルファポリス様でも連載してます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 23:58:24
285540文字
会話率:49%
サトシはサキに会いたくていつも病院に出かけていた
サキもサトシに助けて欲しくてつながりを求めていた
悪いのはいつだって大人である
SNSで人を殺してしまおう
なんてことを考えることもない
びっくりするくらいあっけらかんとした人の営み
サキとサトシのひと夏の出来事のお話
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 21:59:34
6665文字
会話率:52%